Noriさんの映画レビュー・感想・評価

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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

沖縄県・前田高地(=ハクソー・リッジ)。この作品が沖縄戦を舞台にしたものだとはまるで知らなかった。
戦場としての沖縄を、スクリーンで初めて観た。
日本という国が国外からどのようにみられている(た)のか
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.0

ダラダラと過ごす、関西高校生の日常。河辺の会話劇に終始しており、何らカタルシスがある訳でもないが、悪くはない。

ただ、至高の映画体験とはならないな、と感じました。

「神妙な」が個人的に好きでした。

映画 山田孝之3D(2017年製作の映画)

3.0

コレを3Dで上映する意図がよく分からないけれど、(フェイク?)ドキュメンタリーとしてそれなりに楽しめた。

全編を通して語られる山田孝之の半生。その歩みに「道」を感じなくもない。

そして、スクリーン
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

5.0

脚本、キャスト、予算。
手元に今あるピースを最大限に活かし創り上げられた、極上のエンターテイメント。入江悠監督の代表作、といえるのではないかと思います。

同監督の「日々ロック」「太陽」に全くハマらな
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セールスマン(2016年製作の映画)

2.0

予告編を観れば、何者かに襲われた妻、その何者かを見つけ出そうとする夫、という構図が見てとれる。

犯人に対する憤りと共に、妻に対して声を荒げてしまう夫の描写ほか、男の身勝手さ、狭量さを思わずにはいられ
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(2017年製作の映画)

3.0

予告とタイトルをみて、オチが想定の範囲内でおさまってしまっている感はあったが、それなりに楽しめた。

発する言葉って、その人そのものだったりするから。日々更新されていく自身が投影されるもの。

自分の
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

未知なる生物との接触、時間軸・空間軸の揺らぎ、人間そのもの。

日常にある腹立たしいことや、伝わらないもどかしさ、投げ出したくなる数々の出来事。

それでも、言葉を探して他者になんとか伝えていこうとす
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.0

この作品自体はメキシコ→米国、という人の移動を扱っているけれど、シリアやアフリカ、果ては北朝鮮から抜け出して、今よりマシな世界へ向かおうと希求するのは自然なこと。
日本国内でも地方から都市へという流れ
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ブルーハーツが聴こえる(2016年製作の映画)

4.0

「ハンマー(48億のブルース)」>「ラブレター」>「1001のバイオリン」>「少年の詩」>「ジョウネツノバラ」>「人にやさしく」。

飯塚監督の「ハンマー(48億のブルース)」。言葉の選択とリズム、踊
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

5.0

菅田将暉、小松菜奈。若く美しい二人の今が、フィクションの中で切り取られている。

土地に縛られる者、その土地の呪縛から解き放たれる者。
東京ほか都市に住む者も、何かに囚われていれば同じこと。

頑なな
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あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)

5.0

2017年4月、ポレポレ東中野にて鑑賞。

2012年の公開初日以来、何度あなたと出会っただろう。
舞子も菅原も、映像の中の彼女達はそのままに、我々観客は年齢を重ね、新たな価値を映像に見出していく。作
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.0

反骨精神ギラギラの男の物語。
クリント・イーストウッドって変わらないなぁ。

爺さんになっても、現役であること、男たること。
老体にムチ打って、己に、ミッションに、立ち向かっていく姿勢が良かった。
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.0

物語としては突拍子もなく、邦画好きでなければキツイのかもしれない。

何回観ても、よく計算された長回しに感心するし、撮影当時の東京の風景を、今と重ね合わせてしまう。

ヤクザがまだ大手を振って歩いてい
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ライフ・イズ・ビューティフル(1998年製作の映画)

3.0

底抜けに明るいイタリアのおっさんが、恋をして、家族を持って。

開口一番から、喋りまくる主人公に辟易しそうでしたが、軍靴の足音が聞こえ、間も無く呑み込まれ。

どんなときもポジティブに、愛する人を思い
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.0

ながら見したので、粗筋を追えていない可能性はありますが、人生どう生きるか(死ぬか)を、お涙頂戴にならない形で提示した、悪くない作品だったのではないかと思います。

自分が四肢麻痺になったら…。幸せとは
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まんが島(2016年製作の映画)

3.0

城定監督「悦子のエロいい話」に出ていた守屋さんの作品。

売れない漫画家が無人島で生活する、っていう大枠の設定がイイ。序盤テンポよく、笑わせてもらいました。

途中から寝てしまったのは、お酒のせいなの
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

2.0

TV地上波にて初見。

模索しながら、皆それぞれの選択に従って生きていけばよい、その人の人生なのだから、というくらいしか伝わらなかった。

思ってる以上にアッサリ味。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.0

ブスッとして、すぐキレて、歪んでて。

自ら心を閉ざして、人を寄せつけず、孤独の淵に沈み込んで。

序盤から、あまり好きになれないこの男でしたが、こういう人いるよね。特に高齢男性に。

こんな人も、誰
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

暗いスクリーン、役所の女性職員と手当を求める男の、どこにも辿り着かないやりとりが、映画館に響く。

通常の脚本のセオリーだと、'映画は言葉ではなく、映像で見せろ'だが、セオリーを破るオープニングで、こ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

