org25さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.5

唐突に大仰なBGMが流れるので「どうした?!」って何回かびっくりした。
普通に娯楽性はあるけど、取り留めのなさもあり、どういう心持ちで観るのが正解なのだろうか?あまり感情移入はできなかった。女性の強さ
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

3.6

ソリッドシチュエーションで閉塞感が強いので入り込むまで時間がかかった。というか映画館で観ないとなかなか集中できないかも。
辛い展開だけど後半は面白い。ペトラ・フォン・カントの言動が人間としてかなりリア
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.8

久々に鑑賞。
思ったより体感時間が長かったけど、やはり名作。気分の良くなる話ではないけど、保安官とアントン・シガーが観たくなって定期的に観てしまう。
空の色が綺麗で印象的だった。

必死剣 鳥刺し(2010年製作の映画)

3.5

久々に隠し剣シリーズを観た後、観返したくなって鑑賞。
山田洋次作品に比べるとダイナミックさとか娯楽性はあるように感じるけど、どこか間伸びした印象。
殺陣のシーン長すぎて逆に損してるように感じる。2人の
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

娯楽性が高くて、おそらく誰が観ても面白いであろう映画。引っかかりの無さは若干気にならなくもないけど、個人的はリアルなサイバーフォーミュラみたいで面白かった。ピットガレージもしっかり見せてくれて嬉しい。>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.1

この時代特有の空気を感じる…間宮の話し方イラつくわ〜
引きの1カットで淡々と事が起こるのだけ好き。カタルシスはある方だけど何度も観ることは無いだろうな〜これはもっと前に観るべき作品だった。
韓国映画に
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男たちの挽歌Ⅲ アゲイン/明日への誓い(1990年製作の映画)

2.7

少しずつ観てて、やっと全部観た。
ちょっとシリアス過ぎるし長すぎるかも…

フォロウィング(1998年製作の映画)

3.2

これもフィルム・ノワール?確かに良作だけど、観るのが遅すぎたかも。
金槌🔨が優れた武器だとよくわかりました。
「失って初めてその価値がわかる」

ゴダールの決別(1993年製作の映画)

2.8

映像の雰囲気は良いしカッコイイ画もあるけど基本的に退屈…
ジェラール・ドパルデュー出てなかったらもっとキツかったかも。
今思い返すと中国女は娯楽性高かったのね

切腹(1962年製作の映画)

4.3

リメイクは観たことあったけど、こちらは初見。
セリフが聞き取りやすくてストレスフリー。そしてかなり面白かった。会話のシーンもスリリングだし、殺陣も凄い。後半の強風吹き荒ぶ中の闘いが印象に残る。

歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

3.5

イオセリアーニ5本目。
その中ではこれが一番面白かった。コミュ力おばけのADHD(?)男の日々…
最初はイライラするんだけど、意外にも器用に色々こなし、コミュ力に感心してるうちにハマる感じ。
オーケス
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落葉(1966年製作の映画)

-

途中までは良い感じだぞ…!と思って観てたけど、微妙に退屈で、展開もちょっとストレス…疲労もあって耐えきれずに寝てしまった。
最後の景色がとても美しい。

四月(1962年製作の映画)

3.4

映像は面白いし風景はとても美しい。
コミカルで、サイレント映画の雰囲気がある。セリフがあるのは1シーンだけ。
窓の画も面白かった。
音の使い方は面白いけど狙ってる間が強いしどちらかというと耳障り…
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東京物語(1953年製作の映画)

4.1

景色も楽しめるけど、基本的には日常生活と普通の会話で展開される。固定カメラが多いし、退屈な要素が多いように思えるのだけど、見入ってしまうのは何故なのか?上手く説明できない。
とにかく映画館で観れて良か
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田園詩(1976年製作の映画)

-

昔、同じ名前のロリィタブランドあったよね。
率直に言って退屈…寝ないで済んだけど、けっこう頑張った。
少し思ったのは、ドラマ『カルテット』のインスピレーションになってたのかな?
鍬で水路に方向切り替え
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蝶採り(1992年製作の映画)

3.3

ギリ退屈じゃない感じ。
お屋敷の入り組んだ感じとか、大型犬いっぱい出てくるの良いし、前半で老婦人達が射撃の練習してたり弓矢で魚獲ってるの好き。
多重露光で幽霊(死神?)出てくるところも印象的。何となく
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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.5

