にうにうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

おっと、気がついたら観てから一ヶ月近く経っちゃった。3時間の長尺でも退屈はしなかったし、音楽もセンスイイなぁという感じはした。汚っねぇシーンも含めて、特に前半は豪華絢爛で意欲作なんだねぇって思った。>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

日本で言えば関東大震災が起きたのと同じ年という設定の、アイルランドの小さな島での出来事。旅行者視点では風光明媚、何もないことが素晴らしいってなるんだろうけど、現地住民にとっては何も変わらぬ日常、逃げ場>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.7

ユダヤ人の’最終処分'方針を決めた80年前のドイツ政府幹部の会議の模様を議事録を元に忠実に再現したんだそうで…

もはや「人間ではない家畜か何か。放っておくと社会に害悪を及ぼす疫病のようなもの」と
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

千年前のアイスランドが舞台の復讐劇。のっけから太鼓の音が響き渡り、荒涼とした暗い北の島の様子が映し出されて、雰囲気はばっちり。後半から、あら〜そうなるのか、ってありきたりでない展開、そして最後には収ま>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.8

主役を演じた小学生くらいの男の子がとても魅力的〜。その実行力と情熱は凄いや。あと、お母さんの作るお弁当もとっても美味しそう。あぁこれからどうなるの〜と楽しみなところで潔いエンディング。

こんなにも君が好きで goodbye mother(2019年製作の映画)

3.7

数年振りに米国からベトナムに帰国した20代の若者が同性パートナーを一緒に連れて帰るも、家族になかなかその事を打ち明けられず… ってお話。日本とは生活習慣や風習が異なっていてそれはそれで興味深かったんだ>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

口コミ評価が高かったから観てみたものの、うーん、イマイチかなぁ。燃料のこととか、日米政府の対応とか、あんな感じにはならんやろ〜ってな違和感。パニック映画王道の話の進め方でほぼ予想通りの結末へ。急降下時>>続きを読む

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.3

1950年代の映画業界の内輪ネタ話らしいのが続くんだけど、自分にはあんまりピンと来なかったな〜。ヨハンソンさんの演技中と後の豹変ぶりとか、テイタムさんの水兵ミュージカルとか所々は面白いんだけど、全体の>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.7

SFだけど、ポンジュノ監督らしい予測不能のちょっと捻ったお話。半地下の家族では上下で表現してた格差社会を、より直截的して横に広げちゃったのね。

あれ、どっかで聞いたことある名前〜と思ってたけど、なん
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キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.8

捕虜収容所に入れられてた元敵国の兵士が、サッカー選手としての非凡な能力を武器に英国社会に受け入れられ成功していくところまではある程度予想出来たし、なんだか順調すぎるな、って感じさえした。んでも、それか>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

3.7

ボスのブリンナーさん筆頭に、若頭格のマックィーンさん、そしてブロンソンさんコバーンさん、皆さん存在感があってよろし。お気に入りはコバーンさんかな。

話の展開が唐突に感じるところもあったけど、あれれ、
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.6

現代向けにほんとに汚かったり醜かったりグロかったりしてたことは上手くカモフラージュしてる気もするけど、終盤の一連のシーンはやっぱり泣いちゃう。自分にとってみればおぢいちゃんぐらいの世代にこういう事実が>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.2

目を背けたくなるシーンあり、の異常性格者のお話。主人公の心情が理解不能で、さほど展開に捻りも感じず、うーんあんまり面白くなかったなぁ…

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.8

二本立ての二本目。

のちに最高裁判事となるギンズバーグさんの若き日の物語。

日本版のタイトルは曖昧で生温いけど、原題はどストレートね。映画の冒頭、ダークスーツを身に纏う男子学生の大群の中を颯爽と闊
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メイド・イン・バングラデシュ(2019年製作の映画)

3.6

二本立ての一本目。

ダッカの縫製工場で働く若い女性の体験談を元にした物語〜。労働組合設立の申請に対するお役所の対応が如何にもありそうで、やんなっちゃうね。 映画は唐突に終わるけど、あの後どうなったの
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

街外れの沼地の辺りで家族にもごく少数を除く近隣住人にも見捨てられて孤独に育った少女が、殺人事件の容疑者として巻き込まれる話。法廷劇と彼女の生い立ちが交互に展開するのだけれど、法廷劇のパートが意外と多く>>続きを読む

ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

3.8

洋楽を聴き始めた小六とか中一ぐらいの時、夜更かしを親に怒られるのが怖くて布団に包まりラジオを耳に押し当てて聴いてた全米トップ40。ラジオ関東で湯川れい子さんDJで毎週末に午前1時までやってたんだよね〜>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

