ochibaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ochiba

ochiba

映画(549)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.1

〈忘れもの回収シリーズ〉

学生の頃、映画好きの友だちがある時期黒い皮ジャンをよく着てて、額にしわをよせては何やらとぼけたキメ顔をしていたのを思い出す。

デニーロといえばその後も含めていろいろな作品
>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.9

ロンドンのゲイとレズが、ストライキ中の炭鉱労働者たちの為に一緒に支援活動する話。

80年代のイギリスが舞台ということだが、ハリウッド作品に比べると同じような設定でもどこか役者や絵がどんよりしててイモ
>>続きを読む

ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.1

テキサスの田舎町の女の子がローラースケートチームに入ることをきっかけに、恋愛とか成長とかする青春ストーリー。

主人公の子がとにかくキュート。

ドリュー・バリモア初監督作品ということだが、いい感じで
>>続きを読む

ファンボーイズ(2008年製作の映画)

4.2

〈 SWファンによるSWファンの為のSW映画 〉

思えば、子どもの頃に映画館ではじめて観た「スターウォーズ/新たなる希望」が僕の映画人生のはじまりでした。


当時から、このシリーズの最新作が出るた
>>続きを読む

故郷(1972年製作の映画)

4.3

1972年に発表の「家族」や「人々の生活」をテーマにした、と思われる山田洋次監督作品。




瀬戸内の小さな島で暮らす夫婦が、父の跡を継ぎ小さなオンボロ船で石を運び生計を立てて暮らしていこうと苦心す
>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

4.1

良質な邦画でした。

美しい日本語と日本人がたくさん出てきて。
まるで小津作品を見ているみたいだった。

オダギリジョーも含めて、俳優陣の方々がしっかりしていて安心して劇中の世界にはいれた。

松田龍
>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.2

とにかく口が達者でイケメンなイーサン・ホークとエロくて自由奔放で魅惑的なジュリー・デルピーがパリの街で再会し、しばしデートを楽しむだけのお話。


俳優さんと脚本がよければこういう作品もありえるんだ!
>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

4.0

何となく世の中に停滞気味な空気がつづくなか。

「スマホ」や「ハイブリッドカー」みたいに近年数少ない驚異的進歩をとげたものの一つとして、「特撮技術」が挙げられるのではないだろうか?

そんなことを感じ
>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.8

大好きなものがふんだんに詰まった、まさに宝箱のような映画だった。

ロードムービーとしても父子ものとしてもサクセスものとしても、全てにおいて秀逸でピカイチ!

「俺はシェフで他に何のとりえもないけど、
>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.0

作品の空気感と橋本愛演じる主人公がいい感じにマッチしていてよかった。

何気ない田んぼや空の風景が綺麗で、土地の自然や季節を一つ一つていねいにおりこみ作品にしている感じで好感をもてた。

でてくる食べ
>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

4.5

観る前に、何がしか心がまえが必要な稀有な作品だと思う。


重さが違う。常温などではなく氷水。

例えるなら、学級図書に置いてある「はだしのゲン」のような存在だろうか。


高畑勲監督は「火垂るの墓」
>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.1

「Filmarks」の存在がなければ多分観ることがなかったであろう作品の一つ。

TVシリーズも観たことがなかったので「じつに面白い!」も遅ればせながら初体験で、とても得した気分。

それにしても面白
>>続きを読む

命ある限り(2012年製作の映画)

4.0

昨夜にひき続きインド映画を鑑賞。

やっぱりシャー・ルク・カーンはインド俳優陣の中でもひときわ存在感があり魅力的。いくぶん歳をとったようにも見えるが相変わらず男の目からみても格好いい。

ヒロイン二人
>>続きを読む

タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.8

日本の地方都市ではインド映画を観る環境には限りがある。
それでもたまに自宅でインド映画を楽しめるということは本当にありがたい。

今回は、インド版ジェームスボンドである主人公タイガーが、恋愛要素たっぷ
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

「ホリデイ」のナンシー・マイヤーズ監督の作品ということで期待大。

アン・ハサウェイとロバート・デニーロの魅力が強烈で、それ以外の映画自体の印象はやや薄いように感じた。

同じ設定でも別のキャスティン
>>続きを読む

ウォーリアー(2011年製作の映画)

3.5

冒頭より渋い落ち着いた入りかたで期待が高まる。

憧れだったニックノルティもずいぶん老けこんだみたいだが鋭い眼光は健在か?

