12月31日という年の瀬中の年の瀬というタイミング。2019年の映画ベストを決めなければならない。映画館で観たい作品は観たからあとはNETFLIX作品を消化しようと「アイリッシュマン」に引き続き、注目>>続きを読む
10代の自分がこの映画の魅力にどこまで気づけているだろうか。自分でもよく分からないまま、今感想を書いている。
3時間半という長尺の中で紡がれるアメリカ裏社会の歴史とそこに生きた男たちの物語を哀愁と悲>>続きを読む
「この世界の片隅に」から3年。多くの新カットを加え、3時間もの長尺で帰ってきた。しかも、その中には新たなる視点、新たなる発見を添えて。
2016年のオリジナル版ももちろん劇場(今回も同じく伏見ミリオン>>続きを読む
毎シーン毎シーンの背景に蔓延る社会問題の数々が段々と家族を蝕んでいき、崩れていく。それでも明日はやってくる。たとえ幸せじゃなくても働かなければ生きていけない、そうした人々で現代社会は支えられている。観>>続きを読む
とりあえず言えるのはちゃんと終わって、一安心だということ。前作「最後のジェダイ」が良くも悪くも新風を吹かせてしまったことにより物議を醸してから2年。「フォースの覚醒」からつづくシークエル・トリロジー>>続きを読む
原作未読。
予告のテンポ感が良かったから鑑賞したけど、ま、まさかの密室推理×◯◯◯映画!◯◯◯映画好きとしては新たなジャンルの開拓に満足しかなかった一本でした。観る前はTRICK風味の面白推理モノかな>>続きを読む
前作「ウェルカム・トゥ・ジャングル」同様、ゲームの中という世界を大いに活かした仕掛け作り、それぞれのゲームキャラの得意/不得意をふんだんに活用したシーンの数々はすごく面白かった。
前作にない仕掛けにゲ>>続きを読む
4Kニューマスター吹替版で鑑賞。
まさか、劇場で「コマンドー」の吹替を観れるなんて…とんでもねぇ、待ってたんだ。
改めて観ると、ご都合主義でめちゃくちゃではあるんだけど、それはシュワルツェネッガー>>続きを読む
前作は伝えたいメッセージは良いけど、全体的にすごく薄味で曲にかなり頼ってるように思えて、あまり好きとは言えない一作ではあったんです。だから、正直、あまり期待はしてはいなかったし、最近のディズニーの素>>続きを読む
キューブリックの強烈なビジュアルとキングの強烈なイマジン、2つのシャイニングが爆発しなければ出来得なかった「シャイニング」の続編に対する究極のアンサー。今年一ぶっ飛ぶ作品です。
キューブリック版を作>>続きを読む
「ドクター・スリープ」公開前に復習。余談だけど、この一年でキューブリックを再見しようという機会(「2001年宇宙の旅」50周年記念の上映や4KUHD発売、「ジョーカー」と同時期に午前十時の映画祭でやっ>>続きを読む
踊るという本能的行為と麻薬のバッドトリップ、カメラワークのセンス…LSD入りのサングリアを飲んだダンサーたちが狂喜乱舞する97分は刺激の強い、強すぎる映画体験をした。久々に映画観終わった後、頭痛くな>>続きを読む
「ターミネーター2」から28年。これまで、様々なT2の続編が作られてきたが、ついにサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンの登場とアーノルド・シュワルツェネッガーとの共演によってT2の続編という課題において>>続きを読む
あれから27年後。ルーザーズクラブとペニーワイズとの最終決戦を169分かけて丁寧に描き上げ、過去と現在が繋がり、一つのケリをつける80's青春ジュブナイル巨編が完成した。
改めて前作を観た上で今作を>>続きを読む
公開当時に劇場で1回鑑賞済み。「THE END」のために復習鑑賞。
改めてチャプター1を観て思うのが少年少女の自立をトラウマの巣窟・ペニーワイズやオトナへの対峙を通して描いたこの作品は面白い。80's>>続きを読む
ハリケーンに巻き込まれた家屋を舞台にしたワニワニパニック。
初っぱなからワニが堂々と登場して、終盤の終盤までたくさんのワニが人間に襲いかかる。
ハリケーンによって浸水していく家屋というワンシチ>>続きを読む
もし、ビートルズがいなくなったら。そんな面白いアイデア一つで偉大さと売れることにより自分から離れていく苦悩を描ききった作品。
ビートルズがいなくなるということはあれもこれもなくなる。本作では一瞬の停電>>続きを読む
あの花、ここさけの超平和バスターズだからまた10代の主人公なのかな…と思ったら、とんでもない。主役はどちらかといえば、30代の慎之介とあおいではないか。もちろん、10代のしんのとあかねというのも同等な>>続きを読む
