サンチャイルドさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

サンチャイルド

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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

4.4

体験型映画として秀逸。十二分にハラハラドキドキを楽しめた。脱獄一本槍でよく二時間持たせたものだ。あれやこれや詰め込まない方が、逆に難しかったろうに。

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

2.6

ドラマの部分は、ミッドウェー海戦の胆だった情報戦に特化した方が良かったのだろうが、地味だしねぇ。

「日本を追い込むな。」と言わせたのは、正しいが、アメリカは、蒋介石に武器を供与し、戦闘機も参加してた
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.6

綺麗な彼女がいる自分に酔い、その彼女が「俺のモノなんだ」って証明が欲しい、ナルシズムな男の子。
母親から「私より8割りくらいの幸せでいてね、離婚して男に恵まれない母より幸せになっちゃいけないのよ。」と
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

5.0

パンデミックの世界をちょい昔はどう描いてるん?というくらいで、さほど期待してなかったのに、「こ、こ、これは映画として、とんでもないレベルじゃないか!」となった隠れた名作!コロナが無ければ、知らないまま>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.3

数ヶ月ぶりの劇場鑑賞がこの作品で良かった。スプリングスティーンを知らない人が観てどう感じるか判らないが、とにかく自分的には、そこまでのファンではないつもりだったのに(いや、アルバム7,8枚持ってりゃフ>>続きを読む

ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)

3.9

凄く好きなタイプのサスペンス映画。必殺仕事人の藤田まこと(ニコラスケイジどことなく似てるし)が、仕事人になるまでの過程を描いたような想像を味わえた。そうした続編になり得る逸品だったのにねぇ。

昭和の
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陽のあたる教室(1995年製作の映画)

4.7

映画の脚本というのは、分かり易すぎても、ベタであっても、この名作のようであって欲しいと思わせる。
20年以上経って見直してみると、音楽を続けている娘の影響もあってか、なんども涙腺崩壊。ありそうであまり
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.4

同じように日本の炭鉱町の成れの果てで、育った者としては、あの町を思わせる薄暗い世界観が同じだと感じ入る。

あの薄暗い世界と、諦めずに夢を追いかけるというキラキラなテーマとの対比が、たまらない気持ちに
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ポセイドン(2006年製作の映画)

3.9

なーん、ここの点数が悪くて、警戒しながら(?)、観てたら、全然破綻しておらず、楽しめた。
オリジナルは、私にとって、洋画初体験の映画で、何度も観ているほど、とんでもなく好きな映画なのだが、その立場の人
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

手垢がつきまくった「遺産相続的殺人とクセが強い相続人」という設定、そして、コロンボマナーというか、犯人を判らせた上で、謎解きさせる方式を用いながら、ここまで巧妙に「ありそうで無いよな」とミステリーは大>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.7

アメリカ皆でとち狂って居たときに理知的な判断をするマスコミもいたのね。イラク侵略戦争映画として欠かせない逸品!

バイス(2018年製作の映画)

3.9

日本は、こんな実在の人物の政治批判映画ってとんと見かけないなぁ。政治反省映画が出来るのは、アメリカエンターテイメントの凄み。

セブン(1995年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

20年以上前に観たとき、たしか、サマーセットとミルズの妻が不倫してたとかが、ラストシーンでバレるというゲスな予想してんたんだよなぁ。不倫って大罪じゃないっけ?ともあれ、今見直しても、きっついラスト。>>続きを読む

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

意外に官能サスペンスでビックリ。ブレイク・ライブリー様が、目が見えると共に性に開放的になるなんて、彼女の清楚な雰囲気にあってて、それが妙なリアリティとエロティシズムがあって、見事なキャスティング!>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

映画は映像で語れといわんばかりのライブ観溢れる傑作!映画を新しいところへ引き上げてくれるエポックメイキングな逸品!!映画こそタイムマシンの装置だと思っているが、その完成形!!!

