ニトーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

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痛々しい、というよりもイタい映画だった。主人公が。
観ていていたたまれないというか、ムゲの、傍から観ていても明らかに「装っている」「無理をしている」感じが、観ていてとてもイタいのだ。もちろん、それは中
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

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前に観たことあったよな~と思ったら完全なる初見でした。
こうして改めて観ると、この存在感はなんなのだろう。「スタンドバイミー」のときは良い感じに悪ガキめいていて、ある種の危うさこそあれここまで透明感の
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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サブいぼ立ちっぱなしでした。これ細田守の映画の中で一番ひどいんじゃないでしょうか。奥寺佐渡子が脚本から離れて以降、細田作品の脚本の粗が指摘され続けてきたけれど、今回は頭からちょっと度し難い。モブのあま>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

金曜日とはいえ平日の昼間なのにハコがすごい埋まっててびっくらしました。まあ、予想はしていたので三日前に座席取っていたんですけどね。平日の昼間、三時間近くある、それもIMAX3Dなのに7~8割の座席は埋>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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「バーフバリ」の監督ということで情報が出た当初から気になってはいたのだけれど、「バーフバリ」が都心のシネコンでしかかかっておらず、近所の映画館になかったので今回もそんな感じかと思っていたのですが、「バ>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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原作が邦訳されて日本でも話題になったときから気にはなっていたものの、原作は未だ未読なのですが、もしかして映画の最後の語りって原作にもあるのかしら? だとすれば自伝というか私小説の入れ子構造みたいな感じ>>続きを読む

ホフマニアダ ホフマンの物語(2018年製作の映画)

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2,3年前に劇場公開された当初から気にはなっていたもの結局見逃していて、今回の特集でようやっと観ることができた次第なのですが、まあ正直なところ当時ほどの熱量があったわけでもないのと仕事終わりで結構ウト>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

色々とバタバタしているうちに感想書かないまま2週間経ってしまった。個人的な感覚なのだが、劇場で観た映画はできるだけファーストインプレッションを大事にしたくて、鮮度が重要だと思っているので、ここまで時間>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

誰だこんな牧歌的な邦題つけたの。全然そんな映画じゃないじゃないじゃないか(翻訳かけたら原題からして同じ意味だった)……といいつつも「友」以外がひらがな表記であること(そして「友」が漢字であることの確信>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

正直そこまでモチベーションはなかったのだが、過去作は全部劇場で観ているしここまで来たら最後まで付き合ってやるか、と観てきた。時間の都合で吹き替え(タレント吹き替えなので。木村佳乃は女優としてはともかく>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

う~んビミョー。決して楽しくないわけではない。

んが、笑えるものもあるにはあるが滑ってるギャグの天丼や、そもそもそういった物語上は不要ですらある笑かせ要素で尺取りすぎ。ラッセル・クロウの出オチ=ゼウ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

今回ではっきりしたのだけれど、自分にポール・トーマス・アンダーソンの映画は合わない。特別嫌いなわけではない。むしろ良い映画を撮る才能ある監督だと思う。

今回にしても冒頭からさら~っと長回しして見せた
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

さすがは欺瞞を許さぬ義憤の人、オリバー・ストーンと言うべきだろうか。彼の監督作は「プラトーン」「エニイ・ギブン・サンデー」「スノーデン」あと確か「ワールド・トレード・センター」(あまり細かいところを覚>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

え~~~なんだか反応に困る映画である。

「メイドインアビス」という作品それ自体は存じておりましたが、原作マンガもテレビシリーズの方も全く触れたことはなかった……とまあ、このように持って回った書き方か
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

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宣伝や監督自身のプロモーションに比べて回数少なかったですな。近所のシネコンではスクリーン一つだけな上に一日3回しか回ってなかったし。おかげさまで平日昼間なのに人がまあまあおって良い席が取れず、前から二>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本当は「犬王」観たかったんだけど、近所のシネコンでやっておらず、夜勤明けでもありさすがに遠くまで行くモチベーションがなかったので近所のシネコンでやってた「トップガン」を観る。だもんで、予告編までは割と>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

というわけで「ドクター・ストレンジMoM」。
公開二日目に観に行き、その日のうちに感想を書いてはいたのだけれど、あまり自分で納得のいくものがでてこなかったので下書きに留めておいたのですが、「サム・ライ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


ゴジラに比べればウルトラマンへの思い入れはほとんどないに等しいのでイースター・エッグを楽しむというようなことはほとんどなかった(といいつつ冒頭のどろどろ背景のオマージュとか、ゴメスの明らかなゴジラの
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映画 ハイ☆スピード! Free! Starting Days(2015年製作の映画)