いや、ゾクッとさせる物語の進行と、絶妙な間で誘われる笑いと。

何が正しいのか、何が真実なのか、己は何に依って立つのか。

身を賭して闘う父の姿、良し。子役もヌルくなくて良かった。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

2.0

たぶん、集中して鑑賞できる人には堪らない作品なのだと思う。

私は長さ(236分)に耐えられず寝てしまいました。
寝てる間に、クライマックスは過ぎ去っており、脳内「?」で埋まっている次第です。

眠い
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

1.0

原作知らない人にとっては、「???」で終わる映画。

原作知っている人にとっては、「上っ面をなぞっただけじゃね?」と感じる映画。

作品として、グッとくるものが何もなかった。

水原希子と柄本時生は良
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

図書館で借りて鑑賞。

シンプルだけど、楽しい。
歌って、踊って、恋をして。
観てるだけでハッピー。

ちゃんと仕事してるなー、と思う。俳優のキレとか筋肉とか、すごくないですか。

愚行録(2017年製作の映画)

2.0

鑑賞して胸糞悪くなる、その一点では評価できる作品なのだと思う。

ねたみ、うらやみ、にくしみ。誰もが抱いたことのある感情を、フィクションとして描こうという姿勢も嫌いではない。

ただ、なんか一本調子、
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

1.0

かなり眠ってしまったので、正直大切な部分を落としている可能性はあります。

ただ、あの狭苦しい空間(家や車内)の中で、叫び続ける(ようにみえる)演出が、全く馴染めなかった。

クザヴィエ・ドラン、あま
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.0

20歳の青年と17歳の女性の甘い淡い恋。
青年の徴兵により2年の月日が流れ。

今が幸せ、と肯定感を持って生きることはとても素敵なこと。
しかし、その幸せってほろ苦さも含有されていて。
色んな味がある
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

5.0

公開当初以来、約5年ぶりに鑑賞。

コメディでありながら、真っ当なラブストーリーとして成立している、稀有な作品。

冴えない寝取られ男が、モテ男の教え受ける。世の少なからぬ男性は参照すべき点を見出せる
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

素晴らしい!

戦前の「カサブランカ」を換骨奪胎して現代に置き換えたイメージ。
男と女、夢や理想と現実と。

たくさんのifを抱えて生きている全ての人に、訴えかけてくるものがあるのではないでしょうか。
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ゴンドラ(1987年製作の映画)

2.0

1980年代半ばの新宿(だと思う)、そして、下北半島(仏ヶ浦?)の記録、としては価値があるのでは。
冒頭のビルの上から下方をなめる感じの映像、好きだった。

しかし、物語としてこれで成り立ってるの?私
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

2.0

平日午前、ポレポレ東中野で鑑賞。
補助席出るほど人は入ってた。
客層が、もう引退しましたけど何か?というほど年齢層高く、「時間と金がある方たちはこういうのに惹かれるのだなー」、と思った次第。

まだ現
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むかしMattoの町があった(2010年製作の映画)

5.0

2017/02/02、東京は田端駅から徒歩数分のCINEMA Chupki TABATA (シネマ・チュプキ・タバタ)にて鑑賞。

この映画館、2016/09に出来たらしいが、寡聞にして知らなかった。
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エリザのために(2016年製作の映画)

3.0

ルーマニア、外面のイイ外科医の父、イギリス行きを間近に控えた一人娘・エリザ、司書として働く妻。

本編を観て、改めて予告編を見てみたけど、ネタバレほぼしてないですね。
娘が襲われたらしいこと、重要な岐
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.0

原作は読んだことあるよね、程度のノリで鑑賞。

年貢、苦役、貧しさ、といった現実と、非人道的責め苦(拷問)。
すがるよすがとしてのキリスト教。前者は正に地獄を、後者は信仰の先にある天国を、隠れて信仰す
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残菊物語(1939年製作の映画)

5.0

ちょうど時間があったので、特集上映にて鑑賞。

家柄だけしか取り柄のない、世間知らずの菊之介。
耳触りのいい言葉に溢れている環境下で、直言してくれた若き乳母・お徳に惚れ、家を出て流浪し、一年が経ち、五
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

作品のアタマからしばらく、母の子どもに対する接し方が「昭和か!」という感じで、違和感や嫌悪感がありました。
子どもにもっと寄り添った方がよくないか⁉︎と。

ただ、その違和感・嫌悪感を凌駕する、人の温
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永い言い訳(2016年製作の映画)

5.0

2017年1本目、見逃していた本作を鑑賞。

愛する人、愛してくれる人。
当たり前のように存在している「愛」は、いつしか日常となり、その対象への敬意は薄れ行き、埋没していく。

下衆で、自分勝手で、傲
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