itsukiさんの映画レビュー・感想・評価

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哀愁の夜(1966年製作の映画)

3.0

昔の日本語ってステキだ。
言葉使いが、ロマンティックが、とてもいい。
ミュージカルのようでまた違う。
この世界、きっとクセになる。

東京の夜空、星たちが眩しかった。
きっとそれは未来。
不安など叫ん
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.0

太鼓をたたいて奇声を上げる。
キャー!

そんな話だったなとぼんやり覚えていたが、そのほかについてはすっかり忘れていた。
気味悪いのだが、達観したおませオスカルがそんな素振りをみせるとどういうわけか観
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

与えたくせに何故奪うの?


色々考えさせられるセリフです。

エイリアン2ではエイリアンクイーンが可哀想に思えてきて、本作ではミーガンが可哀想に思えてくるわたしは変なのかな。
と、思うが、故障と判断
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

どこかの星に違う生命体がいて、うっかり地球に来たことをきっかけに人間を知り、これは金になるぞってんでわたしたちの生活を荒らされにこられたら迷惑だし、かあちゃん怒っちゃうよね。

クイーンエイリアンのお
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

2024年1本目。

年末恒例のスモーク鑑賞の時にこの枯れ葉を知り、観たいなと思っていると年が変わっていた。
正月を怠惰に過ごしたくて剣菱の熱燗を飲み、イカ焼きなどを食べ、散歩したり、熱燗啜ったりしな
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運命の女(2002年製作の映画)

3.0

unfaithful

形容詞

不誠実な
not true to duty or obligation or promises.
任務、義務、または約束に忠実でない。

an unfaithful
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

曇天模様も快晴もそれもこれもこの世界。

生々しくてしんどい曇り空みたいな状況が続いてなんとも苦しくなるけれど、添えられたリボンとベルの様、とても美しい内装やら音楽やら、幸せの紙に包まれている。
なん
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

幸福の国、時たま夢にみるだけでなく、鳥になってその楽園へいけるといい。

赤いドレスをきて鳥になれたらよかった。

地に囚われた囚人なんかじゃない。
パステルカーディガンにピンクの髪留めゴム、ボロボロ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

お伽の国では天はいつでも青く
いつも夢が咲き
本当の私がいる。


マッティペロンパーが現れた時のキタキタ感ったらない。

ウグイスパン色のハイネックを買ってしまいそうな程に彼に焦がれている。

1d
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5

あなたがいれば毎日イモでもいい。

ところどころ笑ってしまう、不器用さとブルースがとてもステキな愛おしい世界だった。

見終えた時に、頭に浮かぶ誰かの手のひら。
ぬるくなったビールを飲み干して風呂に浸
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冒険者たち(1967年製作の映画)

3.0

美しい海。
美しい音楽。
美しい3人。

ドキドキ展開も少しずつ曇天模様に。
ちょっとのどんより気味も美しい景色に思わずうっとり。

それにしてもアランドロンかっこいい。
小遊三師匠の落語を聞きたくな
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.5

ハルケさんとのやりとりで、
たまご24個オムレツが観たくて鑑賞。
なるほどジブリ源泉感。
あれが2、3個のたまごでやたらと器用にふんわり。そして、中はとろとろオムレツだったのなら伊丹十三感になっていた
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

2023、スタートはカリオストロから。

カッコいい。
いろんなカッコいいがあるけれど、とても好きな類いのカッコいいがここにある。

そして声優陣がたまらない。
味わい深くて余韻長い、このカッコいいの
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

2022ラストは魔女の宅急便。

ジブリ作品で一番すき。

すべてのシーンがすき。

すべてのセリフがすき。

真似したいセリフばかりだ。

おとなになった今はもっともっと味わい深く感じて、いろんな人
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

立場など関係なしに、キチンと自分の誤りを認めて謝罪できる人の眩しいことよ。

完璧な人間などいない。
傷つけてしまう事もあるかもしれない。
けれど、ごめんなさいがより良い関係に導いてくれたりする事だっ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

せつなくて歯痒くて。

何故自分が?

って何度も何度も思うのだろう。
それから少しずつ向かい合っていく。
少しだけ笑顔が戻った時、とても美しかった。

音がある世界。
それは彼女のいる世界。

おわ
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パージ(2013年製作の映画)

3.0

不気味の谷現象って聞いたことがある。

実際にはものすごいありえないスーパーマンの世界なんかはにこやかにみていられるけれど、このあり得そうであり得ない世界が不気味だった。

このバカ息子って思う自分と
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透明人間(2019年製作の映画)

3.5

こころ汚れているわたしなんぞは透明人間といえば女風呂のぞくとか、そういうスケベな事ばかり連想してしまうのでなんとも恥ずかしい。
透明人間スーツを着て隠れたい気分だ。

はじめは妄想がつくりあげた透明人
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

おもしろかった。
ちょっとグロいのが目を覆いたくなって、嫌になる手前で転調して掴まれる。

こわいのは最初のグロさはテンション下がるが、巻き返していくグロさにはテンション上がっていく。
人間ってこわい
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.5

そんなわけないだろ!