ちょっと顔が似ててわかりずらいが、兄弟がそれぞれに同じ総合格闘技の大きなト
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

吉田秋生さんの原作を読んだ時はピンとこなかったが。

直前に観た「アントマン」がやや味が濃くてパサパサした感じだったので、口直しに良質でやさしい和食を食したみたいで、和やかな邦画がからだにしみました。
>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.9

最近お気に入りのマシュー・ヴォーン監督作品。

観る前の期待値が高かった為か、少しマイナス要因の方が気になって勿体ないことをしたようにも思う。

相変わらず、観る側の一歩先をいくかのようなテンポの速さ
>>続きを読む

メガマインド(2010年製作の映画)

3.8

作品の存在も知らなかったので予備知識ゼロで楽しめた。

設定が悪役目線での成長と恋愛のストーリーで、テンポやキャラもよく最後まで退屈せずに観ることが出来た。

対比としてライバルのスーパーヒーローの存
>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.0

新海誠監督最新作。

これまでの新海作品では「秒速5センチメートル」が凄く好きだった。

オープニングから作り込まれた映像と音楽と静かな語りにうっとり。
とくに「かぐや姫の物語」や「もののけ姫」を思わ
>>続きを読む

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.3

「タイタンズを忘れない」という邦題はどうかな?とも思うが、本編は文句の付けようがない素晴らしい作品だと思う。



完全なハッピーエンドにはならないのは残念だが、それぞれが幾多の問題を抱えながらも、よ
>>続きを読む

幕が上がる(2015年製作の映画)

4.4

ももいろクローバーZ ✖️本広克行

〈 田舎・女子高生・弱小部活・カリスマ教師・全国大会 〉



先日観た「くちびるに歌を」によく似た設定だと思ったが、ずいぶん違っていた。

一番はカリスマ教師の
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

〈 インド映画らしい、インド映画 〉

ラダックのどこまでも突き抜けるような青い空のように、主人公とその仲間たちのこの世界と人生に対するまっすぐな想いのように、希望と喜びに満ちた映画だったと思う。
>>続きを読む

四月物語(1998年製作の映画)

4.0

空いた時間に軽めのモノが観たくてチョイスしました。

はじまってしばらくは派手でしつこい演出が多いな〜と思い観ていましたが、最後にはちゃんと伏線も回収してきっちり泣きどころもあって、四月らしいいい作品
>>続きを読む

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.7

久しぶりにアメリカのアニメ作品を鑑賞。

こんなにも余計なことを考えずに一気をエンディングを迎えたのはいつ以来だろう?

想像したこともない世界観に驚かされた。

辺境のさびれた小さな島で暮らしている
>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.1

大泉洋に樹木希林をはじめ、配役陣が素晴らしい。

広げた風呂敷もなんとか時間内におさめられた感じで、それぞれに見せ場もあって見事。

江戸ことばみたいなものが多く何を言ってるのかよく分からなくて不安に
>>続きを読む

キャプテン(1981年製作の映画)

5.0

「 君のなかのジャイアントキリングを起こせ!! 」


答えをさぐるよりも大切なことは、勇気をだして自分をためすこと。


谷口くんたちの、ひたむきに頑張る姿に何度も涙しチカラをもらいました。


>>続きを読む

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

4.3

〈 スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、僕の不幸なんてちっぽけなモノだ 〉

はじめてこのセリフを聞いたときの衝撃。


甘酸っぱくて、やさしくて、心がおどる、大切な作品。
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

ジョンウィリアムズの音楽が格好よくて、正直この一本ではもったいないくらい。

監督に配役陣も豪華で、原作も面白そうなので安定感バツグン。

FBI絡みの話のわりにはシリアスなシーンも少なく終始どこか平
>>続きを読む