obaoさんの映画レビュー・感想・評価

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★の数なんて、その時の気分ですから・・・
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映画(1197)
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さようならCP(1972年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォX
CP(脳性麻痺)の人たちにカメラを向けた、原一男監督の第一作目のドキュメンタリー。
しかし、これもまた原監督の他の作品同様にコメントしづらい。

CPの人たちも健常者と同じように生
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ブロンドの殺人者(1943年製作の映画)

-

@シネ・ヌーヴォ
何の前知識なく観始めて、フィリップ・マーロウが出てきて、あぁ…レイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女よ」が原作なのかと、テンションも上がったはずなのに、前日同様にお腹いっぱいでウ
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馬を放つ(2017年製作の映画)

4.6

@テアトル梅田
文明や宗教というものは、人の欲から生まれ人の都合で曲解される。
その時、普遍であるはずの人の本質的な正しさや優しさは軽んじられ、優しき人がマイノリティとなる。

人はそんなに偉いのか。
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飾窓の女(1944年製作の映画)

4.8

@シネ・ヌーヴォ
いやぁ、最高に面白かった。
そして、あのオチも普通ならば腹を立てるものなのかも知れないが…教授のキャラクターもすべて愛おしく、笑って、まさかフィルム・ノノワールで幸せな気分になるとは
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M(1931年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ & on DVD.
ずっと観たかったのだけど、昼ご飯でお腹いっぱいにしてしまったら…やっぱり寝てしまう。。。
なので、劇場から帰って家でDVDを観直しました。

被害者感情、人が人を
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三十路女はロマンチックな夢を見るか?(2017年製作の映画)

1.2

@シネ・リーブル梅田
武田梨奈さんを見るために…彼女はみるみる美しくなっている。
で、オチは確かに…まんまと騙された。
というか、あまりにも薄っぺらい映画だったのでオチがどうとかは考えずに…考えられず
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.3

@なんばパークスシネマ
機密保護法、共謀罪だので報道に圧力をかける政府。
自分の正義こそが正しいと強弁する大臣。
国民を欺いても何も呵責を感じないのか…
それらすべてが、今の日本に重なりすぎて、
腹立
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.8

@シネマート心斎橋
人を愛せないが自分を愛して欲しいと願う未成熟な大人たち。
我が子の失踪にも愛が見い出せない…まさにloveless。
嘆き悲しむ姿も自分を哀れんでいるようにしか思えない。

雪と共
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殺人者(1946年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
犯罪の影に美女あり。
ファム・ファタールよ、男たちを出し抜け。最後に笑うのは彼女であって欲しいと…応援しながら観ていた。

ダイナーに現れる殺し屋という魅力的な始まりから、殺された男
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幻の女(1944年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ
江戸川乱歩が絶賛した傑作ミステリーの映画化…と言われれば、それだけで期待値が上がる。
うん、確かに乱歩・正史が好きそうなプロットだ。

妻殺しの容疑をかけられた男のアリバイを証明でき
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ガラスの鍵(1942年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ
男がピカピカのキザでいられる世界こそがハードボイルド。
殴られ、打ちのめされてもキザでなけらばならない。

美女に翻弄される顔役。親友のために奔走する伊達男。
そこに愛すべきヌケた悪
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上海ジェスチャー(1941年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
第1次大戦前の混沌とした上海…色々な人種が行き交い、多言語が飛び交う乱雑さにワクワクする。
カジノの華やかさ。美しき西洋娘とアラブの色男。過去を持つ大富豪と謎めいた中国マダムの神秘。
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死の接吻(1947年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
…にて始まった【フィルム・ノワールの世界 vol.2】
1940年代から50年代にかけてのアメリカのハードボイルドを中心とした作品群は、暗黒街へと連れられ、当時のニューヨークの町並み
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.7

@シネ・リーブル梅田
コピー通りに奇妙奇天烈、摩訶不思議…そして、支離滅裂で荒唐無稽。
自由奔放ながらも、意外に「人魚姫」の“お約束事”を踏襲しているのが何とも可笑しい。

ファンキーなミュージカルで
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.2

@シネマート心斎橋
良い部分も悪い部分もあった。
私自身もちろん同性愛に関してフラットに見ることはできないが、彼らの熱い闘いには賛同したい。が、その方法は善き人も傷つけるように手段を選ばずとなら、ちょ
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.3

@宝塚シネ・ピピア
意外と軽さを感じない(軽くないとは言えないが)、ちゃんとした映画だった。愛があればスポーツも強くなるというのは、実際では納得できるものではないけど、そこはエンターテイメント。…頑張
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女の一生(2016年製作の映画)

3.0

@宝塚シネ・ピピア
モーパッサン。男爵家に生まれたお嬢さんが夫や子どもの裏切りでひたすら苦難を強いられる。只々暗闇を彷徨うかのような2時間は…本当息苦しい。そもそもお嬢さん育ちのヒロインの生活力の無さ
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花咲くころ(2013年製作の映画)

4.5

@テアトル梅田
邦題とビジュアルから可愛らしい映画と想像しそうだが、硬派な社会派。生まれた国に戦争があったことで、人の心は荒み子どもにも閉塞感…希望も見えない。正しく生きようとする少女達にもジョージア
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

