otomさんの映画レビュー・感想・評価

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ランナウェイズ(2010年製作の映画)

4.0

テイタム目当てに観たら一瞬&凄い劣化で萎える。別にランナウェイズに全然思い入れはないけど'70年代のグラムロックとガレージの混ざった感じのギャルバンは嫌いじゃない。マイケル・シャノン演ずるキム・フォー>>続きを読む

ウィークエンド・シャッフル(1982年製作の映画)

5.0

冒頭から滅茶苦茶なのに何か平和な感じのする昭和感。なんでも突っつく現代の風潮ではこんなの作るのは到底不可能だろ。惜しげもない脱ぎっぷりから壊れっぷりを披露する完璧敵無しな秋吉久美子を筆頭にカオスって言>>続きを読む

トム・ジョーンズの華麗な冒険(1963年製作の映画)

4.6

『ホテル・ニューハンプシャー』的なテイストはこの頃で結構固まっている様に見受けられる。放逐されて大変風だけれども、割と一本道で映画的には鮮やかなほどにすっきりしている印象。ストーリー上の絶対的なヒーロ>>続きを読む

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

4.4

ちょっと成長したテイタムが出てくるだけで場が締まる。登場シーンでMaps to the Starsを売ってるってのもなかなか。スクール☆ウォーズ的鉄板の筋で途中なんとなくダレるんだけども、終盤は子供の>>続きを読む

カリフォルニア(1993年製作の映画)

4.4

UMAよりヤバそうな奴と旅をするモルダー。殺し未経験からの含みのあるラストと扉云々の話で上手く出来てるんだか出来てないんだか微妙なところ。訪れる現場のトリがネバダ核実験場ってのはセンスを感じる。ファニ>>続きを読む

ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

4.6

図らずも、まむしの兄弟に続いてお馬鹿バディもの。'80年代キッズのピロピロやる感じ+ヴァン・ヘイレン引き抜く気でいる真正馬鹿全開で超楽しい。タイムトラベルものの筋も結構練られている印象だったけれども、>>続きを読む

懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)

4.0

まむしの様にしつこいと馬鹿過ぎて物事理解するのに時間がかかると紙一重な気もする文さん&東映だとなんか違和感ある川地民夫。シャトーブリアンにくらいつき、無理矢理ショートケーキ等、序盤は行動がいちいちイリ>>続きを読む

王になろうとした男(1975年製作の映画)

4.9

文明レベルと軍事力の世代差があるのをもとに征服に向かうって云うヌルゲー状態のCiv的ロマン。アレキサンダー大王II世を名乗って大方は王(様になってる)になったのに残念系なラスト。それよりもフリーメイス>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

4.8

子供にあるあるな、やらかした上に後からお仕置き確実なやつ。サッカーを観たいもカメラ撮って貰いたいも同じ子供らしい純粋な願望なんだけども、方や詐欺まがいの行為発動中って事で落差が酷凄い。赤毛のアンばりの>>続きを読む

ワイアット・アープ(1994年製作の映画)

4.2

こんな中弛み系の長いやつをよく劇場で観られたもんだ。今なら開始30分で寝落ちする自信がある。OK牧場云々よりも、当時絶頂のケビン・コスナーを如何にカッコよく撮るかに傾いてる気もしなくはない。実際に西部>>続きを読む

西部開拓史(1962年製作の映画)

4.0

これがシネラマか。家のモニターだと魚眼状態でちょっとウザい。駆け足だけども西部の開拓史の流れは良く分かる作りにはなっていると思われる。三代に至る家系の話が上手く行ってるのかどうかと、無駄使いっぽいオー>>続きを読む

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

5.0

全員ディスミュニケーションで馬鹿とクズしか出てこない。それ故に映画的には非常に面白くなるし、少年同様に観てるこっちも超不安になるって事で上手く出来てる。良くも悪くもこの国の子供の扱いとしては大体が小遣>>続きを読む

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983年製作の映画)

4.4

雪子おばさんに純はともかくとして、二代目竜造の松村達雄が岡山の和尚役で何やらややこしい。御前様曰く「煩悩が背広来て歩いてる」と仏門へ入ろうとした寅さんをバッサリやりつつ、簡潔的確に表現する。飛び出しち>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.8

全て紛れもない人間の所業。環境が人を変化させるってのはそうなんだけど、描き出されるのは人の中に元々眠っている残虐性の見本市ってな具合。綺麗事を並べる次の瞬間にこれらをいつ何時やりかねないのが人間だって>>続きを読む

タフ PART 2 復讐編(1991年製作の映画)

4.2

三原じゅん子(現参議院議員)の濡れ場回。冒頭のタイトルの二度目は受けないのは仕方ない。構図やらフォーカスの数々は凝ってはいるんだけども、演出に関しては一本目ほど強烈じゃなかった様な。この次はまた原田眞>>続きを読む

タフ PART 1 誕生編(1990年製作の映画)

5.0

2021年4月17日
PART1 誕生編
冒頭のタイトルからドカーンと落としてくる。90年頃のX風なクソださい人々に安っぽい音楽を別とすれば、構図やら展開やら武器のチョイスがとんでもなくスタイリッシュ
>>続きを読む

うず潮(1975年製作の映画)

5.0

『ひきしお』も良かったけど、こっちも最高。ほとんどキ印か蛮族なカトリーヌ・ドヌーヴにパイナップル投げつける映画は後にも先にもこれしかないんじゃあないか。ロビンソン・クルーソー状態のイヴ・モンタンが唯一>>続きを読む

今日もまたかくてありなん(1959年製作の映画)

