Nさんの映画レビュー・感想・評価

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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.2

事実を元にした物語に、映画として説得力をつけるって大変なんだろうな。
エチオピアの自然を前に「スノッブなフラワーショーで入賞することよりも砂漠にオアシスを作ることの方が大事だ」と言った植物学者を説き伏
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はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

映画やドラマで見る政治家の悪事って、本当に悪くて巨大でどうやっても倒れない感じなのに、この映画に出てくる市議たちは、めちゃくちゃ威圧的だったのに簡単にボロが出てしょぼぼーん、「もう二度としません!」と>>続きを読む

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

3.6

キノコの成長のタイムラプス映像が楽しい!
菌類が賢いって話は、アンチ肉食の次につながりそうで、肉もキノコも美味しい私には研究が進んでほしくない分野😅
知能の発達に寄与したのでは、とか、60年代に政治と
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

トラウマ化するかと躊躇してなかなか見られなかったけどそんなことはなく、逆に何かのこったか…?その確認にもう一度観たい。
とにかくどのシーンも美しかった。

いちどだけ夏至(ミッドサマー)の時期にスウェ
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人生の約束(2016年製作の映画)

3.0

2022年に国の重要無形民俗文化財に指定された曳山祭りが題材。
新湊の風景、祭りへの心意気、富山弁だけで地元民は充分楽しめる(西田敏行や大物は方言がうまい!室井滋はここぞとばかり繰り出してて笑えた)。
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茶の味(2003年製作の映画)

3.7

『ドラえもんとのび太の新恐竜』を観て逆上がりつながりで思い出した作品。
時代的に見辛いシーンもあるし、今の感覚だと間延びしたらスマホを見たりしちゃうけど、そうすると見逃してしまう。
細かくおもしろいの
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.2

楽しい群像劇。
シーンとしてはミスタービーンが最強だった。

Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

3.5

Inventing Anna に続いて、現代の詐欺師のストーリー。
こちらは実話に基づく再話、つまりドキュメンタリー⁈被害者たちが素敵だし感情表現抜群で、役者さんだと思って観てた。

アンナを見終わっ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

世界的危機が訪れたら、その時トップがおバカだったらーー
アメリカの現実をめちゃくちゃおちょくって、いかにもありそうで笑える。大統領役のメリル・ストリープ最高!

と、言いながら、宇宙からではないけれど
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オンネリとアンネリのふゆ(2015年製作の映画)

4.0

社会問題を考えたくないし、ラブコメでジェンダー観がピリッとするのもやだし、ただただハッピーになりたい夜に。
雪の上で走れる二人の靴よ!膝上丈で寒くないの?など思いつつ、魔法と妖精的なかわいさが散りばめ
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シンデレラ(2021年製作の映画)

4.4

ミュージカル映画好きにはたまらない作品!
洋楽好きではない私でも知っているような有名曲が絶妙にぴったり挟まれていて上がる上がる。
おとぎ話の定型、「王子様に見初められて幸せに暮らしました。めでたしめで
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.4

ブレイディみかこの本に描かれているイギリスの福祉の問題が映像で見れた。
制度への怒りややるせなさがありつつ、人間愛に溢れている作品。
ところでケンローチ監督はなぜ労働党を除名されたのだろう。

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

4.4

爽快!見てよかった!

テイラースウィフトの外見も歌も功績も知らないで、「ノーと声を上げることの重要さ」の文脈で紹介されて見た。

超有名人で女性って死ぬほど大変そう。「自分の中のミソジニスト(女性嫌
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.6

スコア評価って難しい。
あまり何も考えずに、フランスらしさを笑うには最高。

タイトルにふさわしく、仕事ができなくてもまぬけでも、生きてるだけで自分には価値がある!と映画全体が宣言しているような楽しさ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「金はひねくれたシワを伸ばすアイロン」とお母さんが言うのがズバリだった。コメカミに磁石を貼ってそうなお母さんが、家政婦になると小綺麗なマダムになっているのがまさに。

