砂米さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

サスペリア(1977年製作の映画)

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ティルダ様につられて2018年のリメイク版を先に観ていた。
独特な物語と女学校の設定が面白かったが、他の人のレビューにオリジナルには叶わないと多く書かれていたので期待したけど物凄いB級で、全くホラーじ
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

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仮面を付けた大男が街で夜な夜な、家に突撃して斧かチェンソー的な武器で殺しまくる…みたいなストーリーを思い描いていたので予想外。
まさかの犯人が女性で、急に登場してきた。一体誰なんだ。
ここのキャンプ場
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

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面白いと聞いていたのでずっと観たかった映画。アマプラありがとう。

実は、数年前にこの映画のリメイクと知らずに、西島秀俊と香川照之のドラマ『ダブルフェイス』を観てしまっていたので大筋のストーリーは知っ
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

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快晴の青空が窓から見えていたはずなのに、映画が終わってハッとした時にはもう外は真っ暗。
え、何時間経ったんだ…?とディスクの裏面を確認すると202分…。
TSUTAYAにこの特別完全版しか無かったらし
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

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家のインテリアがお洒落で、異国感が強い。
真っ赤な色や血の描写が多く、死の香りであったり血縁の象徴として匂わせてるのかなと思った。
監督は韓国の方だけど、カメラ監督が欧米か欧州の人だったりするのだろう
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

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作家の恩田陸が2020年の観たリストに入れていたので気になって視聴。

この映画で一番心に残ったことは、サスペンスや推理ではなく、文学を愛するおじいさん。
このおじいさんの言葉が素敵で観た後に、文学っ
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

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『ノルウェイの森』を撮った監督だから絶対に雰囲気は好きだと思っていた。
あらすじで想像していた物語とは全く違くて拍子抜けしたけど、ベトナムの緑と湿度を感じる美しい映画だった。静かな音楽も良かった。
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

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おお、これが伝統的なホラー映画なのかとしみじみした。
呪いの本(?)を燃やして友達ゾンビを倒すラストシーンでは、CGが無いので幽霊の顔がボタボタ溶けるように崩れていく様子をストップモーションで表現して
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死霊館(2013年製作の映画)

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意外にもハートフルストーリー。一件落着なラストだったので最後の最後に何かあるのではと思っていたけど特になし。
でもこの家族が助かって本当に良かったとは思うのでこれはこれで良いかな。
エンディングで実話
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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”(2021年製作の映画)

5.0

ここがハイライトって場面が何度もあってずっと眩しくて輝いてた。
いつも観るライブBlu-rayとはまた違った臨場感と映像の美しさで、この時間を収めてくれたことに感謝。
そして予想以上に爆音で音響が凄い
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オーメン(1976年製作の映画)

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エクソシストの次はオーメンだろうと。こちらのポスターもゴシックで格好良い。
エクソシストの悪魔が生まれも育ちもヒップホップなら、こちらはクラシック。対照的な静と動で悪魔のタイプも色々ある。
オーメンは
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

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POPEYEのホラー特集を読んで、まずはエクソシストを観ようと思った。
ポスター(このディレクターカット版じゃない方)がシンプルで格好良くて、そのシーンが本編で登場してグッとなった。
ポスターも、映画
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

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意外にもハートフルな映画だった。観終わってほっこりしている。
冒頭は結構トガってる印象を受けたけど、レギュラーのおじいちゃんもおばあちゃんも全員無事エンドで優しい世界だった。孫や従姉妹もいい子だ…。
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

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あらすじだけだと、復讐に燃える血も涙もないゴリゴリハードボイルド映画なのだと思っていたけどそうでもなかった。
主人公ジョン・ウィックもマフィア側のどちらもここぞという時に脇が甘い。
ここですぐ銃で殺せ
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裏窓(1954年製作の映画)

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窓を開けはなしがちで賑やかな隣人たちを見ているのは面白い。
舞台セットみたいで可愛い。
そして恋人役のグレースケリーが眩しすぎてアパートにいるのが不思議なくらい。
黒の上品なドレスがハッとするくらい似
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

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何気に役者が豪華なB級映画。
100億くらいかけたらしいよ、と教えられたがどこらへんにかけたのか分からないし、真偽は不明である。

全く似合わないパッションオレンジのタンクトップを着させられたブルース
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サバハ(2019年製作の映画)

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調べてる宗教団体がどんな宗教に属しているのかの謎解きが面白かった。
まさか四天王と讃えられているのが実際の人間で若者とは。
経典の言葉に、その子達の生まれた土地が隠喩されているのも良い。

その崇めら
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カルト(2012年製作の映画)

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こんなにおもろいB級映画があるかというくらい爆笑で面白かった。
絶対に一人じゃなくて誰かと観てほしい。B級映画って誰かと観てこそ真価を発揮するんですね。

他のレビューにも書いてる通り、ホストみたいな
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女系家族(1963年製作の映画)

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ドロドロした話は苦手なので物語にはあまり期待せず役者を楽しみにしてたけど物語も面白くて、すごく良い作品だった。

金魚が2匹くらい泳いでる。
この時代のオープニングは何故こんなにセンスが良くて美しいの
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

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リップヴァンウィンクルの物語を初めて知った。実際どんな味なんだろう。電車のシーンが見どころ。

主人公の部屋が生活感なくて凄い。
爆音でクラシックを流し、大きなオーディオ機器に耳を付けて抱きしめるよう
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GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版(1995年製作の映画)

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音が良い…!