映画の日にIMAXのでかい画面で観た。

アニメによる列島縦断ロードムービー。どんな結末に繋がるのか予想もつかない展開なので最後まで面白く観れた〜。ただ、311が契機となってそこに落とし前をつけるお話
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

社会派ヒューマンドラマ。登場する役者さんたち、皆そつないので自然と話に引き込まれる。中学生くらいの子役と、柄本さんが印象に残るな〜。「ある男」が生まれた事情をあまり詳らかにどぎつく語らずに、おおかた観>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

ハワイ→東京の機内鑑賞二本目。

長澤さんが楽しそう。気楽に観れて良いね。
江口さんの大袈裟な顔芸も楽しい。
東出さん演じるボクちゃんが詐欺師としてはどうなの?とは思ったが。

とんび(2022年製作の映画)

3.8

ハワイ→東京の機内鑑賞三本目。

これは泣いちゃうね。昭和気質のお父さんが主人公の人情話。悪い人が一人も出て来ないのもイイ。機内環境も相まって広島弁が聞き取りにくい箇所があったのがもどかしい。

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.6

ハワイ→東京の機内鑑賞一本目。

若く溌剌としたホランドさんを愛でる映画。
空中アクションとかも良かったな〜。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

地球上では最早無敵と思われたワカンダ王国に新たな脅威が出現して、わちゃわちゃやって〜って展開、ちょっと食傷気味かな。まぁお金かかってそうな豪華なアクションシーンは続くんだけども、主役と敵役のキャラがち>>続きを読む

バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.8

ヒタヒタと迫る秘密警察の捜査の手に対し、手作りバルーンでの逃走劇、上手く逃げおおせるのかどうかって展開、ありがちだけどやっぱりドキドキ。面白かった。

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

3.6

ダイヤを盗むって名目で集まった彼らだけど、それぞれ過去のいきさつがあったり、秘めた思惑は異なっていて、韓国語・中国語、時々英語や怪しげな日本語まで混ざってなかなかに複雑なお話だったな。登場人物多めだし>>続きを読む

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

クルーニーさんとロバーツさんが楽しそうに演ってるねぇ。実際には有り得なさそうなおとぎ話ではあるけど、まーいいじゃんか。

現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.6

そんなにぐいぐい引き込まれるって感じでもなかったんだけど、短かめにスッキリまとまってるのは良いね。印象に残るシーン、というか構図は、いくつかあり。

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

3.6

十年程前の交通事故の真相が、紆余曲折を経ながら徐々に明らかになっていくという話の構成は面白く、飽きずに見れた〜。しかし、どいつもこいつもろくでなし笑。

ただ、終盤のあのグロいやつは、ちょっとインパク
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.7

よくよく考えると深刻で物騒な実際にあったらしい陰謀を扱っているんだけど、ちょっと見はアンバランスな三人組の友情と恋愛を軸に、前向きで軽やかな感じで進むお話。恋愛の方はちょっとおとぎ話感が過ぎるかも〜と>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.8

時は1920年、イギリス植民地時代を舞台にしたインドのヒーローが活躍する娯楽アクション映画。時間はたっぷり三時間、当然のように歌あり踊りありで、音楽は何気に現代風にアップデート。インド色全開で楽しいわ>>続きを読む

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

3.5

うーむ、こんなことがあったとは。
なかなかに薄気味の悪い試みの輪郭を追う話。

他にも真実を知らないまま人生を歩んだ人たちが何人もいたのかと想像するとちと恐ろしい。

美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

3.2

美しい海を見下ろす高台の家での生活は優雅に思えたけれど、ストーリーの方はちょっと…

主演の男優二人を二十歳前後の人にしていれば、背徳感的なものがよりリアリティを持って伝わったんでは〜そういう訳にもい
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.6

実写では困難、アニメならではの映像表現をふんだんに活かした楽しいお話でした〜。ただ、動物の擬人化もストーリーのどんでん返しの内容もちょっと二番煎じ感はあったかな。

8番目の男(2018年製作の映画)

3.9

1950年代の名作「12人の怒れる男」をモチーフに、現代韓国での陪審員裁判に置き換えたお話〜。

元作は、空調のない密室で男達が汗だらだらで激論を交わす剛直一本槍な作品だった印象があるけれど、今作はふ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.8

ポリティカルコレクトネスなんて配慮のなかった時代のおはなし。どんぱち多めで人も沢山死ぬけど、三者三様それぞれ個性的な刑事を中心に、複雑に絡みあう警察組織内部の人間模様、とても面白かった〜。

短髪で今
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.5

自分が昔しでかした虐殺を得意げに語る人を追うドキュメンタリー。青く広がる海をバックに鮮やかな原色の民族衣装を纏った踊り子たちと中年肥満男のシュールだけども美しい構図の絵が時々挟まるが、気分は滅入るばか>>続きを読む