鳥井寝子さんの映画レビュー・感想・評価

鳥井寝子

鳥井寝子

まず、星いくつとか採点するほどの者ではありません。純粋に映画を楽しんでいきたい。

言葉、神秘、非既成型恋愛、革命、墓穴掘る人、勘違いな女、旅に出る男、
などが出てくる映画が好き

映画(168)
ドラマ(17)
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世紀の光(2006年製作の映画)

3.1

心が浄化するような、美しい緑とストーリーとして何一つも完結しない空中に漂うかのような人々の会話。輪廻、都市と地方、今と過去交わり転生される人と既視感。アピチャッポンは一貫して2部編成またはパラレルワー>>続きを読む

アタラント号(1934年製作の映画)

2.9

こんな結婚してみたい。
世界中を旅する船乗りと結婚したフランスの田舎娘。キャラ濃い頑固オヤジとたくさんの猫のいる船に花嫁衣装のまま乗り込み新婚生活。
パリに憧れるも町歩きできなくて、結婚破綻の危機…
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インディア(1958年製作の映画)

2.3

2度目の鑑賞。
1回目のときはインドへの憧れもあってか、ひどく感動したようだ。
インドに訪れたことがある今見直すと、そこまで神秘というか深さまで感じることは出来なかった。残念。
様々な民族、職業の人が
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トロピカル・マラディ(2004年製作の映画)

3.0

2部構成で、前半はゲイカップルの話。後半はジャングルで虎の精霊に憑依されてしまったシャーマンとそれを追う軍人の話。
アピチャッポンが世界にその存在を決定付けた作品であるから、映像が本当に神々しいまでに
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真昼の不思議な物体(2000年製作の映画)

4.2

インスタレーション、アート、哲学、映画、ドキュメンタリー…この作品をどうカテゴライズしても表しきれない(とりあえず)映画だった。
タイの地方都市が舞台でマグロを売る販売車の女の人が小さい時に自分が売ら
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.3

レアセドゥがかっこよく、全体的にいちいち面白い会話でゴダールのアルファビルを彷彿させる。知的な感じの映画ではないが、パートナーよりも異性で結婚する方が社会的に認められる立場になれる日本の現状を考えると>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8

パニックホラーの経典。
怖かったぁぁあ
どのカットもあ、あやめて、やめてってなりながら見れるので皆んなと見たら盛り上がるかも。ヘミングウェイの老人と海に後半なっていって渋くてカッコ良い、サメに敬意すら
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

1.7

ウディが名作『マッチポイント』ではスカーレット・ヨハンソンと共演出来なかったのが心残りで、スカーレット・ヨハンソンと共演してみたいという動機だけで撮った映画ですよ、と言われても納得できる。
べつに何も
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嘘をつく男(1968年製作の映画)

2.2

嘘と現実の境が曖昧で美しい女と次々とまぐわる官能的な画を堪能
薬剤師の女ってミステリアスだなぁ

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

映画史に残る名作。美しい。ワンカット、ワンシーンごとに美しい物語があって何度見ても新しい発見がある。キュアロン監督の実体験を描いてるからか、描写が五感すべてに働きかけてくる映像体験が美しい。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

2.9

これから見る人はサントラを一通り聞いてから見に行った方が面白いかも。歌詞の意味が物語のエンジンになっているので。

かなりアップテンポなカットと構成でその曲もっと聞きたい!くらいで次にいくっていう繰り
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.5

今年見た日本映画で一番よかった。
多分作者の実体験なんだろうけど、人生の節目で悩み、お茶を通して目の前のことや哲学を感じとっていく過程がとても心地よく描かれている。
日本を知りたい外国人や日本人が見る
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

1.8

面白かった。育児に疲れ追い詰められていく女性が軽妙なカットで描かれているのが非常に面白かった。自分のかつての若さに助けられるというのもありそうでなかった展開。もう少し神秘的に舵を切れたろうなという感じ>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.6

イーストウッドもジジくさいものを撮るようになってしまったなという印象、こちらも勧善懲悪感が違和感。カリフォルニアのサクラメントのシングルマザーの家庭で育ち、なにかと学校から社会から鼻つまみものだった少>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

1.9

勧善懲悪。ざ・アメリカン
でも同じような話は実社会にゴロゴロ転がってるんだろうなという感じもある。
見た目だけで、重度な視線の暴力にさらされてきた人は喋ってみると意外に面白くて見た目はなれるのでずっと
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エデン、その後(1970年製作の映画)

