扇さんの映画レビュー・感想・評価

扇

映画(305)
ドラマ(10)

8 1/2(1963年製作の映画)

2.9

作家の内省が作品の全面に押し出ているという意味ではやってることは劇場版エヴァンゲリオンに近いなと感じた。
自分の気持ちの落ち着けどころを見つけられて良かったねとは思うけど、、それ面白い?感動する?
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ヴァイラス(1998年製作の映画)

2.3

子どもの頃にチラ見した時は「すごい怖い」と思ったものだけど、今見るとドナルド・サザーランドのヤケクソっぷりが中々いい塩梅でニコニコ見れる。

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

1.2

『プレミアム・ラッシュ』で頭角を現したデヴィッド・コープが早速スタジオに潰されるのを見て鬱。

キャッツ(2019年製作の映画)

3.7

日本公開前から北米での評価は散々だったのは知っていた。

ただ実際観てみるとそこまで悪いとも思えず。歌良し、ダンス良し、キャスティング良し。悪いのはコンセプト?アニメにしたら良かった??と勘ぐってもダ
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鬼火(1963年製作の映画)

3.4

20代キラキラ港区女子が30後半に差し掛かった辺りでキラキラできなくなって苦しむみたいな感じ。
人はアイデンティティを更新できないと死ぬ。

悪の教典(2012年製作の映画)

4.0

アタリの方の三池作品。三池監督は大人数の有名役者が入り乱れるアクションをやらせると力を発揮する傾向にある気がする。

ちょっとしたところが好きなんだよね。山田孝之がパンツの臭いを嗅ぐところのバカバカし
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.1

色んなものが上手く機能したなという印象。
ガイ・リッチーって『ロック〜』や『スナッチ』で名を挙げて、その独特なスタイルから脱するのにあがいていた人だと思うんです。『シャーロック〜』等でアクション演出と
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

1.9

クラークが空を飛ぶタイミングでもうダメだと思った。
絵面の爽快感そのものはとてもいいのにクラークの心的成長と関係ないところで挿入されてしまったから感動ゼロ。この辺は『キャプテン・マーベル』や『スパイダ
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.3

映画表現は常に進化しているので今見ると物足りなく感じる面もあるんだろうが、それでも終盤に映る「歪んだ己の顔」の衝撃は今でもフレッシュに感じるインパクトがあった。
主人公のルイスって名前、ひょっとして『
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.4

届かないはずだった思い。
冒頭の存在しない住所に送ったはずの手紙の返事、山に向かって叫ぶお元気ですかの声、図書カードの裏に描かれた肖像。
それが全て「届かないつもり」で発されたものだけど、異なる形で実
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足ながおじさん(1955年製作の映画)

1.1

原作未読なんだけどさ、これこんなヤバい話だっけって途中から汗かいてきたよ。

資産家が孤児を目にかけるのって今の感覚だとちょっと分からないんだけど、(言い方は悪いけど)お金がきっかけとして年齢差の大き
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

2.3

デフォーが股間を強打されて「あ❤️」って言って気絶するところが可笑しくて巻き戻して何度も見てしまった。ごめんね。

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

最低点以外付けようがないでしょ。
逆に満点でもつけようなら馬鹿にしてんのか?とすら怒られそう。

意味不明な脚本、ちぐはぐな編集、カンペ読むのがバレバレの演技。
心・技・体全てが揃ってる。

でも点数
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.3

かなり難解な部類に入ると思う。公開時は映画慣れしてる人でもかなり「分からなかった」と言ってる人が多かった印象。
ただジョン・ル・カレの原作はもっと難物なので脚色はかなり高度に分かりやすさを追求したとも
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.2

話の読解にはまるで自信がない。
断片的なイメージで序盤の生を想起させるシーンから終盤の死、命の受け渡しのイメージへと繋がることぐらいしか分からない。
劇中の壁に1+1=1とでかでか書いてあるのを見て相
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

3.4

イージーライダーが日本で作られるとこうなる。歌はステッペンウルフではなく、泉谷しげる。
オープニングの力強さ、終盤の行き場のないパトスが心に残って離れない。

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.5

祭りだ祭り。豪華でキュート。
ピンク、水色、オレンジを中心とした色使い。街はセットかな?
ふんだんにモブが使われた引きのショットの連続。
豪華。とにかくそんな言葉が相応しい。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.7

現実肯定の映画だよね。
天界から人間の不幸の声を天使は聞くけど、真っさらな状態で目にする人間界は愛おしい。
「子どもの頃〜」と始まる詩の変化は、いつだって人生は再び愛せるようになるとの賛歌。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

