ohassyさんの映画レビュー・感想・評価

ohassy

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基本3.0からの加点で付けていますが、星は「好き度」くらいの意味しかありません。
どんでん返しとか、オチは伏せるとか、言うだけでもはや純粋な気持ちで観ることができないので、具体的なストーリーについての言及ゼロを目指しています。

映画(56)
ドラマ(0)

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.0

「英語が不自由だと映画鑑賞というよりは読書に近い行為になってしまいかねない」

アーロン・ソーキンの映画はおそらく、その言葉の洪水を直接英語で体験しないことには100%ではないんだろうなと思う。
終始
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

3.5

「ソンガンホ ああソンガンホ ソンガンホ。とユ・ヘジン」


ここ最近観た韓国映画のほとんどが「利発な娘を持つダメなお父さんが奮起して成長する話」なのだけれど、本作もまた。
舞台を実際に起こった軍事政
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

「10年間の蓄積と全員が主役という重み」


ヒーローモノが特に好きだというわけではないので、観たい映画がたくさんあるこの時期では後回しにするつもりだったのだけれど、公開後になんとなく世間のザワつきを
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

「スピルバーグはいつだって僕たちの夢を叶える」


ずっと観ていたくなる映画が時々あるけれど、本作は僕の中でその代表格になったと思われる。
映画以外の文化、特に音楽やゲームや特撮モノはあまり詳しくない
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

孤高のラストカウボーイ


映画をたくさん観て来たことで映画鑑賞のプロになり、どんな映画でも楽しむことができるようになった。
一方で観るとなればやはり選ばなくてはならないので、どうしても趣向が偏ること
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

「あなたにはほとんどリスクがないけれど、彼女にはある。そのプレッシャーと戦う彼女は、とても立派だと思う」


スピルバーグはこの映画を、9ヶ月で完成させたという。
映像業界の端くれにいる人間としては、
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.0

「マイケルケインもゲイリーオールドマンもいなくて」


「ワンダーウーマン」がとても良かったことで俄然観たさが増した本作は、マーベルのアベンジャーズに対してのDCコミック版で、中心になるのがアイアンマ
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イカロス(2017年製作の映画)

4.0

「権力と金の陰にひっそりと存在する、仄暗くも優しいドーピング世界」


自転車乗りの端くれだった(過去形)僕にとって、やはりアームストロングのドーピング事件は無視できない出来事だった。
本作の監督も熱
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

「なんて感想が述べにくい映画だろう」

いろんな切り口で書き出しては消しての繰り返しを数日続けているので、もうあまり考えないことにしよう。

パッと見で作り物だと訴えてくるセット(ただしすごく豪華)で
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

「わんぱくでもいい、正しく育ってほしい」


イーストウッドといえばスペースカウボーイがすごく好きで、そう言うと大体「へぇー」と生温かい目で見られることが多い。
面白いと思うんだけどなー、Fly me
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.5

「手軽さと、派手さと、巧さ。週末の午後に求めるもののすべて」

netflixに登場した時から気になっていた作品だけれど、観るに至るまで少し時間がかかった。
観たいとは思うけどなんとなく今じゃないっ
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.0

「お金と時間を使うから、映画はなるべく楽しめる方がいい」

白石監督の作品に求めたいこと。
信じられないほど愚かなキャラクターが想像を超える愚をしでかして各方面に迷惑や被害を与えるも、いつしか自分にし
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羊の木(2018年製作の映画)

3.5

「原作を確かめたくなる映画って、ある」

これは完全にやっかみだけれど、広告出身の映画監督はなんとなくいけ好かない。
そしてそう思うたび、やはり映像文化の最高峰は劇映画なんだなと思い至ることになる。
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.0

「必ずしも新しく生み出す必要はない、というプロデュースの思考」

シリーズの原点である「クローバーフィールド/HAKAISHA」がなぜかすごく好きで、気が向くと観返している。
エイブラムス作品の中で一
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.5

「なぜ一言、おもちゃの銃が、と言えない?」

本作がアカデミー賞に全くノミネートされなかったことが話題になっているけれど、アカデミー賞は作品自体の評価以外にも様々な影響を受けるものだし、あまり意味はな
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

韓国映画はつくづくハリウッドを捉えていて偉いなあと思う。

シナリオは複数のライターで回し、多分Excelで管理してる。
そういう映画。
まあ、ゾンビ映画を作るとなればもはや逆算で組み立てる以外にない
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

「3つの看板」というタイトルと仕掛けのアイデアだけでもう面白そう。

広告というのは、いつもそこにある割にはあまり気にすることもないものだけれど、
使い方次第では目が離せないものに豹変する。
そんな例
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.5

子育てというのは本当に難しいというか、難しいという考え方すら間違ってる気がするくらい、どうしていいか分からないものだなあ、とよく思う。
育てよう、なんて思った段階でもう間違った方向に進んでいるんじゃな
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.5

個人的にはマシューヴォーン監督といえば、キックアスでもなくてキングスマンでもなくてXメンファーストジェネレーションだったりするのだけれど、もちろん前作のキングスマンはすごく好き。
とにかくポップだし、
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

3.5

取り立てて好きではないけれど、オモチャをそのままキャラにしてしまうトイストーリー的なビジネスモデルとしては徹底してるなと感心するシリーズ。

が、映画館やテレビで観る予告宣伝がすごく良くて、というか刺
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

観たーーー!

