これはいったい、、、
全員が同じ方向を向いて欲望を共有している
魅せられたまま、映画は徐行するようにゆっくりと進行していく
物語には全く乗れないけど、前衛アーティストたちの隠れ家みたいなところに移り住むという、謎のアイデアがいい
交際相手も、息子も、娘も、医者も、友人でさえ、怖い。
主人公のまわりに人はたくさんいるが、主人公によりそい、安心をもたらしてくれるような理解者はいないと強く感じさせる
これはなんといえばいいのか。
出鱈目をやっているだけのように思える。ストーリーも人物造形もへったくれもない。
こんなにめちゃくちゃな映画見たの久しぶりだ。フランス映画なのに「ビジターQ」や「ピンク>>続きを読む
ずっと激情が迸っている、その激しさに唖然とするしかない
かといってこれはどうすればいいのかと思ってしまう。
ゴンドラというロケーションがいい、それに賭けられている
ラストが爽快で、とても好き。
ホモソーシャルな感じが若干強めできつく、複雑だが、とてつもなく哀しい。
「生きてたらきっといいことあるから
この先いいことばっかだからさ」
キノコでトリップしたときの記憶を語る。
「色んな人に出会えた気がしたな。喧嘩した友達とか、しんだおばあちゃんとか、全然知らないのに、絶対会ったことのある女の子とか」と言うところ
なんだか泣きそうに>>続きを読む
男女(夫婦)の物語の中に、ストライキ(巻き込まれる形で)、工場の製造ラインの様子や、暴動、機動隊、が入り込んでくる。面白い。
感情が読めない。どんどん先へ進む。
とくにが歩行・足音が強調されているのか、とにかく印象に残る
怒涛のクロスカッティング、フラッシュバックの反復。凄い。
なにが起こってるのか、誰のことを、画面の中のなにを信用すればいいのかわからない。
ゲルマン特有のその場で何が起きてるのかよくわからない不親切さはなく、いたって硬質な語り口。
ひたすら息苦しく、戦闘シーンはすばらしい。
卑近という言葉が真っ先に浮かんだ。
終盤まで動かないカメラ、日常を反復する執拗さ
奇怪なフォルムを持った脚本と、これまた躁病的に騒ぎまくる人々が行き交う、散文的な日々
家を包囲し凶悪犯を殺すまでの一連のシークエンスが素晴らしい。
ギャンブル場での銃撃戦
撃ち合いになり、三人、銃をかまえながらゆっくりと後ろ歩きで後退し、出口から出る、その三人を正面からとらえたショット
凄い。
拳銃を持たずに、あくまでも共助するという信念を貫く男
緊張感の持続のさせ方が凄い。張り詰めたままいっさい緩まない。
宿の女主人はシーツ越しに撃つ、リトル・オデッサとかもここから来てるのだ>>続きを読む
あのときもしクイズの賞金を取っていたら、妻が死んでなかったら、もし意中の人が自分を選んでいたら、あるいは選んでなかったら、仲違いせず殴り合わなかったら