普通に面白かったけど、ジャンルが判明するまでかなり時間かかる。そして後半の展開は唐突に感じる。
なんとなくベルイマンぽいと思ったら影響受けてるらしい。
あと、気のせいかもしれないけど映像がBUCK-T
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狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.5

ハロウィン時期で満月の日に鑑賞。
特殊メイク凄い!特典映像観たかったけど渋谷TSUTAYAの最終日で返却迫ってたので断念。またレンタルしよう…
狼男も凄いけど同時多発事故もなかなかインパクトあった。
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.1

かなり良かった!
ずっと緊張感があって集中できたし、アクションだけでなく、絶景も観れる。所々文芸作品ぽい空気もある。
構図も抜け感があって良いし骨のカット好きだった。
フェミ要素も入ってて今風。もうち
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嘆きの天使(1930年製作の映画)

3.5

冒頭で淀川さんの解説入ってた。「悪い女に騙される話」とあったけど、そうは見えなかった。
目を引くカットが多く、普通に面白かった。面白がる話ではないけど、印象に残る映画。
町山智浩が『嘆きの天使』の話し
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ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

-

ピンと来ないままだった…観るの早すぎたかな。もしかしたら幽白の躯の元ネタこれかも。

ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

-

『故郷の便り/家からの手紙』で愛が重い!と思ったお母さん出演のドキュメンタリー。
感想が非常に難しいです。
アケルマン作品のエッセンスが端々に感じられる実家の風景。
「寝ないで」って声かけてるところは
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アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.2

全員、ポーランド移民。
語りのシーンは面白かったし、途中の寸劇(ショートコント?)までは良かったけど、後半の演劇パートがしんどかった。アドリブみたいな意味のないセリフ、オチを聞いてもピンとこない漫談(
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.7

遅蒔きながら鑑賞。
新文芸座の音響が想像の3倍くらい凄くてかなり迫力あった。
カート・ラッセルが出てるとなぜかいつも「おっ♫」ってなる。
トップガンのようなアメリカンなノリが若干ストレスだったけど、や
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

-

メンヘラ地獄絵巻って感じ。観たら体力削られた…
舞台装置やロケーションは凄く良いし、旧エヴァ世界観の骨子がある。昔は大好きだったエヴァの失われた要素があって懐かしくなった。
無機物を撮る構図が完璧。小
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.7

前評判良くないと聞いてたけど、普通に面白かった!
ステイサムが好きかどうかも影響するかも。シリーズ化しそうだし、個人的にはステイサム出演作が定期的に観れるなら特に文句はないのですが、今までのガイ・リッ
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フレイルティー/妄執(2001年製作の映画)

3.7

昔絶対観たはずなんだけどキレイに忘れててめっちゃ楽しめました。記憶力悪くて得した。
ずっと緊張感があるし、演出も秀逸でハラハラする…ビル・パクストンの目がやけに真っ直ぐで「どっちなんだ?!」とわからな
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.3

かなりの大作で、戦闘機がギリギリ飛行していったり爆撃シーンも凄いし、エキストラの数もとんでもない。
一方で描きたいことやテーマはわかるけど、行動原理がわかりにくく、また感情移入も難しかった。
これがガ
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.5

なかなか怖かった…
絶景も見られるし、音楽が凄く良い。サントラ欲しい!
スザンナ・ヨークの悲鳴が警報レベル。

コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)

2.8

あらゆるファンタジー作品に影響を与えていることは良くわかった。絶妙に観やすくないし割と冗長な感じ。

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.6

昔VHSで鑑賞したきりで記憶も曖昧だったので、今回映画館で観れて良かった。
浮遊感のあるカメラワーク、荘厳で幻想的な映像が素晴らしい。
今回は音響に特化した上映で、微妙な音も聴こえたしライブシーンも凄
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勝手に逃げろ/人生(1980年製作の映画)

3.4

怒られそうだけど、ゴダール版『キッズ・リターン』と言えなくもない。
自転車で走るシーンと景色が素晴らしい。
アホくさく感じるシーンもあるけど、ここ最近観た7本のゴダール作品の中では一番見やすかったし好
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右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

3.3

ゴダール版『みんな〜やってるか!』に見えなくもない(褒めてる)
今まで観たゴダール作品の中ではコミカル度が高くて観やすい部類に入ると思う。
空と飛行機雲、窓と空の画は抜群に良かった。

鏡の中の女(1975年製作の映画)

2.8

主演女優の熱演頼りのような気が…夢のシーンは面白かったけど、全く感情移入できず、ピンと来ないまま終わってしまった。
着地点も割と普通な感じ。