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テレビシリーズの放映当初からその人気ぶりは認識していたのだけれど、映画もテレビシリーズも思ったよりたくさんあって驚いた。まあそれはどうでもいいのだが。

クリッツァーの論考を通過した後だからかもしれな
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モービウス(2022年製作の映画)

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ここまで影の薄いMCU映画って「インクレディブルハルク」以来じゃなかろうか。いや、正確にはMCUラインに組み込まれているのが極めて曖昧というか、ノーウェイホームという結節点があるのと最後にMCUライン>>続きを読む

ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

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テレビでやってたので何の気なしに観た。
数年前に同じくテレビで観た「神と神」「F」がまあはっきり言ってつまらなかったというか色々と残念な出来栄えだったのに対し、この「ブロリー」は色々な意味で面白かった
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アンビュランス(2022年製作の映画)

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やってることがGTAで手配度5にして逃げるというプレイングそのまんまなんですが。

久々に観た映画がなぜか「アンビュランス」という、アカデミー賞でもないんでもないどころかシネフィルには嫌われがちなベイ
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「クライ・マッチョ」……誰かこの映画を肯定的に批評した文章をください。自分ではちょっと無理だった。

ていうかこれやっつけ仕事じゃないのかいイーストウッド翁?そうだと言ってよバーニー…。

もしそうじ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」
正直に言うと今回のスパイダーマンには色々と困ってしまった。まず長い、というのはもう仕方ないというか今回に関しちゃまあ十分まとめた方だろうというのはあるのだけれ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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一応テレビアニメはリアルタイムで追っていたんですけど、個人的にはそこまでハマったわけではなかった。ぶっちゃけるとほかの映画を観たかったんですが時間的にもハコ的にも「呪術」しかなかったのでそちらを、とい>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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前半はかなり駆け足気味ではあったのだけれど、ヴェノムカワイイ。それで十分な気がする。本当はヴェノムがエディのオルターエゴで~とか色々そっち方面への話も展開できそうな気がしないでもなかったのですが、ぶっ>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どこの国も自分の国の惨憺たる(政治)状況に頭を悩ませているのだなぁ、と「心中お察しします」と申し上げたくなってくる。

コメディであるのでこの映画にとって重要な価値基準として笑えるか笑えないかというの
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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まず、作り手がこの映画の観客として想定しているのはどのような層なのか考えてみる。重複もするだろうけれど、おおむね以下のようなものだと思われる。

1→2005年のテレビシリーズ「交響詩篇エウレカセブン
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攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

CGはそこまで気にならなかったかな。冒頭のアメリカの山の背景がちょっと「やばくね?」と思ったけんども、京都の集落とかは作りこまれてたし。トグサの顔アップのときなんかヒゲの細かさすごかったし。とはいえリ>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

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この「エターナルズ」という映画、私にとってはどうでもいい映画だった。この映画を観ている間、ウジむ…雨後の筍のごとくぼこぼこと生えてくる高校生青春映画もとい柳下氏が言うところの青空映画を観させられている>>続きを読む

劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

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原作もテレビアニメシリーズも観てないのだけれど、なんかすごいなこれ。いや、一応ミーム的には♰キリト♰とか、なんとなく知ってはいましたけれど、これを直視できるいわゆるアニオタ的な人ってどんな精神してるん>>続きを読む

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

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さすがジェームズマン・ゴールドといったところでしょうか。この映画、そのまま「フォードVSフェラーリ」(include「グラン・プリ」)に直結する話でしたな。そういう意味では「ボルグ/マッケンロー」も横>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

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54年版しか観てないのですが概ねストーリーはなぞっている感じでしたね。

こういう言い方をするとアレですが、色使い(というかその主張の強さ)が「パシフィック・リム」並みにバキバキな気がする。と思えばラ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」観てきた。

MCUの映画の中ではまず間違いなく屈指の作品だということ。「アベンジャーズ」を除く単体キャラ映画の中なら一番好きだと思う、これ。

「黒い司法」の監
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ザ・スーサイドスクワッド」(以下「ザ」観てきた。前作(というかリブート前)やハーレクイン単体の映画とのつながりはどうなっているのか、とか考えだすより先に映画にドライブさせてくれた時点この映画の勝ちで>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

知らなかったんですけど、これディズニー映画なのですね。アベンジャーズのネタの部分はそれかーと納得。でもディズニーが権利持ってるコンテンツのギャグを使ったところで、という気はしなくもない。シンプソンズに>>続きを読む