マムーラさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

マムーラ

マムーラ

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キャッツ(2019年製作の映画)

3.3

言われているほど酷いとは思わなかったが、確かに顔と身体が別々に動いているというか、顔だけテクスチャ貼ってるみたいな瞬間がかなりあった。動きも人間の動きと微妙に違うし、体型も半端な筋肉質で、顔も妙なリア>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ナチの思想を捨て、愛に目覚めるかわいらしい少年の話。良い映画だった。女の子との会話も最後までままならないというか、単純なビタースイートな話ではなく、屈折した愛情を描くのが良い。やっぱりこういう映画を見>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

元の映画が割としょうもないホラーの部類に入ると思うので、リメイクがリメイク元を超えた稀有な例の一つではないか。ウェルメイドではあるが、どこか物足りないホラーで、ただそれだけで前作は超えているような。で>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

コテコテのギャグ満載で面白かった。最後はジャッキー映画みたいなアクションシーンもあって良かったが、暗いのと主人公と敵の服装が判別しづらかったのは残念。でもとにかく笑える映画で良かった。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かったが、前評判が良すぎた。入れ子構造になった凝った映画で、終始不穏な空気が良かった。下にいるオジサンの容貌も絶妙で、妙にツルッとした感じが不気味。ただ、あの格差のメタファーとかは韓国人だったらも>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.6

まぁまぁ面白かった。こういう清く正しい65点映画というか、そこそこ満足できる映画って最近なかなかない。狙って作るとMIBインターナショナルみたいな無の映画になっちゃうし。ポリコレを茶化す感じも良かった>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.3

色々あるが、納得の行く映画だった。ただ、物語を終わらせるための物語になってしまっている。これだけ詰め込むならもっと長くても良かった。メリハリを付けてはいるが、全てのシーンが断片的になってしまっている。>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

長かった。前作と同じでホラーはそこそこ。ホラーというより感動ドラマ。とばっちりで2度も怒鳴られた挙句に殺されちゃう少年がかわいそうだった。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

まぁまぁ面白かった。端役だったがジェイコブ・トレンブレイくんの演技が良かった。超能力バトルものだが、シャイニングとの兼ね合いもあるのか、今ひとつ上品にまとまりすぎていたなという感じもする。

マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.2

何も心を動かされなかった。すごい世界観があるだけ。そういう映画だなってだけ。誰にも感情移入できない。ミシェル・ファイファーの悪女ぶりと、ハリネズミの精(ヤマアラシ?)かわいさが良かった。イメルダ・スト>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

4.0

点数は映画の面白さというより森七菜への点数。森七菜がハマりすぎててめちゃくちゃかわいいし、バンギャとの百合も最高だった。ただ、話は終始フワッとしているというか、藤田富の行動の必然性もよくわかんないし、>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

渡る世間は鬼ばかりばりの長台詞の応酬。橋田壽賀子先生に脚本書かせたみたい。まだ話すの!?早く撃ったほうがいいんじゃない!?的な。24コマで見たが、確かにアクションはすごくて、120FPSで見たらすごい>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

見た後に疲労困憊してしまった。変な力が入って肩も痛いし。あのホテルにいたかのように感じた。とにかく無慈悲な暴力の連続。テロが良いとか悪いとかそういう判断を超えて、単純に命が脅かされるというのはどういう>>続きを読む

グレタ GRETA(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良かった。クロエ・グレース・モレッツが大好きなので、クロエの役どころがすごく良かった。レストランの制服もかわいかった。そして、イザベル・ユペールの様子おかしい感じもちょうど良い。上品キチガイ。ちょっと>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.5

良い要素が散りばめられているのに、追い込みが足りない。プロットも良いし、ホラー感も良いが、動機が弱すぎて感動できないのと、ホラーに寄せるならもっと寄せないといけないし。全部半端だった。もう少し少年に感>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.3

意外な掘り出し物だった。ワニ版ロスト・バケーション。とにかく痛い映画。家の床下という限定的なシチュエーションでここまで魅せるのはすごい。どうなっちゃうの!?という絶望的な展開の連続で全く飽きなかった、

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ファンならニヤリとするオマージュも多く、リンダ・ハミルトンもシュワちゃんも出ており、キャラクターも悪くない。アクションもVFXも悪くないんだけど、なんかダウナーというかダークすぎるというか「新しいター>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前評判を聞いてから見てしまったので、これが金獅子賞です!と言われると「これが!?」という感じ。弱者の心の闇と今の世相へのアンチテーゼをスタイリッシュにまとめればそれでいいんだなという感じ。あと、アメコ>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ほぼコメディだった。キアヌがナイフをやたらめったら投げ合うところとか、最後のガラスケースがいっぱいある部屋で何回も蹴られてガラスケースが割れるところとか、ドリフのコントみたいだった。あとは試合。格闘技>>続きを読む

