ohassyさんの映画レビュー・感想・評価

ohassy

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基本3.0からの加点で付けていますが、星は「好き度」くらいの意味しかありません。
映画は前情報限りなくゼロで観る派。どんでん返しとか、オチは伏せるとか、言うだけでもはや純粋な気持ちで観ることができないと思うので、具体的なストーリーについての言及ゼロを目指します。

映画(86)
ドラマ(0)

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

「極限状態でのストーリー展開とリアリティが本当に大好きで」


ストーリー作りの重要な要素として「制限」というものがあって、主人公たちがそれを乗り越えて行くことが物語になるわけだけれど、とりわけ「土地
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

家族って面倒でしょう?


予告で前作と同じような印象を受けたので観なくていいかなと思っていたのだけれど、どうやら違うらしいということで観ることに。

うん、違った。
いや、細田監督が言いたいことは、
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.0

「小さくなるの、めっちゃ怖くない?」


もし小さくなることでいわゆる「豊かな暮らし」が実現すると言われたら、果たして僕は実行するだろうか。
いや、無理。
全然無理。
せめて小さい人たちだけで全てを賄
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.5

「観たくて観たくなくて観て良かった」


映画としては観たくなかったのだけれど、ついに観てしまった。
正直に言えば、犬好きとしてはずっと気になっていたのだ。
しかもよく見たらラッセハルストレム監督じゃ
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

「そして伝説へ、史上最強のアクション俳優」


トムの作品を観るときの座席は決めている。
F-14。
そう、トムキャットだ。
比較的大きめなハコでないと見にくい席になってしまうし、当然埋まってしまうこ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

愛と勇気とほろ苦さ、ちょっと忘れていた娯楽大作の在り方


いつの頃からか娯楽大作にも影を求めるようになり、あっけらかんとしたハリウッド作品が激減してしまった中、いまどきこれだけど真ん中を射抜いている
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.5

「15歳の女優が好きだと表現したらロリコンだろうか(多分そうだろう)」


蒔田彩珠という女優を知ったのは大好きなドラマ「重版出来!」でのこと。まだ子役と言っていい年齢だったと思うけれど、他の俳優たち
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

「丁寧に作られた上品な傘を買おう、新なのを一本」


僕の属する業界には当然のように湯浅監督の信者が多く、おしなべて「マインド・ゲーム」にやられている。
僕もきっとそうなっただろう、当時観ていれば。
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

「何ていう一瞬を用意するんだ、笑いながら泣くわ!」


映画は本来主人公に感情移入して見るべきものだと思うけれど(作り手としてもそうして欲しいし)、一方で自分の立場によって味方が変わってしまうのも事実
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

3.0

「マスタングは長谷川博巳だと思う人RT」


原作マンガがかなり好きで、時々ふと読みたくなって結局そのまま一気読みすること数周。
絵がうまいしキャラもいいし、何よりこれだけ荒唐無稽なのに破綻のない、緻
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.0

「マイオールタイムベストリピートムービー」


「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のレビューを投稿したところ、「宇宙戦争」の話題を振っていただき、そうだオレは「宇宙戦争」が大好きだった!と思い出す。
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

「ベストオブちょうどいいトム映画」


「寝る前にちょっと」とか「仕事の息抜きに少しだけ」とか「お湯が沸くのを待つ間」とか「週末のちょっとした空白」とか、何か映像を観たいなっていうことがよくあって、だ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.0

「タイトルは『ミレニアムファルコン』でもよかった」


本作のこれまでにないスピンオフ感から、一時はスルーしようと考えていたのだけれど、そういえば全ての作品を劇場で観ているのだからと考え直して。
新た
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

「あなたたちは血が繋がった真っ当な家族だろうけれど、彼らとどっちが幸せだと思う?」


確かに、観終わっても覚えているセリフがいくつかある。

「血が繋がってない方がいい、何も期待しないから」
「産め
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

「👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏」


話題作ではあるもののスルーする気満々だったのだけれど、上田監督の「テイク8」にも出演している友人の山本真由美が主題歌を担当しているというので優先してやんよ、と。
基本的に
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

「人間関係とは信頼関係、負けるが勝ちということもある」


ジェニファーローレンスって、美人ですか?
例えばエマワトソンや、アンハサウェイと比べて。
セクシーでゴージャスですか?
例えばスカーレットヨ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

「天才アンダーソンの世界」


犬ヶ島の後にあらためて観ると、結局ウェスアンダーソン監督は生身の人間もパペットのごとく動かしているのがよく分かる。
もちろん演技などは役者に委ねている部分も大きいとは思
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

