TAKUSHIさんの映画レビュー・感想・評価

TAKUSHI

TAKUSHI

スマイル(2022年製作の映画)

4.0

設定と演出が見事。緊張感張り詰める中で、急に現れる不気味な笑顔が怖い。終盤の展開が少し期待ハズレで勿体ないけど、理不尽なジャンプスケアに頼らず、ホラー映画としてしっかり怖い空気が作れているというのが良>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

5.0

撮影テクニックに驚愕しつつ、よくもまぁ90分ワンカットの中にドラマを詰め込んだなぁと感心。現場の裏側が限界点に達する瞬間はまさに沸騰。結末は意外なタイミングだったけど、それがまたリアルで良かった。

Winny(2023年製作の映画)

5.0

世間を騒がせたWinny事件。裁判の詳細についてまでは知らなかったので、この映画を観ることで当時抱いていたWinnyをはじめとするP2Pに対する印象がかなり変わった。包丁のくだりは実に分かりやすい例え>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

胸糞というか地獄。メキシコという汚職に塗れた国を舞台にしているからこそのリアル感。貧富格差は軋轢を生じ、暴徒と化してからは歯止めの利かない負の連鎖。一縷の望みをあっさりと裏切る容赦のない脚本は淡々とし>>続きを読む

ミッドナイト・マーダー・ライブ(2022年製作の映画)

3.0

終盤までガッツリ引き込まれたが、終わってみるとさすがに色々と無理があるぞとがっかり。勢いで乗り切ろうとした感が強いし、そもそもこの手のネタは好きではない。この気持ち、興醒めという表現が適切かな。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.0

さらにワールドワイドにはなったけど、アクションのスケールは良くも悪くも落ち着いた印象。今作の見所はやっぱりジェイソン・モモアでしょう。キャラクター過多だけど、インパクト十分で素晴らしい。ジョン・シナも>>続きを読む

ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

4.0

まだ記憶に新しいノートルダム大聖堂火災。設備の維持管理不足により覚知が遅れ、野次馬が集まり消防車は進めず現着出来ない。300段もある狭隘な階段を、防火衣を着てボンベを背負い、ホースを持って駆け上がるシ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

ビックリするくらい合わず。終始、途中離脱もやむなしといった状態での鑑賞だった。個人的評価と世間の評価との乖離から察するに、完全に個人的な好みの問題なんだと思う。下ネタも下品にしか感じず、画面も展開も煩>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

4.0

コメディかと思いきや、話は次第に重たいテーマに。終盤になるほど胸が締め付けられたし、理屈っぽい主人公がトラウマを克服しようとする姿には涙腺が緩んだ。ただ、綾瀬はるかの役は設定がうまく映画に絡んでない気>>続きを読む

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.0

ビル爆破シーンは迫力があったけど、アクションシーンの見せ方やカメラワークはイマイチで、バイクシーンなんかは合成感が出てて残念。ストーリーにリアリティもないし、そもそも個人的にコンピュータシステムの過度>>続きを読む

ギリ義理ファミリー(2023年製作の映画)

4.0

アダム・ディヴァイン目当て。相変わらずなお調子者キャラで、このノリをみれるだけで個人的には満足感高い。加えてこんなくだらない内容なのに、名優を揃える充実っぷり。ピアース・ブロスナンとエレン・バーキンは>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

4.0

母と娘の視点が変わることで、真実が見えてくるという構成は面白いと感じたが、「愛能う限り」という聞き慣れないフレーズが、冒頭の新聞記事とルミ子の台詞に出てくるので混乱。ミスリードにしては無理があるなと。>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

5.0

アクション半端ない!前作同様長回しアクションシーンは技術の進歩と制作陣の努力とアイディアを感じる。ストーリーも単純ながら、一筋縄ではいかない展開なので楽しめながらアクションに集中出来るのでいいバランス>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.0

なんとも不思議で不気味な作品。母親の歪んだ愛情が娘を抑圧し、娘は自身が受けたその歪んだ愛情を孵化させ育てる怪物へ。怪物は娘が表せない感情を体現していると解釈して間違いないかと。ラストの母親の表情を察す>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.0

昭和を感じさせるカメラワークに興奮すると同時に、果たしてこの画が昭和ライダーを知らない若年層に受け入れられるのかという心配も。そして矢継ぎ早に怪人が登場するせいで、ドラマが薄いのは残念。個人的には楽し>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

