てんやもん太郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

てんやもん太郎

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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

なんだか、今の状況と似てるような部分があって久しぶりに!
やっぱ面白い。
単純に。
あと男心をくすぐられる。自衛隊とか、無人電車爆弾とか、軍歌っぽいマーチとか。

脚本だけ読んだら、難解な言葉が多くし
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夫婦善哉(1955年製作の映画)

4.3

淡島千景は俳優人生で一体何回「あんた」と言ったのだろう。
「あんた」がここまで似合う人はもう現れないだろう。

人の魅力が凄い!
みんな可愛いし、いじらしい!
みててなんでこんなに飽きないのだろう。
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.6

綾野剛の眼差しを楽しむ映画。
しかし、過去のある男が似合うな。
悲しそうな眼をして「帰る」ってセリフ。
女殺し!!

火野正平。
女殺し!!!
声よ。なんと色気のある声。
ほんの少しで、そして特別なこ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.2

面白いけど、少し、いじくり過ぎな感じた。
テンポが良くて観やすいのだけど。

てか松岡茉優ってすごい上手だな!
なんか説明的ってほどもないけど、その役の状態がよくわかる。
言葉以外で、身体を使って、ち
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

2.8

うーん、、、
現実味がありそうであまり現実味を感じない。
それぞれの役を結構極端に描いてるからかなー。
リアルであれば面白いというわけではないけれど、
リアルさとの折り合いがなんか中途半端というか。
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.7

今更、初めて観た。
そして、連続で立て続けに観てしまった。
映画リテラシーの低い自分には一回では無理だった。
なんて良く出来た作品なんだろう。
そんなこと誰しもが思ってるだろうけど。

是枝監督は人間
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奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

4.1

何回見ても笑ってしまう。
まー飽きない。

表現が単純じゃないからかなー。
要素が複雑で、かつサラッとして速い。
仕草が本当に上手!

状況に埋没しないというか、常に人目を気にするような演技。
一つの
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花火思想(2013年製作の映画)

-

なんかスコアに表せない。
なんとも不思議な映画だ。
上手いとか、下手とか、なんかそういう物差しで観れない。
多分、隙が多いし、粗いし、突っ込みどころや、ダメ出しをしようとしとしたらいくらでもあると思う
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メルシィ!人生(2000年製作の映画)

4.0

なんか以前見たときよりも笑ってしまった。
なんとなくフランス映画ってさり気ないというか、
サラッと笑わせてくれるから、見心地がいい。
あと気丈に振舞おうとするから、余計笑えるというか。
ガハハみたいに
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友情(1974年製作の映画)

5.0

たまにふと見たくなる映画。
繰り返し流れる音楽がなんとも言えない。
それぞれの悩みを抱える中年の男たち。
彼らの言葉、仕草に節々に感じる、狡さや、セコさ、さもしさ。
でも優しさ、希望、慈悲も感じる。
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向こうの家(2018年製作の映画)

3.8

どう面白かったか説明が難しい映画。
面白いのだけど、具体的にここがいいみたいなのがないというか。
それは、技術的なことを感じさせないということなのか、、、

シャツ一枚でお洒落に見えるみたいな。
着こ
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轟音(2019年製作の映画)

3.7

見る側との距離感がなんとも心地いい映画。
内容はなかなか重いのだけど、なぜか観ていて楽しい。

それはたぶんいい感じに謎があるからだと思う。
分からな過ぎず、分かり易過ぎない。語り過ぎず、語らな過ぎな
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静かな雨(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いい。
なんかいいぞ。
なんだこの映画。
音がとてもいい。

bgmも音響も。
食パンをかじる音、街の音、雨の音。
そして足を引きずる音。
とにかく足を引きずる音が大半を占めていて、
彼の不自由さがず
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.5

うーん。
この感じ。
小津安二郎をみた時と同じだ。
東京物語を3回観ているが、
いつも同じところで寝てしまう。
目が覚めたら、東山千恵子がいなくなってる笑

特にメインの二人に同じものを感じた。純度1
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ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

4.0

とにかく好感が持てる!!!
面白いのはもちろんなのだけど、この映画はとても好感が持てる。
上手いとか、下手とかではなく、
好ましいのである。
この監督の前作もそうだけれど、
なんだか可愛い不器用な人が
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遠雷(1981年製作の映画)

2.7

昔の時代感がすごい。
演技の質とか。
昔の映画を観ても新しさや、普遍性を感じたりもするけれど、
それをあまり感じなかった。
その時代の映画って感じ。
当時の風俗文化みたいなのはへぇーと感じたが。

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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

3.6

ピンポンの人出てるー!!

善意100%の映画。
この手の話は大概嫌いなのだけど、
この映画は良かった。
善意も信じてみる価値があるかもしれないと思わせてくれた。

二人の俳優が全然嫌味じゃない。
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.6

今後の日本映画を支える俳優たちの共演といった感じ。
それくらい3人が凄い!!