2.5

@シネ・ヌーヴォ
超満員。噂通りのすごい人気。特に若い女性が多い。
けど、私はあまり好きな映画ではなかった。
何だか『マッドマックス』みたいに騒がしい・・・

で、この前に3時間超えの映画を観たことも
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ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ
アスベストで健康被害を被った人たちの命を賭けた国との闘いを追った原一男監督のドキュメンタリー。潜伏期間の長い時限爆弾の恐ろしさ。民主党もダメだが、安倍政権の冷淡さが如実。官僚は誰を守
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ
『ル・アーヴルの靴みがき』と続けて観たので、何かその続編のようにも思えた。
そして、ここにも優しさが溢れていた。
それにしても外国の方は生きる力が強いね。

で、冒頭無音で始まった時
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.8

@シネ・ヌーヴォ
カウリスマキの映画は、ユーモアと優しさで出来ている…すごく力強い本当の優しさで。
実は今作を観るのは3回目だけなのだけど、前2回はちょっとずつ寝てしまって…
しかし、いやぁ〜こんな素
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わたしたちの家(2017年製作の映画)

3.7

@第七藝術劇場
いやぁ、これだけ謎を何も明らかにしないのは…逆に清々しい。これはパラレルワールドと捉えるべきか、或いは生きた家が作り出した物語か…その解釈は観客に委ねられるが、しかし解答はいらない。観
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

3.3

@シネ・ヌーヴォ
〈読む者は精神に異常をきたす〉と言われる夢野久作の奇書を映画化。彼が誰で、誰が本当のことを言っているのか…これは現実なのか幻想なのか。映像作家松本俊夫監督の術中にはまる迷宮。桂枝雀師
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プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォ
やっぱりインド映画はただただ楽しい♪ ある国の皇太子に瓜二つのプレーム兄貴が王室で兄弟の軋轢に巻き込まれるコメディ。人の心を情で説く物語は、分かっていても笑ってしまう…泣いてしまう。
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.4

@シネマート心斎橋
違った容れもので生まれてしまったトランスジェンダーのマリーナの生涯は常に逆風だったのだろうが…最愛の彼を失った時により強い逆風に晒される。彼の遺族や警察からの差別により人として扱わ
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

3.6

@元町映画館
うん、やっぱりよくわからない。
TVシリーズも観たけど…
これは家で何度かDVDを観始めて…何度も断念したもの。
劇場なら逃げ場がないだろうと。

そのTVシリーズの前日譚でもあり、映画
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十六歳の戦争(1973年製作の映画)

-

@シネ・ヌーヴォ
うぅ、これは評価つけられない。
というのは、フィルムが褪色し、映像作家である松本俊夫監督のその美しさがわからない。
しかし、今劇場で上映できるフィルムはこれ1本しかないとのことなので
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修羅(1971年製作の映画)

4.8

@シネ・ヌーヴォ
あぁ、素晴らしい。
今作の鶴屋南北も、『曽根崎心中』の近松門左衛門も…江戸時代に書かれた歌舞伎狂言の浪花節的物語は、いまも日本人のDNAの奥深くを揺さぶる。
あぁ、興奮した。

落ち
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薔薇の葬列(1969年製作の映画)

4.3

@シネ・ヌーヴォ
ゲイバーを巡るゲイボーイたちの争乱。
薔薇とは男同士の恋愛のこと。
ピーターのデビュー作であり、冒頭から土屋嘉男との絡みに驚く。

初めて観る松本俊夫監督作品。監督初の劇映画であるが
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どこか霧の向こう(2017年製作の映画)

3.2

於:大阪アジアン映画祭 @シネ・リーブル梅田
親を選べない子どもたちの悲劇。
両親を殺した少女と認知症の父親を持つ女性刑事の巡り会い。
彼女はなぜ親に手をかけてしまったのか。
少女を思う刑事はどこへ向
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東京不穏詩(2017年製作の映画)

3.8

於:大阪アジアン映画祭 @シネ・リーブル梅田
クソ男ばかりの人生の女と
彼女を愛した純朴な男…
すべては、その愛のために。

女優を目指して東京へと出てきた女性。
しかし、現実はクラブで体を売ることで
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

4.2

@元町映画館
大林監督は今回も饒舌。169分間…ずっと何かを伝えなければと。
その何かとは戦争に反対するという意思表明。
80歳になった今も、ずっと伝え続けてきた反戦は169分では足りないのだと。
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.0

@シネ・リーブル神戸
少しずつ、少しずつ…人間の嫌な部分が悪意となって、観る者の胃の底に蓄積されてゆくような違和感…不快感。
が、観終わったあとに何故か爽快にも感じるのはハネケ作品らしい。

冒頭の定
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ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォX
今でこそゲイであることをカムアウト(と本編では言っていた)する政治家は多いが、40年前のアメリカではまだまだ差別の対象。
そんな中で、ゲイを公表して政治の世界に関わったハーヴェイ・
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォX
マサラ上映の代表格。でもマサラには参加したくない(できない?)。
で、今作は3月いっぱいで日本での上映権が切れるらしい。
もう、観られないらしい(DVDも生産中止だとか・・・)。
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