obaoさんの映画レビュー・感想・評価

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★の数なんて、その時の気分ですから・・・
♥いいね!は、私が観た作品の同意表明とさせてくださいな。

あいつばかりが何故もてる(1962年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォ
ヤクザな男が女性に惚れるも色男にさらわれて最終的には二人を応援して去ってゆく…というのが、私まだ観たことのない『男はつらいよ』に関する認識なのですが、今作はまさにその寅さんの原点のよ
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私たちの結婚(1962年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォ
ストーリー展開からトレンディドラマと言ってもよさそうな軽快さを感じるが、人々がまだまだ貧しかった日本のこと。決して軽いものではない結婚や家族、人生の悲喜こもごも。

埋め立てや空港建
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ヴィヴィアン武装ジェット(2017年製作の映画)

4.0

@シネマート心斎橋
いつも通りの…万人には受け入れられないかも知れないが、コアなファンにはたまらなく愛おしい島田角栄ワールド。監督が舞台挨拶でよく使うツカミ「西田ひかるの誕生会のような拍手をありがとう
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踊りたい夜(1963年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
水谷良重、倍賞千恵子、鰐淵晴子…唄って踊れる女優3人を使って、日本でもこれだけのショーが出来るのだという井上梅次の矜持が見えるジャパニーズミュージカル、昭和30年代のエンターテイメン
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光と禿(2016年製作の映画)

3.7

@シアターセブン
中年の禿げたミュージシャン スギムをクリトリック・リスが、本人役をそのままの自然体で演じ、岸井ゆきのさんや樋井明日香さんなど演技力の確かな若手女優が支える…そして、最終的には俳優とし
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ひき逃げ(1966年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
うぅ…デコさん、それはちょっとやり過ぎです。演技の上手さがアダとなる。子どもをひき逃げされた女が壊れてゆくということを表現したかったのでしょうが、もう顔芸になってしまっています。それ
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うつくしいひと サバ?(2017年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォX
『うつくしいひと』を撮った後に震災があった為に、震災前の美しい熊本を残した映像となった前作。そして、震災後の熊本を復興すべく撮った今作の『うつくしいひと サバ?』。
震災前の熊本と
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追想(1975年製作の映画)

3.7

@シネマート心斎橋
予告や今回のポスタービジュアルから、てっきりクラシカルなラブロマンスだと思い込んでいたが、『ダイ・ハード』的なアクションが始まってびっくり!そして、これが『イングロリアス・バスター
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HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話(2016年製作の映画)

3.2

@シネ・ヌーヴォ
演出・演者の巧拙は所々気になるところはあるものの、色々と考えさせられる映画でした。

娘を殺された母、娘を殺した死刑囚、被害者家族、加害者家族。それぞれがそれぞれの立場に立ち、死刑の
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斑女(1961年製作の映画)

3.9

@シネ・ヌーヴォ
この日観た映画2本が重かったので、今作のポップなオープニングにすごく救われました。良かった、これが軽快なコメディで。

色を好む山村聰が若い女に振り回されるが、懲りないオトナの男を演
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あさがくるまえに(2016年製作の映画)

3.0

@シネ・リーブル梅田
大絶賛の声がある中期待し過ぎたというわけでもないのでしょうが、なんだかまったく実感として捕らえ切れずに、医療ドキュメンタリーを観ているような感じもしました。それは、演者たちがあま
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雲がちぎれる時(1961年製作の映画)

3.8

@シネ・ヌーヴォ
女ひとりで生きるためには身を持ち崩さなければならない悲しい時代。人を愛しても報われない、きれいな思い出だけでは生きられない。幸せになろうなんて思っちゃいけない人がいる。そんな悲しい人
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アンダー・ハー・マウス(2016年製作の映画)

3.0

@シネマート心斎橋
ヅカ的に女性にはウケているようですが、これが男女の恋愛を描いたものであれば、何だか甘ったるいだけの…ありきたりのラブストーリーなのではないのかと、ふと途中から冷めて観ていました。
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水溜り(1961年製作の映画)

3.0

@シネ・ヌーヴォ
…で始まった倍賞千恵子さんの特集。当時20歳の倍賞さんがキャラクターのクマさんのようで、何とも可愛らしい。しかし、その容姿から清純派でデビューされたと思い込んでいたのだけど、パンツ丸
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六條ゆきやま紬(1965年製作の映画)

3.3

@シネ・ヌーヴォ
《芸術祭参加作品》…というのは、どうも作為が見えすぎてしまう気がする。今作にしても“芸術”を意識しすぎていて、物語の前に“演出”が見えてしまった。映画は総合芸術であるとしても。

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われ一粒の麦なれど(1964年製作の映画)

4.4

@シネ・ヌーヴォ
今の日本…不寛容な規制社会では、おそらく撮れないであろう凄い映画。
小児マヒを題材にしたドキュメンタリー手法とあるので、すごく重くて暗い映画だと身構えていたけれど、主人公の小林桂樹は
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女の座(1962年製作の映画)

4.7

@シネ・ヌーヴォ
『娘・妻・母』と同じく成瀨巳喜男監督、松山善三・井手敏郎共同脚本、豪華キャスト出演による今作は、前作に増して遣る瀬なくて、辛い。成瀨の意地悪さ(?)に追い詰められて、しんどかった。
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娘・妻・母(1960年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ
『無法松の一生』に続いて観たこれもまた、DVD持っていて観たことあるはずなのにまったく覚えていなかった。でも、初見のように楽しめたので…逆に良かったのかな。

