obao

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★の数なんて、その時の気分ですから・・・
♥いいね!は、私が観た作品の同意表明とさせてくださいな。

ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)

4.1

@シネマート心斎橋
ルーニー・マーラを眺める。それだけでも私には十分なのですが…彼女の静かな狂気と過去を取り戻したいという欲望、そして、愛に飢えた可憐さが素晴らしい。『ドラゴン・タトゥーの女』を思い出
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海底 47m(2017年製作の映画)

1.5

@シネマート心斎橋
えっと…私がSFを苦手なのは、そこ(宇宙)が実感として感じられない、どうしてもセットやクロマキーバックのCGを感じてしまうということがあるのですが(それは私の想像力の欠如でもあるの
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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.5

@シネ・リーブル梅田
チャップリンだったかポランスキーだったか(或いはそのどちらでもないかも知れない)、何かの映画で「ドイツ軍が撤退して、ソ連軍が進駐してきた。助かったと思ったがそれは新しい悪夢の始ま
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.2

@シネ・ヌーヴォ
道化師夫婦主演(製作・監督・脚本も手掛ける)による作り込まれた…あまりにも作られ過ぎたコメディ。その度合いで、これを好きか嫌いか分かれるところでしょう。
ジャック・タチを引き合いに出
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ある戦争(2015年製作の映画)

4.1

於:神戸映画サークル8月例会
国が決めた派兵。戦地で危険に晒された軍人を戦地に行かずに安全な場所から指示を出す役人が裁くという矛盾。

アフガニスタンの平和維持の為に派遣されたデンマーク軍。部下を護る
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愛と死の記録(1966年製作の映画)

3.6

@シネ・ヌーヴォ
原爆は落ちたその時に爆死するだけでなく、放射能の被爆によって原爆症(白血病)が一生付きまとい、その人の人生を歪め続けるものだと、改めて知らされる…じわじわと。被爆しても天命を全う出来
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夜明けのうた(1965年製作の映画)

4.7

@シネ・ヌーヴォ
どう撮れば浅丘ルリ子をより魅力的に映せるのか…そんな想いがスクリーンから滲み出る、蔵原監督が浅丘ルリ子を好きでたまらないという(憶測)、浅丘ルリ子のための映画。その結果、今まで観たな
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執炎(1964年製作の映画)

3.7

@シネ・ヌーヴォ
えっ!浅丘ルリ子さんが…ヌードに…!!
最初の方で岩陰にかくれてから全裸で海に走る女性。まぁ、吹き替えでしょうね。と、思って観ていたのですが…小屋でのシーン、伊丹十三(当時は一三)の
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家族の肖像(1974年製作の映画)

4.0

@元町映画館
ヴィスコンティの映画は必ず(!)寝てしまうのですけどね…時間が合ったし、先日支配人と飲ませていただいたお礼旁々神戸へと。。。いや、しかしこれ面白いやん。うん、寝なかったよ(ちょっと危ない
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黒い太陽(1964年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォ
傑作だった『狂熱の季節』の続編的なもの。原作も同じ河野典生で、主演の川地民夫も(千代侑子も)同じようなキャラクターを演じている。
黒人を敬愛し、JAZZを愛し、黒人のJAZZ以外はニ
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何か面白いことないか(1963年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォ
…のチラシには“商業映画でこんな映画を作るなんて!”とある。
石原裕次郎&浅丘ルリ子の黄金コンビを使って『憎いあンちくしょう』では、愛を信じないふたりが東京から九州へジープを運ぶとい
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海の勝負師(1961年製作の映画)

3.3

@シネ・ヌーヴォ
さぁ、宍戸錠ショーの始まりです。
役名は違うのにジョーと呼ばれる潜水夫。過去に汚名を着せられてそれを雪ぐために行動するというのもジョーとしてのステレオタイプ(?)。鈴木清順作品でもそ
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この若さある限り(1961年製作の映画)

3.1

@シネ・ヌーヴォ
「田舎に泊まろう!」での浜田光夫の泊めてもらったご家族への失礼な態度(俺はスターだ、的な)を見てからどれだけ爽やかな役をやろうとも違和感しかないのですけどね…。

本作は、石坂洋次郎
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破れかぶれ(1961年製作の映画)

3.9

@シネ・ヌーヴォ
前作『狂熱の季節』に続いて川地民夫が無軌道な少年を演じるが、こちらではやることなすこと全てがウラを打ち追い詰められて行く。前作のB面的な印象。
前作でも相棒だった郷鍈治(宍戸錠の実弟
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます。

@シネ・リーブル梅田
宗教の功罪の罪の物語。人々は神に救いを求め、神に囚われ、罪を創造し、罪を悔いる。悪魔も魔女も人々の心が創り出し、心に巣食うものであると。

宗教観の厳格さ故、村を離れた家族。森に
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銀座の恋の物語(1962年製作の映画)

4.2

@シネ・ヌーヴォ
上映後のトークショー、ミルクマン斉藤氏が開口一番「凄いでしょう」と言ったこの映画。凄いの意味も色々あるが、この映画は色々盛りだくさんで色々凄い。
石原裕次郎の同名ヒット曲から生まれた
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ある脅迫(1960年製作の映画)

3.7

@シネ・ヌーヴォ
金子信雄vs西村晃。
他の出演者など関係なく、このふたりの演技合戦。(ただ、浜村純だけは相変わらず出てくるだけで場の空気を変える)。
出世街道をひた走る金子信雄と気弱でうだつの上がら
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嵐を突っ切るジェット機(1961年製作の映画)

