にうにうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

気楽に観れる娯楽作かと思いきや〜、ポップな装いを身に纏ってはいるものの、静かな怒りを感じさせる告発作だったなぁ。ただ、あまり身に染みて感じられなかったのは、共感力が弱いからかね。すんません。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

3時間半、長かった〜とも言えるけど、見応えはあったわなぁ。前半は胸糞悪い展開。登場人物の関係が掴み難いってのは、悪党は後で証拠となるようなはっきりした指示とか出さないってリアルの裏返しかしらね。

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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

景観は東南アジアだったりネパールだったりだけど、断片的な日本語が飛び交う不思議な世界である’ニューアジア’で繰り広げられる、現地人AI連合軍と米国軍の闘い〜。考え方の違いを許さず相手の殲滅を狙うやり口>>続きを読む

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.7

徳川三代目将軍家光が権勢を誇ってた頃に、オランダではチューリップ投機に浮かれていた、とな。当時のアムステルダムの生活や風俗の様子が尤もらしく再現されていてそれを観てるだけでも楽しいね。恋愛熱に浮かされ>>続きを読む

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.7

幼い頃からバレエに打ち込んできた20代の女性が、困難にぶつかってさてどうする〜ってお話。そんなにどぎつい展開もなくさらっとしたお話だったけど、その分リアリティは感じたな〜。正統派クラシックバレエ、ヒッ>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

試写会に当たって観てきました〜。

フィンランドといえば森、ではなく見渡す限り何にもないツンドラな荒野で繰り広げられるナチス連隊とたった一人の老兵の死闘。グロいシーンも多々あるけど、笑っちゃうほどしぶ
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破戒(2022年製作の映画)

3.8

原作小説は大昔に読んだけど幽かな記憶のみ。明治後期の長野県って設定なんだけど冒頭に出て来るあからさまな差別に驚く。言いたくても言えない恋愛感情やら、悪気なく発せられた周囲の人の言葉が当人を傷つける様と>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.4

三人三様文字通り身体を張って頑張ってたけれども、引き込まれるような話の面白味ってのはあまり感じなかった〜。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.6

黒澤さんの作品の方は遥か昔に観た記憶が朧げにあるだけなのであまり自信ないけど、舞台は異国ではあるものの結構忠実にリメイクされてる印象。観終わってからじわじわと沁みる感じかなぁ。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

あぁ面白かった〜。迫力あるレースの映像も大変よろし。スポ根ヒーローコミックものみたいなお話なんだけど実話ベースってところに驚くね。

冒頭に横浜にやって来るなんだか怪しげな雰囲気のこのプロジェクトの仕
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.5

いつも通り芸達者なブランシェットさん、なんだけど、この人、普通の親しみやすい主婦みたいな役より、エキセントリックとかミステリアスとかの言葉が合うような人の役の方が合ってる気はする〜。近所付き合いが苦手>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.4

キャストは豪華、パステルカラー基調の味のある画の連続する世界はまぁ綺麗。なんとなく気の利いた風の会話も断片的には面白い。という訳で雰囲気は楽しめたのだけど、何度も眠気を催したってのはまぁ合わないってこ>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

100年前の千葉県での事件の顛末を描く群像劇。途中から観ていて、あぁ愚か愚か愚か…と呟きつつ、憎悪や恐怖に駆られた人間のたどり着くところはこんなもんか。前半は台詞が聞き取り難いこともあって、ちょっと中>>続きを読む

シルクロード.com ―史上最大の闇サイト―(2021年製作の映画)

3.7

捜査官と犯人の息詰まる攻防って側面もあるのかも、だけど、時代の波に取り残された定年近い中年刑事が警察組織に一矢報いる話〜って感じにもみれた。主人公演じるクラークさんのやさぐれ感がイイね。

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.6

自分が徐々に洋楽聞かなくなった時代に活躍した人〜ってのもあってちゃんと聴いたことないんだけど、それでも知ってる曲もちらほら。歌が上手いのは聴いてて気持ち良いね。両親、夫、プロデューサー、幼馴染の世話係>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.7

予想の範囲内のお話だけど、安心して観られるねぇ、水戸黄門的な感じ? メキシコ系のちょっとお節介なおばちゃん役が、あーこんな感じの人居そう〜でニヤニヤ。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

皮肉っぽいストーリーに惹かれて観てみた。冒頭のモデル仕事シーンとか小ネタ効いてる感あったけど、あらら、終盤にかけ話がちょっと尻すぼみだったかなぁ。

監視者たち(2013年製作の映画)

