org25さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.9

昔観て強烈な印象が残っていたけど、どちらかというともうあまり観たくなく…それでも迷った挙句、観にきてしまった。
やっぱり凄い。内容はショッキングだけど81分間惹きつけて離さないし、ジャンプカットや現実
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

-

暴力的で野蛮な映画。血がたくさん出るし人も死んでるし事故・事故・事故って感じ。思想も強いし、繊細な方には決しておすすめしない。

横移動のロングカット、360度パノラマカメラワークなど見所はあるし、今
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パッション(1982年製作の映画)

3.3

冒頭の飛行機雲と空がめちゃくちゃ良い。もちろん絵画の再現シーンも素晴らしく、光の使い方凄い…後半の雪道のカットも好き。
でもストーリーがよくわからなくて2回観た。それでもよくわからなかった…
私の頭が
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.3

久々に鑑賞。こちらも監督の映画愛を感じる。
ハナさん役の梅垣さんは当て書きなのかな?ってくらいピッタリ。
コメディかつ人情モノ。予定調和が過ぎるという意見もあるかもしれないけど、そこが大きな魅力である
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.1

久しぶりに鑑賞。
監督の映画愛も感じるし、イマジネーションの自由さ、楽しさも凄くある。
後半の吸い込みシーンは流石です。娯楽映画という物をよく理解しているとしか言いようがない。尺も90分と超優秀。

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.7

クセ強映画が2本続いたので中和したくて鑑賞。
子供の頃に観たきりで、しっかり鑑賞したのは今回が初かも。
ガラスをブチ破るシーンが世界一多いかもしれない映画。もちろんメガネも例外ではない。何があろうと最
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.8

2023.9.18
レンタル中が多くてクローネンバーグ・マラソンが捗らないので久々に鑑賞。
陰鬱で不穏でグロテスク。この頃は暗い雰囲気の映画多かった気がするな〜
出演者もどことなくCGのようで、プログ
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デコーダー(1984年製作の映画)

-

色合いや質感、カメラワーク、構図は凄く良い。特に煽りでビルを撮ってるカットは好き。(手ブレ上等、斜め構図!) 音楽も良かった。
カセットテープ、テープレコーダー、アナログシンセ、ブラウン管テレビ、ダイ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

ケイト・ブランシェットの魅力!字幕は男装の麗人みたいな口調になってたけど実際そうなのかな?
物凄く飛び抜けてる訳でもないけど平均点の高い作品。

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.7

2023.9.6
新文芸座で鑑賞。
やっぱりとんでもなく面白いし素晴らしい映画…この展開で98分とか凄い。ずっとバイクで飛ばし続けてる感じで、爽快感とカタルシスも凄い。
監督、22歳で卒業製作でこのク
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爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

3.1

新文芸坐で鑑賞。
一言で言うと狂躁の極み。
めちゃくちゃお金の掛かったアングラ・パンク映画という感じ。この作風で大作になったのはこの時代ならではなのか?
マッドマックスにウォリアーズとストリートオブフ
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

2.8

強い閉塞感があってストレスを感じる映画だった。後味も良くないし…
つまらなくはないけど、また観たいという気にもならない。大友克洋はクローネンバーグよく観てたのかなと思った。

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

3.4

無茶苦茶な話だ(笑)
新たな要素でソリッドさがなくなったし前作のマークがカッコ良すぎたのでそこを超えるのは難しいけど、銃撃戦だけでも一見の価値あり。(チョウ・ユンファがさらに劇団ひとりに見える…)
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あるじ(1925年製作の映画)

3.5

ドライヤー作品の中ではわかりやすく喜劇的。
私の観たDVDだと名前の訳が夫:ジョン、妻:メアリー、乳母:ナナになってた。
ほぼ100年前の映画だけど、今もなお今日的なテーマだった…(軽い寒気)
冒頭は
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.7

メッセージが表面に浮き出てきてわかりやすくなったし刺さる人には刺さると思う。1996年からの20年という歳月はあっという間な気がしていたけど、その重さを感じずにはいられない。年月はきちんとその取り分を>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.6

何かスカッとしたくて鑑賞。実は今までちゃんと観たことなかった。
チョウ・ユンファが劇団ひとりにしか見えなかったけど、古いヤクザ映画みたいで懐かしいしストーリーもエモかった。若干クサく感じなくもないけど
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東風(1969年製作の映画)

-

思想が強すぎると却って抽象的になる気がする。
冒頭でついていくのは諦めたので何も考えずにただ鑑賞した。率直に言ってつまらなかったです。娯楽性も無いし、映像のスタイリッシュさもない。
同じ思想を持ってた
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メメント(2000年製作の映画)

3.5

かなり久々に鑑賞。時系列は理解してたけど、改めて観ると怖い話だ…

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

-

かなり前に観たけどよくわからず…前半は初めて観るような感覚だった。
やっぱりウォン・カーウァイ合わないのかも…時々良いなと思う画があるけど、琴線には触れず若干ストレスだった。
この映画をオシャレと感じ
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