高台の家族は、奥さまに限らずシン
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.3

あまり何も考えずに楽しめるあっけらかんとした作品。
イタリア人のイメージって、仕事より私生活!時間なんてテキトー!楽しんでこその人生!マンマミーア!という感じだったけど、それがデフォルメ&典型化された
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.4

自分セレクトでは観ない映画を音響マニアな友人に勧められて鑑賞。

宇宙モノというより、近未来SFジャンル。「ありうるかもね」と思いながら観た。地球の未来としては身につまされる。
他方、アメリカ人のポジ
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.8

ソーシャルジレンマ、邦題固い。
この画面を見れる人=アプリを使っている人は誰もが見るべきドキュメンタリー。
日常的にスマホを触っていること、各国の政治への疑問、ショックながらもいろいろ納得できた。
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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.0

銀髪が美しい知的な女優、ダイアンキートンが主人公。
高級住宅街も田舎も景観が整っていて、ひるがえって日本は…と考えてしまう。
善悪が分かりやすいシナリオなので、ストーリーに関係ないところまで見ていられ
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ファブリックの女王(2015年製作の映画)

3.0

フィンエアーの機内に効果的に使われているマリメッコ。ファブリックデザインとして好き、と思っていたけど、この映画で志高いファッションメーカーだったと知った。
映画は「創始者女性を主人公とした舞台を作る過
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

楽しかったー!
ビートルズ登場の衝撃ってどんなだったんだろう。ビートルズがいる世界しか生きてないから偉大さがよく分からないけど、だいたい口ずさめるもんなー。

サフォークが時が止まったようないかにもイ
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.6

劇中の音楽やリズミカルな会話がいい!こんな見心地の映画を他にも観たい!
1950-60年代のハッピーエンディングハリウッド映画は「めでたしめでたし」でおしまいで、「一緒にいたら価値観の違いが生まれるよ
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.4

ファッションが楽しい〜。

部下を育てない上司、納得できないまま業界に惹かれて磨かれていく部下(主人公)、そして最後は謎の決断!とストーリーが理解できなかったけど、ハリウッドの恋愛ものによくある単純化
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パターソン(2016年製作の映画)

3.2

ジャームッシュらしい、淡々と美しく、どこか鬱屈した映画。
前情報なしで見たので、ずっと何か起きそうでドキドキしてた。ワンジャックとか。妻に三下り半を突きつけるとか。

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.9

シラノドベルジュラック現代版。
スマホを持ってる時代に町から出ずに結婚するって時空が歪んでるかのようだけど、大多数のアメリカ人は案外こんなものなのかもしれない。
価値観からはみ出たものって存在にも気付
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.4

バンクシーの名前は知っててもグラフィティアートをアートだと思っていなかったので、彼らが新鮮!
アートマーケットへの皮肉と、アートとは?の問いかけが楽しい。アートが様々な問題提起ができることも。

バン
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

画面から感染しそうな臨場感。
映画内で暴動が起きている描写から、「アメリカでは銃弾が売り切れた」という現実が理解できた。
2011年作なのに、今を描いているみたい。当時観たら「ありえない」「現実味が
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.8

色合いも装いもお家のデコレーションも何もかもかわいい。ストーリーもかわいい。実写化するのすごい。
それにしても"ヘイフラワーとキルトシュー"とか"ひなぎく"とか、北欧には女の子二人組かわいい映画ってジ
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

4.2

常識の大前提と思っていることが他国ではそうじゃないという驚きの連続だった。
自国の悪い面、そして他国の良い面は見えやすいんだろうけど、そのバイアスを差し引いても観る価値あり。ちなみに日本はアメリカと一
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旅愁(1950年製作の映画)

3.3

1950年当時、映画に求められていたのは美しさと現実逃避、夢のような時間なんだなぁとしみじみ思える映画

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.4

絵画に対する解釈は様々。クリムト展の解説とは違う背景を見せてくれる。その辺説明的で分かりやすかった。考えるためにもう一度見たい。

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