atsushiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

浮き雲(1996年製作の映画)

3.9

アキ・カウリスマキによる"敗者三部作"の第一作。

初期の"労働者三部作"同様に、作中で起こる悲劇の連続が逆説的に人々の強かさを表出させるような作りは、監督の一貫した作風であるように思います。初期作と
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.8

アキ・カウリスマキ作品の中でも輪をかけて映画的な作品だと思います。毎度のことですが、マッティ・ペロンパーの繊細な演技がクスッと笑えて、それでいて愛おしい。今作が彼の遺作となったことは本当に惜しい。>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.9

アキ・カウリスマキによる"労働者三部作"の第三作。

TVで流れる学生デモの鎮圧ニュース。主人公は義父に疎まれ、家を追い出されようとしている。異端な者は排除されるという現実を突きつけられます。そしてき
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

前三作もそうだったが、冒頭数分台詞がないのは監督の意図なのだろうか。この人はどんな声をしているのだろう、どんな喋り方をするのだろう、登場人物に興味が湧いてきたところで、遂に喋り出す。そんなちょっとした>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.8

アメリカ大陸横断巡業コメディ・ロードムービー。

今作をきっかけに架空→実在のバンドとなったレニングラード・カウボーイズのオフビートなやり取りがシュール。アキ・カウリスマキは前二作からコメディセンスを
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.7

アキ・カウリスマキによる"労働者三部作"の第二作。オープンカーという棺桶。メキシコという名のオズの国。

2024/01/22 1回目
【2024年28本目】

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.9

アキ・カウリスマキによる"労働者三部作"の第一作。どこか小津味のある唐突な切り返しショット。最小限の台詞で登場人物の機微をきりとった至極映画的な映画。

2024/01/22 1回目
【2024年27
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.9

THEスティーブ・ブシェミ。
夢は泡沫、映画製作も夢だよなーな一本。

2024/01/21 1回目
【2024年25本目】

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

底抜けに明るい犯罪ロードムービー、ボブ・ディランの歌に乗せて。

2024/01/18 1回目
【2024年23本目】

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

映画館ってこんなに笑い声起きたっけ?
合唱部の後輩も、お父さんも、映画研のアイツも、タンポポも全員須く愛おしい。

漫画原作の映画化の最もピュアな成功例の一つ。
長期連載漫画を2時間にまとめるよりも、
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

3.9

『Little Green Bug』に泣く、ハーヴェイ・カイテルの悶絶に幸せを感じる。

2024/01/08 1回目
【2024年16本目】

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

正しい世界で勝ちたい。この世界が地獄だと知っている僕らを鼓舞する応援歌。

2024/01/08 1回目
【2024年15本目】

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.8

ドロシーから西の悪い魔女に至る変貌、案山子・ブリキの木こり・ライオンのように"何かが欠けている"、ひとりで『オズの魔法使』を体現するパール。

『君の名前で僕を呼んで』、『PERFECT DAYS』に
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.7

ジェームズ・キャメロンの「ようやくできた子供たちを連れて行けるスコセッシ映画」というのが的確に今作を言い当てている。

2024/01/07 1回目
【2024年11本目】

バートン・フィンク(1991年製作の映画)

3.8

生みの苦しみと孤独の交差点、コーエン兄弟らしい不条理。

2024/01/07 1回目
【2024年10本目】

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.6

結局、蚊帳の外の人達を描いてしまうティム・バートンの性。

2024/01/05 1回目
【2024年5本目】

肉弾(1968年製作の映画)

3.9

ユーモアの裏から顔を出す悲壮感、余計に哀しい。

2024/01/04 1回目
【2024年4本目】

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.7

ヴィヴィアン・リーの独壇場。

2024/01/03 1回目
【2024年3本目】