初見時は爆睡してしまったんだけど、やはりこの点数になってしまうよ。

難解っちゃ難解なんだけど映像で理解するという文法のもとには実は割とストレートな表現だということもまた事実。

コスト度外視の圧倒的
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四月物語(1998年製作の映画)

3.8

久しぶりに鑑賞したら
松たか子、若っ!!!田辺誠一腕ほっっそ!!と中年全開のツッコミを入れてしまった。
松たか子はまだ演技がぎこちない頃で、今の凄みを知ってると、誰にでもスタートはあるのだと不思議な気
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.9

映画表現がまだ始まって間もない頃にこの内容って凄いと思うんですよね。
絵画とか、写真、文芸文化の歴史を受け継いで映画があるんだっていうことがすごく分かります。
今だってこういうのダーレン・アロノフスキ
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.3

少女たちの幼少期を瑞々しく捉える一方で、容赦のない関係性にヒヤヒヤする。

まだお互いの間合いが見えないから辛いよね。何をしたら人が嫌がるか、人にどこまで言ってもいいものか。手探りで感触を確かめてるか
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.1

ギリアムの映画で一番好きなのは『12モンキーズ』なんだけど、代表作選べって言われたら迷わずこれを挙げる。

異様とも言っていいぐらいのディストピア感。真っ先にジョージ・オーウェルのテイストを想起する。
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.4

気取ったオシャレ映画だと思ってまして(すみません)、実際見てみたら感情が雄弁に語るいい映画でした(ホントごめん)。

テキサスのパリで出会った彼女は本当は主人公に近しい存在だったのに、フランスのパリで
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

2.0

しっかり前情報仕入れて見てるから
「いつウンコ食うんだ」「いつウンコ食うんだ」「しかしマジでしょうもないな」「いつウンコ食うんだ」
、、、キターーーーー!!!
そしてそこで映画の記憶がプッツリ途絶えた
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バスケットボール・ダイアリーズ(1995年製作の映画)

2.5

プリオが鼻水とヨダレを垂らして、ぐずぐずクスリをせがむシーンが凄すぎて、それだけで観る価値がある。
こん時にアカデミー賞をあげときゃ良かったんだよ。マジで。

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.8

めっちゃくちゃ変な映画。
普通の映画文法じゃないから尺が長い、展開もキツい。途中何度も停止ボタンを押そうとした。我慢に我慢を重ね、最後まで完走してやっと「あぁそういうことか。見てよかった」と思えた。
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

昔の映画って少し取っ付きにくい印象があると思うんですけど、私の場合はコレ一発で苦手意識なくなりました。

法廷劇というと眠くなりそうなものですけど、俄然スリリング。
議論とはスリルなのだと教えてくれま
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砂の惑星(1984年製作の映画)

1.4

コテコテの娯楽作に芸術系の監督を合わせると見事な作品が出来る。

ニコラス・ウィンディング・レフンにワイルドスピードを撮らせたら『ドライヴ』ができた。
サム・メンデスに007を撮らせたら『スカイフォー
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

3.7

結構なマフィア映画なのに出てくる人出てくる人狂っててかなりアクの強いコメディになってる。
ユーモアのセンスがちょっと飛んでて、アヒルでウンコ拭いてるの可笑しすぎてどうにかなりそうだった。

自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.3

超社会派映画。
これ小学校高学年のクラスで鑑賞させて議論するといいと思う。

泥棒は悪いことなのか。主人公は悪い人なのか。主人公の自転車を盗んだ人は悪い人なのか。
貧困と社会、そしてもしそこに生きる自
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.2

実はポランスキーの映画で一番好きなんだ、、、

演出が映画というより舞台に寄せている感じがある。だから役者の魅力が冴え渡って映る。特にクリストフ・ヴァルツがヤバくてもう目が離せない。可笑しすぎる。
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ずっと前から好きでした。告白実行委員会(2016年製作の映画)

1.0

30秒に一回は「告白」って言葉を聞くはめになり流石に胸焼けを起こした。

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

4.8

渡辺あやは伊達じゃない。

自分たちの大切な環境が大きな時代の流れで消えてしまうとしたら、、、どうする?
それが良いことなのか、悪いことなのか誰も確信はないんだけど、エンディングに映る姿を見て、何を思
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空気人形(2009年製作の映画)

4.6

私もあなたも儚い命の花。
他の誰でもない、私を見つけてもらう。
官能的で切ない一瞬の光。

この主人公ぺ・ドゥナにしかできない。
それは確かに言えると思う。

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