湖迦さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

湖迦

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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.8

先日『超能力学園Z』を観たがこちらは少し大人向けなサイキック物っぽい。

低予算でCG合成以前にこの画を一から作り上げたことがすごい。

そしてなによりも一度見たら忘れられない特殊メイクの数々。あの浮
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ウェインズ・ワールド(1992年製作の映画)

4.4

心から笑えた。アメリカの映画オタクが真面目にバカやってて最高!
溢れんばかりの映画・ロック愛を感じ、お前らほんと仲いいな〜と終始ニヤニヤが止まらなかった。
偶然Desolation Boulevard
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.8

神と人間、合理と不合理を探る大傑作。これはなかなかすごいものを観た!

殺人の追憶のオカルト版のような。
終盤に近づくにつれ、バラバラのパズルが完成されていくような、または1ピースだけ見つからないよう
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変態だ(2015年製作の映画)

1.0

ソラミミストの安齋肇とみうらじゅんが好き放題やってるような映画だけど、破壊的につまらない。
みうらじゅんの映画批評は本当に面白いし大好きだけど、この映画に至ってはクソ映画とも言えない中途半端さ、ゲテモ
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殺したいほどアイ・ラブ・ユー(1990年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃいいわ〜
『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』という邦題に惹かれて鑑賞。浅くもあり深くもあるこのタイトルがすごく好きだ。
どの登場人物をとっても個性的で期待を裏切らない面白さ。ただキアヌ・リー
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超能力学園Z(1982年製作の映画)

4.0

くっだらねー!なんだよこの映画好きの中学生が撮ったみたいな映画!話の胡散臭さやエフェクトが『HOUSE ハウス』っぽくて最高!頭わりー!おっぱいは正義!最高!

ドアーズ(1991年製作の映画)

4.5

最高!
ジム・モリソン好きにはたまらない作品だ。ドアーズの伝説的バンドっぷりを再確信させられる。

ただ、トリップ症状をイメージしたシーンがとにかく多く『ジ・エンド』でそのピークが訪れる。大衆向けに、
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刑事ジョー/ママにお手あげ(1992年製作の映画)

4.5

まず、この作品に対してありがとうと言いたい。
本作『刑事ジョー/ママにお手あげ』は、史上最高の無駄な1.5時間を経験させてくれる珠玉の一作である。
このクソ映画をどういうわけかTSUTAYAで取り寄せ
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ダーククリスタル(1982年製作の映画)

4.8

アナログ・クリーチャー特撮のひとつの頂点!すべてが実在の創造物で描かれる圧倒的世界観。

セサミ・ストリートの生みの親ジム・ヘンソンとスターウォーズを成功させたプロデューサーのゲイリー・カーツがダッグ
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

4.2

下ネタやパロディが満載な、肩の力を抜いて観れるおバカ映画。Mr.ビーン好きなら誰もが楽しめるコメディだと思う。
白髪のおじさんが真面目にバカやってて腹から笑える最高の映画。

ローライフ(2017年製作の映画)

3.5

血生臭くグロッキーな描写が始まりから終わりまで続く。
貧困、臓器売買、売春、ドラッグ、不法移民、犯罪斡旋とクズのふた文字で片付くようなキャラクターがずらりと並び、レザボア・ドッグスを彷彿とさせるラスト
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

JK心?疲れていたからか正直あまり心に響かなかった。結局最後は家族愛なところは泣けた。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

納得の助演男優賞。
ハビエルバルデム怖えー!
いろんな殺人鬼がいるけど、シガーの特異っぷりは他に類をみない。夢に出てきそう。
独特の世界観・スリルに画面からひと時も目を離せないし、引き込まれる。

スヌーピーの大冒険(1972年製作の映画)

3.8

幼少期ぶりに鑑賞。
キテレツ大百科の最終回や帰ってきたドラえもんなどの「主人公が帰ってこない」系の話の中では、明るくてコミカルなところがアメリカらしいというか、スヌーピーらしくていい。
図書館でスヌー
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夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.5

冒頭に流れる毛沢東の「革命とは暴力である」というテロップに、この映画がただの叙事詩ではないことを想起した。
「字の読める人間が『革命だ!』と煽り立て、字の読めない人間が戦って殺される」というファンのセ
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スヌーピーのバレンタイン/だいすきよ ちゃーりー・ぶらうん(1975年製作の映画)

3.5

チャーリー・ブラウンの初恋相手「赤毛のあの子」に関するエピソード3本立て。

女の子の姿を最後まで描かないのが、叶わぬ恋の儚さを彷彿させてなんとももどかしい。

お馴染みのキャラクターたちによる和やか
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ウエスタン(1968年製作の映画)

