ニャンおっ太さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ニャンおっ太

ニャンおっ太

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ビギナーズ(1986年製作の映画)

3.0

古くは「ザ・グレイト・ロックンロール・スウィンドル 」、近作は「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」などドキュメンタリー映画、Dexys Midnight Runners「カモン・アイリーン」Cult>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

荒唐無稽でAbsurdで勇猛果敢でBarbarianで狂瀾怒濤でDestroyで不撓不屈でViolentで初志貫徹でIncredibleに七転八起しTattered で満身創痍なのにImmortali>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

2.0

これをポップアートと呼ぶのは芸術に失礼。実写やレゴも出るけど作画タッチを変えただけで骨格はアメコミ範疇。マルチバースの時間の流れが均一でJ.L.ボルヘスのバベルの図書館蔵書1冊にも満たない狭さだし、デ>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

ラッセル・クロウ演じる郭公の真似してCockooと鳴くユーモアある神父がModな雰囲気でヴィークルに乗って悪魔祓いに行く話。この監督前作がつまんなかったからどうせ凡庸ボヨヨンだろなと期待せず拝見。前半>>続きを読む

長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.0

ラテンな映画気分で探したコレ主役声優アントニオ・バンデラスで大当たりスパニッシュ。天下無双のレジェンド猫が初めて恐怖を知り、自由と孤独なんて同じものなのかな無いものばかり求めながら失うのかな? な苦悩>>続きを読む

ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.5

バック・トゥ・1987! タイムスリップで16歳16刺の連続殺人を阻止する未来少女の奮闘BTTFでWTFなコメディSFホラー。風紀や倫理おおらかポリコレ鬼無視だった時代を舞台にする事で、古き良きリーガ>>続きを読む

コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

4.0

北朝鮮特殊捜査員ヒョンビンと韓国刑事ユ・ヘジンの共助アゲイン! そこにFBIダニエル・ヘニーというモシッソヨな新イケメンが絡むトライアングル・ブロマンス。冒頭のCJ ENMの花火でテンション上がる間違>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

「フロリダ・プロジェクト」子役ブルックリン・プリンスが出ているので。一応コメディホラーなんだろうけれどギャグもグロもイマイチ薄味。そういえばこの監督過去作どれも酷評してたの忘れてた。プロットは良かった>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

2.5

再鑑賞。優雅なオペラを切り裂くJohn Zorn 率いるNaked Cityのノイズ、そのギミック時点で薄っぺら臭い。コレは胸糞代表作筆頭映画らしいけど、スノッブな嫌味夫婦がデブブサダサ若者に蹂躙され>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.5

政権交代でディストピア化したbarbarian(野蛮)なurban(都市)から脱出する密航者の載ったコンテナがnowhere(何処にもない)新天地を目指すも分断されnow here(今、此処に)ある危>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.0

アステロイド・シティが地元公開ないんで代わりに今作を嬉々として見たよ。おい! 映像で魅せるべきパートが全部ナレーションベースって... セットも書割メインって... 配信限定だとあからさまに手抜きする>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

公開当時Björkの音楽の革新性に心酔していて、ファンなあまり今作の整合性に欠けた理不尽な胸糞に憤慨し記憶から抹消しようと思いました。視聴困難だったラース・フォン・トリアー全作品が配信された機会なんで>>続きを読む

告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.5

オリオル・パウロ監督作「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」の韓国リメイク。愛人殺害容疑の起業家が敏腕弁護士に無罪を晴らして貰う導入部から密室殺人のカラクリ推理が二転三転するミステリー。画的にはチェンバ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

喜怒哀楽の詰まりまくった「RRR」を見た後ではハリウッドアクションなんか子供騙しだと思っていたのにまさかの匹敵レベル。全くCG感じさせないマッシブなヴィジュアルエフェクトはこっちの勝ち。キアヌ・リーブ>>続きを読む

パラム パラム パラム(2018年製作の映画)

3.5

日本では数館しか上映されず諦めてた作品やっと配信きた。ヤリチン兄貴と非モテ義弟と妻と愛人たちの拗れた関係の癖強い大人のラブコメディ。イ・ソンミンとシン・ハギュンW主演で「エクストリーム・ジョブ」イ・ビ>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.0

再鑑賞。改めて見ると外連味が灰汁になっていろいろダサくて色褪せてる。当時は斬新で興奮したのに時の流れは残酷だなあ。ちな今GOGO夕張は熟女の不動産屋になって酒飲んでます。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

IlluminationアニメBeastie Boys曲使いがちあるある。そんでもってピーチ姫がなかなか熟女だったし、クッパが中尾彬すぎた。猫しか勝たん。まさかのクライマックス綾波レイ「大丈夫、私が守>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

殺傷能力高い自我あるAI搭載のチタン製ロボットを単なる玩具会社が1万ドルで売れる訳がない。面白いけれど偏差値低めで恐怖感もスケール感も小さいなあ。オマージュ元ネタへの愛を感じるしホラーアイコンとして一>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