2.7

めっちゃ文芸作品なんだけど、正直言っておもんないです…あまり集中出来なかった。
冒頭のインパクトとキーラ・ナイトレイの顔芸。水面の撮り方が美しかったなぁというくらい。幻想的な雰囲気もある。
ヴィゴ兄貴
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.9

ヒストリーオブバイオレンスに続いて鑑賞。
本物にしか見えないヴィゴ兄貴。撮影中はあのままの格好でパブに入って呑んでたとか…『チョコの密売人』の異名があるくらい撮影中にチョコくれるらしいけどこの時もそう
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.8

クローネンバーグ・マラソンを自主的に始める前にヴィゴ兄貴の美貌を拝みたくて鑑賞。
他の作品に比べると娯楽性もあるし王道的な安定感がある。話もソリッドで乾いていて、何度も観たくなる名作。
やはりダイナー
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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

3.5

構図が完璧すぎる…
『東から』は横移動のカメラワークが印象的だけど、こちらは縦の一点透視図法的な画が印象に残る。(もちろん横のカメラワークもたくさんあるけど)
牧歌的な画がないので『東から』よりは若干
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街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

3.3

危ない、危ない!と思ったら…猫外に出してたのはそういう訳だったのね…
ジャンヌ・ディエルマンの系譜であろう短編。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.5

ヴィゴ・モーテンセン主演のクローネンバーグ監督作品ときたら観る以外の選択肢はないよね。公開初日に鑑賞。
予告編観た感じではイグジステンズとクラッシュの中間みたいな印象を受けたけど、そこに裸のランチ(特
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ソナチネ(1993年製作の映画)

3.8

2021.10.4
昔観たことあったけど紙相撲と雨で体洗おうとするシーンくらいしか記憶になかった。改めて観ると魅力的なカットに溢れた映画。ただ夜に車乗ってたり、車の近くに人が立ってるだけなのに、なんか
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.2

いつ観たか覚えてないくらい久々。映画館で鑑賞。
メイクだろうけどユアン・マクレガー白過ぎていかにもケミカルやってそうな仕上がり。片耳ピアス、タイトなTシャツ、3本線ジャージとか90年代的で懐かしかった
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エル(1952年製作の映画)

3.3

主人公がモラハラ束縛男の見本帳みたい。男女で感想分かれるんじゃないかな。プライドが高いのに経験値がないから始末が悪い。こういう人はストーカー化しますな。
グロリアは強く心惹かれたのかもしれないけど敢え
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.3

午前十時の映画祭、最終日に何とか鑑賞できました。
パニック映画の金字塔であり最高傑作という感じ。
危機管理として皆観るべきだと思う。これ観たらタワマンには住みたくなくなること請け合いです。今でも消火可
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キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

3.5

約一週間寝かせてエクソダス鑑賞。
全部観た上ではそれなりに良かったと言えるけど、前半はけっこう辛かった…眠らないよう気力で乗り切った。政治的な要素入ってくるけどデンマーク/スウェーデンではウケる部分な
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キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

3.5

メインビジュアル、ヘルマーだったのね
新キャラのおばさんかと思った…確かにオランウータン似てるわ…ちょっと浜田雅功の遠い親戚風でもある。
2日連続シネマートで1.2と鑑賞。
トリアー版『白い巨塔』みた
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キングダム(1994年製作の映画)

3.5

いつの日か観たいと思っていたシリーズ。ソフトは入手困難(高額)、レンタルも無いので映画館での上映は本当に有難い!
質感と色味はあまり好きじゃないし、前半眠かったけど面白かった!
スラップスティックの名
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薔薇の葬列(1969年製作の映画)

3.4

去年、松濤美術館で『異性装』の展示を観た際、映像で紹介されていたので気になってた。タイミング良く映画館で観ることができました。
アングラで重めですがコミカルさで上手くバランス取れてる感じ。意外とポップ
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ボス・オブ・イット・オール(2006年製作の映画)

3.5

オフィスが舞台。会話劇が中心で、すれ違いコントのようなコメディ映画。最初は少しダルいけど話が進むにつれて面白くなってくる。
おじさん2人でメリーゴーランド乗ってるシーン好き。おじさんになってもダッフル
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ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦(2003年製作の映画)

3.4

ラース・フォン・トリアー版電波少年。
または水曜日のダウンタウンで『師匠にネタをリメイクさせた上に難癖つけてもラース・フォン・トリアーならギリ許される説』みたいな感じ。
想像したより観やすい作品だった
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

おそらく宮崎駿の自己引用映画。
映像作品としての面白さは凄くあるけど、ストーリーは冗長だし後半疲れてくる。体感時間も長い。
意図してなんだろうけど可愛い<グロテスクな感じ。AKIRAみたいなシーンある
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