胸糞鬱不条理大好きさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

胸糞鬱不条理大好き

胸糞鬱不条理大好き

セールスマン(2016年製作の映画)

4.0

人間の面倒臭さが凝縮されている事と、イラン社会の価値観も相まって結構な胸糞悪さがある。

妻が暴行されることにより、夫婦間の関係も変わっていく。
イランで適用される法律では女性の命は男性の半分といった
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.5

監督曰く「人生の中で私達がなす選択がもたらす結果、そして、それを諦めてしまうことへの警告の物語」との事。

表面的には復讐物語と見えがち(スーザンのサロンに“revenge”と書かれたアート作品があっ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.5

混じり気なしの爽快感を得られるラスト。個人的には「ゼログラビティ」のラストと同種の感覚でした。
抱えていた問題を解決して、完全に切り替わった瞬間って特別な感情がわきます。

男女の愛の物語というよりは
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オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

5.0

oasisだからもう満点。
信者だから思考停止する。
相変わらずf○ckつけなきゃ会話できんのかって感じで喋るから大好き。
リアムのざらついた声で切ない綺麗な曲歌われると最高なんだよなぁ。

カリスマ(1999年製作の映画)

2.9

カリスマというワードのせいで中ニ病風味が芳しいなと一瞬思ってしまったけれど、それどころじゃない。混乱した。
重厚なメッセージ性を含んでいる予感がするけれど理解した手応えがない。

人質と犯人の両方を助
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バトルシップ(2012年製作の映画)

3.0

ビール飲みながらの観賞に最適な映画。
金のかかったド迫力戦闘シーンが最高に胸熱。
何よりツッコミどころ満載のストーリーやコテコテ演出が一周回ってもう愛おしい。慈愛の笑みが浮かぶ。

以下特に可愛くて仕
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.5

キリスト教とLGBTの対立関係を通し、マイノリティである少年がありのまま存在する事を追求する映画でした。
原題は「Boy Erased」
邦題は内容にそぐわないのでは。

本作での同性愛者を異性愛者に
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あさがくるまえに(2016年製作の映画)

4.0

絵画に近い言語に頼らぬ表現によって、緩急少ないストーリーに関わらずラストまで集中させるような映画だった。

あらすじを読むと脳死患者家族達の葛藤がメインといった印象を受けたが、少し違う。
あまり特定の
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

かっこいい音楽聞きながらのドライブにテンションぶち上がる人なら、きっとこの映画も好き。
とても気持ちのいいストーリーとラスト。良い意味での王道感。
欲を言えば運転シーンをもっと観たかった!

まともな男(2015年製作の映画)

4.0

邦題が最高の皮肉。

嘘に嘘を重ね、事態がどんどん悪化していくパターン。
主人公はあまり主体性の無いキャラクターで、取り敢えずその場が収まれば良い事なかれ主義。
そして預かった上司の娘ザラの為に嘘に付
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

あの誰もが何処かで聴いているだろう曲が!!
ジャケのブルース・ウィリス少しターミネーター味がある。

ウイルスにより人類の大半が死亡し地下で暮らす世界。
主人公ジェームズはウイルス散布に関わった疑いの
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.5

予告とキャストで期待値を爆上げしたにも関わらず本編はジャンル違いでしたという肩透かしを喰らった映画。
プロモーションがとても面白いのだけど、そのプロモーションで本編の息の根を止めた。

メニューの写真
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

ゲイリーオールドマンが演じていると全く気付かなかった!!
クセ強めで茶目っ気もあるキャラクターが描かれていて、なんというかリアルさを感じました(リアル知らないけれど)

そしてセルゲイ・ポルーニン(バ
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

3.0

「クワイエットプレイス」と「ミスト」と「エイリアン」を混ぜて希釈した感じの映画。普通にハラハラドキドキし、この類によく出てくる頭悪い宗教馬鹿に呆れながらキッチリ楽しめました。

音に敏感な謎の生物から
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

万人が観やすい戦争映画。
絵面が綺麗で悲惨な死体は出てこないため、多くの人がNGなく視聴可能なのではと思います。

恥ずかしながら「ダンケルクの戦い」や「ダイナモ作戦」は記憶にありませんでした。
個人
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.5

これは良い作品!
ミッシェル・オスロ監督だからこそ。

実在した有名画家が大勢でてくるだけでなく、音楽家やファッションデザイナー等書ききれないほど様々なジャンルの人々が登場して面白い!
個人的にはモネ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

作り込まれているホラー!
ホラーはビビらせりゃいいんだろ?という慢心は無し。
世界観や伏線に凝っていてサスペンス味も味わえたと思います。
その分、めちゃくちゃ「ひぃっっ!」とビビリたいときは別のホラー
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夜と霧(1955年製作の映画)

5.0

ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」の映像化かと思い視聴したが、別物。と言っても、同じくアウシュビッツでのホロコーストを題材にしたドキュメンタリー(記録映画)


収容所がどんな場所で、そこにいた
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

映画館で観て自分的には大正解だった。
全人類の義務教育教材一つ追加。

心臓がバクバクして手が震える。
それくらい感情移入したし、まるでブレイクとスコフィールドと一緒に伝令を届ける、3人目のメンバーで
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偽りなき者(2012年製作の映画)

5.0

解決の糸口が見つけられず雁字搦めになり、無力感に苛まれる。それぞれが正義を求めた結果、大きな間違いに繋がったから。

きっかけは、幼い少女の些細な嘘。
大した悪意などない、自尊心を守るための作り話。
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

わかっていても、ちゃんと心臓がヒュッと冷えた…それが凄い!!

