ヌルハチさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ヌルハチ

ヌルハチ

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僕らはみんな生きている(1992年製作の映画)

4.0

東南アジアの国に出張した会社員がクーデターに巻き込まれる話。
どこまでも仕事命な日本のサラリーマンの姿、男の生き様と友情の姿がしみる。リゲインのテーマが聞こえてくるようだ。
若かりし真田広之の演技と滑
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.0

賞金稼ぎと逃亡犯。最後に選ぶのは10万ドルかそれとも友情か。

後悔なんてしない(2006年製作の映画)

2.0

貧しい青年スミンと、会社経営者一族の御曹司ジェミンの恋の物語。
ジェミンはとにかく自分勝手だし、スミンは何を考えているかわからない。濡れ場や絡みシーンは濃厚。展開がいつも唐突なので若干置いてけぼりにさ
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新・兵隊やくざ(1966年製作の映画)

5.0

「大宮。お前と俺とはな、まったく異質な人間なんだ。もちろん一致する部分もある。しかし一致しない部分も多いんだ。俺は時々、お前と別れた方がお互いのためなんじゃないかと思うことがある。しかしその時お前はも>>続きを読む

続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

4.0

周囲に目を付けられる大宮、大宮を庇い傷つく有田。有田の為にまた無茶をする大宮。
恋、友情、脱走と前作の様式美を引き継いだ作品。

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

2.0

久々にティムバートンの世界に触れたせいか色々と難しく感じた。ストリー展開はかなり突飛。
赤の女王は悪の象徴、白の女王は平和の象徴として描かれている。しかし赤の女王は孤独ゆえに周囲を攻撃する悲しい人間で
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兵隊やくざ(1965年製作の映画)

5.0

第二次世界大戦中の満州。
駐屯していた関東軍へ入隊してきたのは大宮(勝新太郎)というやくざ者。大宮の指導係になったのは幹部候補試験を意図的に落第した有田(田村高廣)というインテリ。
大宮は有田を信頼し
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バーディ(1984年製作の映画)

4.0

主人公アルと鳥をこよなく愛する親友バーディ。戦争体験によって心に傷を負った二人の友情。

アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.0

アマデウス・モーツァルトの才能に憧れ、神と崇め、彼を殺したいほど嫉妬に狂ったサリエリの回想録。
最後にモーツァルトの側にいたのが彼を憎みつづけたはずのサリエリ只一人という、「憎みながら愛す」という矛盾
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

98年公開の映画とは思えない雰囲気。
ヴィンセントが弟との勝負に勝った日の事を「あの日も、岸に戻ることを考えずに泳いだ」と語るシーンが印象的。イーサン・ホークとジュード・ロウの組み合わせが熱い。

ミステリー・ツアー(2004年製作の映画)

5.0

あまりの馬鹿馬鹿しさに脱力するB級ホラー。インパクトに残るクソさ。
誰かと一緒に面白おかしくツッコみながら見ると格別に楽しいと思う。

北の国から'98時代(1998年製作の映画)

5.0

不倫中の蛍はどことなく不倫相手の妻(大竹しのぶ)に雰囲気が似ていたが、結婚前夜になると今度は母(石田あゆみ)に面影が似ているように見えた。中嶋朋子は凄い女優だ。
正吉が蛍に求婚するシーンや、蛍の為に花
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.0

同性愛映画は比較的報われないオチの作品が多い印象があるが、これは涙あり笑いありで気楽に見れるコメディー。

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

5.0

所見でポカンとし、二回目で愛について考えさせられ、三回目で(イニス駄目な子じゃん…)と思った記憶がある。
成長したアルマジュニアの演技に注目してほしい。話し方や雰囲気が父親そっくりで何気にすごい。
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フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)

5.0

VSものは良くないと映画ファンは言うけれど。
これはそれぞれのキャラクター設定がしっかり活きていてとても面白かった。

エクソシスト(1973年製作の映画)

