しんさんの映画レビュー・感想・評価

しん

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日々のあわ

映画(72)
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

偏愛。偏った愛。
それぞれの主張と美学がぶつかる様は正にバトル。2人の間に漂う緊張感。独特の会話の間から生まれるそれは観ていてヒリヒリするものがある。
そこに愛があるという事実が凄い。
お互いの存在を
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

どうしても観たかったが、近隣の劇場で公開してなかった為、遠方まで出向き鑑賞。
冒頭のミニチュアハウスからの現実転換までのカメラワークと不協和音から只ならぬ様式美と不穏さを感じさせる。
王道のオカルトホ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

冒頭のフォックスのテーマからギターリフで奏でられ、そのままフレディがライブエイドに今正に挑もうとしている後姿、その一挙手一投足が既に感情のボルテージをマックスまで引き上げる。
脚本の構成が素晴らしく、
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

骨太で濃厚。
コンビ探偵物の様な体裁を取りながら、その実完全に西部劇と化していく。
シンプルに淡々と事件の真相が描かれていくが、主人公2人のキャラクター設定が絶妙で退屈にはならない。
レナーの怒り、や
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

まずアイディアが非常に秀逸。単純にPC画面のみで進む構成に頼らず、それぞれのSNSや現代機器を効果的に使用していく演出は素晴らしい。時代性のある内容となるため、今この時代でこのタイミングで鮮度が落ちな>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.5

孤狼の血以来、松坂桃李には個人的に非常に注目していたが今作のような異質で大胆な作品を選ぶとは。
原作は大学生の時に既読済みだが、やはり映画化においても異世界に舞い降りたような感覚が付き纏う。桃源郷のよ
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

何といっても競技カルタの描写が素晴らしい。あの世界を知らない観客達にも彼等が見ている世界を垣間見える演出がとても良い。動と静。緊張と緩和。カルタシーンはまるで一級のアクション映画を観ているような感情を>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

近年稀に見る、ほっこり幸せな気持ちになる映画ベストオブベスト。
登場人物の背景、本音、思いが時間軸を遡り紡がれる演出がとても好き。中心で太陽であるオギーだけでは無く、周りを廻る惑星達、1人、1人にしっ
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.0

2018.11.16
豊悦が凄い。豊悦のトヨエツによるとよえつ満喫映画。
前半、性の手ほどきを受け、のみとり稼業に勤しんでいく下りは本当に面白おかしいのだが後半一転シリアスな展開になるとだらけてしまう
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アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.0

全編iPhoneで撮影された作品だがやはりこじんまりとした画が多く、映画的魅力に欠ける。
但し小型だからこその視点とカット割などは良く練られており、その撮影方法はとても興味深くメイキングが是非観たい。
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アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.5

冒頭の無差別テロのシーン、渇いた銃声が響き渡る混乱のシーンは中々の迫力で無慈悲。ここはぐっと引き込まれる。
その後の展開はやや強引だが、チームに入ってからの独創的なトレーニングの数々はこれまでのこの手
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

ヴェノムを愛嬌あるアウトローに仕立てており、個人的には悪くない路線だと思う。容赦なく殺人してるし、残忍さをコミカルな描写でカバーしようとしているのだが、流石に生き死にをノリですませるこの世界観は合う合>>続きを読む

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.0

2018.11.3
破天荒バットマン、序盤2分でタイムスリップするまさかの急展開についていけない。その後親切にヴィランたちの勢力関係の説明があるがこの辺りの提示の仕方はアニメーションならでは。
作画の
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バース・オブ・ネイション(2016年製作の映画)

3.5

2018.11.3
人が人に踏みにじられるのはいつの世にも起こり得るがこの時代の奴隷制度は近年までも色濃くその影響を残す楔になっている。監督、出演をこなすネイトパーカーの作品は初見だが、圧倒的なリアリ
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.5

2018.10.29
冒頭の緊迫感ある銃撃戦からグッと引き込まれる。
ヒートと通ずる部分がある設定なのだが人間臭さがあるヒートに比べ今作は登場人物が非常にドライ。
ジェラルドバトラーはこういう役が非常
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メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.5

2018.10.28
前作2作は鑑賞済みなのだが間が空いていた為、ほぼ記憶無しの状態で鑑賞。
基本的には前作知識ないと置いてけぼりくらうので復習してからの鑑賞をおすすめ。
とにかく全編派手で小気味良い
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フューチャーワールド(2018年製作の映画)

2.0

2018.10.28
いわゆるディストピア映画なのだが何これ感が凄い。これって話の本筋は何?アンドロイドの立ち位置は何なの?あらゆることが不明確で??状態、最早垂れ流し状態で鑑賞。
何処か90年代のネ
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.5