3.6

普通に面白かった。緩急の付け方が韓国映画っぽい感じ。

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.6

二本立ての二本目。

経済的に不自由のない家族のお話なので全体的に明るく軽やかなトーンではある。悲惨さを強調したり、貧困話を絡めてないところが却ってよいのかも。それでも、いざ安楽死をしようとしたら大変
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

二本立ての一本目

強烈だった。当時のカトリック教会の内実を冷めた視点で描写しつつ進むお話に、時折挟まる主人公の霊的体験。あれは信仰の賜物、それとも単なる妄想、あるいは狂言なのか。途中あけすけに便所事
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

ピンク基調の完璧な世界の住人バービーが、人間界に自分探しの冒険に出掛けるってお話かな。奇想天外な展開で、風刺が随所に効いててとても楽しめました。バービーの視点でみると、現実世界が違和感ありありに見える>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

4DXってのを体験するためにわざわざ町田まで繰り出して鑑賞。座席の振動とか水飛沫とか目新しかったのは最初だけ。三面スクリーンも迫力を求めるならIMAXなんかの巨大スクリーンの方が良いかな、と感じてしま>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.6

最新作を観る前に予習と思って観てみた。公開時にきっと観たはず、と思っていたがどうやら初見だった模様。パリの街中のカーチェイスやら終盤のヘリコプターでの空中戦、ご馳走さんでした。クルーズさん身体張って頑>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

薄々予想できる話の展開なんだけど、淡々とした語り口にいつの間にか惹き込まれたなぁ。まだあどけない少年二人の自然な演技のなせる技かな。

3つの鍵(2021年製作の映画)

3.6

二本立ての二本目。

同じアパートに住む三組(四組?)の家族による同時進行群像劇。といっても同じ屋根の下に住んでいても三家族にほとんど接点はなく、現代チックでドライで疎な関係がリアルでしたわ。

丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.7

二本立ての一本目。

古書店の店主の年老いたおじさんの何気ない日常。そしてアフリカ移民の少年との淡い交流。時折映される村を囲む丘陵地帯の景色が綺麗でなごむ。事件らしい事件は何も起こらず淡々と話は進むけ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

なんであの時代? 主人公が迷い込むあの世界の意味は?、って色々想像を膨らませて思索することが好きな人にはいいのかも〜だけれど、単純に自分にはよく分からんかったってところかな〜。一つ一つのシーンも、息を>>続きを読む

ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.6

上映時間約3時間、随所で話の本筋とはあまり関係なく歌とダンスが挟まる正統派インド映画〜。群舞はキレッキレで、パーカッシブな音楽で楽しゅうござんした。ただ最後まで集中して観れたかというとそうでもなく、冒>>続きを読む

秘密を語る方法(2022年製作の映画)

3.4

ダブリンのHIV感染者の状況を扱ったドキュメンタリー。最初のうち、多めの登場人物とその関係性がよく分からずちょっと混乱した〜。終盤で劇の中の役名に過ぎなかった人が実名登場するところは、本人でもないのに>>続きを読む

クリッシー・ジュディ(2022年製作の映画)

3.6

30代ってこんな感じだったっけかなぁ…なんてちょっと懐かしく観れた。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.3

初めて観たけど、うーむ、あまり面白いって思えなかったわ〜。当たり前なんだけど、フォードさん、若いなぁって、それは印象に残った〜。

天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

3.6

ナチスによるユダヤ人迫害が絡んだヒューマンミステリー。第二次対戦中のロンドン市民の生活やユダヤコミュニティの様子が垣間見れて興味深かった。彼のあの決断に至った心情は…まるっきり想像もつかないな。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

ワルシャワ→ソウルの機内にて二本目。

スティルバーグさんの自伝的お話ってことで、映画大好きだった少年時代の輝かしい思い出的な話を想像してたんだけど、家族の別離もあるし、ユダヤ人って出自に由来する学校
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.6

ワルシャワ→ソウルの機内にて一本目

ベンアフレックさんが、終始むっつりな自閉症気味の会計士を好演〜。なんだけど、数字にめっぽう強いは兎も角、凄腕のスナイパーまで両立するってありうるのかな…

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

ソウル→ブダペストの機内にて

予備知識なく観たけど、軽いSFチックなスリラーって感じ? 男女間の役割固定についての批判めいたものもちょっと感じた〜。

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.4

ソウル→ブダペストの機内にて鑑賞

思い入れのある矢野さんのこの曲がどんな風に使われるか興味を持って観た。中盤と終盤に一回ずつ流れるんだけど、うーん、自分が抱いていたイメージとはちょっと違ったな〜。ま
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