圧倒的に映画として公開するほどのスケールではないし、大冒険と言えるほど展開も薄味だが、主人公キャラクターのイメージに実直で、むやみに派手なアクションが添加されていない点は評価できる。
日本語吹替予想
山寺宏一(本命)
大川透(対抗)
内田直哉(大穴)
希望
西川のりお
本作にとってリーアム・ニーソンは、場面を保つための存在であり、脚本は魅力を引き出そうともせずに、劇的に薄味のスリラーで、スマートさに欠ける犯人との泥試合。
エクスペンダブルズは、プロットそのものはあってないようなものとして、お祭り騒ぎを期待したい作品としての最高娯楽であったが、今作はジェイソン・ステイサムを中心に世界は回っており、スタローンや、ミーガン・>>続きを読む
ただ単純にテンポの良さだけでは誤魔化さずに、魅力的なキャラクターと限りない表現技法とバランスの良さで、リピート視聴を容易にし、濃厚だが脂っこくない豪華なコースディナー。
予想を大きく裏切る展開はないが、想像をそこそこ上回るナンセンス溢れるスウィッチャルーが、アドリブ的に積み重ねられていることと、ウィリアム・フィクトナーのスタイルによって、95分間耐えられる。
これまでのマーベルのマルチバースサーガでのいくつかの期待外れの展開や、そもそもクソ楽しみにしていたアレとかを無しにしていたりとかの“闇”だったところを、まとめて逆手に取り、軌道修正というよりも、開き直>>続きを読む
初めはほんのわずかな好奇心や探究心が人を狂わせていく。少年と老人という対極の存在において、相互的に生み出していく狂気が常に場面上で穏やかに駆け巡っていて最後まで沈むことはない。
“こっちのゴーストワールドから、あっちのゴーストワールドへ”
謎めいた知らない時代や国の音楽、そしてスティーブ・ブシェミってだけでも十分ではあるのに「ゴーストワールド」は、洗練されきっているとまでは>>続きを読む
シナリオのチープさに眠気を覚えるが、ラテン系アメコミヒーローとしての演出は良くも悪くも全年齢的で、意外な感動ももたらさない、今となってはエントリーモデル的作品。10年ほど前ならスーパーヒーロームービー>>続きを読む
DCEUを締めくくる上で全てを出し切っているとは思えないが、兜を脱ぐどころか、更に鎧をも脱いだような好敵手フランチャイズに対するメタシーンを取り入れ、前作から今作へのシナリオ的スムーズさは、アクアマン>>続きを読む
シシリー島は美しいが、この作品におけるその風景は、不意に乗る便を間違えて、無理矢理そこに連れてこられた感覚。惹かれるキャラクターもいない。
彼を野放しにし続けているCIAのプレゼンスの希薄さ。
そして>>続きを読む