4.8

未開レベルな辻堂から軽井沢でうらやまロケーション。倦怠期な二組の夫婦のうちの男女。間違いが起こりそうなシチュエーションでも超健全って云う松竹もしくは久我美子的な品の良さ。気の毒なくらい不幸にまみれた敗>>続きを読む

恋の掟(1989年製作の映画)

4.4

人の色恋を弄ぶとロクな事ないって云うやつ。色男コリン・ファース、ミロス・フォアマン演出でなかなかデカダンス。藤田敏八+新藤兼人版が観たい。原作もそのうち読んでみよう。

ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

4.7

無理矢理にまとめてきた感があるのに面白いナ。ヘンリー・フールの処世術が停電起こす程に放出した後に弱まったと云うか、結局は人間だったと云うか。最後の畳み掛けはギャグみたいだったけどスムーズで大変良い。シ>>続きを読む

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

4.7

柱の傷はキリギリス〜。早々にとらや慰安旅行で留守番させられると云う割とイレギュラーな展開。で、後半はあんまり繋がってない感じで進む。熊、カバ連呼で500円札と親しくする寅さんに向かってパトロン発言の超>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

4.9

過程のロマンだわね。全シーンが見せ場ってな具合で全く飽きない。レナードじゃないバーンスタインのテーマに乗せて、ナチス管理下でありながらどこまでもカラッとしているのがまたイイ。この人達なら俺たち大したも>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

4.8

久々。アバンでおいちゃん殺しに来てるのがシリーズ的に笑えないのに笑える。新旧さくら対決は勝負にならんのはともかくとして、やっぱり男はつらいよは山田洋次でなきゃ。笑いと泣きの密度が濃すぎる。地味に挿入さ>>続きを読む

マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

4.8

アイコン化された50年代の4人の前では似てる似てないっても無意味なんだよな。殿キャラのやり取りも結構唸るもんがあるんだけど、マリリンとアインシュタインの一般相対性理論から「知識は妥協」の下りの問答は結>>続きを読む

フェイ・グリム(2006年製作の映画)

4.8

誰にも見向きされなかった男が世界の注目を集めるって事で、ちょいと荒唐無稽な筋な気もしなくはないのにきっちり面白いハル・ハートリー。文書の内訳を明かさず、終始傾いた画面で何やら映画のお手本的不安感はちゃ>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

4.8

新・新訳聖書って事で現実逃避感が凄くはある。ものの、想像をしっかり映像化する表現力と設定(ちょいと無理矢理だけど)で上手い事行ってる感じ。ベルイマンほか神の是非に対して苛つき問いかける映画は多々あれど>>続きを読む

ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

原作を読んだので久々に。羊も山羊も出て来ず、カタログ片手に頑張るデッカードではない。同じ作品の様でいて別物な様なそうでない様なって感じなんだけど、フィリップ・K・ディック曰くところのアンドロイドに問わ>>続きを読む

さらば映画の友よ インディアンサマー(1979年製作の映画)

5.0

25年くらい前に観て、しばらく通路側5列目ポジションを真似して死守してた思い出。スクリーンサイズ合ってない肉弾から始まって、ラストまで川谷拓三演技にネタにロケーションに宇崎竜童劇伴にとひたすら好きな要>>続きを読む

約束(1972年製作の映画)

4.4

最近、待ち人来ない系ばっかり観てる。同年の『旅の重さ』の四国の夏感に対して、こっちは北陸の冬。行き帰りの電車に寒村にとともかく寒々しいなかで、ぽっと蛍の如くな人の心の通い合いって事で綺麗に出来てる。で>>続きを読む

いとこ同志(1959年製作の映画)

5.0

この持ってない感はとても良く分かるんだけど、それにしても持ってないな。パリにして上京(都会)及び人生における洗礼ってな具合で、正直者が馬鹿を見る図式ってのはどうにも辛いもんがある。放蕩者達の方にも悪気>>続きを読む

スワンの恋(1983年製作の映画)

4.8

読みたいんだけど断トツで敬遠している『失われた時を求めて』の一部って事で、原作は分からんけれどもなかなか面白かった。カトレア(隠語)したいと一晩中いきり立ちながら走り回るジェレミー・アイアンズ。欲望に>>続きを読む

遠い雲(1955年製作の映画)

4.7

タイトルクレジットからして超トリッキー。序盤は尺繋ぎスレスレな感じのシーンが多いものの、後半の予想できない加速がスゴイ。大体、美男美女しか出てこないんだけども、イケメンに限るって事で田村高廣じゃなかっ>>続きを読む

大いなる眠り(1978年製作の映画)

4.3

三つ数えない。内容は親切なくらいに分かりやすいし、ロバート・ミッチャムのマーロウは言う事ない。のだけど、ハワード・ホークスのキレとボギー、ローレン・バコールの一挙一動に比べると大分劣る。大変可愛い薬中>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

5.0

四半世紀ぶりくらい。ギョギョギョの教科書的映画。ドラレコで抑止できるレベルじゃない。傑作。

三つ数えろ(1946年製作の映画)

5.0

のっけのノックと見せかけてインターホンって所から終わりまでひたすらスタイリッシュ。そいつ誰だよってな具合で鑑賞者を煙に巻くかの如く話の筋がややこしいんだけども、動作がいちいち粋でスマートなボギーとロー>>続きを読む

赤頭巾ちゃん気をつけて(1970年製作の映画)

5.0

冒頭から股がヒュ〜っとなりっぱなし。狂気かつ新時代の渦中の苦悩。悩みに対してより深く考える人と盲目的に潮流に身を任せる人の違いで、語り口が前者の方なのでとても好感が持てる。懊悩、徘徊の末に黄コートちゃ>>続きを読む

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