なんとなくルカ・グァダニーノやガス・ヴァン・サントっぽい作品を想像していたら遥かにセンシティブでフラジャイル。悪辣とは言えない些細な揶揄が引き裂いた友情。咄嗟の衝動は世界を悲しみに染める。マチョイズム>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.0

前作いまいちハマらなかったけど続編はクローネンバーグ「クラッシュ」に並ぶ文明自殺な三部作の「ハイライズ」を果敢に映画化したベン・ウィートリー監督作だし無料ポイントあるんで劇場へ。結果大正解。ワイルドだ>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

オリジナルから13年で子役も23歳になったのに、よくまあ前日譚を撮ろうと思ったもんだ、撮影大変だったろうに。前作のネタがいろいろ伏線になっててあっぱれ感。ホラー味は薄れたけどサスペンスとしてはしっかり>>続きを読む

クロムスカル(2009年製作の映画)

3.0

特殊メイキャッパーのロバート・ホールの2009年監督遺作。脚本や演出やカメラワークが致命的に雑なのにグロゴア描写だけはやたら丁寧なのが凄い。そのギャップがVHS時代のカルトホラーを連想させるマニアック>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.0

職業に貴賎なしなのは分かるけどメッセージ性盛り盛りが逆転して希薄で表層的。サバイバルまでの冗長な無駄描写に辟易。金満カスハラ馬鹿にもっと悪辣なエッジを立ててくれないと堕獄のカタルシスには程遠いし、名も>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.0

日本上映なしでいきなり盤と配信販売。1981年オリジナル「死霊のはらわた」はホラー映画の金字塔打立て作品ですが、2作目からギャグ要素出て3作目は完全なコメディーになったしリブートのドラマが生温かったの>>続きを読む

フリークスアウト(2021年製作の映画)

4.0

「オズの魔法使い」で「グレイテスト・ショーマン」な異形の「ファンタスティック4」が「ジョジョ・ラビット」みたいな夢想感ある戦時下で、クレイグ・クレヴェンジャー「曲芸師のハンドブック」なナチスのヴィラン>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

オレ世界三大顔が好き女優がモリーナ・バッカリンとオルガ・キュリレンコそして今作レベッカ・ファーガソンなので劇場イン。シリーズのファンじゃないからコイツ誰だっけ?になったのは前作同様。インド「RRR」と>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.0

主役の悪辣と聾唖の妹の無垢さの子役魅力でなんとか見れるけど、里親のゴミさに徹頭徹尾イライラ辟易そもそもお前らに養子貰う資格も理由もねえじゃんクソが。って観点で悪鬼エスターに感情移入させる狡猾なド変態映>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

どう生きるか? 問われた老いた作家は未来が視えず己の過去と対峙する。村上春樹の「騎士団長殺し」「街とその不確かな壁」でのセルフパロディのような醜態性の疲労と異なり、宮崎駿は自らを徹底的にオマージュしな>>続きを読む

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.0

アレハンドロ・ホドロフスキーの孫が主演で、Y.M.O.結成同年の電子音楽草生期が舞台でThrobbing GristleやSuicideに言及しているんで学術的に尖った内容を期待していたら、単に才能も>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

脳味噌不要アメリカンなブロックバスターなストーリー大雑把さに比べ造形やCGの緻密さに呆れ圧倒。そんなことよりも舞台が1994年NYってことで90’sヒップホップが流れまくりWu-Tang Clan、N>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

古くは「時計じかけのオレンジ」マルコム・マクダウェルや「シャイニング」ジャック・ニコルソン、そして究極「炎628」のアリョーシャ・クラフチェンコに匹敵するミア・ゴスのインパクト顔芸をひたすら堪能。オマ>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.0

貨物船で犯罪者を集団移送する刑事たちが遭遇するのはシージャックと謎の怪物で緊張感と迫力と残酷さ暴力性は最近の韓国映画では群を抜いてる。先ず「呪呪呪」刑事役「手紙と線路と小さな奇跡」先生役のチョン・ムン>>続きを読む

All the Streets Are Silent:ニューヨーク(1987-1997)ヒップホップとスケートボードの融合(2021年製作の映画)

3.5

昔ニューヨーク行ったらSupreme前にラリー・クラーク映画「KIDS」のハロルド・ハンターやジャスティン・ピアースいてハリー十文字にマンハッタン案内して貰った。街角でキム・ゴードンに声掛けられ店に行>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.0

心に悪鬼飼う呪術師少女が脇役で、警察仕事に首突っ込み過ぎる単なる探偵社の記者おばさんが主人公ってのは華が無いし、ゾンビはビビビのねずみ男ビジュアル雑魚集団。伏線が丸見えで謎解き陳腐。エンタメホラーとし>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

スリリングで子役演技が素晴らしく設定も秀逸なのに、終末と儀式と救世主の因果関係の整合性がなく荒唐無稽なアイデアをカットアップしただけな印象。素材は良いのに丁寧な下処理せず適当な調理した悪シャマラン灰汁>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.0

長回しワンカット風編集アクションだけが見所の作品ですが、前作の雑居ビルは「ザ・レイド」で今作の列車は「カーター」もろパクリですやん。今作も同様キーパーソンの子役少年が蹴りたくなるほどムカつくけど、まあ>>続きを読む