おにくちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

おにくちゃん

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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.6

画や構図、アイデア等がすごくオシャレで古き良き実写名作映画を観ているようだった。

映画作品としてはこの後のカリオストロの城が好きすぎるのだが、監督も違うしデザイン等を含めて全く別物といえる作品だった
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

EOという名前のロバが主人公のロードムービー。

前情報をほとんど入れずに観たためもう少しコメディー寄りな物を想像していたのだが良い意味で裏切られた。

ここで滑稽な存在として描かれているのは人間。
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.6

いわゆるハイスクール男女入れ替わり物なのだが入れ替わる相手が殺人鬼というのが面白い。
ホラーというよりはコメディ要素が強く楽しめた。
頭を空っぽにして観ることのできるばかばかしい映画が世の中には必要。
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.0

前作のレビューでも書いたが、ファブルという作品のカタルシスは他を寄せ付けない佐藤の強さにあると思っている。

客観的にピンチな状況でもそれを感じさせずあっさりと仕事を片付ける。
それが気持ち良いのであ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

シリーズに思い入れが強いので正当な評価が難しい。

オープニングシーンから曲の選択も含めてシリアスで陰鬱。

ネタバレになるので詳しくは書けないが、今作では多くの罪の無い犠牲の存在が明らかになり、更に
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スクリーム(1996年製作の映画)

3.4

有名スラッシャー!?映画。

有名なゴーストのビジュアルは知っていたので、それが人間を襲うホラー映画かと思っていたのだが予想が外れた。
お面だったのね。

当たり前のことだが面白いけど今観ると何の新鮮
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

ブルックリンに住むイタリア系移民と思われる鼻が大きいマリオブラザーズをはじめ、相棒のドンキーコングがカートを乗り回すジャングル奥地の野蛮な力持ち、ヒロインのピーチ姫が気の強いクラシックな金髪白人女性、>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.6

PTSで鑑賞した事の無い作品を一気見中。

職人気質で独身の仕立て屋の男性とウェイターの女性の恋。
この設定を監督が撮っているというだけで面白く無いはずがない。
なぜ今まで観ていなかったのだろう。
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.3

濃厚すぎて咽せ返る熟成ワインのような芳醇な作品。

全てのシーンの画や演技が印象的で胸がいっぱいになる。

物語が終わってみると脚本は意味があるようで、何も意味が無いような掴みどころの無い内容。
時間
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.6

ピッチフォークが過去の名盤に高得点をつけるみたいな事って本当はあまり好きでは無いのだが同じ事をする。
最高。
最初に鑑賞した時は覚えていない位昔だと思う。あまりにも記憶がないから観たのはリメイクなのか
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.8

「いつの間にか私達が化け物になってしまった」なんて何回も聞いたことのあるお決まりのセリフが象徴するように、今回はマイケルよりもそれを怖がる人間を中心に物語が進んでいく。
前作と立て続けて観るとマイケル
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.5

最近好きなジャンルになりつつあるので名作と呼ばれるホラー、スリラー映画を色々鑑賞中。
元のハロウィンも観たことないし、仮面物!?の13日の金曜日や悪魔の生贄なんかも昔に観たきりなのでうろ覚え。
でもや
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フレッシュ(2022年製作の映画)

3.6

以前からクリップしてあったこちらの作品を鑑賞。
なぜクリップしたのかも内容も何も覚えてない中で暇だからという理由で観始めたのでジャンルもわからなかった。
これが新鮮な体験だった。
恋愛映画にしては不穏
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

勝手にホラー映画だと思っていたのだが、もっとジャンルレスな作品だった。

黒人監督だからこそ表現できるリアルと創造のバランスが絶妙で、あっという間の104分だった。
ベーシックなホラー映画よりもよっぽ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

最近自分は結果を知っている上で、そのプロセスを描いた映画が好きなのだと実感している。
例えばスターウォーズの「ローグワン」。
「ファーストスラムダンク」もそうだった。
オチでびっくりみたいなのはもう映
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アス(2019年製作の映画)

4.1

これはこれは。
作品として隙がないような隙だらけのような。
良い意味でのB級ホラー感も残しつつA級のホラー映画に仕上がっている。
サムライミのホラー映画のような大笑いする様なシーンは無いものの、スタイ
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

前評判通り面白かった。

ただコメディーのセンスがもう少し高いとよかった。
意外と笑えるシーンは少なかった印象。

映画館の後方に座っていた外国人は結構笑っていたので日本語訳が悪かったのかもしれない。
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.9

劇場公開時に観て以来おそらく鑑賞は2回目。
内容はほとんど忘れていた。
エブエブ評で良くこの映画の話題が出てきた為改めて鑑賞。

今観ると価値観を刷新出来ない大人のエゴの犠牲が子供であるという内容に、
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