1.5

@シネ・ヌーヴォ
蔵原監督作品を一日で4本観る。その4本目がこれ。
いや、しかしコレは観なくても良かったな…。
前3本のような哲学的・思想的な作品を撮る一方、このような日活スター映画も撮る幅広さ…或い
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狂熱の季節(1960年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ
灼熱の太陽の下、暴走する若さ。
すべてはその暑さのせいなのか。
無軌道な若者と疾走する快感。
無理解な社会に反抗する虚無感。
これは日本映画が苦手な人にこそ観て欲しいです。

ジャズ
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われらの時代(1959年製作の映画)

4.3

@シネ・ヌーヴォ
アメリカ人に罵倒されるニッポン。
卑屈になる若者。
しかし、朝鮮人を差別する日本。
…それらは、右傾化して行く現在の日本と変わらない。
この原作が大江健三郎と聞けば、ああなるほど…リ
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地獄の曲り角(1959年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ
金に取り憑かれ、欲にまみれて堕ちて行く…そこはまさに地獄の曲り角、地獄への入口。人間のこの種の狂気を描いた映画が大好きです。すっごい面白かった。
そして、稲垣美穂子さんが可愛かったな
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ハートストーン(2016年製作の映画)

4.3

@テアトル梅田
人と違うと言っても、ツバをかけられたり、踏み潰されなければならないということはないのだ…
…僕たちはカサゴじゃないのだ、と。

アイスランドの広大な自然と分厚い雲、美しくも何となく重苦
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俺は待ってるぜ(1957年製作の映画)

3.3

@シネ・ヌーヴォ
波止場で佇む怜悧な美女(北原三枝)に、青春スター(石原裕次郎)が「何やってるんです」と言って、自分の家に連れ帰る。もう、冒頭から設定がおかしい。
先日の特別講義の題材のひとつでした。
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海底から来た女(1959年製作の映画)

3.9

@シネ・ヌーヴォ
日本的には「雪女」や「雨月物語」、外国で言えば「人魚姫」のような…人間と“妖”との間に芽生える恋情。今回は鱶(フカ・サメ)の化身という、聞いただけで『何だそれ』と思ってしまう物語を日
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嵐の中を突っ走れ(1958年製作の映画)

3.7

@シネ・ヌーヴォ
裕次郎はやっぱりスターである。彼がスクリーンに映るだけ…ただそれだけで映画になってしまうのだな、と。前日に観た同監督作品が何故しんどかったのかを理解した次第です(暗に葉山良二に華がな
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爆薬(ダイナマイト)に火をつけろ(1959年製作の映画)

3.7

@シネ・ヌーヴォ
土建会社のいざこざさえも青春アクションにしてしまう。小林旭の声の高さも岡田真澄の胡散臭さも何故かハマってしまう日活の豪腕(…と言っていいのか)。

入札談合を無視し格安で埋め立て工事
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第三の死角(1959年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
会社乗っ取りも日活が撮ればこうなるのだな…と。蔵原監督のスタイルが完成された手応えが得られ、カメラワークも音楽も、カッコ良かったです。

人が殺されたり、自殺したりすることがドライに
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霧の中の男(1958年製作の映画)

2.5

@シネ・ヌーヴォ
…で、始まった蔵原惟繕監督特集。
その前週に行われた特別講座にて、“石原慎太郎のシナリオの酷さ”を刷り込まれたためか、どうしてもそのシナリオが気になってしまう。
今作は原作・脚本も石
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君はひとりじゃない(2015年製作の映画)

4.6

@シネマート心斎橋
これ面白いよ、と…人には勧められない。けど、私はすごく面白かった。
これ・・・私はすんごい好きです。
ポーランドと言えば、アンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキーなど、ドイツ軍によ
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

on DVD.
『歓びのトスカーナ』を観て、この『17歳のカルテ』を思い出した…と、書いてしまったけれども、今作のことをそれほど覚えていないぞと思いDVDを引っ張り出して観直してみました。
結果、心に
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歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

4.0

@シネ・リーブル梅田
美しい風景と彼女たちの危うさが魅力となり、惹きつけられる人生探し…過去の決算。愛おしい彼女たちの未来が、トスカーナの陽光のように明るいものでありますようにと、願わずにはいられませ
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
家族の暮らす“かもめの家”。その屋根にあるかもめの風見鶏は常に《エル・スール(南)》を向いている。
スペイン内戦により〈南〉から〈北〉へと流れてきた家族。
少女は〈南〉を知らない。
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地獄愛(2014年製作の映画)

3.6

@シネマート心斎橋
あぁ、怖い…コワイ。
オンナは、コ・ワ・イ、

『ハネムーン・キラーズ』と同じ “ロンリー・ハーツ・キラー事件” を題材に『変態村』の監督が撮り上げた〈ベルギーの闇3部作〉の2作目
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マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

4.0

@シネマート心斎橋
監督の苦悩。こういう裏側を観ると安易に映画を批判したりなど出来なくなります(と、言いながら星を付けているのですけどね)。

カンヌ国際映画祭を賛否両論の渦に巻き込んだ問題作『オンリ
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ハネムーン・キラーズ(1970年製作の映画)

4.5

@シネマート心斎橋
フランソワ・トリュフォーが「もっとも愛するアメリカ映画」と絶賛し、ラス・メイヤーが「耐えられないほど破廉恥な見世物」と酷評した…らしい、好きな人は好きかも知れないが、ダメな人はもし
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.3

@シアターセブン
まず思ったのは、イランの交通事情…怖いなぁって。車が来ても人は平気で渡るし、人が歩いていても車が突っ込んでくるし。これでよく事故が起こらないものだと…いや、本編にもあるように事故は多
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