今回の特集で異色の成瀨
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無法松の一生(1958年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
DVD持ってるけど、土・日のどちらかはシネ・ヌーヴォに行かなあかんような気がして観に行く。…が、あれ?これ記憶がないぞ。となって、観ながら薄っすらと思い出していた。

粗暴な小倉の車
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泥の河(1981年製作の映画)

4.7

@大阪ステーションシティシネマ

(大阪弁混じりで失礼します)

私の子ぉの頃にも近所に学校に行かれへん子ぉがおった。「あの子ぉと遊んだらあかん」とか誰かが言うてた。大阪の汚ったない下町で、私はこの時
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いつも心はジャイアント(2016年製作の映画)

3.5

@テアトル梅田
この映画の性質からして遊び心と言っていいのかわかりませんが、ドキュメンタリーやファンタジー、スポ根、コメディなど色々なジャンルの映画をシーンごとに繋ぎ合わせたような意欲的な構成。
そし
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ポルト(2016年製作の映画)

3.2

@テアトル梅田
ジム・ジャームッシュ制作総指揮(監督は別の方)。
ベッドで男と女が向き合うファーストカットは、『パターソン』の続きを思わせるサービスカットなのか、遊び心か。全体的にもジャームッシュっぽ
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

@テアトル梅田
サンタクロースが暮らすというラップランド。
豊かな湖水、広大な山岳地。大自然に囲まれたスウェーデン。
そんなファンタジックな連想をさせる地でも差別が存在する。
サーミは“SAME”と書
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.2

@テアトル梅田
きっと、いい日が待っている。いや、兄弟が欲しかったのは、いい日ではなく普通に暮らせる日々。そんな希望さえも力ずくで抑え込まれてしまい、幽霊として暮らさざるを得ない日々から飛び立つ勇気の
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(1941年製作の映画)

3.4

@シネ・ヌーヴォ
“心で感謝 身で援護”とのテロップからのクレジット。
そして、東條英機の言葉
“飼養者の心からなる慈しみに依ってのみ優良馬–将来益々必要なる我が活兵器–が造られるのである”と…
日中
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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ
リベリア共和国は、アメリカで解放された黒人奴隷によって建国された国らしい。そんな歴史的な背景がありながらも、人は人の上に立とうとする。資本を有する者と持たざる者。それ故に内戦が何度も
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浦島太郎の後裔(1946年製作の映画)

3.0

@シネ・ヌーヴォ
すごく変な映画を観た。
ようやく戦争も終わって、自由に映画を作ることが出来る。そんな時に、満を持して成瀬巳喜男が撮りたかったのが…えっと、これなのですか?そんな時だからこそのこれ?或
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裁き(2014年製作の映画)

3.7

@シネ・リーブル梅田
恣意的な警察の捜査、過去判例を机上でしか見ない検察、流れ作業で粛々と片付けてゆく裁判官。そこには“人”がいない。
インドの社会問題を提起しながらも、ユーモラスな空気を漂わせる…何
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.5

@シネマート心斎橋
もう…好き勝手やりたい放題。クストリッツァがやりたいことを全部やりました!という映画。ロバにハヤブサ、ガチョウにヘビにヒツジにクマ…犬や猫や蝶。入り乱れて逃げ惑って、爆撃…爆発…爆
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.6

@元町映画館
今どきの女子高生のリアルなのか。うわべだけの付き合いや恋愛のふり、いじめのふり、平気なふり。すべてがドライのようでも、不器用な不安定さが…私の年代から見れば可哀想であり、逆に恐ろしく(不
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

@布施ラインシネマ
「こいつアホや」…というのは、大阪では言い方で褒め言葉になります。これだけのことをCGなしでやってしまうのは、まさに“正しい”映画バカ。大阪で言うアホなのですね…クリストファー・ノ
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秀子の車掌さん(1941年製作の映画)

3.9

@シネ・ヌーヴォ
何とも可愛らしいタイトル。この『秀子の車掌さん』や『秀子の應援團長』。美空ひばりなどでも『ひばりの・・・』というタイトルでお客を呼べていた時代があったのでしょうね。

いやしかし、こ
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秋津温泉(1962年製作の映画)

2.3

@シネ・ヌーヴォ
岡田茉莉子100本記念作品。岡田茉莉子自らが企画し主演した…
「そう、私が、岡田茉莉子よ!!!!」という作品。
岡田茉莉子を美しく撮ったのは、後に岡田と結婚する吉田喜重監督。愛を感じ
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少年(1969年製作の映画)

3.7

@シネ・ヌーヴォ
面白かった。うん、面白かったのだけど…やっぱり、大島渚のメッセージというのが、よく解らないです。
日の丸を掲げた旅館にある積み上げられた遺骨箱の意味は・・・?
雪だるまの宇宙人とは・
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心中天網島(1969年製作の映画)

5.0

@シネ・ヌーヴォ
いやぁ〜素晴らしい。とんでもない傑作でした。感動しました。

物語的には近松門左衛門の心中もの。『曽根崎心中』と同じく遊女との情死を描いた情念の物語なのですが、《表現社=ATG》によ
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花つみ日記(1939年製作の映画)

3.6

@シネ・ヌーヴォ
…にて始まった、松山善三・高峰秀子(←この順番が重要だと、養女の斎藤明美さん)映画祭での一番古いフィルム。しかし、昭和14年のこの時に高峰秀子さんは15歳の少女ながら芸歴10年のベテ
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