少佐の瞳が宝石みたいに綺麗で感動した。
それだけで映画館で観れて良かったと思った。

押井守の作品を観てると犬という生き物はバセットハウンドしかいないんじゃないかという錯覚に陥る。彼の
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(1957年製作の映画)

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京マチ子がハチャメチャ元気で、彼女の持ち味を存分に活かした映画だった。
流れるような台詞回しで弁が立ち、舞台育ちなのかなと思うくらいどんな役も器用にこなす。
その演技力の高さを、いろんな人に変装するこ
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炎上(1958年製作の映画)

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面白かったし意義のある映画だった。原作の三島の金閣寺をずっと積読してるので読まなくては。

無差別殺傷を起こして加害者が自殺する事件は、犯人は孤独な境遇が多いらしい。
死ぬなら勝手に一人でやってほしい
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日本橋(1956年製作の映画)

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日本橋と古風なタイトルの割には、中々パンチのあるストーリーと濃い登場人物達だった。
Filmarksであまり点数が高くないけど面白かったし、お金もちゃんと掛けてる感じがして見応えがあった。

最近観た
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女経(じょきょう)(1960年製作の映画)

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第一話『耳を嚙みたがる女』増村保造 若尾文子
第二話『物を高く売りつける女』市川崑 山本富士子
第三話『恋を忘れていた女』吉村公三郎 京マチ子

現代的な怪談話かと思ってたら、爽やかでとても好きだった
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

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観終わった後も考えてしまって寝つけなかった。
これはリリィシュシュのすべて以来かもしれない。

どう転ぶか予想できない怒涛の展開、役者の迫真さに圧倒された。
分からなかった伏線を後日調べてそうだったの
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

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最初から最後までオペレーター室のみで話が展開していたことを忘れるくらい電話の中で起きていることが想像力をかき立てた。
この映画が脚本賞を獲ったのは当たり前だなと思う。

その一方で、重苦しくて観てるの
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座頭市物語(1962年製作の映画)

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勝新太郎がすごく格好良い…!!!市のキャラクターに惚れます。
へりくだっているけど、本当は誰よりも負けん気が強い。
刀の達人で頭も切れて優しい。
大胆不敵なのに心を許した相手には繊細な一面を見せたりと
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

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絶対に好きな映画だから観てほしいと推されて。

これを…私が…好き…だと???
一体どんな好みだと思われてるのか甚だ疑問だったけどラストのオチで納得。
周りがおかしいと思ってたら、主人公が結局おかしか
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

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ストーリーが荒唐無稽なので面白い画で楽しめるよう色々撮ってて頑張ってた。
主人公がいる場所を遠くから映して台詞だけ聞こえる演出など、他にも映し方や撮る角度に監督の美意識を感じた。
また、様々なロケ地で
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

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娘を象徴する白い布を被せた木の棒の抽象表現、ちょっとどこか浮いている不思議な登場人物(カンブリア紀おじさん、ローラースケートを練習する阿部サダヲ、話を聞かない大杉連)、緩急のあるテンポ、ミスマッチな挿>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

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エンディングで黒沢清とよく組んでいる高橋洋が脚本と分かっておお、となった。お馴染み俳優の柳ユーレイも出ていた。
重めの内容に反してエンドロール曲が軽快。

香川さんは勿論だけど、主演の哀川翔さん演じる
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

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構図や色彩にこだわりのカットが沢山あって絵みたいだった。
並々ならぬ熱意を感じる。
鮮やかなブルーの壁に花瓶と手だけのカット、夫と不倫相手がベッドで寝そべり瞳と肩、腕と唇みたいに部分的な切り取り方でア
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

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なんだか凄いものを観てしまった…。

伊右衛門が直助を斬った瞬間、寺の一室に池(沼地)になる。
斬られた直介の顔のアップから、急に部屋を上から俯瞰したような引きのアングルになるので呆気にとられ、演出の
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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他者と向き合うこと、自分の心と向き合うことの大切さを訴えていた映画だった。
相手に胸の内を打ち明けるには、自分の本心と対面して受け入れなきゃいけないのか…それはとても辛いことだ。
傷付いたり挫折するの
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美少女戦士セーラームーンR(1993年製作の映画)

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OPで監督がイクニと知って驚愕。巻き戻して二度見した。
今回は花園でバラを空から降らせていてラブソーかと思ったけど、ウテナではバラを流していたな…。

子供向けアニメを侮るなかれ。
自分が観るには懐古
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