海岸さんの映画レビュー・感想・評価

海岸

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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

1.2

ウディの作品の中ではあんまりだったなぁ、雨の日のNYなんていうセンチな設定から、あんまりキラの良くないギャグに人物設定もなんだか歯痒い浮遊感。

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

1.8

いやーよくこんなにインタビューできたねーてそらだけで脱帽な映画。わざと正反対の返答をつなげる編集も面白い。
撮ってる時は勃起してるというアラーキーに、性欲は創造とは相容れないものだという北野武、さすが
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

1.5

もちろんオゾンの安定した面白さを求めての鑑賞だったので普通に満足ではあるんだけど、他の作品よりもこれがというのは見事にない。主人公がなんか魅力ない堅物だったこともあって、それはねらい通りながら、なんで>>続きを読む

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

1.8

ニューシネマ特有のあっけらかんとした暴力描写、もちろん史実よりも主人公たちの悲劇的な部分をあえて描かないところハードボイルドだなぁ。ボニーもクライドもかなり大人な役者なので落ち着いた風情、セックスレス>>続きを読む

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

1.5

コーザノストラの元ボス、ドン・マシーノが組織に消されそうになってから、警察に全てを証言し、敵対勢力をまとめて刑務所にぶちこむ本当にあった話らしい。
マフィアものの複雑な人間関係のややこしさとキャラの面
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甘き人生(2016年製作の映画)

1.6

イタリア男のマザコン精神が理解できる映画。幼少期に母親を亡くした少年が、中年になるまで、ずっーーと鬱屈しているって話。特に明るくなるでもなく、ずーと暗い。恐らくイタリア人的には涙の止まらない映画なのだ>>続きを読む

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

2.3

金子文子役の女優さんの演技が素晴らしい。日本人として知っておきたい対戦中の朝鮮人差別の話、アナーキズムにはしる在日朝鮮人と極貧の中虐待を受けてきた日本人女性の恋愛。
明るく、コメディですらタッチで描か
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追憶(1973年製作の映画)

1.2

Satc影響で見た。
この世の女はストレートヘアか、ケイティかどちらかなのだ、というセリフは頷けるものがある。
絶対に合うはずのない保守的若干チャラい美男子とテンパー、ガリ勉のケイティが、ケイティの多
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

1.0

謎に自殺していく、金髪ウァスプのお嬢様姉妹たちの話。
長い。少年はこんな風なモノローグ言わないだろなってとこがものすごく気になったし、なんで死ぬのかもよく分からない。過保護な両親が問題らしいがそこも別
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

2.0

世界名作文学でもこんな少女漫画みたいな話があったんだなー
大体の名作文学は女が悲劇的なことになっていく話なんで新鮮。
玉の輿文学、視覚的に話が理解できるのはとても嬉しい。一家存続のために遺産相続する従
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

1.6

ウェス・アンダーソンのデビュー作。
未確立のウェス節が楽しい、深いところ考えずにサラサラ観れる軽さ、間の取り方っていうのはかなり初期からあるんだなーと感慨深い。

ローラ(1961年製作の映画)

1.8

ネガが焼失してから、ラウール・クタールとヴァルダ監修によって蘇った作品との事で、どの程度オリジナルに近いのか不明ではあるが、まあまあ近いのかな。
ただ天使の入江みたくミシェル・ルグランの音楽がかみがか
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.0

メリル・ストリープとロバート・レッドフォードというそれだけで世界遺産級な演技の火花がすごい。
スペクタクルなアフリカの悠久美を堪能できて、自粛中のご時世に最適な映像体験。
SATCで言及されているシャ
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

1.0

ティーンネイジャーのデート向け、ポップコーンのおつまみ的なクオリティ。
はらはら感もなんもない。
思考するゾンビなんて、いい設定だったんだけど、つかみだけ秀逸。
リサイクルしたい。

感染家族(2018年製作の映画)

2.6

前半までは若干ラブコメ的展開でいらっとしてしまったが、中盤にかけてゾンビ映画の基本を押さえた構成と展開、題名通りの家族の絆が光る。伏線が回収されいい脚本。

ハミルトン(2020年製作の映画)

3.6

ヒップホップでハミルトン伝という斬新な組み合わせながら、音楽に没頭、テンポいい脚本に全部心から揺さぶってくる傑作。見ていて10秒と退屈することがなかった。
一人一人のキャラクターが立っていて、親しみや
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.0

ポンドワーズの街並みの中繰り広げられる、題名のままのドラマ。ロメールは少しさみしい女の子の描き方がべらぼうにうまいのだ。こんな心の繊細な演出ができる監督はほかに知らない。
まるで夢の中のように、衣装の
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美しき結婚(1981年製作の映画)

