オポッサムさんの映画レビュー・感想・評価

オポッサム

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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

3.5

あらすじを聞いて想像した内容がそのまま起きる、それだけである。でもそれがつまんないのかって言われたらそうじゃない。寒そうでくらいくもり空がずっと続いている孤独な旅である。でもそれが悲しいだけのものなの>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.5

高校生ぐらいの時に見たはずなんです。その時感じだこれ最高だな!って感覚を覚えてて、見直してみたらやっぱり最高でした!

ミュージカル映画ってあんまり得意じゃないのです。さっきまで歌って踊っていたのにい
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

2.0

くだるくだらない、つまるつまらない以前に程度が低い。ウィスキーのボトル半分空けてから見るならまだ楽しいかもしれない。思わぬところでノーマンリーダスが出てくるので、知らずに見たせいかそこが一番笑えました>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 虐待を受けた子供の中には暴力を受けたり耐えきれないようなことがあっても笑う子がいるらしいのですよ、泣くとさらにひどいことが起きるから。

 これってアレとアレとアレをくっつけてそこに今の時代の気分を
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 良い要素、好きな要素がたくさんある映画です。主演のふたりも良いし音楽もいいな~ジョージマイケルもワム!も…って純粋に思えます。毎日の行動が人格を作るといった言葉や、それを受けて行動を変えていく姿は美>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

ヨーロッパのコメディを思わせるテンションの低さ、その雰囲気は好きだし主人公の無感動な感じってちょっとだけわからなくもないのですごく好きになれそうなのだけれど、いろいろな要素を詰め込みすぎてて散漫になっ>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

菅田将暉か池松壮亮の出ている映画はなんだか頭に残るものが多い気がします。特に池松壮亮のほうが私は好きで、『万引き家族』の出演シーンが印象に残ってます。

この映画は起きる出来事としてはたいしたものはな
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アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

3.3

もし自分が熱を出して初めて行く病院のお医者さんが外国人だったらやっぱりびっくりすると思うんですよ。それが黒人であればなおさら。たぶんそういう思考の底にあるのは差別意識なのだろうと思うのですが、知らない>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.3

ウディ・アレンはここ10年ぐらいに作られた作品をつまみ食いする程度にしか見ていないのですが、あんまり得意じゃない。今のところほとんどの作品でだから何?としか思えていない。この作品は軽妙で洒脱でかび臭く>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

最高ですね。女の子版の『スーパーバッド』。女だからって遠慮してるわけじゃないし、個人的にはこっちのほうがいいと思う。どっちも底抜けに下品と思うけどどっちともいい作品なんだ。

ブックスマートが自分が間
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.8

前から気になっていたけれどやっぱり見てよかったです。ビリーがダンスに惹かれていく過程も良いのですが、英国労働者階級の家族ってなんとなく日本的な感性に近い気がして心地よい。

田舎で貧乏人の子供ってのは
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

いろいろ突っ込みだしたらきりがないけれど、見た後に楽しい気分になれるので好きです。中心はあくまでもジャックとエリーのラブストーリーなのですが、結構陳腐。でも素朴でなんとなく良い。

プロット的にはかわ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近完全に自分を見失っていて、その一番大きな原因がどう考えてもあの時にあんなこと言わなければよかった!好きな人に最低なことを最悪のタイミングでしてしまった!自分が嫌だ!自分ってこんなにだめな人間な>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

-

2020年で初の劇場での鑑賞。みんながいいって言ってるものなら別に見なくてもいいかなって思ってしまって、はやりものはあんまり見ないのだけれど、もういい年なのだからそういうひねくれはやめて見たら、いい年>>続きを読む

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

5.0

『ショーシャンクの空に』が好きといわれると、言うなればマルゲリータピザが好きと言われるようで、そんなもん誰でも好きだろうが!おれも好きだよ!他には!?っていう感じで何も言えなくなってしまう気持ち。でも>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ジョーカーのキャラクターだとかアクションや派手なシーンには惹かれるのですが、善悪がどうのこうのというか、トロッコ問題みたいなものにはあまり惹かれませんでした。バットマンは金もってりゃほかにやりようがあ>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

4.0

イランの映画というものをおそらく初めて見た。

父親が正直でさえあれば別に何の問題もなかったのではないかと思うが、とにかく物語を進めていくにつれてしんどくなっていく。介護があるから、とか娘のためとかな
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.6