多くのスターウォーズファン同様、あまり冷静な評価や感想は述べられないし、内容のほんの一部を話しただけで未見のファンにとってはネタバレになってしまうというデリケートな作品なので、ふんわり
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

もう観る前から分かっていたけれどちゃんと面白い。
ストーリーもキャラも終始ステレオタイプで、それがしっかり観ている側の気持ちに応えていて、本当にちゃんとしてる。

アメリカの凄いところはこういう時に誰
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

ソダーバーグである。
スティーブン・ソダーバーグ。
僕の世代で、映画好きで、映像の仕事をしている人で、彼を尊敬していない人を僕は知らない。
その作品性から生き方まで、とにかくまあクールなのである。
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.5

「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」と、見応えある実録モノで個人的にも大注目の白石和彌監督作品。
どちらの作品も色を付けすぎず、かといって観やすい作品性もあって、ドキュメンタリーでもない、エンターテイメント
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

やっと観ることができた、よかった。

ロビイストというのはアメリカ映画を観ていると時々登場する。
最近だとハウスオブカードというドラマによく登場していて、政治の世界でクライアント(企業だったり政治家だ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

誤解を恐れずに言えば、僕はそこまで「ブレードランナー」という作品が好きというわけではない。
映画愛好家たちがこぞって敬愛するほどでは。
もう少し言えば、語られるほどに好きではなくなるような感覚があって
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.5

トムの新作が来ました、何も考えずとにかく観ましょうね。

近年のトムは大まか2種類。
MIシリーズ系スーパーマンが活躍する本格アクションと、ダメ男が翻弄されながら巻き込まれるコメディアクション。
本作
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

公開前に邦題の変更でちょっとケチがついてしまった感のある本作。
確かにこの内容で「アポロ計画」は無理がある、ウソと言っていい。
これはアポロ計画前の「マーキュリー計画」の話で、傑作映画「ライトスタッフ
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ミスト(2007年製作の映画)

4.5

netflixで新作ドラマシリーズをわーっと観て、流れで何度目かの映画版を観る。
ドラマ版は映画版とずいぶん違う内容だけれど、ドラマとしてはとても魅せる展開。
これを観たら最後、キャンプやアウトドアは
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.0

この映画を観ることにした理由は2つ。
ひとつは大根監督作品であるということ。
「バクマン。」は本当によかった。
もうひとつは、これは日本の決して少なくない人数の男性がいるだろうが、僕こそが「奥田民生に
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

韓国映画というのは、邦画に比べて総じてグロテスク。

半年ほど前「アシュラ」「お嬢さん」と同時期に上映されていた韓国映画。
3作品全て評価が高く、全部鑑賞するつもりでいたけれど、これだけ劇場で観なれな
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

こーれーえーだぁぁぁぁっー!やりやがったなあぁぁぁっ!

失礼、取り乱しました。
是枝監督、呼び捨て申し訳ありません。
でも監督も悪いのです。
誰だってサスペンス映画だと思うではないですか。
いやまあ
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

珍しく黒沢清監督作品で観たくなった、本当に珍しい。
劇場で観るのCURE以来かも。

タイトルがすごくいい。
イメージが真逆の言葉をつなぐことで神経を逆撫でしてくる、この短いセンテンスで漂うただ事じゃ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

今もっとも映画にお金を払う価値を生み出せる人、クリストファーノーラン監督は47歳。
自分と同世代と言っていい彼が作る戦争映画はどんなだろうかと、ずっと待っていた。
期待しちゃいけないって言ったばかりで
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.0

久しぶりの日本の本格歴史大作だと思って楽しみにしていた作品。
ひょっとして「天と地と」まで遡らなくちゃならないくらい久しぶりじゃないだろうか。
原田眞人監督は「クライマーズハイ」と「突入せよ!あさま山
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.5

全然面白そうだと感じられなかったんだけど、アメリカであんまりヒットしたもんだからどんなものかなと思い。
スーサイドスクワッドがびっくりするくらい面白くなかったし(ハーレクインが終始キュートだったから見
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