2.9

マンスの街が綺麗。結婚をすると決めた女の子の一人相撲でコメディのようなシリアスなようなというキワドイストーリー展開ながら、一点の曇りもなくポジティブで爽やか。

飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.1

三角関係、ばったり会った男女が男の恋敵をストーキングするというフェティッシュでくすぐったい映画。ヌーヴェルヴァーグといえばゴダール、トリュフォーなんて思っていたけど、やはり完成、成熟はロメールだなと実>>続きを読む

アラバマ物語(1962年製作の映画)

2.9

古典。
アメリカのレイシズムの闇の深さと、人の闇の深さと。30年を舞台にした映画ながらこの流れをくんだBLMがあるんだと身につまされる。ブーというミステリアスな人物も含め、優しかったり正しいことをしよ
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評決(1982年製作の映画)

2.6

大体の筋がわかっていて見始めたんだけど、裁判映画はドキドキするなぁ
ポール・ニューマンってなんでこう、いつもこうダメ人間が似合うのか、底辺の弁護士という美味な役ながら、あんまりニューマンの美しいところ
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トスカーナの休日(2003年製作の映画)

1.4

これもマスターオブノンで登場したので拝見。血も闇もない明るくオレンジ色のトスカーナに移住する中年離婚したアメリカ女、ダイアン・レーンのなんの力も入らず観れるいい作品。
サンドラ・オーが個人的に結構良か
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運命の女(2002年製作の映画)

1.3

幸せで裕福なニューヨーク郊外一軒家に住む主婦が不倫する話、マスターオブノンに登場した映画だからという理由で見ただけなんなけども、あんまり飛行機得意でない人が機内で見るにはちょうど良い作品というのか、ダ>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

1.8

ボロくてうるさくて排気ガスを出しまくるディーゼルに何故か追いかけられるというシンプルな話。というか、前半だったら普通にこういう迷惑なひとあるある。ほとんど無言で低予算な感じながら、たしかにこれは怖い。>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

1.1

これを今上映する価値はどこにあるのか、そして私はこれ以上見る意味はあるのか自問が止まらなかった。私が映画から求めているのは光学的、あるいはナラティブ的な面白みや新鮮な遊びであるもなの、この耽美陶酔的な>>続きを読む

おとし穴(1962年製作の映画)

1.3

炭鉱の労働組合を陥れるための陰謀で殺されていく人たちが幽霊になって若干コミカルな調子で語られていく。炭鉱労働者の悲惨な様子に圧倒され、訳もわからず殺され、結局なにが何なのか完全には分からない。あまりに>>続きを読む

燃えつきた地図(1968年製作の映画)

1.7

勝新太郎のお尻が美しかった。
ミニを乗り回すところもとてもいい。
終盤まで探偵モノの手本を地でいく展開で面白いのだけど、勝新がどんどん投げやりになって実存的にふわふわする。鏡や硝子の反射をうまいこと使
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

2.9

かっこいい、西部劇なのにほどよくオフビート。大陸の絶景にくよくよさ0のノリが気持ちいい。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

1.2

すごい違和感のあるカメラワーク。どうやって撮ってるのか…
ソーセージを食べるシーンが秀逸。すごい俳優だ。完全に憑依している
実話ベースでかつ描写が事細かくとてもリアルだ。サイコパスは人が苦しみ、死んで
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サスペリア(1977年製作の映画)

1.2

バレエ学校を舞台にした魔女ものホラー。たしかに怖いし、気持ち悪いんだけど、一人で全然見れる。ローズマリーとかよりも描写が細かくないぶん、こころからゾッとするみたいなのはない。派手で色彩効果、音が多いの>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

1.8

アンナカリーナの可憐さだけでも満腹。確率に支配された論理崇拝の独裁国家アルファビル愛を叫びながらプールで処刑され、笑うと逮捕され、意識という単語すら辞書から削除されてる。ストーリーは驚くほど荒削りでベ>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

1.8

土曜の補習にあつめられた5人のまったくタイプのちがう高校生の交流、というシチュエーションが秀逸。それぞれが可笑しくてしかし学校にこんな感じのいるよなぁと頷ける人物描写。
ただ高校生が話しているだけの映
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

1.6

これがプライムで見れるという僥倖。映画作品としてというよりもあくまでサリンジャーの半生を描いたVTRとして見る分には大満足。キャッチャーインザライの偏屈で狂気的人物像よりも真面目で繊細なユダヤ青年の面>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

1.6

ホラーエンタメとしては十分楽しめたし、怖いジャケット写真から想像していたよりも怖くなかった。
社会派、デストピアSF系で解説が用意されているものの、なんでそもそも感な…もちろん何から何まで解明されなけ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

1.6

最初の3分の1はぐいぐい引き込まれてしまう。面通しで集められたユージュアル・サスペクツが手を組むという設定に、一人一人のキャラが立っているし、現在、回想がパラレルに進むため、展開が早く少しついていけな>>続きを読む

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