5.0

久しぶりにマカロニ・ウェスタンが観たくなったのでこちらを鑑賞。
やっぱりレオーネの映画はどれも素晴らしい。

顔面のクローズアップ、長回しの上手いこと。極上ののオープニングシークエンス、そしてラストの
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

観終わった後の、何か凄いの観ちゃったな感がすごい。
ミステリー映画的な面白さもあるし、韓国映画ならではの強烈なエネルギーも感じるし、ポン・ジュノ特有の変なユーモア、ソン・ガンホの相変わらずな顔面力。そ
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ザ・シンプソンズのクリスマス(1989年製作の映画)

3.8

単なるテレビシリーズのクリスマスにまつわるエピソードの寄せ集め。
クリスマスに観たい映画がないという時に、シンプソンズだったら安心して見られる。

ランゴ(2011年製作の映画)

4.0

サム・ペキンパーに対するオマージュが見てて面白かった。西部劇愛がふんだんに伝わる。
カメレオン俳優であるジョニデにカメレオンを演じさせる、というのも皮肉がきいてまたいい。
出るキャラ全てが気持ち悪い見
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.8

めちゃくちゃよかった。
もちろん物語のプロットはみえみえで先は読めてしまうけれど、泣かされる。

「アポロの息子+ロッキーVSドラゴの息子+ドラゴ」というあらすじを聞いただけでも胸が熱くなる。
その上
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.2

無名の若手映画監督とスタローンが作り上げた名スピンオフ。
当時無名な頃にスタローンが一から作り上げた、ロッキー1の裏話も相まって、思わず目頭が熱くなった。「クリード」の始まり。

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.6

有終の美というにふさわしいロッキー・ザ・ファイナル。
ラスト、フィラデルフィアの街並みを見つめるロッキーの背中が最高にカッコいい!

ロッキーシリーズの素晴らしいところは、リアルの時間の流れと並行して
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.0

ロッキー5を楽しむ前に、これは一種のおバカ映画なんだと腹をくくることをお勧めする。そんな映画。

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.7

シリーズ4作目ときたら、そろそろダレてきてもおかしくないよな…とハードルを低めにいざ鑑賞したら大きな間違いで、やっぱりロッキーはいいね。
ドルフ・ラングレンのサイボーグ感溢れる役作りも熱い。

ロッキー3(1982年製作の映画)

4.0

アポロのホームでのロッキーの覚醒や、結局行き着くところは忍耐力で挑むファイトスタイル。ロッキーロッキーしていて安心してみられた、文句なしの3作目。

今作特有のバッキバキの肉体、復讐に燃えるロッキーが
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

3.7

存命した当時にこのフセイン弄りはちょっと度が過ぎている気はするが、ミュージカルとしての演出・楽曲はA級。
下劣でくだらないギャグが終始続くので、すごく好みが分かれそう。
ケニーが可愛い。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

5.0

凄まじい…

デ・ニーロが出る映画は他にも見てきたけど、この映画でのイカれた役ぶりは群を抜いている。

デ・ニーロの怪演っぷりを観るだけでもお腹いっぱいなのに、大都会の中で心を病む人間を描かせるとスコ
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地球に落ちて来た男(1976年製作の映画)

4.0

ニコラス・ローグ追悼上映にて。

物語は干ばつで危機にあっている母星を救うために地球の水を求めてきた主人公が、こっちでオンナを作りつつも「早く妻子の待つホームに帰りたい」と願い続けるだけの内容。

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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.6

実家にある叔父の漫画を少し読んだことがある程度の前知識だったけど、めちゃくちゃ面白かった。
不穏で終末期な雰囲気が漂いながらも、まさに副題のとおり、どこか煌びやかな夢の中に迷い込んだような気分にさせら
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テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.6

トラウマ必至。めちゃくちゃ面白い!
ポランスキー自身のトラウマによって被害妄想癖や人間不信を抱いてしまい、こんな傑作を生んでしまうなんて。しかも主演まで。
アパートという限定された舞台で次々と起こる怪
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.0

なんというか、他に類を見ない映画。
疲れていた時に観たからかこの映画の破天荒過ぎるノリについていくのに精一杯だった。
お花畑でガールフレンドの脱いだパンツを被る、というラブシーンをこれぞ戯れ!と感じる
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

4.0

実話であると知り驚愕。
想像を遥かに超えた世界だった。エグい。

どんな人格者でも殺人者に変えてしまう「神の街」。そんな街にもしも自分が政府の思惑によって放り込まれたら、どうなってしまうのだろうか。示
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

5.0

戦時中、登場人物のほとんどが精神病患者の反戦映画。
文字にすると随分重い映画に見えるけど、この映画物凄く面白いです。

精神病院が舞台の代表的な作品としては「カッコーの巣の上で」があるけど、こちらのド
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