インディペンデント映画でこんな良質なアウトローアクション映画を観れるとは思わなかった。
韓国ノワールで観た時に生じる「みんなすげー悪い顔出し、倫理観がない!」みたいな感動が凄くあった。顔寄りのカットが>>続きを読む
終盤、止めどなく泣いてしまった。
「自分はここにいていい」と確かめるためのセンチメンタルジャーニー。
大林監督版は若くしてこの世を去ってしまった両親との和解が主軸に置かれていたが、アンドリュー監督版は>>続きを読む
不条理、虚無感、お得詰め合わせパックみたいなホラーオムニバス。決して突破な事をしている訳ではなく、どこか見覚えがある社会から要求される役割の息苦しさが投影されたような怪異が繰り広げられ、いい意味で最悪>>続きを読む
事前知識ほぼゼロのステゴロ状態で鑑賞。全く知らないけど何故か関係性が分かるキャラクターが沢山出てきた。銃刀法違反がデフォルトで、最後は暴力で解決する物語展開が清々しい。あっとやっていることほぼ「ゴール>>続きを読む
「袖振り合うも他生の縁」の言葉がこんなにしっくり来る映画は他にない。
韓国で生まれた幼なじみ男女が24年後、NYで再会。超ドベタなラブストーリーっぽいけどそんなことはない。縁で繋がった人々にまつわる物>>続きを読む
淡々と健全な肉体の人間が死んでいくマチヅモホラー。
家族写真、十字架、銃、トロフィーをしつこく見せつけてくる。家族の呪いであり、アメリカの病理詰め合わせパックみたいな映画だった。
このレビューはネタバレを含みます
実験の成功、人々の喝采、普通の映画であれば心湧きたてる全てのシーンが不快と怒りを覚えてくる稀有な映画、最悪のプロジェクトX。床を踏み鳴らす音が爆音に、歓声が悲鳴に、栄光が悪魔の所業へと変容していくあの>>続きを読む
ディストピア風味日常系アニメからSFスペクタクル的な展開になるかなと思ったら、想定外の所に連れてかれた。
震災、コロナ禍を経て、非日常が常に張り付いている、この時代の空気感をアニメーションというフィ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
リアルタイムで観た事がこの先振り返って財産になるような絶対的な映画体験。
グランドシネマサンシャインのレーザーIMAXで視界いっぱいに広がるDUNEの世界に浸るというより、飲み込まれた。
『NOPE』>>続きを読む
文兄とキンキンのコンビが満艦飾ギラギラトラックで全国を爆走する痛快娯楽作の決定版。
ケンカあり、レースあり、恋愛あり、ファミリーあり、完全に早すぎたワイルドスピード。
冒頭、いきなり一番星がトラック>>続きを読む
サイコパス殺人者vs恐るべき子供たち
殺人現場を目撃した子供たちが犯人を脅し、金を奪い取ろうとするクライムサスペンス。
岡田将生が殺人を犯した実業家の婿養子を演じているわけだけど、「不憫で情けない」「>>続きを読む
「小説に書いていることが現実に?」スパイ小説家が実際の極悪組織に狙われながら、本物のスパイとともに繰り広げるドタバタアクション。
想像の10倍ぐらいエキサイティングな映画
ヒッチコック的な巻き込まれ>>続きを読む
狩猟に向き合う東出昌大への密着を通じて、命を頂く重さ、生態系における人間と動物、生き方についてデカい問いを投げつけてくるようなドキュメンタリーだった。ゴシップ映画でも名誉挽回PVでもない。かと言って田>>続きを読む
夫が転落死した。それが果たして自殺なのか妻が殺害したのか。目撃者は視覚障がいを持つ息子しかいない。果たして事件の真相とは…。いかにも2Hサスペンスとかでありそうな内容だけど、全く凡庸ではなくパルムドー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「こんな事起きたら嫌だな」を全部やっていた神経症ホラーコメディ。
忘れ物取りに行っている間に鍵と荷物盗まれるとか、買い物している間に部屋が占拠されるとか、全身タトゥーのヤバい奴に目を付けられるとか、絶>>続きを読む
MCU(マ・ドンソク シネマティック ユニバース)の紛うことなき最新作。マ・ドンソクの暴力で大笑いする稀有なバイオレンスコメディシリーズだと思っている。しかも敵が日本のヤクザって!
怪物刑事マ・ソクト>>続きを読む
ブレーザーの蛮族アクション、アースガロンたんの可愛い挙動、まさかの白兵戦、ジェットパックフル稼働のミッション、どうしょうもない大人と組織、何かと優遇されるタガヌラー、家族愛…ブレーザーの良いところ全部>>続きを読む
スパイダーマンがヴィラン側にまわるとこんなに恐ろしいのか。全身タイツで天井這い回って、何あれ?ホラー映画じゃん。それに対しての対抗手段が予知能力とカー・フーって。
『ガンダムSEEDFREEDOM』で20年振りの新作だって狂喜乱舞していたけど、本作ビクトル・エリセ監督の31年振りの作品って。監督のファンはどんな気持ちで観ていたんだろうか。
まず、とにかく、絵画>>続きを読む
「生きづらさを人間に思いやりを持ち、寄り添う」なんて、言葉にするのは簡単だけど実現するのなんて全く持って難しい。しかし、本作はそんな極めて理想郷的な時間と居場所がそこにあり、それに嘘臭さはない気がする>>続きを読む
市民vsウォール街、実話をもとにした痛快経済エンタメ!
コロナで苦境に陥り、倒産間近と言われたゲーム販売会社「ゲームストップ」(日本でいうとGEOとかトイザらス)、市民投資家たちがこぞって買い続けた>>続きを読む