orixケンさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

ローラ(1961年製作の映画)

4.0

自分の人生を見つけられないローランは偶然再開したローラに運命を感じたんだろうけど同じ頃にローラもまた違う自分の運命に再び出会う。
セシルとフランキーの挿話でローラとミッシェルの初恋となる最初の出会いを
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左きゝの拳銃(1958年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

復讐がテーマ。多分あまり親切にしてもらったことがなかったので薄い縁でも他は反対しても復讐を考えたんだろう。

復讐反対していたトムが恩赦の後に殺人したのはわからなかった。

最後人妻に会うために脱走し
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.5

コーエン兄弟らしく小心な人物いっぱい出て来てお互い殺人してしまったりして悲劇に陥っていく。男性陣と女性陣の強さの違いと結果の違いはっきりしすぎなのが面白い。演技は皆うまい。
こんなこと本当にあったらC
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イカロス(2017年製作の映画)

4.2

ロシアが80年代から国家的規模でやっていたドーピングとその検査すり抜けをWADAのロシア所長が証言していく。ソチオリンピックでの検体すり替えがKGBとロシア科学者により組織的に行われていくところは映画>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

起きているときのことはほとんど覚えていないか、すぐに全て忘れてしまっていていくつもの夜や昼寝のあいだの夢をつなぎあわせてるということかな。
自分自身への嫌悪感もあるし迷惑をかけているという意識もあるし
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感染家族(2018年製作の映画)

3.5

ゆるいゾンビ映画。キャベツ食べさせるとやや人間性取り戻すのかあるいはペットと同じく愛情注げば人間性取り戻すのか。
伏線回収もいい感じでやっていたし後半ゾンビ襲いかかる場面での緊迫感もあった。気楽に見れ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

ルックアップの空を見上げる以外の英語の意味考えればタイトルからしていくつもの皮肉なものが込められてるのがわかる映画。
最初の出だしからまさかコメディとは思わなかった。なんとなく「博士の異常な愛情」想い
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本家のイタリア版とかでは完全にバレてはいけないものはバレてないのに日本版ではきっちりメールにより発覚している、それと月蝕の間のファンタジーのように終わることもなくあれだけのことが発覚しているのに最後仲>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

冒頭から他人のwifi使えなくなってどうすればいいかを家族で何か計画ないかといいながら底辺な生活の中でも生活の知恵を工夫してきた家族が金持ち一家に入っていくために様々な「計画」をしていくところは面白か>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.3

どこかで見たような設定がいくつかあったし前回シリーズは銃器なしでゾンビとギリギリで戦うのがよかったのに今回は撃ちっぱなしでやっつけていくだけなのが残念だった。
カーアクションはよかったし伏線回収などは
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

4.0

期待してなかったけどなかなか面白かった。一人主人公だけ真面目で馬鹿な友達に巻き込まれていって騒動が起こるのはハングオーバーシリーズみたいな感じだったし日本のギャグ漫画テイストも若干感じた。
子供が途中
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.6

4歳のバニーが幼稚園から行方不明になり探す過程で警察には最初からそんな女の子はいなくて妄想なのではと疑われたり、奇妙な怪しい人物が何人かからんできたり。女の子は本当にいたのかどうかからの謎も提示してい>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.3

十二人の怒れる男のパロディ。ドリンク注文からグズグズ感を出して12人が簡単にはいかなそうな雰囲気出すオープニング面白かった。
途中相島が梶原に投げかける台詞が大きな伏線になってるのもよかったけど裁判の
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プロフェッショナル(1966年製作の映画)

3.5

アクションもストーリーもプロットもそんなによくもないし正直面白くもなかった。プロフェッショナルの題名通り4人中3人は確かにそうなんだけど一人それほどプロフェッショナルでもなかったな。救出にも参加しなか>>続きを読む

モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン(1979年製作の映画)

4.2

大笑いはしないけどずっとニヤニヤしながら見られる映画。宗教を盲信する大衆などへの皮肉もいっぱいなんだけど、一番の皮肉は階級社会根強いイギリスで上流階級出身のモンティパイソンが「人生の明るいところだけ見>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.0

母親がクリスマス過ぎて年を越えても戻ってこないとわかってから母親いなくてもきれいにしていた部屋が荒れていき母親とのルールも破っていく演出はよかったし子供達の演技もよかったけど全般の演出があわなかった。>>続きを読む

ザ・ランド(2021年製作の映画)

3.6

怒り感じるとすぐに簡単に殺人にまでいってしまう人たちのオムニバス。殺しかたも残酷なものばかり
仲のよかった子供たちも最後はお互いに怒りをあらわして終わる。感情爆発からの殺人はずっとこれからも起こること
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トキワ荘の青春(1995年製作の映画)

3.2

最初本木のイメージビデオなのかと思う感じで進み大丈夫かなと思ったけど後半にかけて才能がなければ生き残れないなかで仲間が出世していくのに取り残されたり廃業したりしていく様子や人が良くてもリーダーシップあ>>続きを読む

軍用列車(1975年製作の映画)

3.5

人が消えていったり容赦なく殺人も起こっていき誰が犯人なのかブロンソンは何者なのかなどのミステリー要素もありアクションもあった。
兵士どこから連れてきたのかなど最後都合良すぎるというのとアイアランドは土
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弁護人(2013年製作の映画)