2018.10.17
ペンタゴンペーパーズに続いて鑑賞。
こちらはリーアムニーソンがとにかく渋く、ヒーロー善としておらず人間臭い。
彼が告発を決めた決定的な動機が胸をうつ。
ペンタゴンに比べエンタメ感
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

2018.10.17
今作は政治的背景を事前に知識として持って置いた方が確実に楽しめる。
但し流石はスピルバーグで派手な展開は無いが後半一気にしっかりエンタテイメントとして盛り上がり純粋に面白い。
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名もなき野良犬の輪舞(2017年製作の映画)

3.5

2018.10.17
冒頭のよた話からの衝撃的な展開にグッと心掴まれる。
韓国映画らしくどこか非現実感のあるハイテンションな展開とコメディ要素の中に冷徹なスパイスを加えてくる演出が上手い。
特に拷問シ
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

2018.10.16
前作はマッコールの圧倒的な存在感が凄かった。アクション映画なのにアクション描写を大胆に省略し、後に残る屍や始末に使用された凶器などから彼の凄さをヒシヒシと感じる事が出来た。
そん
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スマート・チェイス(2017年製作の映画)

2.5

2018.10.10
かつてはオーランドブルームといえばとても色気のある俳優だった。だが今作は中国資本の元、全く彼の魅力が生かされてない作品になっており良いところが見出せない。
アクションは悪くないの
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.5

2018.10.04
今作はファンタジーの体裁をとりながらのミステリ作品となっており、その真相は実に業が深い。
起きた事は暗く、重く、耐えがたいのだが演出としては軽快に軽いタッチで演出されており全てを
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散り椿(2018年製作の映画)

4.0

2018.10.03
冒頭のタイトルが出るまでのシーンまでは物語の概要をセリフやナレーションで説明しすぎじゃないかと思って心配になったが見終わってみると非常に良く練られた時代劇だった。
黒澤組のカメラ
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.5

2018.10.01
現代版ダイハード。基本設定は近い部分が多いが随所に現代的なエッセンスを加えており今作ならではの良さがある。
特にビルの造形の独自性やハイテク感はたまらないものがあり、ラストでその
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

2018.09.29
緊張感。この一言につきる。
冒頭の5分、タイトルが流れるまでの間の一連のシークエンスは衝撃。
かつて経験した事の無いストレス化の中で鑑賞する前代未聞の映画体験は是非劇場に足を運ぶ
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.0

2018.09.26
あっさりマイルド。派手さはないがゆるく決める。ポイントは木を隠すなら森の中の逆バージョン。森から木を抜いても誰も関心持たないし、程よく成果を手にするこの辺りの流れをセリフやストー
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.0

2018.09.23
ワクワク感がない…多種多様な宇宙人などの世界観は広いのだが。
フィフィスエレメントにあった大味な物語の中にもぐっと引き込むキャラクターの魅力が今作には感じられない。
ただデインデ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.5

2018.09.17
大と小の動き入り乱れるアクションシークエンスは派手さはないが新鮮で楽しい。
今回は空中殺法も加わり、更に躍動感がある。
物語もコミカルな部分とドラマ部分のバランスも良い。特にそれ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

2018.09.16
2人の距離感の描き方が秀逸。結ばれた後泳ぎに行き部屋に戻る2人を手前と奥で捉えたシーンはその距離感を象徴的に描く。
一方でじゃれ合う2人の濃密さ。この対比が素晴らしい。
優しく、
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

2018.09.16
前半の展開が荒唐無稽すぎて付いてけなかったのだが、後半一転アクション含め怒涛の展開に目が離せなくなった。
この監督はアンノウンから作風が一貫性あって良い。いずれもリーアムニーソン
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.5

2018.09.15
個人的にプレデター1作目に思入れがありすぎるのでハードル下げて鑑賞したが、以降作られた多様なシリーズ作品の中で最も楽しめた。
まず軍人チームがいい。特攻野郎Aチーム的なノリで軽ぐ
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

2018.09.13
可もなく不可もなく予想の範囲内の作品。決してつまらないわけではないが、おっと思う要素もなかった。
致命的なほどメグが怖くない。
サメ映画はジョーズのようなハラハラ系の怖さがあるか
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

2018.09.08
人は見たいものしか見ない。この言葉は様々な小説や映画で多種多様なトリックに使用されてきたが今作においてはまた新たな側面を見つけることができた。
二重に仕掛けられたトリックには成る
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

2018.09.05
やっと鑑賞できた本作。少なからずある程度の情報が入ってしまった状態での鑑賞になってしまったことが悔やまれる。
何の前情報無しで鑑賞できたら恐らくその体験は唯一無二で貴重な劇場体験
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.0

2018.08.29
中2病的映画と言ってしまえばそれまでだが、もうストーリーとかはどうでもいい。
イドリスエルバの無駄にかっこいいガン捌きとマコノヒーの無駄使い感が凄い。

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