3.8

パリの自堕落的な大学生の溜まり場のカフェ「エデン」そこで繰り返されるセックスとヤクと命がけの遊び。
ある日エデンにやってきた謎の男がやってくる。という趣旨。
最初は前衛美術的な展開に少し閉口したけど、
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不滅の女(1963年製作の映画)

4.0

ヨーロッパの人がトルコの土地で得たインスピレーションをもとに作られた映画。
ハーレムに囚われスルタンの欲望満たすためだけに繋がれていた女たち。世間の人はそれを知りながら、何も意に留めていないかのように
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

1.0

日本邦画界がここまでガラパコス化してしまったことにもう追い付いていない自分を実感した。
いつ始まるんだろうな…と思ってたら終わってしまった映画で、主人公に感情移入する隙が全くない。カッコよくないし、だ
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

2.4

カルトSF。未来の描き方がアナログなのが新鮮で面白い。

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

2.4

面白い。
マイケルムーアは楽しいドキュメンタリーをとる。見た目はおばかなアメリカ人なのにアメリカに対する批判をするけど、裏は自国愛に溢れてる。
少し誇張っぽいが、ヨーロッパを一通りみれるのでおもしろい
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.3

感受性豊かな撮り方だ。

男を女がある種の崇拝を寄せることって今まで描かれたことあったかしら?
今まで振り回されっぱなしで、泣いてばかりの女の子がむしろ、男の払った犠牲を糧に生きていくという逆転は女子
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

2.2

ドイツの戦犯意識の根強さを再実感させられた。
モキュメンタリー的に撮っているところはとくに境目がわからなくて面白い。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

2.6

イントゥザワイルドを思わせる、大自然に旅立って生活してみたくなる映画だった。
ヒッピー家族の思想や美術がとても丹念に描かれていて、可愛い。

ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.1

うおーーー体の震えが止まらない
事実がベースの映画らしいがホントに信じられない。凄まじい映画体験。
善とか悪とかとかでなく、ただただ人間の生が維持できる極限状況ってこんなだろうかと思う。
沢木耕太郎の
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マルコムX(1992年製作の映画)

2.4

過激な黒人民権運動家マルコムXの生涯。すごく個性的な撮り方だ。
アメリカに住む黒人の独特なアクセントを映画にしたようだった。スパイクリーはマルコムXで自分たちの話を描こうとしている心意気。

ハスラー(1961年製作の映画)

3.5

これはめっちゃ好きだった。
ヒロインが呑んだくれなのだが、美しい会話と幻想に囚われた孤独なキャラクターが最高にセクシーだ。

トゥヤーの結婚(2006年製作の映画)

2.6

井戸を掘るときにケガをして障害者になった夫をもつトゥヤーは女手一つで夫と二人の子供の家庭をささえていたが、ある日腰を痛めて放牧で肉体労働を続けることが難しくなり、夫も扶養するという条件で再婚する道を探>>続きを読む

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

2.9

何層にもなった人の内面を描いた作品。監督の風格が本当にすごくて多分あのひとがメガホンとってるってだけで現場が完成するんだろうなっていつ妄想。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

2.3

北イタリアの綺麗な街並みと魅力三ヶ国語話すインテリ家族のやつ休み。羨ましい限り。ゆったりしてるけど退屈にならない映画。最後にじんわり切なくなる

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.0

ヤンママと子供の演技が秀逸。
終わり方が非常に突然だけど、このフィナーレが今の終わり方なのだろうか。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.2

メンフィスめちゃめちゃ行ってみたくなる。退廃的な街とギリギリなんのドラマがないドラマがいい感じ。
日本人の描いきかたがダントツで好き。

フォー・クリスマス(2008年製作の映画)

1.6

面白くて構造が良くできた脚本。
ただそれだけなのでちょっと退屈。

カミーユ・クローデル(1988年製作の映画)

2.6

ロダンの愛人カミーユ・クローデルの自伝。弟の作家ポール・クローデルはキリスト教の自己犠牲愛を過激に表現した小説を書いているので、対照的な姉の思想とカミーユの存在がいかに影響を与えたか興味深い。

マスク(1994年製作の映画)

1.7

暇つぶしに見た。
アメリカのコメディのツボを知った、異文化交流