あをによしさんの映画レビュー・感想・評価

あをによし

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今日を生きよう。Pop Cultureと共に。Popcornと共に。ベストムービーは、その年に観た映画の中から。レビューは映画館で観たものだけ。

映画(160)
ドラマ(9)

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.3

前評判ほど悪くはなかった。全編通して飽きるようなところもなかったし。ただ、ハン・ソロという誰もが思い入れのあるキャラクターだけに、物足りなさを感じやすくなっているのも事実。ハリソン・フォードと比較する>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

先天性の障害で人と違う顔を持って産まれた主人公オギーが初めて学校に通うことで巻き起こる騒動と、その中で成長していく姿を描いた物語。
オギーがスターウォーズ好きの為、スターウォーズネタが結構出てくるので
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

『パリ、テキサス』などで知られる名優ハリー・ディーン・スタントン(以下HDS)の最後の主演作。一人暮らしの老人ラッキーが死を意識しながら過ごす人生の最期の日々を描いた本作は、まるでドキュメンタリーかと>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

万引きをモチーフに、家族という共同体の意義を問いかける、ご存知、パルムドール受賞作。
個性豊かな俳優陣による絶妙の演技に加え、細野晴臣が手がけた音楽も、主張しすぎないのに印象に残る素晴らしい出来。そり
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.7

シティポップが好きだ。シティソウルでもアーバンブルーズでも呼び方は何でもいい。とにかく現代の街での暮らしや感情を映し出す音楽。たとえばフランク・オーシャンのように。だから、私にとってボブ・ディランもル>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.8

綺麗事や正論ばかりで、言いたいことも言えないこんな世の中じゃPOISONな世界に風穴を空ける異端の俺ちゃんヒーローが帰還。前作同様、撃ちまくり斬りまくり、放送禁止用語連発、ブラックジョーク満載の正しい>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.4

アコースティックセットを期待して行ったら大所帯のファンクバンドだった、くらいの振れ幅で想像と違うエンターテインメント作品。
とは言え、設定は現代に変更されているものの、もちろん舞台はイギリスで、美しい
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

たとえば地元のサッカークラブを10年くらい応援していると、その年月の積み重ねによってカタルシスや喪失感が増幅される瞬間がある。“あの日あの時あの場所”を知っているからこその喜びや悲しみ。
『マイティー
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.7

美しい風景や街並み、ピアノの旋律は、まるで古き良きイタリア映画を観ているような錯覚に陥る。かなり具体的な描写もある同性愛の物語だが(PG12)、社会におけるセクシャリティやジェンダーとは、ではなく、2>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

80'sポップカルチャーの要素が詰め込まれた映画を、それを作り出した張本人が監督するという反則技。大袈裟ではなく、私のすべてがここにあった。そう、この作品が、私にとってのオアシスそのものだ。何度コイン>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.8

この作品の中に「一生を共にしたいと思う相手かどうかは浮気した時に分かる」というような意味合いのセリフがあるのだけれど、(その是非は置いといて)間違った選択をして初めて気付くことは多い。というか、大体そ>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.2

ロボットの暴走とか東京大決戦とか、これもうエヴァとシンゴジじゃん。笑 除隊になった兵士とジャンク部品を収集する少女っていう「フォースの覚醒」感も凄かったけど(しかもジョン・ボイエガだし。笑)。アクショ>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.6

「皆んなのために書いたんじゃない。あの娘のために書いた曲だ」。うん、音楽って、そういうものだよね。それは音楽以外でも。誰かではなく、“あなた”に伝えないと。ヘクターのように、その機会さえ奪われる前に。>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.6

皆んな一緒じゃなくていい、というテーマは食傷気味だし、きっと実際のバーナムはこの映画のような人物ではないだろう。それでも、ミュージカルシーンの華やかさ、個性あふれる登場人物たち、閉鎖的な上流階級社会の>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の宝島(2018年製作の映画)

3.1

正直、もう少し『宝島』感があるのかと思って観たので、話の展開に面喰らったが、これが現代のドラえもん映画なのだろう。冒険、科学、家族愛の物語は確かにドラえもんだったし、星野源の挿入歌が流れる場面は感動的>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.8

実話ものが続くイーストウッドだが、今回は遂にそれを本人たち主演でやるという、もはや映画って何なんだ、という本質をも考えさせられる設定でぶつけてきた。
前作の『ハドソン川の奇跡』もそうだったように、脚色
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.6

光の加減、心理描写、足音や衣擦れ、紐を結ぶ音まで徹頭徹尾ソフィア・コッポラ。彼女が作り出すのは、細部まで自身のこだわりが行き届いた世界そのもの。だからこそ、その中で起こる物語は必然性がある。それはいつ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

最後に引用された「あなたの姿は見えなくとも、あなたの気配を感じる。あなたの存在が私を愛で満たす。どこにいてもあなたを感じられる…(うろ覚え)」的な詩の内容こそが、まさにこの映画の美しさの核心だろう。こ>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

2.9

読み易い展開ではあるが、物語として感動するポイントはあった。(悪い意味ではなく)ドラマなら、これでも良いと思う。しかし、映画作品として観るなら、演出、脚本、(一部の)演技に関しては物足りなさを感じた。>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.4

同棲相手の経歴詐称を追う内に徐々に明かされていく謎と、そこから浮かび上がる悲しい過去。自分が愛した相手は一体誰なのか、自分の感情とも対峙しながら解き明かしていくラブミステリー。
長澤まさみの演技は、そ
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.9

すべてにおいて秀逸。とにかく、とてもよく作られていて、終盤の怒涛の回収劇はお見事としか言いようがない。時代にマッチしたパディントン像を確立し、前作から大きくスケールアップした感動巨編。
唯一、これは作
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.5

想像より、かなり原作に忠実な仕上がりだった。画角サイズをスタンダードにしたり、当時のファッション、フリッパーズや小沢くん、オリジナルラブというワードが出てはきたけど、そこまで90年代感は露骨に出てなか>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

ちょうど前日に録画を観たドラマ「アンナチュラル」の“永遠に答えが出ない問いに一生向き合わなければならない”という台詞が思わずリンクした。永遠の問いに決着はつけられるのか。そもそも何をもって決着なのか。>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

2.9

パラドックスとしか言いようがない。もう一度観てみないと評価が難しい。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.8

再上映してたので、もう一度。日常の中の戦争、戦争の中の日常。そういう悲惨な状況下での暮らしを、主人公の穏やかさやユーモアによる温かな視点から描いているところは、ロベルト・ベニーニの『ライフ・イズ・ビュ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

チャイルディッシュ・ガンビーノの“レッドボーン”が流れる中、穏やかに始まる冒頭からは予想だにしない怒涛の展開。終始、付き纏う逃げ場のない恐怖は、キングの『ミザリー』や『シャイニング』、フィンチャーの『>>続きを読む