orimarksさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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犬ヶ島(2018年製作の映画)

5.0

敬愛するウェス・アンダーソン監督のストップモーション最新作。危うく劇場でスタンディングオベーションをするところでした..。

大好きな"ウェス・アンダーソン感"の密度が過去最高!加えて今作には、日本文
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ユージュアル・ネイバー/マッド・マザー 生贄の少年(2013年製作の映画)

2.0

話が途中で読めてしまった...。
どうしてあそこに至ってしまったのかが欲しかったかな。サイコスリラー風だけれどそこまで振り切るわけでもなく。説明がガバガバなところもあり、やや不完全燃焼。

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.3

アイルランドの田舎町から単身アメリカ・ブルックリンに渡り、恋に仕事に勉強に打ち込むうち、みるみる垢抜けて魅力的な女性に成長していくエイリシュの物語。

田舎から都会に出ていく期待・解放感と不安、都会か
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

ダサい...が それがカッコいい!
14歳の冴えない男子コニーが「僕は僕のアートをする」と言い切って突き進む、恋をする。その若さと勢いは誰にも止められないのです。

しかしそんなコニーの青春よりも、も
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エリザのために(2016年製作の映画)

3.3

留学をかけた卒業試験を控えたある日、暴漢に襲われてしまい、動揺する娘をなんとか合格させるため、必死に汚い手を回しまくる父親の話。

"娘のために.." "娘だけは守りたい"という父の思いが、自らが嫌悪
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コードネーム:ホレッツ(2016年製作の映画)

-

プラハの春が時代背景ではあるものの... なんだか古くさくて下品な印象でした。。

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

2.0

母も1人の女なのね...な映画。

サスペンスかホラー?と思わせる音楽×家政婦の態度・娘の友達の証言など、謎の演出にもそわそわ。(結果何も怖いことは起こらない..)

海が見えるお家、色とりどりの壁紙
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.0

ろうの従弟がオススメしてくれた作品。

幼い子供に和まされ、3頭身の親友に救われ...という「3月のライオン」的要素もありつつ、将也・硝子と同級生達が、それぞれに過去を悔い、赦しあい、不器用に歯車を噛
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.6

娘を失った悲しみから、周囲に心を閉ざしてしまったハワードが「愛(Love)」「時間(Time)」「死(Death) 」宛に書いた三通の手紙。ある日、その手紙を受け取ったという三人がそれぞれ目の前に姿を>>続きを読む

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.8

舞台はジャズの街・ニューオーリンズ。
ヒロインと王子は、魔術でカエル🐸に。主役の二人がほぼ全編カエル姿という、なんとも斬新な試み。
しかし何の違和感もなく、あの世界に引き込まれていくから不思議.. デ
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.7

「理解はできないけれど、愛してる」
不器用な家族の底に渦巻く葛藤・承認欲求・愛が見え隠れする彼らの世界。

終始ぶちギレの兄さんには、こちらもイライラ。何度も殴ってやりたくなったが、彼らにとっては腐っ
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

4.6

ずっと気になっていた映画。
期待していたけれど期待以上でした。

三人の女性達の1日が一冊の本を通して絡み合い、交錯し、対比され、響きあいます。

幸福や笑顔といった薄っぺらなベールをまとっているもの
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ペット(2016年製作の映画)

3.8

ペット達のけなげさ・おバカさ・質感が堪能できて大満足◎

お気に入りはギジェット!
あのハスキーボイスがたまらりません。※字幕観賞
箱入り娘で世間知らずのお嬢様だけど、大好きなマックスのために外の世界
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カミーユ、恋はふたたび(2012年製作の映画)

2.3

どうしても10代には見えてこなかった.... が、現実に戻ってきたカミーユが、自分の中に起きた変化と変わらない現実を両方受け入れて、歩いていく姿は印象的で 色々と考えさせられました。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

2.8

友達同士でお泊まり会ってだけで、そわそわ高揚感。修学旅行みたいな。そこへお酒やプールまで... 異性への興味が高まっちゃう気持ちも分かります(笑)

曇った色彩や、全員が恋愛に対して煮え切れないテンシ
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.5

エヴァンの才能といい、家族の引き寄せ合いといい... 全てが奇跡すぎてもはやファンタジーの世界。
でもここまで振り切られてしまえば、できすぎの展開もいとおしいです(笑)

子ども達の歌唱力は素晴らしか
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

前半はぷっと笑ってしまうシーンがたくさん。ですが 後半の"あの夜"を境に、光州事件に巻き込まれ、最前線の目撃者となっていくマンソプ。この対比がものすごく効いています。

映画全体に人間くさい情が漂い、
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.7

アニメが好きだったので映画も🙆
前半とまとめて一気観しました。

各キャラクターのエピソードを背景に、将棋の世界が重厚に描かれていて、棋士達の覚悟と、命を削り合うぶつかり合いに鳥肌が立ちました。
終わ
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.7

