松永恭昭さんの映画レビュー・感想・評価

松永恭昭

松永恭昭

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

3.3

乙女の理想ってこんなんなんやろかぁ?
乙女はイケメンクズが好きなんだなぁ
女も男もクズじゃないの? お顔がよろしいから許されてませんか?
心変わりが早すぎる次女もダメですよ?
こんなんが、愛なら、クズ
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ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

3.5

全然すっきりしねぇ~。
なんというか、全体的に情報不足過ぎて、まったくどう受け取ってほしいのか分からない。
急激な時世変化にもかなり戸惑ったし、
そもそも時代や国の中絶への状況がまったく説明されなくて
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.1

つまんねー。
いけすかない主人公のいけすかなさ
もう、ずっと、楽しくない
なにを楽しめっていうんだ?

なにかの翻案なのかな? 古臭い筋書きが違和感すぎる なんか変な映画でした

刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.8

アーミッシュの中に入り込むアメリカ刑事という、珍しい設定に興味深かった

ただ、思ったより、ラブロマ展開で、ちと裏切られた感はある
ラブがなんで発生したんか、よくわからんかったし

これは個人的好みか
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ミッション(1986年製作の映画)

3.9

前半は、あれ?って思うぐらい、ストーリーがダイジェスティックにすすんでいくので、結構ついて行くのが大変だった。ともすれば、雑だなと思うぐらい。
ただ、後半に入ると、ぐっと展開が派手になって、なるほどこ
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名もなきアフリカの地で(2001年製作の映画)

4.2

愛と哀しみにの果てと、よくにた設定ながら、こちらのほうがリアリティーがあって、面白いなと思いました。
やや、アフリカを美化してるのでは?とは思ったものの、白人が、アフリカに入っていく、難しさや、子供は
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.8

過去の世界一の美少年をおったドキュメンタリーで、急に日本が出て来て、その影響をおったり、最近話題になったミッドサマーが出てきたりと興味深い話も多かった。
ただ、全体的に、感傷的で、それ以上に音楽が感傷
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.6

ナチス目線の、最後の12日間という視点は、見ていてしんどいなと思いましたが、とても丁寧に作られた作品ではありました

ただ、見ていて楽しい部分はなく、ひたすらしんどい。
必要な作品なのだろうけど、なぜ
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再会の食卓(2010年製作の映画)

4.6

中国と台湾の関係性をあまり分かっていなかったのか、こういう状況でこういう関係性を構築するのが、とても不思議に感じた。
ともすれば不条理にすら感じる状況ながら、中国という国の背負った歴史的歪みを、食卓に
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火祭り(2006年製作の映画)

3.6

この監督の作品を鑑賞するのは、3、4個目なんだけど、他の作品は、すごくはっきりとした状況があって、そこにぶっとい芯みたいのがある作品が多いイメージだったんだけど、今回は、真逆にように、ストーリーの芯が>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

タイトル通り、確かに~、この人苦手さんだわ~。
映像はとても面白い演出もあって、とても素敵だなと思いました
ただ、この人の行動がことごとくきついなぁと。まあ、いるんだろうけど、こういう人。それをどうい
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或る終焉(2015年製作の映画)

4.0

え! そんな終わり方!?
まだ飲み込めてないけど、、、。とりあえず感想を

ティム・ロスの抑えた演技が、映画全体の雰囲気と、マッチしていてとても良かった。
テーマも非常に、重たいものながら、とても静謐
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.6

設定や、雰囲気はとてもよかった。
子役の、大人向けの演技が大嫌いなので、自然な雰囲気の子ども雰囲気をつかみ取れていてよかった。
ただ、ストーリーがゆったり進行すぎて、そのリアルさが逆にしんどいなとなっ
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.6

映像は素晴らしく、空気感もすごかった

ただ、ストーリーにまったく興味がわかなかった。
なぜなんだろうと考えながら、時間を過ごした。
多分、あふれ出るハイカルチャー感なのかな?とか、ハイカルチャー特有
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おかしな二人(1968年製作の映画)

3.8

ちょっと時代感は感じたけども、けっこうスラップすてぃくな笑いもありつつ、主演二人の魅力にあふれてた映画だった
笑いがメインなので、ちょっと強引な展開は感じだけども、シャレオツな応酬があったりと、ニール
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.6

ジャケットのキラキラした感じとは真逆の、結構重苦しさに驚いたが、
アクティビスト(活動家という日本語に違和感があるのでこれで)を扱った映画は、おそらく初めて見る(ザ・コーブは認めない)
フランス社会と
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.6

レネー・ゼルウィガーやったんかい!!
最後まで気づかなかった!!
演技はとても良く、ふとした表情はとても素晴らしかった

ただ、物語としては、卒塔婆小町で、実在の人物なんだろうけど魅力を感じず
哀れな
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コールド マウンテン(2003年製作の映画)

4.0

やや古典的でもあるかなと思ったけども、ザ・ラブロマ~。
超絶美人と、超絶イケメンが、くりひろげておった
南北戦争を背景に、超絶雄大な風景と、みごとなアメリカンラブロマ
すべてにおいて、クオリティーも高
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