園子温監督らしい描写を詰め込んだベストアルバム的な内容に見えて、終着地点に行けば行くほど新境地へと向かっていく。これが面白いかどうかは自分の中でも未だに処理できてない。
「自殺サークル」、「紀子>>続きを読む
午前十時の映画祭で劇場初鑑賞。
欲望と狂気に満ち溢れたアルトラ(超暴力)・セックス・ホラーショー。
キューブリックによる計算された画面構成・音楽の使用・俳優陣の命削りまくりの演技…やはりとてつもない映>>続きを読む
今年3本目の5.0点満点。今年、傑作多すぎ。ていうか、どれもアメコミ映画じゃん。いや、これはもはやアメコミ映画という領域じゃない。5.0点をつけていいか考えたが、これは5.0点でいい。
2010年代>>続きを読む
原作は未読。舐めてました。めちゃくちゃ傑作じゃないですか!思春期という時期に男女の人生を賭けた狂い咲き。見事な思春期青春映画でした。
主人公4人の演技は良かった。特に玉城ティナが凄すぎた。仲村さん>>続きを読む
今泉力哉監督の前作「愛がなんだ」が人の好きの無限さを描いた作品ならば、今作は人の出会いの無限さを描いた作品。
今作は出会いの群像劇である。その群像劇をさらに飛躍させてくれた演技がどの方も本当に良かっ>>続きを読む
今年は例年以上にアニメ映画の多様さが目立つ年のような気がするが、今作も例外ではない。近未来の京都を舞台に世界を二重にでも三重にでも変えていく少年の物語は面白かった。
主演には北村匠海、松坂桃李、浜辺美>>続きを読む
率直にガッカリである…宇宙の彼方に行った父の背中を追う一人の宇宙飛行士の内面を無限に広く静かで壮大な宇宙を舞台に描かれる哲学的SF映画であるのだが、哲学的SF映画として観ても個人的には本当につまらない>>続きを読む
蜷川実花監督だからあまり物語は期待しないとこうかなと思ったら、普通に面白かった。小栗旬演じる太宰治の女を落とす色っぽさと名誉の裏で蝕む孤独を露わにして命をかける執筆力を見事な演技で表現していた。そして>>続きを読む
エルトン・ジョンのハイ&ローな人生をここまでドラマチック、ファンタジックに描かれているとは…予想以上に面白かった。
自分はあまりエルトン・ジョンに関しては聴いてこなかったのだが、まさかここまで様々なこ>>続きを読む
「ゲット・アウト」のジョーダン・ピール監督の新作はアメリカ(United States)を通し、自分たち(Us)のドッペルゲンガーを登場させるという見事なアイデアから引き出された上層と下層の格差社会。>>続きを読む
IMAX版での鑑賞。
冒頭の炎噴き上げる2019年11月のロサンゼルスから最後の滴る雨とヴァンゲリスのエンドロール…さすがIMAXで体感する映像と音響は最高だった。IMAXでの名作上映はこれからも色ん>>続きを読む
「アス」の鑑賞に向けて、ジョーダン・ピール監督の前作を鑑賞。
上手い…人種差別を話のベースにして、ここまで恐ろしいものが出来上がるとは。
冒頭から不気味さの連続に緊張感と不気味を通り越しての不快感すら>>続きを読む
映画を愛し、映画に愛された監督、クエンティン・タランティーノ監督による"映画"に対するラブレターを"映画"という魔法を使った多幸感に満ち溢れた作品だった。
161分、1969年の映画の都・ハリウッドへ>>続きを読む
1から10までめちゃくちゃ。ツッコミ満載…でも、ホブスとショウによる己の筋肉を使ったアクションと申し訳程度のカーアクションにより、見事に面白さへと昇華していく。観ていくうちに偏差値を落としていく頭空っ>>続きを読む
観る前からとんでもない映像体験は保証されてると思っていたが、現実と虚構の境界線を崩し、想像以上に圧倒されてしまった。スクリーンの中で息づいてる生命たちに我々観客はひれ伏すレベル。これはアカデミー賞>>続きを読む
劇場でも鑑賞し、Blu-rayも持っているわけだが、今日からNETFLIXでも配信開始され、見放題に。早速作業しながら、スマホで観てしまった。何度観ても面白い、というよりは良く出来ていて格調が高い。何>>続きを読む
僕はこの作品、本当に大好きです。
「君の名は。」で日本のみならず世界でもさらに名を馳せた新海誠監督が夏休みのエンターテイメント映画として恥じない作品でありながら、作家性を伸ばした1本となっている。
新>>続きを読む
「名探偵ピカチュウ」を観て、こちらも観てみたく、初代についてはあのクライマックスシーンくらいしか覚えてない上で鑑賞(日本のポケモン映画を劇場鑑賞したのは2011年以来…)。
本作は「ミュウツー>>続きを読む