言葉がそんな重要な感じがしない。
空気感、雰囲気、が大事になってるのかな。
でも雰囲気映画とは全く違う。
俳優はちゃんと
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

黛敏郎の音楽の存在感が際立っている。幕末太陽傳と名曲だなぁ。

前半、長門の中途半端っぷりにイライラした。
この若くて、よく吠えて、弱くて、意地っ張りで、ダサくて、ミジメで何者でもない男、
みたいな役
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

ずっと緊張感が続いているのがいい。
あそこまでいってしまう力強さが韓国映画だなー。

娘役の人がクールで良かった。
ユーモアがあって、ややニヒルというか。
だからか笑うと余計可愛く見える。
フルハウス
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.1

かわいい映画。
全体に漂う素朴さがいい。
悲壮感がないのがいい。
当時の映像を見ているような錯覚に陥る。

あの凧揚げのシーンがもう、主人公の人生の捉え方なんだろうな。
オープニングがなんかかっこいい
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

好きじゃない。
映画としては凄くいい映画なのかもだけど好きじゃない。

なんか辛気臭い。
この言葉で片付けてしまう自分の人間性も疑わしいけど。
でもこの映画についていろいろ人と話したい。

自分は風刺
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ミスター・ベースボール(1992年製作の映画)

2.0

つまらない笑
でもそれでも観ていられるのは、
なんとなくおおらかな空気が漂っているからだろうか。
現場ではアメリカのスタッフが「HaHaHaHaHaHaHa!!」
とか言って幸せそうにつくってたのかな
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若さと馬鹿さ(2019年製作の映画)

4.1

タイトルに惹かれて鑑賞。
全然飽きない!
お話自体はそんな特別なものではないのだけど、
とにかく画が飽きない。
なんだかずっと観ていられる。
ウソというか、無理がないのかな。。。
かといって脱力という
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左様なら(2018年製作の映画)

1.7

それぞれの登場人物が物語のために配置されたためだけの役にみえた。好きな言葉じゃないけどモブキャラというのかな。。
いじめっ子はいじめっ子ぽく、
いじめられっ子はいじめられっ子ぽく、
間に挟まれた子は間
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

初めて劇場で観た。。。
当たり前だが、家で見るのと大違い。
鳥肌がたった。
カッコ良すぎる。
スートーリーとか、云々じゃなく。
カッコ良いい。
ネオ東京の街が魅力的過ぎる。

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.2

現代版魔女の宅急便みたいだなと思った。
ため息が出るくらい綺麗な映像だった。
真っ直ぐに湖に歩いて行くシーンが好き。
主人公のセリフが少ないのがとてもいいなぁ。
場所、空間が大事な映画って好きだなー。
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漫画誕生(2018年製作の映画)

4.0

イッセー尾形!!
セリフの深みと自由さ。
一言一言をものすごい大切にしているのと同時に、
適当に口から出ているように見える。
この矛盾を成立させている凄さ!

全体的に人が魅力的に見えた。
なんだかシ
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黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年製作の映画)

4.2

なんて良く出来た内容なのだろう。
本がすごい。松本清張だから当然なのか。
出来事の重要性、必要性の描き方が本当に凄い。
簡潔に出来事だけを羅列するとそこまでドラマチックでもない内容なのに、
全く目が離
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「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963年製作の映画)

3.0



うーん、、、
原作が大好きなだけに残念。
なんかノペーっとしていて、テンポがない。
軽妙洒脱といわれる獅子文六なのだから、もっとテンポが欲しい。
この作品もっと笑える筈なのになぁ。
馬鹿らしさが足
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ゆうなぎ(2019年製作の映画)

2.0

苦手だった。
いい感じの雰囲気で、いい感じの台詞で、いい感じの画で、いい感じの音楽がずっと流れている。おしゃれ!!画とか綺麗だし、きっと才能のある方なのだと思う。
自分が卑屈だからかもしれないが、居酒
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海辺の途中(2019年製作の映画)

4.1

出てくる人物がとても魅力的に見えた。
メインの二人がなんだかいい眼差しだった。
俳優にしても、監督にしても、なんかいやらしい意図みたいなのをあまり感じなくて、さりげなくて、静かで、いいなぁと。
いい仕
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居酒屋兆治(1983年製作の映画)

3.5

単純にいろんな人が出てて面白い。
細野晴臣のTシャツはなんだったんだ、、、笑

高倉健って本当に画になるな。
言葉がなくてもいいもんな。
高倉健ほど雪が似合う俳優はいないんじゃないか。

物語的には、
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俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

2.7

退屈だけどずっと観てられる。
あんまり影響を与えないし、影響を受けないからかなー。
そうなると変化が弱いし。
でも弱くても面白いものは面白い。
映像、カット割りに、もうちょっと工夫が欲しいと思った。
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燦燦 -さんさん-(2013年製作の映画)

4.2

吉行和子さんがとにかく可愛い。
優しいおばあちゃんというだけでなく、生々しさや、毒っ気、わがままさ、ロマンスがあって素敵だった。
吉行さんは柔らかい物腰と毒っ気、意地悪さなどが混在していてやっぱり素敵
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0

菅原文太!!
自分の鑑賞した映画史上一番強いのは『哀しき獣』のキムユンソクだったが余裕で更新した。
強すぎるし、丈夫過ぎるし、精神力、無鉄砲さが追随を許さない!

ジュリーは画になり過ぎるぜ。かっこい
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