3.1

なにこれ?
意味わかんなーい
モキュメンタリー?
やりたいことがわかんなーい
だから、どう受け取っていいのかもわかんなーい
面白い落とし方してくれたら、また分かんなかったけど
変な終わり方ー。

ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

4.2

ストーリーはとても面白かった。
深みのある展開に、ワクドキなサスペンス要素ありと、非常に素晴らしかった。
とてもアメリカ文学的というか、ジョン・アーヴィング的な大人への成長譚

ただ、映像や音の使い方
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黒衣の刺客(2015年製作の映画)

3.3

これはキツかった!!
誰が誰か分かりづらすぎる
話が、どうなってるのか分かりづらい
と、もう分からないのオンパレードで、久しぶりに中断
あらすじ全部読んですらなお、分からないのだからどうしようもない
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.9

古き大作映画の雰囲気で、横道なストーリーと豪華なキャスト、そして膨大な予算で、まさに英雄譚といった映画でございました

ただ、横道すぎて既視感すら覚えてしまって(もしかしてリメイク?)あまりワクワクを
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読書する女(1988年製作の映画)

3.5

なんか、悪い夢を観てるような脈絡が良くわからない話が続いて、最初は面白いなと感じたが、中盤から濡れ場も入ってしんどいなと感じてしまった
ウェス・アンダーソンあたりが、ドライに改変したら面白そうだなと思
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.8

いわゆるミュージカル映画とはちがい、普通のセリフも多めで、
歌もいい感じに挿入されて、見やすかった
歌も、シャレオツで素敵だなと思った。

ただ、ストーリーが、画面のキラキラ感に比べて、嘘だというぐら
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.5

ベトナム戦争を扱った非常に厚みのあるストーリーが素晴らしかった。

かなり強引さを感じる展開と、え?急に今どういう状況?と迷子になる大胆な編集、美しい自然にかぶせてくる、やや押し付けがましい壮大な音楽
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ナインイレヴン 運命を分けた日(2017年製作の映画)

3.2

9・11という、強烈な背景に対して、ストーリーが小ぶりすぎて楽しめず。
純粋な、エレベーターの事故から、実はワールド・トレードセンターだったみたいなバラし方をしてくれれば、なるほどとなっていたかもしれ
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.2

最近めっきり見なくなった銀行強盗ものの、王道な感じ。
実話の映画化なのかな?
アルパチーノの魅力がすごかった。逆を言えば、アルパチーノじゃなかったら難しかったのかも
普通に、映画としてクオリティーの高
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ヒトラーの贋札(2007年製作の映画)

3.8

ホロコーストものの、王道的な展開がありつつ、贋札作り作戦という、新たな視点もありつつな感じで、良くできた映画かなと思いました

ただ、数あるホロコーストを、テーマにした名作と比べると傑出はしてないかな
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.7

ドイツのナチの話か~と思ったのだけど、思いのほか予想外の展開がまっていて、とても面白かった
長時間なので、どうなるかな?と思っていたのだけども、ある人物の人生をとても豊かに、丁寧に描いていて、飽きはし
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

4.2

独特な画作りと、やや不親切さは感じたけども、語りすぎないストーリー、は、とても面白かった

今となっては考えられないけども、ああいった状態の当時の精神医学の中で、こういった試みがあったのは驚いた
とて
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バグジー(1991年製作の映画)

4.2

モチーフの人物たちについて、初めて聞いたのですが、あのラスベガスを作った人物という題材はとても面白かった

残念ながら、ギャング系の映画は苦手で、主演のカップルについては、あまり好感を持てず、興味を持
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ガラスの動物園(1987年製作の映画)

4.2

勉強のために、かなり何度もしつこく鑑賞

映画自体は比較的原作通り

非常にシンプルな話ながら、そこで語られる言葉の美しさ、ウイットさにうっとり
そして、観てて痛々しすぎる展開
時代を経ても、感じる凄
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.2

??? どゆこと?
何か起きてるんだろうけど、まったくわからんぷんちんかんぷん

解説観てきまーす

追記
解説見たけどよくわからんかったー?
不穏な雰囲気を楽しむものなのかな?
日本でも「CHIME
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.6

非常にクオリティーの高い映画でございました。
全ての要素がクオリティーが高いと感じた。

ただ、ミュージカルの嫌いな部分も存分に味わった。
演技について、自分が面白いと感じる感情や思いを、見事に言語さ
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.5

選挙に行こう!!

とんでもない医療汚職に、国家絡みとか、救いがなすぎて、震える

マスコミ側と、内部側を取材されており、よく出来たなと感心

日本でも同じようなことが起きていて、恐ろしい

ラストは
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.6

赤堀作品の、えぐみは存分に味わえました。

ただ、この設定は、先発の作品や、ドキュメンタリーと比べると、ドラマ性が弱いなあという印象がぬぐえず
フィクションである面白みのある終わり方や展開だったとは思
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