魂が雑さんの映画レビュー・感想・評価

魂が雑

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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

超良かったです。本当に完結したんだなあ。序を中学生の時に劇場で観てアラサーになってシン観れて幸せなオタク。
旧劇の補完と人間関係の精算が見れて大満足です。10年経ったからこそ説得力ある話になってたと思
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天気の子(2019年製作の映画)

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主人公の子が「バイト探すか〜」って口に出した後スポンサー企業のバイトルで検索し始めるシーンで思わず笑っちゃった
あまりに屈託のない商業主義・広告以上の意味を持たない表現というか、新海誠とRADWIMP
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

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えー悪趣味!
B級テイストだけど圧倒的な武力を持った存在がお遊びでふざけながら他所の住人を殺しまくるって所は嫌なリアリティがあって存外に気分が落ち込む!子供の頃に見てたらトラウマ確定!!ていうか頭だけ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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ノーラン監督の作品って何人登場人物がいても物語の中にいるのは1人だけ、というような印象があるのだけど(ダンケルクはそうでもなかったかな)
それが小説っぽさを感じる要因なのかなと思う
記録に残ったら未来
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素晴らしい一日(2008年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

地に足のついた現実感と生臭さのない軽やかさが不思議と合わさって、好きな味わいの映画でした。

ビョンウンの周囲の人達の貸したお金の額の絶妙さというか、社長の猫可愛がりしつつも350万ウォン全額は出さな
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.5

前作ヘレディタリーは普通に楽しめたので、話題になってるし見ようかなぐらいの気持ちで行ったら最悪でした。邪悪。
ダニーのモデルは監督自身という話、でしょうね!としか言いようが無い...。そこまで客観視出
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.0

犬映画だ...
どこまでフィクションなのか、現実にいた人たちはどうなったのか、観た後隣の国の歴史にぐっと興味を惹かれる、他人事としてではなく捉えられるような感覚を得られたので観て良かった
役者さん達も
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サバハ(2019年製作の映画)

4.5

異様に面白かった...。
構成も情報の出し方もキャラクターもめちゃくちゃ良くない?最終的に出てくる人たちの殆ど好きになっててビックリした。
新興カルト宗教から大乗仏教小乗仏教とチベット仏教にキリスト教
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新聞記者(2019年製作の映画)

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この映画が作られたこと自体に意義を感じるし、政治にまつわる映画がヒットしたこと、多くの人が求めている状況を可視化させた事は立派な業績だと思う。

だから悪口はあんまり言いたくないんだけど...。
社会
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渇き(2009年製作の映画)

3.5

ものスゴいのか割としょうもないのかよく分からない。反芻したくないシーンが多いのに絵面が強烈過ぎて頭から離れません。
パクチャヌクの映画って観た後作品の一部が脈打つ肉片のような塊になって脳みそに付着し取
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淵に立つ(2016年製作の映画)

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トラウマ系映画だとは知らずに...初深田作品。
白い作業着の下から赤いTシャツが剥き出しになるシーンは忘れられそうにない。

成虫になった蛍は口が退化して水しか飲めなくなり2週間程で寿命を終えるので、
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.5

昔から受け継がれてきたお話がもつ普遍性を上手く生かした映画だな〜と。
幼い頃に慣れ親しんだ人魚姫の物語であり童話を卒業した女性が直面している現実の寓話でもあり...。
アンデルセンの描いたキリスト教を
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

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全世界に287654397名の会員数を誇るルッソ兄弟被害者の会 メンバーとしてキャプテンアメリカ/ウィンターソルジャーの公開した2014年より活動して参りましたが、この度エンドゲームの鑑賞をもちまして>>続きを読む

名探偵コナン ゼロの執行人(2018年製作の映画)

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周囲とSNSでの評判が高くて、十数年ぶりに見たコナンの映画。エンタメ作として質が高く素直に面白かった。長寿作品としてのお約束要素(少年探偵団の活躍、蘭と新一の絆、ハイテク道具、アクション)も綺麗にはめ>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

5.0

Gyaoの配信で初めて観れた。ヴィスコンティとかベルトリッチっぽい画面だけど英語だしこれはどこの国の設定なんだろう...? (ドイツでした)タクシーの場面は見たことあるな〜
登場人物皆怪しい 建物も
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.0

先の見えない展開と俳優さん達の演技が魅力的。

普段の生活の中であえて目を逸らしているような不安や予感が漏れ出している感じ。家庭的でない夫の罪悪感だったり、よくわからない機械を弄るコントロール不可能な
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

1.2

このレビューはネタバレを含みます

絶対好きなタイプの映画だと思って観たらあんまり合わなかった...。
主演・脚本のカイル・ムーニーの役というより個人の欲望ダダ漏れな感じが色々しんどく「世間を知らないピュアな青年が初めて接する女の子との
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

パティ・ジェンキンス監督の前作モンスターが自分の中で思い入れが強く、どうしてもワンダーウーマンに求めるものが重くなり冷静に観れなかった...。
ヒーロー映画は不可能を可能にするスーパーパワーの持ち主を
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.5

観た後とても悲しくなりました。まるでゴッホが宮沢賢治の作品の登場人物みたいに描かれていて。
努力家の人、優しい人、才能のある人、みんな生きている内に報われておくれ、と叶わないことを知っていても願いたく
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目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

4.0

テンポの速さと刺激の強いハプニングを要所要所でガソリンにして物語を加速させていく手法が今どきの韓国映画やアメリカドラマっぽいな〜と思いました。面白かったです。

割れたサイドミラーの中で蠢く無数の眼だ
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

5.0

過去の伝説との決別。あまりに鮮烈な父殺し。登場人物がなんだか皆やたらと格好良くて、進むべき道を切り開こうと立ち上がる姿が眩しくて、初めてスターウォーズでぼろぼろ泣いた。
「でも無駄じゃなかった」って台
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

5.0

今年のベスト級。面白かったー!
生き馬の目を抜く政界の海千山千を相手に、傑出した才覚を持つミススローンが挑む、さながらダビデとゴリアテの物語。
銃規制の法案実現という人道的な仕事の為に動くスローンだけ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ面白かった!!!!キャラクターもアクションも音楽も全部の要素が最高〜〜!

ケレン味のある設定と派手なアクションがもたらす爽快な快楽と暴力に対する忌避感と嫌悪感によるブレーキのバランスがす
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裁き(2014年製作の映画)

4.0

活動家としての過去がある老人と彼を弁護する人権派弁護士の青年が中心に描かれると思いきや、権力側の裁判官や検事も同じ位背景のある人間として出てくる。
ごく普通の家庭を営むお父さんお母さん達が仕事で何の罪
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

本当にすごいものを観た、という衝撃で身体と頭がふらふらした。

登場人物の心の動きを自分のものとして捉えている、画面の外で眺めているはずの自分が幽体化していつの間にか物語の中に入り込んでいるような錯覚
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