原作は全巻持っている程のファン。
楽しみなような怖いような複雑な気持ちで鑑賞した。

概ね良かった。
賛否があるかもしれない原作からの改変部分もベタだが良かった。
感動した。

難があるとするとモーシ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

観たばかりの作品に対してのオスカーの一報。
混雑する前に観ておいてよかった。
日本での初週の興行収入ランキングも7位止まりだったみたいだし
映画館はガラガラだった。

ルッソ兄弟らによって創設された新
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.3

憑りつかれるという事はこういう事なのか。
良さも悪さも含んで生活の全てがそれになってしまう。
ホビーでも仕事でもなくこれが人生そのもの。
彩られ同時に破壊もされる。
わたしは若者では無いので使い方があ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

普通に良い映画と記したら怒られるかもしれないけど。
本当にそんな感じ。

同監督の作品アイネ・クライネ・ナハトムジークを観た後の感想に近い。
良い映画をみてエンディングロールでくるりが流れて満足みたい
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

テーマが食人という事で身構えていたものの
ルカ・グァダニーノらしい作品に仕上がっていて楽しめた。
グロいシーンは多いが。

この作品での食人は言うまでもなく社会的に認められていないマイノリティのメタフ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

見事なまでに内容が 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争だった。
人物の大きさを活かしたアクション、独裁者、革命、人質、ヴィランの改心等かなり被る部分がある。
脚本家がドラえもんを観ていたとも考えにくい
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バビロン(2021年製作の映画)

3.7

オープニングから1時間位の圧倒的な音楽と画、そして小気味の良いリズム感にすっかり魅了された。

ドルビーシネマで観る圧倒的な映像美と音はアバターの最新作を超える新体験だった。
もう今年のNO1映画はこ
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.0

映画館で4K修復版を上映していたので鑑賞。有名な映画だが観るのは初めて。
オープニングであの有名なテーマ曲が流れた時は気持が高揚した。映画館の音響で聴くそれが本当に素晴らしくて泣きそうになった。

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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.9

経験上思うのは人間はなかなか変われないという事。
変わったとしても根本は変わっていなくて気付いた時には戻ってる。「微」変が精一杯なんだと思う。
この映画もクズが真人間に生まれ変わるという映画ではない。
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.2

今回は3DCGという事で画がゲームっぽい。
ザファーストスラムダンクは淡い色で漫画っぽさがあったが、こちらは原色使いが多い為よりそう思わせたのかもしれない。

所々漫画が動いているようなカットがあって
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長靴をはいた猫(1969年製作の映画)

4.8

東映アニメーションのシンボルマークにもなっている有名キャラクターの作品。
有名だし一応観ておくか位の軽い気持ちでみ始めた。
名作過ぎて悶絶した。

カートゥーンの様なアニメならではの躍動感のある動き。
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

大ヒットした原作はとても好きな小説だ。
登場人物それぞれの心情や行動が非常に繊細に描かれておりその的確さに胸をうたれた。
特に主人公の担任の先生に対する心情の辛辣な描き方や言葉の表現は感動の域にあった
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

IMAXレーザー3Dで鑑賞。
映像が凄すぎて笑ってしまった。
冒頭の森のシーンから凄いのだけれども海のシーンになったら尚更。
ハイフレームレートのヌルヌルとした滑らかな動きも同様に新体験だった。
3D
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

最初に断っておくと私はSLAM DUNKに思い入れはない。
コミックも最初の数巻読んだがそこでリタイアをしている。
三井=ロン毛で止まっている位の知識力である。

ファンの皆様には申し訳ないが色々な理
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.4

あらすじとレビューを見て興味がわいた為鑑賞。
岸井ゆきのの演技が観たかったという理由もある。
結果は微妙。

福田監督作品でしかほとんど観たことがなかったムロツヨシの前半の演技はよかった。
こんな演技
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日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

4.0

the sign podcast上映トークイベントで鑑賞。
目黒シネマ。
事前にU-NEXTで鑑賞後、田中宗一郎さんの同ポッドキャストを聴いてから万全の態勢で臨んだ。
貴重なフィルム上映という事。
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.6

ここにきて今年のベスト級の映画きた。

聴覚障害の女性ボクサーの話というのは、
言葉を選ばずにいえば映画の題材としてはあざとさを感じる。
それが故に観る前は少し期待度を下げたのだがとんでもない傑作だっ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

原作が好きで、それを読んだ時から
映像化に向いている話だと思っていた。

読んだのが5年以上前でそれっきりなのでうろ覚えだが、
「運命や奇跡」など朧げな物に対して、
登場人物のそれぞれが形を作っていく
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