最初は審美眼ハイパーマックス鑑定士偏屈おじさまのキャラの立ち具合を単純に楽しみ、途中からは依頼人は何故姿を見せない??謎の部品の正体は何
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.5

全人類の義務教育教材にすべきでは。

強烈な反戦メッセージ。
戦争そのものと、体制に対する怒り。
原作は戦争状況に応じ、絶版(事実上の発禁処分)と復刊を繰り返したとのこと。凄惨なリアルがそこにあるとい
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

表現の仕方に国民性がでるのかな、
それは何が影響しているのだろう?
どんな背景があるのかな?
と興味が湧いてくる。

ミッシェル・オスロ監督(フランス人)の作品も好きなのですが、人物のシルエットや動き
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.5

ティーンが悪い子に憧れる気持ちを凝縮させた映画。
見た目の良い子が自由奔放かつネジ飛んでいるあまり、盗みも殺人もお構いなし。
悪気なくやっているようなので、大多数の人間とは回路が少し違うんだろう。
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.0

「不条理の穴に落ちた男の結末とは」

予告での陰鬱な色彩と上記のコピーから、期待値高く視聴。

不条理なのか?と少々疑問で、
あまり主人公マルチェロに感情移入はできなかった。
なぜなら、個人的に不条理
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エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

3.0

邦題なんでそれにしたん?映画

かっこいい音楽にあわせてスロー多様の戦闘シーン大好き!!楽しい!!
300でもそうだけれど、戦闘の見せ方が緩急ついてて気持ちいいです。

ビョークの Army of m
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

今、胸熱なアーティスト「millennium parade」の曲が攻殻機動隊に使われるとの事で再視聴!

かの有名映画「マトリックス」に影響を与えた作品としても知られている。
昔の作品であるのに、シン
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.5

とても冷静ではいられない。

光州インファ学校で起こった実話。
題名のトガニとは坩堝を意味するそうだが、揉み消され無視される逃げ場のない子ども達の状況・正義をとるか守るべきもののため目を瞑るか逡巡する
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ANIMA(2019年製作の映画)

5.0

radiohead&トム・ヨークファンのため無条件で満点つけてしまうんだよなぁ。
思考停止信者。

美しい曲には、大胆な映像と思わせぶりなコンテンポラリーダンス。
お似合いだね。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

ヨルゴス・ランティモス監督
「聖なる鹿殺し」で初めて知ったけれど、個性的で、この監督しかできない!という唯一無二さがあるな〜好き。

監督ちょっとふざけ始めました?と感じるようなシュールな笑いもふんだ
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年をとった鰐(2005年製作の映画)

4.5

不意打ちの胸糞をくらった

齢をとったリウマチの鰐と
12本足の蛸の彼女

蛸への愛情を感じる鰐
とてもお腹がすいてしまう鰐

大切な存在と自分の欲求
どちらが勝つかな?



本能に勝てず、それに対
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銀河の魚~URSA minor BLUE~(1993年製作の映画)

4.5

子どもの頃に聞く異国の童話のような感じ

宮沢賢治の銀河鉄道の夜を読んでいる時に頭に浮かべる景色とも似ている

私も星をもとに戻すお仕事したい
綺麗な夜空を守りたいなぁ
流れ星ざぶん

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.0

「面白いから」

oh〜〜〜〜〜〜〜 s○○t........

ラストシーンがロックでとても好き!!!!!!!!!!!!
最悪でクソなのに爽快感あるなんてなかなか無い

人間の嫌な部分を全部見せてく
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クジラの跳躍 Glassy Ocean(1998年製作の映画)

4.5

「空から星が落ちてきた時のことを覚えているかね?」







ずっっっっっと観たかったやつーーー!!!!!!


題名だけで好き
クジラは昔から好き
海は地球の一部なのに、
未開な部分も多い
そこ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

radioheadの「You And Whose Army?」と共に、鋭い目線をこちらへ投げかける少年の姿から始まる

母ナワルの遺言により、双子姉弟の二人は、それぞれ兄と父を探す事に
その中で明かさ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

圧倒的困惑

主人公のジャックはサイコパスで殺人鬼
脅迫障害&潔癖症持ち
技師だが本来は建築に興味を持ち、家を建てる事を望んでいる

観ていて、監督自身がジャックに投影されているのでは?と感じるように
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