3.2

これはあってはいけないんだろうし未来ある若者にとって悲惨な物語なんだけど、反面北朝鮮シンパやスパイにより赤化作戦があったのも事実だろうし、敵役だけど刑事がこの戦争はまだ終わっていない休戦なんだというの>>続きを読む

追われる男(1954年製作の映画)

3.3

ジェームズ・キャグニー人を見る目がなさすぎ。
その時点で保安官務めるの難しそうに思ったけど過去のことが
あり目が曇ったのかもしれないけど。

無頼の群(1958年製作の映画)

3.4

意外な結末。4人組が死刑囚で良かった。
もっと早く国境外に逃げられるだろうなのにわざと待ち伏せて
ドラマ続かせるのがやや無理矢理っぽかたかな。
でも意外性あってよかった。

忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.3

善人一人ぐらいでは解決できないほどに親に見捨てられたストリートチルドレンやネグレクトされた子供達は救えないというのを唯一この映画での善人である所長のシークエンス出すことで示して更なる絶望を見せてくるの>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

最初のメンバーのバックグラウンドを紹介していく場面から緊張感が始まり南米での悲惨な生活から抜け出すために必死な様子を見せてからの高額報酬必要なところからのニトロ運搬。メインの運搬場面は全般緊張感マック>>続きを読む

カットスロート・ナイン(1972年製作の映画)

3.8

ヘイトフル8の元ネタの一つらしい。最後の小屋のシーンでの殺し合いがそうなにかもしれない。小屋のシーンにアイデアや技巧やストーリー詰め込んでいったらヘイトフル8になるのかもと思った。製作費安そうなスプラ>>続きを読む

At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.3

年齢層が20−30歳若ければありがちなんだろうけど、この年代でこういうこと起こるから面白いということなのか。社会的立場や体裁もあれば性衝動も少ないだろうし、面白いけどリアリティややかけるような感じがし>>続きを読む

キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

4.0

前半はスレ違いの恋を描いて後半から圧倒のキートン活劇。特に岩のところ。
花嫁候補大人数に追われるのはキーストンコップスが大人数で追いかけるのと同じく迫力あった。キートンの師匠のアーバックルの影響?
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プロデューサーズ(2005年製作の映画)

4.2

失敗する舞台なら集めた出資金を少し使っただけですぐ終わって成功してないので税金もごまかせるということでわざと失敗する舞台を作ろうとしたけどゲイのヒトラーものが意外に大成功してしまって。というアイデアと>>続きを読む

Tommy/トミー(1975年製作の映画)

4.0

久しぶりに再度見た。ロックオペラの創始者のピートは気に入らなかったようだけど(内面描かれてないからか)豪華な配役のプロモビデオみたいな感じで楽しく見ること出来た。キースムーンが楽しそうに変態演じてるの>>続きを読む

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

4.2

時代劇衣装で軽快にジャズ音楽歌って踊っているだけで楽しい。
オペレッタらしく恋愛喜劇になってるのもいい。
曲も楽しい。ディックミネの声がいい。
志村喬も歌ってるし身体揺らしてるし楽しい映画。

CUBE2(2002年製作の映画)

3.0

脱出できた一人だけがここにいるのがわかっていてその人間も含めてここから脱出できるかどうかの実験でここに入れられたということか?にしても探偵とか関係ない人間と関係ないサイドストーリー入ってるし。編集でぶ>>続きを読む

サム・ペキンパー 情熱と美学(2005年製作の映画)

4.0

60年代以降で男っぽい映画といえばシーゲルやアルドリッジなんかと一緒に思い浮かべるペキンパーの伝記映画。「男同士の正義」を祖父や父から教わったらしく作品にも正義重んじて不正義を叩くというのを感じていた>>続きを読む

超 感染 ファイナル・デッド(2018年製作の映画)

3.0

中国大陸製のチープなゾンビ映画。賄賂モノが連続ドラマでも映画でも一定の人気あり刑事ものや恋愛ものと同じぐらいのカテゴリーされている中国らしく共産党地方幹部への女性含めた接待とか現実にもありそうな要素も>>続きを読む

白昼の無頼漢(1961年製作の映画)

3.2

悪人達が最初に集まるときの緊張感がよかったのでもう少し最後まで緊張感ある映画だったらよかったのにと個人的に思った。特に強奪シーンでアメリカ兵かなり馬鹿設定だしさらに弱すぎでは?と感じた。もう少し強奪シ>>続きを読む

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.8

昔の事件をベースに際物かなと思ったけどなかなかに良いドラマだった。第一印象や見た目で人は判断できないし思い込みだけで人に敵対心持つのもよくないなと改めて思った。だけどこの作家もそうだけど心に余裕なくな>>続きを読む

ブラジル -消えゆく民主主義-(2019年製作の映画)

3.8

20年以上続くリベラル政権倒すために実力派裁判長と裏の大物が多少の出血してでも賄賂構造をさらしてジルマ大統領の失政を機会にとらえてルーラ元大統領ひっかけたのではという感じもした。
あやふやな容疑事実で
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