様々な感情に塗りたく
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

まとめ上げる役割は大変だ。ストーリーで遊び心というか余裕がない感じを受けたのがやや残念かな。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.6

ダニエル007はどうしても馴染めなかった。違うやろと愕然とした。
私にとっての007は、ゴルゴ13じゃなくて、シティハンターのイメージ。おちゃらけた明るさと華が大事、偉大なるマンネリ、派手なBmovi
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死の谷間(2015年製作の映画)

3.3

仕方ないけど、せっかく面白い話が、キリスト教の匂いが充満するのが、どうにももったいない。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

ストーリーの軸はさほど奇をてらうものではないが、細部にこだわって、それがユニークな作品へと昇華。こんなユニークな世界観の反差別映画などそうは現れまい。

子供の方が意外なことに正義というものに保守的で
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.0

30年以上前中学生の頃に、ジョジョ第一部でその存在を知りながら、詳しく知ろうとしなかったメアリースチュアート。
残念ながら、映画の質云々の前にある程度の予備知識が無いと、この映画を楽しめなかったか。

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.2

「this is us」にハマり、60年代のディランにかぶれ、群像劇好きとしては、観なきゃいけない、この作品から、20年代をスタートさせたかった。

人生の落とし穴にハマり、困っている人を少しでも勇気
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.1

素晴らしくテンポが良い。必要以上の説明も省き、サクサクと展開していく。また元々の話・設定が面白く、テーマ付けをわざわざしなくて良いほど出来すぎた話で、よくこの題材がこの時代まで残っていたものだ。

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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.6

恋愛映画のようなポスターは、おかしいような。そのつもりで借りただけに、現代版レナードの朝やったんかいなと面食らう。

映画そのものの面白さよりとかよりも、この映画のテーマである「判らない病気の苦しさ、
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12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

4.4

このリメイク版は、最近まで存在も知らなかった。オリジナルは、30年前の高校の現代社会の授業で観たきりだったが、オチが判ってにもかかわらず、あの時の感動とさほど変わらない感動を得られるとは思わなかった。>>続きを読む

ペインテッド・ヴェール 〜ある貴婦人の過ち〜(2006年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ナオミワッツ見たさに借りたら、とんでもない傑作発見。一種の無理心中をこうも面白い話しに仕立て上げるかとひたすら感心。

夫婦を紡いでいく難しさと方法が、ストーリーに見事に反映されている。とにかく、文芸
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刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.3

設定は物凄く面白く、アーミッシュの中に人を上手く放り込み、そこで恋愛させる展開も悪くないが、演出がいかんせん弱いなぁ。あのアーミッシュの中にいく必然性に欠けてて。というか、タイトルからもアーミッシュに>>続きを読む

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

3.9

ジョンを神としている者からしても、こんなバカで、どこにでも居るようなガキだったろうなぁと必要以上にカリスマ化やアーティスティックに彼を捉えていないリアリティーに好感。それでありながら、何か人を惹きつけ>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

数年ぶりに見たが、エロビデオのカメリハ要員の二人があまりに愛らしくて。彼らを主役にしてやって欲しいほど。いや、まぁとにかく、かくあって欲しい、お手本のようなラブコメ映画!

ダイアナ(2013年製作の映画)

3.8

ダイアナ妃が死ぬまで抱えていただろう、ドロドロの内面の逃げ道としての悲劇の恋愛物語かと思っていたら(そんな悪趣味を期待してた)、さにあらず。純な王女様の初恋物語のような、幼いとはいえ情熱的で、普遍的な>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

良い映画やなぁ。いい歌やなぁと被害者家族の再生を誠実に描いてるなぁとほのぼのと眺めていたら、ズドンと1発かまされた。まさかの加害者家族だったとは。

このどんでん返しには、映画的なエンタメ的意味合いよ
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.6

平和の反対は「混乱」戦争の反対は「話し合い」この映画の、話し合いが出来ない状態の内戦こそ最悪の混乱であり、混乱よりも戦争の方が、まだまともとすら思わせられた苦しい二時間だった。
それに巻き込まれた市民
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トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

4.1

松本清張の原作かのように社会性のあるサスペンス。サスペンスの部分が重要で無いところもそれっぽ
く、それは、最も好きなタイプのサスペンス。

とはいえ、理屈で考えるとちょっとねぇと思わざるを得ない部分は
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幸福の条件(1993年製作の映画)

3.5

有名な映画じゃないだろうが、この手の企画「お金でセックスと愛の関係を問う」っていうのは、その後短編漫画などで、相当こすられている。それほど、答えが出にくいが面白いテーマ。好きなラブストーリーには、そう>>続きを読む

追想(2018年製作の映画)

3.5

これだけ似合いの素敵なカップルが性の問題で壊れる。性の破壊力と重要さをイヤになる程痛感させられる。たかがセックス、されどセックスか。
女性とこの映画について、フランクに話しをしてみたくなる、文学作品ら
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.6

人生初の海外旅行は、リバプールに行くと決めていたビートルマニアだからか、こんなにずっとニコニコしながら映画を観たのも珍しい。加えて、もどかしいラブストーリーも(なにより純なリリージェームズがたまらない>>続きを読む