徳井豚さんの映画レビュー・感想・評価

徳井豚

徳井豚

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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.5

特定の人(もしかしたら大部分かもしれない)にとっては悪夢。

オアシス(2002年製作の映画)

4.3

全て見てから、あらすじを追うと微妙にわかるような、わからないような。

キャラにはイライラしっぱなしだったけど、あるタイミングでは微笑ましくなってしまう。

社会から疎外されているといえば簡単かもしれ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.6

上司に勧められて視聴。

2020現在を生きる私たちには身に覚えがありすぎる感覚。
咳、接触、医療現場のひっ迫、行き渡らない物資、暴動など。
アメリカでは銃の買い占めが流行ったという理由がわかる気がす
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

4.8

失うものをどう克服し、生きていくのかということをこの監督がテーマとしているように思える。

テーマは同じでもそこに登場する人物像や風景は違う。しかし、主人公の思い悩む姿やリアルな日常描写、唐突に感じな
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

女性が死別した男の記憶から立ち直るというシンプルなストーリーライン。しかし、話そのものに重みを感じることは少なく、むしろ清涼感さえ覚えるほどだった。
それは日常の世界に生きる人々の明るさや映像中の景色
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画を見慣れていないためか、あんまりピンとこなかった。
序盤の何気ない会話を悲壮感漂う後半に回収したりと台詞の細部が素朴ながらも無駄がない。医療現場という死に近い現場で、その道のスペシャリストが
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ぐるぐる回ってるのが印象的。
青春と現実を描いた重たい映画だけど、「まだ始まっちゃいねぇよ」でまだまだやれるんだと希望を見れた。
マジメ君がいろいろ挫折を味わってるにも関わらず、高校時代に惚れた相手に
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

他人事には思えないような映画。
アーサーのような病気であるかどうかにかかわらず、自分でも信じられないような行動を取ってしまったり、周囲の空気を読むことができずに、その場を凍りつかせしまったりした経験の
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

前半は貧困家族のしたたかさと裕福な家族がだまされていく様を描き、まさしくコメディといった面白味がつまっている。
家政婦に結核の疑いをかけたシーンでは館内でクスクスと笑い声が聞こえた。
後半は「半地下」
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

結婚して、妻は子供を産んで子育て、夫は仕事に専念するというロールプレイでは、家族というものは形だけのものになってしまう。
夫も妻も子供もお互いの苦しみを知り、理解することで本当の家族に近づいていく。
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レバノン(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦車の中の4人の新兵。撃つのが怖い砲撃手、自己中心的な指揮官、文句ばかりの装填手、早く帰りたい操縦士。安全だとばかり思っていた戦場は乱れ、凄惨な光景に心を病んでいく兵士たち。
砲撃手が兵士としての、よ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

法を責めているのであって、人を責めているのではない。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

難しくてスコアをつけるのは控えます。
次に書くことも私の自分勝手な感想です。
タルコフスキー作品の特徴「世界の救済」について、ドミニコは一つの答えを示している。バラバラになった我々が一つになり、自然の
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.9

科学による優生的な世界。才能に恵まれないビンセントが身分を偽って、夢を叶えようとする。
警察との攻防あり、アイリーンとの愛情あり、ジェロームとの友情ありの盛りだくさんな内容。
エンターテイメントとして
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公ははじめは貧乏だが、金鉱を持つことによって成功の道を進む。新聞社を立ち上げ、アメリカで一番の部数を誇る。美術館ができるほどの絵画や彫刻を集め、あまりにも豪華な宮殿を建てる。一見すると羨ましく思え>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

愛 原罪 懺悔 盗撮 洗脳 カルト宗教 キリスト教 AV 女装 洗脳 狂気 勃起 スプラッター コメディ ラブロマンス 値札 カートコバーン サソリ 気になるあの子が転校生 児童虐待 家族 変態 (順>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.8

祝エミー賞
難しく言えば、「自由意志」の話。簡単に言えば「あれ? 操られてない?」って話。
自分の選択を疑う主人公を見て、私自身も誰かから操られてるんじゃないかと疑ってしまう。おそらく、バンダースナッ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

敵も味方もジョン・ウィックリスペクトがスゴイ。アクション自体は過剰なまでに派手ではなく、むしろ着々とチェックメイトまで進むジョンの細やかなアクションの印象が強い、ストーリー自体はシンプルな復讐劇で、ア>>続きを読む

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