「ジェイク・ギレンホールを心ゆくまで」


不健康に痩せて、落ちくぼんだ目は明らかに不眠症で、ギラギラしているのに生気が感じられない。
一方で妙にプライドが高く、コソ泥で生計を立てるほど落ちぶれいてい
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

「最後の?『マイ・フェア・レディ』ストーリー」


「マグノリア」を作ったのが僕と同い年のクリエイターだと知った時の驚きを、今も忘れられない。
とんでもないのが居たもんだ、と。

PTAはずっと、いわ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

「イヌはいいぞ〜」


ずっと思っていることだけれど、ウェス・アンダーソンは果たして映画監督なのだろうか?
もちろん映画を監督しているのだから映画監督ではあるけど、この人はあまりにもアーティストだ。
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.5

「ブラピまじリスペクト」


あー面白い!面白い!
映画のジャンルに好き嫌いはない方だと思うけれど、この手のものがおそらく一番好きだろう。
なんというか、静かな佇まいの内側からじわじわと伝わってくる熱
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.5

「何が正しいか、どうすべきかなんてことにはなるべく囚われたくないが、貫く精神力が自分にあるだろうか」


ヒュージャックマン演じる、キリスト教原理主義者でサバイバリストのようなキャラクターは、アメリカ
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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.5

「二作目にして余裕と風格さえ漂う、若き韓国映画界の巨人ナ・ホンジン監督の凄み」


「孤狼の血」を観て、邦画も韓国ノワールに負けない熱量とエンタメ性じゃないかと感心→本格韓国ノワールが観たい→Netf
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.5

「こういう世界があるのだとすれば、僕はもう何があっても安心だ」


巧みなストーリー設計と明確な意図をもった抑えた演出による、人生を包み込むような救済。
観ている自分自身までもが、解きほぐされるような
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

「なりたいおじさんの姿がここにある」


これほど、かっこよくて惚れ惚れするおじさんたちを堪能できる映画も少ない。
やはり仕事を本質的な意味で全うする大人というは、とてつもなく魅力的なのだ。

歳をと
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

「どこまでも静かなサリーの佇まいにただ憧れる」


映画監督としてのイーストウッドはすごく好きなのだけれど、なんとなく遠ざかっていた時期がある。
多分「ミリオンダラーベイビー」の後くらいからだった。
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

「誰もが予想しない展開を自ら作り上げることで全てを支配する、世界一のビジネスマン」


素直に身代金を払おうとしない行為は、当然のことながら非人道的な拝金主義者のように思われるだろう。
特に彼のように
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

「どうして裏社会を描いた映画って楽しく感じるんだろう、ヤクザ自体は嫌いなんだけど」


と、よく思う。
札束が飛び交ったり、きらびやかな夜のシーンだったり、エロスが身近だったりするあたりに憧れのような
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.0

「キングの心の安寧を脅かす、数々の映画化群たち」


聖書やギリシャ神話、シェイクスピアに次ぐレベルで作品が映画化されているキングは、歓びもさることながらそれはそれは多くの哀しみも感じてきたことだろう
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.0

「飲み歩くなら若いうちに。心からそう思う」


森見登美彦を読んだことがない。
それは世代ということもあるけれど、21世紀に入った頃から小説というものをあまり手にしなくなってしまったからだろう。
80
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.0

「英語が不自由だと映画鑑賞というよりは読書に近い行為になってしまいかねない」

アーロン・ソーキンの映画はおそらく、その言葉の洪水を直接英語で体験しないことには100%ではないんだろうなと思う。
終始
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

3.5

「ソンガンホ ああソンガンホ ソンガンホ。とユ・ヘジン」


ここ最近観た韓国映画のほとんどが「利発な娘を持つダメなお父さんが奮起して成長する話」なのだけれど、本作もまた。
舞台を実際に起こった軍事政
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.5

「10年間の蓄積と全員が主役という重み」


ヒーローモノが特に好きだというわけではないので、観たい映画がたくさんあるこの時期では後回しにするつもりだったのだけれど、公開後になんとなく世間のザワつきを
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

「スピルバーグはいつだって僕たちの夢を叶える」


ずっと観ていたくなる映画が時々あるけれど、本作は僕の中でその代表格になったと思われる。
映画以外の文化、特に音楽やゲームや特撮モノはあまり詳しくない
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

孤高のラストカウボーイ


映画をたくさん観て来たことで映画鑑賞のプロになり、どんな映画でも楽しむことができるようになった。
一方で観るとなればやはり選ばなくてはならないので、どうしても趣向が偏ること
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

「あなたにはほとんどリスクがないけれど、彼女にはある。そのプレッシャーと戦う彼女は、とても立派だと思う」


スピルバーグはこの映画を、9ヶ月で完成させたという。
映像業界の端くれにいる人間としては、
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