4.0

結局作中で起こる様々な祟りが精神的なものなのか、本当の呪いなのか謎を残す。あとカラス神父はゲイの匂いがする。

天才画家ダリ 愛と激情の青春(2008年製作の映画)

3.0

ダリとフェデリコの危うい友情。二人の愛が深まっていく象徴なのか、水中で戯れるシーンが印象的。

駅 STATION(1981年製作の映画)

3.0

主人公は男として仕事に打ち込む人生と、人を愛して生きる人生を両立できない不器用さがある。
電車の中で武田鉄也と高倉健が肩寄せ合って寝ているシーンが微笑ましい。

昭和残侠伝(1965年製作の映画)

4.0

若かりし高倉健と池部良がかっこいい。
池部良の長セリフは見事。
昭和残侠伝シリーズの中で唯一時代設定が戦後である。

居酒屋兆治(1983年製作の映画)

3.5

病死したさよの葬儀で、夫・元彼(兆冶)・今彼が丘の上に集うシーンは印象的。堂々とした振る舞いの夫、夫の前で恐縮している兆冶、今なお恋に燃え泣きじゃくっている今彼の対比がおもしろい。
不器用な兆冶のキャ
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お葬式(1984年製作の映画)

3.5

タイトルの通り、お葬式をめぐる群像劇。
色々あるけど喪服セックスと脇毛が印象的だった。

最終目的地(2009年製作の映画)

4.5

様々な人種の役者が出てくるヒューマンドラマ。
ウマが合わなかったはずの屋敷の婦人と主人公の元カノがアメリカで再会した時に確執も忘れ懐かしそうに語り合うシーンや、雨の日に穏やかな時を過ごすゲイカップルの
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

3.0

サスペンス要素ありのゲイ映画。
神父のおっさんを懐柔し、兄・イグナシオに扮し主人公を欺くファン。私利私欲の為もあるが、そこにはド田舎でゲイの兄を持つ身として彼なりの苦悩がある。

BLUES HARP ブルース・ハープ(1998年製作の映画)

3.0

冒頭のライブとヤクザのチェイスのシーンは熱い。「俺のこと好きか?」のシーンが一番の山場か。全体的なストーリーの荒さは気になるが、今となっては幻の作品っぽいので鑑賞できて良かったと思う。

どうしても触れたくない(2014年製作の映画)

4.0

国産BL映画の中では割とちゃんとしたヒューマンドラマになっている映画だと思った。原作は読んだことがなかったが人選もストーリーも良い。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

冒頭の一見意味のない会話シーンが印象的。
ホワイトが馴染みの仕事仲間よりも、知り合ったばかりのオレンジを好きになってしまうところに友情だとか愛情の不思議を感じる。

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョーとリコの切ない友情。
弱っていくリコの存在がジョーを奮い立たせ、地道に働いて生きる決心をさせたのだと思う。
フロリダに着く前に息絶えたリコに寄り添いながらバスに揺られるラストが悲しい。

体育館ベイビー(2008年製作の映画)

1.0

村井の潤に対する異様な執着心と無神経さが怖すぎる。まだ始まってもいないのに「潤は俺とヨリを戻したんだ……」と遠い目をしたり、色々とおかしい。潤の親友の加藤が唯一の良心だった。

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

5.0

不安を抱えつつも明るく生きようとするゲイ老人たちと、老人たちに惹かれつつも父・ヒミコとの過去に苦しむサオリ。
作中のアニメキャラクター・ピキピキピッキーの「私たち、本当は戦いたくないの!」というセリフ
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

野心はあるが才能に恵まれないマーチャンと、才能はあるが主体性が無いシンジの栄光と挫折の青春物語。
真面目でおとなしい子、雑魚っぽい不良、お笑い芸人目指してる同級生など脇役たちの人生も様々。
コツコツや
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

5.0

苦しみを分かち合える友人に出会いたい。死に際に「怖くないよ」と言って、静かに側にいてくれるような。

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