あいうえおさんの映画レビュー・感想・評価

あいうえお

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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

5.0

容易に言葉にできない。何で逐一泣いてしまうのか、訳がわからない。
フラフラと劇場を出て、恥ずかしいけど、煙草吸ってたら立てなくなった。
訳がわからない。

小坂忠も青山真治も、亡くなってからドスッとさ
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

5.0

わからないけど、わかる。
言い当てるのではなく、想いを馳せる。
人の優しさに、そして人を想える自分の優しさに触れていくような、

カメラは目の前のことしか映さず、「映画」でなくて、人が先 にあって映画
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二重のまち/交代地のうたを編む(2019年製作の映画)

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逡巡 反芻 想像

語りの力。継承される、民話
聴いて受け取り、自分を絡めて、または廃して、伝える広がり
記憶の中の、もう見えないものを残していく

災害があっても、立て直せるように
戦争や人災なんて
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全員切腹(2021年製作の映画)

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自分が好きだった豊田利晃作は、ナイフの雨を降らしたり、真っ黒人間に大きな翼が生えたり、カメラがぐるぐる回ったりするダサカッコよさがあったのに、『破壊の日』と『全員切腹』はカッコいいダサかった、、 窪塚>>続きを読む

扉を閉めた女教師(2021年製作の映画)

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演出に無駄なんてないのに程よい余白があって、きっちり70分に収める職人 小憎い

気持ち悪さ、醜さがあるのに、何で城定監督の映画は観た後気持ちが清々しくなっちゃう

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

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映画はフィルムで撮るものでもなくなってスマホで撮れちゃうし、映画館で観るものでもなくなって文化祭前の部室でパソコンの画面を通して観ても泣けちゃうし 良くも悪くも
「映像は5秒が普通、1分は長編」とは恐
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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一目惚れいいな〜
薄っぺらい映画ともみれるのかもだけど、階級、宗教差、エイズ前の最後の浮かれ時代とかすんなり深さをいれちゃうのが巨匠たる所以なんでしょう

エイズやべ〜ってなる前の空気を、コロナやべ〜
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a hope of NAGASAKI 優しい人たち(2021年製作の映画)

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いじめはだめ!戦争はだめ!

話の内容は嘘か本当かは分からないけど、おばあおじいちゃんになってああいうことをカメラの前で話させちゃう歴史があったことは真実で、戦争はだめ!
こういう映画は残さなきゃだな
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

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風刺文化が機能しないで、すぐ叩かれるのは気持ち悪い環境だなと
映像にそもそも中立なんてないことは森達也が何回もいつでも言ってることで、それはそう 公平な情報を得られるとはそもそも期待してないけど、決め
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

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『シベールの日曜日』
ゴダールも同時代に観てたら気持ち悪く感じたのかもと思った

全て話せるのではなく、話したくないことは聴かずにいられるから友達の4人と、『ハッピーアワー』の全部知ってから再出発する
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クレストーン(2020年製作の映画)

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「高校時代の友人はサンクララッパー
コロラド州クレストーンに移住し大麻を育てながら音楽をつくっている」ってだけで観たくなっちゃう

ヴァーチャルリアリティじゃなくて、リアルがヴァーチャルになっちゃって
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海辺の金魚(2021年製作の映画)

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子どもの撮り方が『アイヌモシリ』みたいだった さすが現場の人

冬のほつれまで(2020年製作の映画)

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観察、スケッチ、足の指 色んな表現が個性で彼女だけの崩れない世界なのに、別に返事返さなくても他者と何か溶け合ってくコミュニケーション素敵!
大切に観ていきたい映画でした

アジアの天使(2021年製作の映画)

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海行きたい!

CM映画と言われちゃうショットとか(池松の影が木に映るショットめっちゃダサい!)、悪役が悪役でしかなく人間でないのとか、石井裕也監督作は好きとは言えないのだけど毎回泣いちゃう。恐ろしい
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おとし穴(1962年製作の映画)

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座りながら観てるのに回遊させちゃうカメラ心地良いすごい

田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

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スペクタクルでなくエクリチュールで綴られたものらしい
意志、自由の悪魔ジョセフィンに対して、神!と祈り続ける、委ねちゃうのは

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道(2020年製作の映画)

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中平卓馬とのズッ友エピソード聴けたからよかった! 海行きたい〜
撮る人は撮られても面白い 路上 放浪

菅田将暉に頼るな!

アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967年製作の映画)

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音>画>言葉 ≠映像
捻くれてるけどそれだけ映像が好きなんでしょう、
権力と言って全部精算しようとする人と、実験、前衛を糧にする芸術家が相容れないのはいつの時代も コロナ禍でも

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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5時間観て余韻もすごいなんて、人生足りない!

どんでん、赤いヤカン 窓フレームの「膜」 指輪 4人揃った時のぎこちなさ

伝えたいこと考えておかなくちゃ いつだって
だってそのときがいつ来るかわから
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きみが死んだあとで(2021年製作の映画)

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ざっくり言うと丁寧!丁寧すぎる….
それ故に長い….
羽田闘争で亡くなった山崎博昭さんを軸とした切り口は新しく、あの時代に行動して亡くなった人の「あとで」どう生きるのかというメッセージはアツイ。

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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

5.0

フィッシュマンズのアルバムでは「ORANGE」が好き。オレンジは夕暮れの色。まだ帰る前、一緒に遊んでいる誰かがいるとき。歌詞の中の「僕」は「君」を想っての僕であって、まだ「孤独」ではないのかも。言葉を>>続きを読む

へんしんっ!(2020年製作の映画)

5.0

「へんしんっ」する。主語は誰なのか。
映画の中で語る主体となる表現者達、語られる存在ともなる石田監督、彼を「助ける」のではなく前のめりに「関わって」いく撮影スタッフ。
そして、映画を観る私たち。

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