信じるとは何か?どうしたら人は他人を信じ、愛することができるのか?愛したとて、その愛は自身の命を賭すに値するものなのか?そもそも、愛するとは何か?
人間は単純なようで複雑で、だからこそ難しく面白い。>>続きを読む
エヴァンゲリオン、コレで終劇か。
時空の歪みが大きくて、力技で終焉に持っていかれたという感が強い。
結局のところ、人類補完計画とは何だったのだろうか?TV版を見ていたトキは、人間の愚かな負の側面を補>>続きを読む
14年の歳月が流れ。人生28年生というのが、本作における碇シンジの置かれている状況だが、昏睡状態にあったためか何も変わっていない。エヴァと同期している影響で身体的にも成長しないという設定のようで、脳内>>続きを読む
いや、登場人物がTV版と違うし(マリの存在)、アスカは苗字が惣流から式波に変わっているし、心なしかレイが多く喋っているような。
新たな物語として自身の記憶を書き換えつつ、続きを見ていった方が良さそう>>続きを読む
TVアニメは再放送で見ていたが、それ以降ご無沙汰していた。序破Qの存在は知っていたが、今回初鑑賞。
概ねTVアニメの筋を踏襲しているように思うがどうか?
「ヤシマ作戦」か。確かにシン・ゴジラの「ヤシ>>続きを読む
劇場公開時以来の鑑賞。
時は流れ、実生活では石原さとみも一児の母となっている訳だが。
ハリウッド版GODZILLAの内容はもう忘れてしまっているが、この作品は「ヤシオリ作戦」の名と共に覚えていた。と>>続きを読む
辛さと幸せ、か。
確かに線が一本あるかないかの違いだが、両者の割合は五分、プラマイゼロなのだろうか。
一人一人の個人としては、かなり差があるような気もするが、全世界・全人類の総和としては、そうなのかも>>続きを読む
甥がウルトラマン好きらしく、鑑賞していなかった本作に手を伸ばしてみる。
現在の科学的知見や社会の有り様に、過去の作品のフレームを以てどこまで落とし込めるのかと思っていたが、過去作へのノスタルジーも含>>続きを読む
原作も映画も、見ようと思えば見られた筈だが、冒頭のみで頓挫したまま長い年月が過ぎ去った。
今回初めて最後まで鑑賞した訳だが。時代が進んでしまったことをさっ引いても、私には心踊る作品ではなかった。
私>>続きを読む
早稲田松竹のプログラムが面白そうだったので、その内の1本をチョイスして鑑賞。
ロシアの現状を知り、また、信念のため自分を曲げずに権力に立ち向かう1人の男の生き様を体感する。とても質の高いドキュメンタリ>>続きを読む
でーじヤバい。笑いなし、救いなし。
行きつけの銭湯にチラシがあって、気にはなっていたので鑑賞してみた。
タイトルの「遠いところ」。劇中で「『遠いところ』に行きたい」という旨の台詞があったのもあるが。>>続きを読む
過去作も鑑賞しているが、あまり記憶にない。鑑賞したその日にワクワクできればそれで良い、という系統の作品なのだろう。
トムはいついかなる時でもトム。走って、闘って、長いものには巻かれず、女性にモテて。>>続きを読む
前情報のなさに釣られ劇場へ。見終わった直後、今現在の正直な感想は「よく分からなかった」に尽きる。途中10分間ほど寝てしまい、ストーリーを追えていないのもあるが。
ネタ本自体は以前話題になったので読ん>>続きを読む
上映最終日、観なかったことを後悔するよりは、と思い劇場へ。
結果、行って良かった。
最高のメンバーを招集し世界一を目指す。勿論、日本においてほぼベストの布陣なのだが、その選抜メンバーの中でも熟練度に>>続きを読む
是枝監督作品、カンヌ映画祭の脚本賞、同性愛に関する話らしい、という前情報で鑑賞。
我々が眼にするもの耳にするものは、物事の一側面でしかなく、世界の断片にすぎない。しかし、全ての状況がモニタリングされ>>続きを読む
時を経て(たぶん)2回目の鑑賞。文革の渦中、毛沢東が繰り返し見て賞賛していたとか。
物語は、人間として当然の感情の発露・行動を表現しており、多くの者が満足できるからこそ、作品がエンタメとして成立する>>続きを読む
アポロの落とし子、アドニス。
血は争えない、という我々が感情移入しやすい点を上手くついてくる。
恵まれた境遇を捨て、イチから(ゼロから?)スタートを切ろうとする姿勢、時に垣間見られる、アポロを彷彿とさ>>続きを読む
"Adrian's"ロッキー経営の店名がベタベタだが、そこがイイ。
いや、ロッキーは名声を得たし、紆余曲折を経てそれなりに暮らせているけれど、腐れ縁・義兄のポーリー以外に心を許せる人間はいないんだな>>続きを読む