ヘルボーイ(2019年製作の映画)

2.6

映像も悪くないし、テンポも良かったし、色々と悪くないんだけども、ストーリーが全く欠如していて何も残らない映画。ヘルボーイの人となりも全く共感できるように描かれてないし、擬似親子関係とかも。ただアメコミ>>続きを読む

チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.7

良い映画だったが、もう少し光るものがあればという感じ。ゴア描写はかなり攻めてて良かった。店長の血が幼女にかかるのとか見たことなくて良かった。あと、歌の中毒性がヤバい。上手に歌を使っていた。

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.2

見事な映画だった。前作の伏線を回収しつつ、伏線を張って見事に全て回収していく鮮やかな映画。ただ、前作の延長線上でしかないので、驚きはあまりなかった。新鮮な映画の続編はよくできていても、新鮮さがないので>>続きを読む

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.2

全く予想を超えない映画だった。ラ・ヨローナの1/3くらいの怖さで、なんかチャチい霊障に、見飽きた悪魔。霊とのバトルにも見所なし。一番の驚きは、近所のお兄ちゃん役の名前がマイケル・チミノだったこと。
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.2

素晴らしい不気味映画だった。気味の悪さが一級品。そして、テザーズとのバトルではバイオレンスもある。あと、役者さんたちがドッペルゲンガーと二役演じるが、同じ人間には思えないくらい、テザーズに人間味がなか>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.7

良いSFだと思ったが、とにかく眠かった。2001年もそうだが、こういうSFは最終的に1人で自問自答するし、リアル宇宙だから音も少なくてとにかく眠くなる。でも、世界観とかストーリーとかは好きだった。レー>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

イマイチ面白さがよく分からなかった。世代だったり、映画にもっと詳しければ面白いと思えたのかも知れない。最後、マンソンファミリーが家に押し入ってきた後のシーンは面白かった。あとはなんとなく60年代ハリウ>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

君の名はより面白かった。ストーリーラインはほぼ一緒ながら、こちらはラストが末広がりで良かった。ウォーターワールドみたいになっちゃうのが面白い。ただ、むしろ音楽がちょっと鳴りすぎで興を削がれた。逆に感動>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。けど後味が悪い嫌映画だった。すごく底意地の悪いラスト。舞台設定もキャラクター設定もストレンジャーシングスと同じ感じなので油断してたが、ある種ああいう話へのアンチテーゼなのかもしれない。でも>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.0

映画としての完成度は分からないが、世知辛すぎる映画だった。ビタースイートな夢を見るために見に行ったのに、現実をまざまざと見せつけられた。病んだ現代人への気休め。辛い目に遭っている若者を元気づけようと思>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

話としてはありがちで、中盤ちょっと眠くなったが、ラストバトルが最高。6分しかないつってんのにハカを踊り出したり、エアバッグ爆弾やドラム缶爆弾などDIY兵器や、何よりドウェイン・ジョンソンがヘリコプター>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

素直に面白いと言えないところもあるが、完全に共感できた。自分自身がソーラ・バーチとスティーブ・ブシェミを足して2で割ったようなひねくれたロクでもない人間なので、言っていることがよく分かる。普通の人は逆>>続きを読む

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかくグロいウィッカーマンみたいな話。村人みんな瀉血してるし、少年を手動脳外科ドリルで生きながら処刑したり、サイレントヒルのピラミッドヘッドみたいなのが手動ミルで人体を挽こうとして逆にやられたり、人>>続きを読む

サバハ(2019年製作の映画)

4.2

面白かった。常に漂う不穏さがまず素晴らしい。そして、宗教とホラーとミステリーが混ざり合い、なんの映画だか容易にはわからないジャンルレス感も良い。緊張感が味わえる映画。コクソンよりは地味だったけども、十>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.9

素晴らしかった。久々の90年代〜00年代初頭の明るいスプラッター映画を、劇場で見られることが嬉しい。よく出来たタイムループ・ミステリーで、どんでん返しもきちんとある。何より、こいつ死んでもいいやという>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。エンドゲームの内容を昇華しつつ、次のフェーズに向けた伏線を張るウェルメイドな映画だった。高校生のドタバタコメディと、アクションやストーリーもうまく調和していたが、またトニーの負の遺産ですか>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まぁまぁだった。可もなく不可もなくと言った感じ。ブライアン・シンガーの最初のXMENみたいなマイノリティの内省ストーリー。列車内の狭いアクションは良かった。最後のチェスのシーンは、サイモン・キンバーグ>>続きを読む