アニメが好きだったので映画も🙆
変なカツラとか着けて出てきたらどうしよう...などと半分恐れつつ観始めたのですが、取り越し苦労でした。

キャスト & 演技が原作のイメージ全く壊さず、全員ピッタリはま
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.9

女性の参政権を求めて戦った、イギリスの女性達を描いた実話。
今 当たり前に享受している権利や、今もなお根深く残る女性蔑視・無視され続けている権利について、私には何ができるかな。

..考えましたが、彼
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.3

次から次へと歌のように溢れ出す、グイドの嘘に夢中。彼の嘘はどこまでも優しく、ユーモラスで愛に溢れた作り話。

前半は、相棒との凸凹コンビっぷり、結婚を控えたお嬢様へのモーション攻撃がテンポ良く描かれま
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.3

「自分が誰かは、自分で決める。」
自分を信じてくれる人がいるということ、自分で自分を信じること。

ディズニー史上最強のヒロイン・モアナと、美しい海が、力強く背中を押してくれる作品でした。

水の表現
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.6

大好きな、大切な人が、自分の人生の幕を自分で下ろしたいと言ったら... 正直悲しすぎます。
どうか寿命が尽きるまで生きてほしい、と、泣いて頼みたくなるだろうとも思います。

でもそれって、私の願望・エ
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人生タクシー(2015年製作の映画)

4.4

「映画はすでに撮られている。他を探すんだ」
「本当とか 本当じゃないって何?」
「誰も教えてやれない。自分で探すんだ」

「このバラを、全ての映画人に」

心に残る台詞がたくさん...。
映画製作の一
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.8

観賞後、しばらく言葉が出てこなかった。辛いなあ..

お兄ちゃん、どんな嫌な思いしても土下座して泣いて謝っても、叔母さんの家にいさせてもらうべきだったのでは、と思った。
でも、お兄ちゃんも"子供"なん
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.6

ディズニー作品って素晴らしい!という押し付けではなく、障がいを持つ子と家族の関わり方 、どんな環境を作ることがベターなのか、自立はできるのか、両親が亡くなった後は? などなど、色々考えさせられました。>>続きを読む

ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

4.3

ティム・バートン×ストップモーションは間違いない! 人形達を通して見る彼の世界観の大ファンです。

メイキングを観ても、創作にかけるスタッフの技術と情熱と愛情と根気がものすごく感じられ、気持ちが高まり
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フランケンウィニー(2012年製作の映画)

4.3

ティム・バートン×ストップモーションは、どの作品も大好き!
可愛いだけじゃ収まらない、影のある世界観がたまらなくツボ。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

5.0

私的 不朽の名作!
すっかりティム・バートン×ストップモーションの世界の虜にさせられた作品。

ハロウィン、クリスマスの時期には毎年観たくなる思い出の一本です。
一時はost 無限リピートしていたほど
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

5.0

家族と死を象徴する「死者の日」を背景に、家族の絆を描いたディズニーの傑作。
後半はもう涙が止まりません....(T_T)

色鮮やかな映像は息をのむほど美しく、ハスキーなメキシカン・イングリッシュや軽
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トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

-

「底抜けに笑える物語」は完全に嘘。
ブラックが過ぎて、一切笑えないばかりか胸糞悪い気持ちに。常に"死"と、監督の悪意あるにやつきがつきまとう。気分悪いなああ

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.5

クラスでちょっと浮いてる14歳の男の子、ダニエルとテオ。二人は廃品をかき集め、自分達だけの城 = お家型の車をつくります。
そして、なけなしのお金を握りしめ、お手製の車に乗って、旅に出る.. という、
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シークレット・ルーム/アイ'ム ホーム 覗く男(2016年製作の映画)

2.2

奥さんとの喧嘩をきっかけに、家に帰らないことにしてみた男の話。
帰るに帰れなくなってしまい、自分だけがいない家族の日常を覗き見しながら、離れの屋根裏部屋で自主的ホームレス生活を送ります。(アホだなあ.
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.4

"子どもを子ども扱いせず、小さな人間と思うこと。
大人が楽しいものは、子どもが見ても楽しいもの。"

彼の言う通り、この映画が本当にそう!
大人も子供も一緒にケラケラ笑ったり、ほっこり微笑んだりできる
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.4

" I remember. "

この一言が、これほど苦しく、ずっしり来る映画は、これ以外にないのじゃないでしょうか。
期待していたけど、期待以上でした。

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.7

哲学と音楽と自然.. フランスの美学がふんだんに盛り込まれていて、しっとり。
お家のインテリアもとっても素敵です。
そして何より、イザベル・ユペール演じるパリジェンヌの哲学者ナタリーが、作品全体をさら
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