の波がどんぶらこっこ、どんぶらこっこと寄せては返す。
店長に失望するがそれと同時に、はたして自分だったら?
これまた寄せては返す。

してやられたのは視聴者側もそうかもしれなく
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.5

おかあさんがかわいい。

ところが段々とみていられなくなる。

エレンバースティン、なんてすごい役者なのだろう。

ハリーがおかあさんを訪ねていってきた時のおかあさんの涙。
帰り道のハリーの涙。
わた
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブライアンがひとりジョニーDの家に向かう道。
広い田畑の様な景色が広がり、空は青くとても広い。

ブライアンがジョニーDと共に彼の家族の待つ家に向かう道。
広い田畑の様な景色が広がり、空は青くとても広
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ブルーサンダー(1983年製作の映画)

3.5

迫力ある市街地戦。
きっとこの時代ならCGなど使わずに撮影されたのかと思うとさらに目が離せない。
それにストーリーもとてもよく出来ていて、ハラハラさせられっぱなし、飲んでいたタンカレーのレモンサワー割
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ダウンタウン(1989年製作の映画)

4.0

一流のB級映画って感じで最高。
午後ローや深夜の映画番組でやっているのをたまたま観てしまったら、きっと一生ものの映画になる雰囲気。
金曜日ロードショーなんかじゃダメなのだ。
そのあたりもダウンタウンっ
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.5

若い頃、オサレムービーの代表格だったように思うバグダッドカフェ。
そんなこんなで何度かみたことはあったが、そういえばおじさんになってみるのははじめて。

若い頃は気がつかなかった。
なんてあったかいの
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

4.5

テンプテーションズのマイガールがそりゃもう最高。
自転車漕いで近所への大冒険。
ちらりとのぞき見る大人の世界。
70年代アメリカ。
この感じ、とてもすき。

とにかくベーダとトーマスJがかわいい。
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マイ・フーリッシュ・ハート(2018年製作の映画)

2.5

母親が病気していた時、それなりに看病に疲れたわたしは疲れを誤魔化そうとしてお酒に逃げたこともあった。

不思議とそんな時のお酒もいうのは、変に酔っ払ってしまうもので、記憶や鞄を何処かへなくして帰ってく
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.0

最近忙しくて、まるで140キロのスピードで日々を駆け抜けているかのよう。
そんな日々の癒しとして、ひとり鍋がある。
あたたかい部屋で、ぐつぐつ煮える鍋。
ぷっくりした牡蠣。
そして、ビール。
幸せだ。
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

5.0

ちっちゃい頃に毛布にくるまったバスチアンのみたいに、おかあさんの布団の中で観た思い出ファンタージェン。

いつだって子供の頃にタイムスリップ。

おかあさんの布団の中にあったんだ。
そこはファンタージ
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.0

こってり。

ホルモン丼ガーリック炒飯半熟卵乗せラー油たっぷりかけ。
みたいな。


第二次世界大戦、ユーゴスラビアの戦中戦後を賑やかにおもしろおかしく描いている。
とにかく躁状態。
空爆さえも気にし
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.0

オムレツの良い匂いがします。
一緒に食べませんか?

優しい世界。
どんなに精度の高いカメラで撮ったホカホカのオムレツだって伝える事のできない香りが伝わってきたから驚きだ。

幽霊の存在など信じていな
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心と体と(2017年製作の映画)

4.5

心が不自由な女と、体が不自由な男。
実はお互いが同じ夢の中で鹿になって自由に過ごしているのに、現実ではチグハグなふたり。

マーリアが登場する時、ひょっこり日陰に隠れる。
それからエンドレと出会い、朝
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

フアンがいかつい車から降りてきた時思った。

あ!
グリーンブックのドクターだ!
車も被ってるし。

うっかりグリーンブックの余韻で涙腺がウルウルしたけど、今度は真逆なキャラクターなので驚き、それから
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私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)

3.0

怠惰極まれりみたいな、砂糖そのまま食いはちょっとオエってなった。
ゴロゴロしながら何か書いてみたり、ちょっと家具を配置替えしたり。
砂糖そのまま喰いはオエだけど、ゴロゴロジタバタはちょっと共感しちゃっ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.5

若い頃、足の指が砕け散る程背伸びして、ゴダールナイトとかいって夜な夜な観たものだった気狂いピエロ。

いよいよ訳がわからない。
けどうつくしい。


夏が始まる頃に池袋の映画館で上映していて、すっかり
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.5

若い頃、足の指が折れる程背伸びして、ゴダールナイトとかいって夜な夜な観たものだった勝手にしやがれ。

なんかよくわからない。
けどかっこいい。


夏が始まる頃に池袋の映画館で上映していて、すっかり大
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