おかゆねこさんの映画レビュー・感想・評価

おかゆねこ

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2015年からの劇場とDVDで観た映画のメモ。長い感想はブログに書いています。http://okayuneco.tumblr.com

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心と体と(2017年製作の映画)

3.9

美しい鹿や生々しい屠畜シーンに目がいきがちだけど、真っ直ぐ過ぎるくらい真っ直ぐで不器用な大人のラブストーリー。個人的にプレイモービルで会話の練習をするシーンが好き。脇役のセクシー精神科医やCD屋の店員>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.7

トッド・ヘインズがなぜ児童文学?と思ったけれど、観て納得。どこにも属さない人間が居場所を探す物語。年代の異なるニューヨークの描写がよかった。博物館好きにもオススメ!自然史博物館は行ってみたい。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.8

猫好きとしては、チャーチルの猫をもっと映せ!と思いました。「ダンケルク」の裏側を描いているので、両方観るとより理解が深まるかと。国民の声をちゃんと聞く、というのは政治家の基本。演説のうまさも重要だけど>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

観る前から分かってたけど、終始辛くて苦しい映画だった。愛してる、愛してる?と何度も言いながら、自分のことしか愛してない大人たち。唯一愛があったのが、失踪したアレクセイという悲しさ。容赦のない終わり方も>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.7

スパイものとしてはツッコミどころもあるけど、ジェニファー・ローレンスの黒水着が素敵だったので満足。鬼教官がランプリング様なのもたまらない。アクションというよりは頭脳派スパイ映画。もう少しテンポがよいと>>続きを読む

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.9

アクトアップの活動だけでなく、若者たちの生と性、愛と友情が鮮烈に描かれていた。精一杯生きて死んでいく人もいるが、彼らの精神を受け継いで生きて行く人もいる。ピンクのポンポンを持ってパレードするショーンの>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.9

口にお皿が入った部族や槍を持った部族など、アフリカへの勝手なイメージを逆手に取った面白さ!発展途上国だと思わせておいて、実は世界をリード出来るような進歩的な国っていう設定もよい。銃なんてダサい、時代は>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

水のように様々な愛の形が、美しい映像と音楽で描かれる。冷戦時代も今も差別や偏見があるのは変わらない。おとぎ話のようで、とてもリアル。猫好きとしては、半魚人をかくまう時は猫を隠しておかねば!と思った。

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.9

「愛、アムール」とこんな風につながるとは!まるで接点がないような85歳の老人と13歳の美少女を結ぶのは、希望ではなく絶望。ラストの海が美しくてどうしようもなく悲しい。何がハッピーエンドかは人それぞれで>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

冒頭から途切れない不穏な空気と緊張感。バリー・コーガンは神なのか悪魔なのか?嫌な気持ちになるって分かってるのに、観たくなるのがヨルゴス・ランティモス作品。選ばれるために急にアピールしだす妻と子供たちが>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.8

笑いと涙とほろ苦さのバランスが絶妙な異文化交流コメディ。エミリーのキュートさと両親の優しさ、クメイルとその家族のキャラも魅力的。エミリーが目覚めてからの描写がとても丁寧で好感が持てた。クメイルのママの>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.8

恋人の元妻や親族の仕打ちは酷いけれど、それに屈しないマリーナな強く美しい瞳が心に残る。もちろんラストの歌声も。恋人の葬儀に向かう前に、きちんと髪と爪を整えていく心意気が好き。

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.7

閉じ込められていたはずの女の子達が、逆に閉じ込める方に。男が現れた途端、色めき立つ様子がリアル。ドロドロした内容をおしゃれに見せるワザはさすが。一番の被害者はカメ。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.7

リアルにアニエス・ベーのボーダー着て小沢くんのライブに行ってた世代としては、不安があった映画化。行定監督も苦手だし。でも思ったより原作に忠実で、悪くなかった。私の世代というよりは、今の10代20代に向>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

特殊な嗜好を除けば、恋をして姉と喧嘩する至って普通の青春映画。これから自称ベジタリアンの人に出会ったら、「あの欲望」を抑えるためなのかな〜と思ってしまいそう。フランス系おしゃれエログロ監督、ギャスパー>>続きを読む

トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

3.8

ノーザンライツフェスティバルにて鑑賞。フィンランドの切手になったことくらいしか知らなかったので、作品が世に出るまでの経緯や時代背景など興味深かった。ほんとにあんな堅そうな出版社に頼んだのかな?ウサギを>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

素材はいいのに、塩を入れ忘れたようなぼんやりとした料理になってしまった感じ。会話がもっと笑えるくらいウィットに富んでいるとか、何かスパイスが欲しかった。ボーイッシュなエルちゃんは可愛いです。

デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.6

いくらインタビューを重ねたところで、リンチのイレイザーヘッドの中なんて分かるはずがない。なので、初期の短編や孫娘と遊ぶ貴重な姿が見られただけで満足。

デトロイト(2017年製作の映画)

3.8

ものすごい臨場感で、自分が尋問され暴行された気分になった。これが事実だというのは本当に気分が悪いし、今なお同じような事件が起こっていることに震える。モヤモヤした気持ちを抱いたまま、ぜひ「スリービルボー>>続きを読む

ベロニカとの記憶(2015年製作の映画)

3.7

同じくシャーロット・ランプリングが出ている「さざなみ」を男性目線から描いたような作品だった。都合の悪いことは忘れて、人の事情も知らず自分勝手な行動に出る主人公にモヤモヤ。まぁ、人間らしいといえば人間ら>>続きを読む

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.9

淡々としながらも、ドリスの人柄や製作過程を丁寧に描いていて興味深い。繊細で完璧主義者だけど、穏やかでユーモアもあって自宅の庭で花を摘む姿が素敵だった。酷評されたコレクションについても触れていて、バラン>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

「英国紳士」の要素が薄れた分、派手さとスケールがアップ!しつこいくらいの、某有名歌手ネタには笑ってしまった。嬉々として悪役を演じるジュリアン・ムーアが好き。そしてマーリーン!

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

不安な時代だからこそ、カウリスマキが必要なんだと思う。優しい人もそうでない人がも皆、無表情。見た目は同じなのに全然違う。シリア難民の主人公が置かれた状況はハードだけど、散りばめられたユーモアや歌謡曲が>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.9

パンク少年ミーツ宇宙人美少女。ありえない設定だけど、テーマは普遍的で誰の心にも響くはず。ラバースーツにユニオンジャックのレインコートの不思議な宇宙人たちが最高。好きな人は、異性だろうと同性だろうと宇宙>>続きを読む

猫が教えてくれたこと(2016年製作の映画)

3.8

ただ「猫が可愛い映画」ではなく、猫の視点からイスタンブールの人々や街を描いているのがよい。猫と人間が、適度な距離を保ちながらお互い助け合っている様子が伝わって来た。猫もそれぞれキャラが立っていて魅力的>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.9

ホラーとしての怖さもきちんとありつつ、スタンド・バイ・ミー的な友情と甘酸っぱさがツボ。ふとっちょ君とびん底眼鏡君がいるのも共通点。それぞれが抱える恐怖と向き合って、成長していく話でもある。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

デビット・リンチかと思うような衝撃的なオープニングで、トム様の世界にひきずりこまれた。復讐劇なのか、そうでないのか曖昧さを残すラストがよい。それにしても、ジェフ・クーンズが家にあるって!現代アート、フ>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.8

「目的の為なら手段を選ばない仕事ぶり、充実しているとは言えない私生活」の主人公は、好き嫌いが分かれそう。でも、あそこまで出来るパワーと能力には圧倒される。ハイヒールと黒のタイトなファッションのジェシカ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

「差別主義者ではない」という人間には、一番気をつけないといけない。あんまり情報入れずに観るのがおすすめ。犬のシドとTSA最高!

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

映画祭にて。公開は来年だけど今年のベストに入れたいくらい震えた!ミズーリがどういう場所なのか?は、知っておくとより理解出来るはず。コーエン兄弟のような緊張感と、シニカルな笑い、差別問題をはらみながら予>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.9

ピエール・ニネの美しさは罪…!嘘は人を傷つけるばかりではなく、希望を与えたりもする。婚約者に取り残された女ではなく、1人の女性として成長したアンナの瞳が心に残る。モノクロからカラーへの変化は、アンナの>>続きを読む

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.0

後編は、バリカンの新次への愛憎が溢れていて最後までせつない。身体は繋がっても心は繋がらない女たちと、身体も心も繋がろうとする男たちの対比が印象的。でんでんの「ありがとー!」は、「冷たい熱帯魚」の時とだ>>続きを読む

あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.8

少し先の未来の話なんだけど、昭和の空気が感じられるのがよい。後編はバリカンがもっと前に出て来そうで楽しみ。新宿の見慣れた風景が身近に感じさせてくれた。ユースケの台詞が全部アドリブに聞こえるw食欲と性欲>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.9

全員暴走ならぬ、全員入院にならないか心配だったけど無事完成して嬉しい。塩見さんがやや元気なかった分、西田さんがカバーしていた感じ。ハローワークのくだり笑ってしまった。ジョン・ウーばりの銃撃戦と、ソナチ>>続きを読む

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