現役を退いたロッキー。そのロッキーに金銭トラブルが襲いかかり、あっという間に元居たダウンタウンへ舞い戻る、転落していく。そこからの浮き沈み、家族内の葛藤、ラストへのカタルシス。脚本の教科書通りのプロッ>>続きを読む
「ゲロッパ」のジェームス・ブラウンが出ていたとは。幼い頃に見た時には気づかなかった。エンタメに振り切ってて素晴らしいな。
あのソ連の書記長って、ゴルバチョフに寄せているのかな?彼ももう鬼籍に入ってし>>続きを読む
チャンピオンとなり、地位も金も名声も得たロッキー。防衛を重ね、生活も安定し、その選手生命を穏やかに全うするかに見えたが。ハングリー精神に溢れたグラバーの挑発に乗り、挑戦を受け、見事散る。
恩師・ミッ>>続きを読む
ロッキーが再度アポロに挑む。その戦いに至るまでの前日譚が作品の半分ほどを占めており、やや間延びした印象を与えているような。
泡銭が入ると人はどうなるとか、学がないと碌なことないなとか、調子いいときだ>>続きを読む
久々に観た。話としてはものすごく単純なんだけど、そのシンプルさがとてもいい。
うだつの上がらない男の、シンデレラストーリー。1970年代、貧しくとも家族を持つことが普遍的価値を有していた時代。エイド>>続きを読む
生きながら死んでいる。何もしない、変わらないのが、最良の処世術。そんな男が、自らの命の残り時間を知り、真に生きる道を歩き始める。
黒澤明監督の元ネタはもう10年以上見ていないので、記憶が曖昧。ビル・>>続きを読む
男性は女性と比較して社交性が低いこと、洋の東西を問わず確かだろう。
妻を失い孤独の淵にある男の、再生の物語。
「グラン・トリノ」や「わたしは、ダニエル・ブレイク」と主人公のキャラとしてはかぶるような、>>続きを読む
特集上映にて鑑賞。
2009年作品、時が随分流れたな。
まだスマホが出てこない世界線、既にノスタルジーすら感じてしまう。ネット回線での通話場面も登場するのだが、昔はこんな感じだったっけ?と。
正直な>>続きを読む
辻村深月さん原作。名前は勿論存じ上げているが、実は作品を全く読んだことがない。きっと面白いんだろうな。
小説より先に、映像化作品を見ることになった。ちょっと調べたら「朝が来る」も辻村さんの原作だったよ>>続きを読む
映画館で予告編をみた記憶があり鑑賞してみた。お伽話の進化したモノ、というイメージか。
一瞬の見た目だけではない、人間の魅力って本当に大切なことなんだけど。なかなかどうして、成長しても気づかない、気づい>>続きを読む
周りの大人の意向に合わせて自分の気持ちに蓋をしてきたラプンツェルの、一歩前に踏み出す勇気。そして、自ら行動し知らない世界に触れて、経験から多くのことを学び成長していく彼女の姿。この作品を見た子供のみな>>続きを読む
手の届かないスーパーリッチな上流階級の人々。幾分誇張した形ではあるにせよ、その暮らしぶりを垣間見ることが出来、かつ、ユーモラスに描かれていて楽しめた。
豊かであっても人間、それぞれに個有の悩みもあるの>>続きを読む
フィクションとして離島の現実を描き多くの人に関心を持ってもらう、ということには確実に成功している。それだけでも十分に価値のある作品なのだろうとは思う。
他に頼る者のない中、全てを引き受けるというコトー>>続きを読む
コレが賞を取るのか。賞というのは相対的なモノで、必ずしもその賞の名に相応しいとは限らないのだな、と思う。
本作の受賞理由は、誰もフォーカスすることのない、多くの者の目に届かない世界を切り取って提示した>>続きを読む
放浪者・ブーデュ。命を救ってくれた書店主の家での狼藉の数々。90年前でも、世間の物差しでは色眼鏡で見られ、眉間に皺を寄せられ、という感じだったのだろう。それでも、滑稽モノとして、映像作品としても問題な>>続きを読む
我々がフランスに対して抱いている、ステレオタイプ的な男女関係をスパイスとして、フランスを知る者なら知っているムーランルージュ、その開演初日までを扱った物語。
1800年代後半を舞台にしているが、百数>>続きを読む
男は身勝手。その一言につきるような。マドレーヌの初恋相手も、その後の伴侶も、自身の欲を満たす存在として、女性を捉えている面が、結果としてとても強い。最初から全てがそうだった訳ではないのかもしれないが、>>続きを読む
2013年上映作品。劇場で観てから10年の時が流れ。あっという間だな。
誰もが通り過ぎるであろう、甘くもほろ苦い季節。あの時、ほんの少しの勇気があったなら。もう少しだけ、寛容な心があったなら。あとち>>続きを読む