5.0

エスターの正体が分かっているというのは相当なハードルだと思っていたが、そこを見事にクリアしてきた。まさかこんな展開を用意しているとは。前日譚として上出来で、文句をつけるのが難しい。エスターを応援するこ>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

トリュフハンターが誘拐されたブタを取り返す!というストーリーからどんなバイオレンスな復讐劇が繰り広げられるのかと思いきや、自身の過去と向き合い精神的成長を遂げる心に染みる感動作だった。ラストの歌がまた>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

如何にも日本的な上申制度やスライドを使用した説明など、無駄だと思う設定が上手く風刺になっていて面白い。ループに気付いた時点で仕事を投げ出してもよかろうと思うが、いつループが終わってもいいようにと仕事を>>続きを読む

義足のボクサー GENSAN PUNCH(2021年製作の映画)

4.0

王道スポ根ものかと思いきや、綺麗事のないドキュメンタリー風味。義足のため日本ではライセンスが発行されず、僅かな可能性に賭けフィリピンへ渡るが、現実はドラマティックに上手くいくわけではない。それでも格好>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

5.0

好きを貫くことを躊躇った人たちや、子を持つ親に是非観てほしい。「普通」とは一体何なのか。ヤンキーたちとの交流が印象的で、登場人物みんなが優しいのは、さかなクンの人柄の良さが伝わってくる。サカナ★スター>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

それほど展開に驚きはないし、法廷劇としても物足りないが、“湿地の娘”として偏見や差別を受ける少女の成長物語として見入る。学校にも通わず、少ない人間関係の中、自然界の生態をよく観察してきた彼女だからこそ>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

ホラーなんだけど、設定がちょっと面白おかしいのでどこか笑ってしまいそうな雰囲気があった。名作のオマージュもチラホラみられ、遊び心を感じるとともに、エンドロールで老婆役が誰なのかを知り、なるほどこれまた>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

アクションはさすがの一言。ただし1本の映画として観ると、原作やアニメファンに対するサービスを色々と詰め込んだ割に、主軸となる物語の要素が薄く感じて少し残念。今後のアニメ展開に期待を持たす1本ではある。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

父の対応も母の対応も理解出来るが、どのように接すればいいのか、正解は分からない。発達障害気味だからといって決して同情は出来ないし、あんなにも簡単に銃が買えてしまう時代だったことに驚き。悪い歯車が噛み合>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

かなり突飛な設定なので先が読めず、どう着地するのかなど、怖いもの見たさに最後まで観る必要に迫られるが、途中離脱するか紙一重。アート的要素が強く、考察のし甲斐があるのだろうけど、僕はそこまでは無理ですね>>続きを読む

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

2.0

不必要な説明や台詞を排除した逃亡劇。序盤は緊張感あったけど、終盤の展開のせいで全体的にイマイチに。

プリースト(2011年製作の映画)

3.0

世界観はおもしろい。でも内容よりもアクションのビジュアルがメイン。続編があるとしても観ないかな。

モールス(2010年製作の映画)

4.0

切ないと思う人、怖いと思う人、どっちの気持ちもわかる。オリジナルが気になってたので予備知識が少しあった。無しでみてみたかったかな。

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!(2010年製作の映画)

4.0

コメディだと思ってナメてた。かなり金かかってるでしょコレ。もうちょっとバカしてもよかったかな。

ファイナル・デッドブリッジ(2011年製作の映画)

4.0

マンネリ化してきたシリーズも5作目。4が最低の出来だったにも関わらずやっぱり観てしまう。でも今回はいい意味で予想を裏切られた。何だかんだこのシーリズは好きです。

ゴーストライター(2010年製作の映画)

4.0

googleやカーナビからヒントを得るってのはちょっとどうなのかと。そんなツッコミ所はあるけれど、なかなか渋いサスペンス映画だった。

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

4.0

楽しければオッケーなのよ。エンドロールに流れるスライドショーが楽しそうで本当にうらやましい。友達とあんなバカなことやりたいね。

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.0

アイアンマンには劣るけど、それでもなかなか楽しめた。このシリーズはどれも出来がいいので、アベンジャーズが楽しみ。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

ドラマ要素はほとんどないけど、退屈はしなかった。それもこれもリアティある脚本のおかげだと思う。3.11に通じる部分もあり、かなり恐怖感があった。

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