loyunさんの映画レビュー・感想・評価

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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「芸術は麻薬だ」という台詞が頭に残った。
芸術肌の母親と理系の父親、家族の関係性や、映画と向き合う中で感じる、映像と現実の違いだったり、夢と上手くいかない現実の対比が所々見えて面白い。
現実的だけど、
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

物語で感動、と言うよりはアクションシーンに感動という感じでした。これこそ映画館で観るべき映画。
印象に残ったのは、視点がくるくる回る場面。映画館で見たら、本当に目が回っちゃいそうな迫力がありました。怪
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

気になっていた作品がやっと見れた。
別の生命体に飼われていた人類が、知恵を手に入れ反抗し共存していく世界。絵が急にヌルッと動いて、緩急が見ていて面白かったです。
人物の表情は少しリアルで、絵柄が欧州の
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

死んでゆく者、これから生まれてくるものがいて、ここに住んでいた人もいずれ滅んで、新しく生まれてくる人々の為の世界になる。
苦悩を乗り越えて成長する少年を描いてはいるけれど、宮崎駿が描きたかったあの世界
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白蛇2:青蛇劫起(2021年製作の映画)

3.5

今回は妹の青に焦点を当てた物語でした。
結構設定が唐突で驚きました。
前作と切り離した、一つ別の物語として見ても面白いです。ただ、前回は姉の恋愛を中心に描いていましたが、今回は恋愛要素ちょっと薄めでし
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バイクのシーンめちゃくちゃかっこいい。
ネオ東京、族の友情物語とも取れるし、超能力のアクション映画とも見れて楽しかった。
書き込みのエネルギーも繊細で、表情の動かし方が好きでした。喋り方も癖がそれぞれ
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

4.0

久しぶりに見返しました。
相変わらず面白くて、作り込まれている映画だと思いました。豪華で迫力のある映像ばかり、細かい所を一生見続けられる。物語もサクサクと進んでいくので、見ていてとても楽で楽しめる。

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

哲学を元に子供達で議論し合う様子が映されていた。暴力、憎しみに対してどうするか、をテーマに物語が進んでいき、彼らの苦悩を当事者かのように感じれた。
一つの授業を受けているような気分で鑑賞していました。
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

物語はあまり理解できなかった。
近未来の作り込みが素敵でした。ガラス張り、空を飛ぶ車。治安は良くなさそう。
どこに行っても人で溢れていて、薄汚れた都市という感じがした。人々のメイクも迫力があり、少し恐
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白蛇:縁起(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

迫力のある戦闘シーンに、
とても綺麗なグラフィック、
思わず見惚れてしまいました!

広大な自然も、建物も、動物ならでわの動きらしさも、見ていて圧巻でした。

続編をぜひ見たいと思いました!

ちなみ
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白蛇伝(1958年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

満足度が高い。
パンダが非常に可愛らしい。

動物の擬人化、動き、表情、どれも豊かで初の長編カラーアニメーションだとは思えない。

千と千尋の元ネタが含まれるらしく、あの場面かもと思える所がちらほら。
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

登場人物が多いのと、顔も似ているので結構混乱する。

舞台は台湾。主人公たちは中学生ぐらいと、まだまだ小さいが、作中の中では大人に見える。あの時代の中、彼はもう大人として生きて行かなくてはならないのか
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

純愛。
異形と人間ものの恋愛。
ただ、登場人物の立場が姿が違うだけで、扱いが違う事に対する疑問を抱く描写が多かった為、どんどん同じもの同士の愛に思えてくる。
愛に形はない、それがいろんな意味で体現され
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左様なら(2018年製作の映画)

3.5

静かで少しジメジメした映画だった。
高校生の青春、クラスにはうっすらとカーストがあって、なんとも言えない居心地の悪さを感じつつ暮らしていく。みんなが過ごした高校時代と似ている気がした。
そこに絡まって
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どこまでが本当でどこまでが空想なのか、ビクビクしながら見ていた。壁に描かれたチョークの跡の場面、彼女は魔法の扉を描いたかもしれないが、側から見たら想像で遊んでいる女の子にも見えてしまう。義父の最後の場>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

すごく気持ち悪い映画だった。
人間から人権を奪った映画のようにも感じるけれど、侮辱をされているわけではない。
純粋無垢、無知を守る為にはぐらかしたり奇妙なルールが登場するのに、びっくりする程暴力が出て
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

飛行機の演出がとても好きでした。
幽霊が出てくるけれど、怖くない。
同じ人間として扱っていて、ポップで見やすい内容でした。主人公の成長もよく分かる王道もの。ただ、登場人物が多かったのでドラマの方がやっ
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

亡くなってしまった婚約者の自分の知らない彼の姿が手紙を通し蘇ってくる描写が綺麗だと思いました。小樽の雪と光の幻想的な風景、甘酸っぱいエピソードと決別。全て過去のものとして思い出が去っていく感覚がしまし>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

2組の男女の物語。
目まぐるしく変わる様子と、距離の空いた不思議な関係性が少し不自然に感じた。
物語としての違和感、ではなく人物として分かるような分からないような、不思議な感覚に陥った。彼らの思ってる
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

切ない恋愛物語だった。
手紙から昔の思い出へ、思い出から現在の世界へ。人と人が見えない糸で繋がっているような感覚になりました。
セリフがとても好きです。ストレートだけれど、思想を語りすぎない感じが、本
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

拗らせ女子の恋愛物語。
どこまでが本当でどこまでが妄想なのか、境目を行き来している映像が面白かった。リズミカルで、見やすいけれど同時に拗らせ具合が浮き彫りに出てきて、見ていて辛かった。
ファッションも
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千年女優(2001年製作の映画)

4.5

現実と創作が混じり合い、どこまでが本当かどこまでが嘘なのか分からない。けれど一貫して「あの人に会いたい」で貫かれる思いの疾走感がすごく心地いいと思いました。走る姿、表情、仕草の全てがとても可愛らしく見>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

コーヒーとタバコにまつわるオムニバス映画。
場所も人も各回ごとに違っていて、それぞれの間柄が会話から見えてくる。飲み方、吸い方、会話の内容、間の取り方。
同じ状況なのにここまで違って見えるのかと面白く
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

素敵な日々ってこう言う事なのかなと感じさせてくれる映画だった。バス運転手のパターソンは同じ街をぐるぐる回るけれど同じ日はなくて、その日出会う人々の顔、おしゃべり、表情、出来事、全てがちょっとずつ違う。>>続きを読む

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