ここで描かれていること、その歴史的事実は素晴らしいことだと思うし、とてもエキサイティングなことだと思います。でも、史実としての面白さに映画が負けているんじゃないかなと思う。別に悪くないのだけれどなんだ>>続きを読む

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

4.2

最新作の『folklore』が2020年のベストアルバムじゃないかと思うほどに素晴らしく、間違いなくキャリアの中で一番良い状態にある彼女のことをより知りたくなったので見ました。そして見てみたらよかった>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

4.0

人間の人生はおよそ2時間で語りつくせないものだと思います。でも、27年という短い月日を世界の人間に語り聞かせるとしたらあまりにも長すぎる。それができるのは特別な人間だけで、私の30年ぐらいの人生だった>>続きを読む

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.5

ネットフリックスで公開されているドラマの『コブラ会』を楽しむために見たました。でも、ネットフリックスではリメイク版しか公開されていないのです。そんなのありかよ。

これを元ネタしたパロディとかいろいろ
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

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終戦直後の敗戦国の姿が気落ちするほどに描写されていて、自分がどれだけ想像力を働かせても理解することはできないのではないだろうかと思ってしまった。

家族を支えなければならない状況で、社会全体が困窮して
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とうもろこしの島(2014年製作の映画)

3.8

かつて岩波ホールで併映上映されていた『みかんの丘』と同じくアブハジアのことを描いた作品ではあるが、その前提知識がない状態であるとなんとも味気ない映画になりそうである。

川を隔てて自分たちの両隣にいる
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.0

プロット自体はきっと何回も見聞きしたことがあるものなのですが、それなのに心を打ちます。それ以上のものがあるし、いいんだもん。劇中の自分の国に帰らないのか?という問いに対しての大好きだし大嫌いって言う答>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.8

恵まれない子供たちを救えればなどと言ってのける新人ケアマネージャがかみつかれるシーンでおお、これは信頼できる映画だなと思いました。他人の苦しみは成長のための踏み台じゃない。そのほかにも新人の人は自分本>>続きを読む

ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡(2008年製作の映画)

3.5

1976年の「パリスの審判」はとても痛快な話で、フランスワインが新興のアメリカワインに赤でも白でも敗れるというもの。私も一万円と千円のワインの味の区別もおそらくつかないけど酒飲みだから雑学として知って>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

お友達に教えてもらったので見ました。ダメな人の映画ですといわれたけれど、これはイヤな人の映画じゃないか?と思った。私は自分が愛していいる人からは愛されたいのですが、それ以外の人から称賛されても批判され>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.9

名作だと思います。私の女性参政権獲得運動への知識のなさからこの映画がどれだけ正しいものであるかはわからないけど。邦題への批判も多いのですが、サフラジェットとそのままにしても日本人にどれだけリーチするか>>続きを読む

100億人―私達は何を食べるのか?(2015年製作の映画)

3.2

食糧危機への対策として工業化された大規模な農業のあり方を否定し、小規模農営の重要性を訴えるドキュメンタリー。そこに至るまでに食糧危機に対する様々な対策が出てくるのであるが、あまり深堀されているとも思え>>続きを読む

大麻が救う命の物語(2018年製作の映画)

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いろんな考えが頭に浮かんで実際に書いたのだが、そのすべてが自分に言及する権利があるものなのか?というためらい生むものであったので、とりやめることにした。

ザイオン(2018年製作の映画)

3.5

先天的に下半身が存在しないレスリング選手の男性のドキュメンタリー。いや、短すぎる。もっと知りたいのだけれど…いくら短編とは言えば食い足りなさすぎますよ。

優れたドキュメンタリーであるからだと思うのだ
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相撲人(2018年製作の映画)

3.8

女子相撲を広めようとする若い女相撲取りの短編ドキュメンタリーです。メインとなる今日和さんのエネルギッシュさとひたむきさはとても魅力的。撮影時期とずれてしまったのでしょうが、土俵上で倒れた市長の人命救助>>続きを読む

ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

4.0

インターネットの影響により急速に数を増やしつつある地球平面説を信じる人々のドキュメンタリーです。地球が球体であるというのは何者かの陰謀であり、この世界は『トゥルーマンショー』のようにドーム型のスタジオ>>続きを読む

ニール・ヤング/ハート・オブ・ゴールド 〜孤独の旅路〜(2006年製作の映画)

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ジョナサンデミが数本取ってくれた素晴らしい音楽映画の一つ。正直言えば劇場で見ることに意義があるので配信で見てしまうと味気ないので採点不能。

もうこの人のディスクグラフィーだけ聞いていれば生涯に聞く音
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