息苦しい思春期の不安定さから、少年(少女?)は早く大人になりたいと願う。しかし同時に抱く成長への恐れや、永遠なる現在への憧憬。そして繰り返し提示される時計。白いカーテンを動かす風や、薄暗い廊下の奥行き>>続きを読む
黒煙が立ちのぼり、死体が散乱する誰もいない新宿を二人っきりで疾走するというシーンでエモさは最高潮に。
いままで原節子はロボットみたいな演技だと思っていたけど、ふつうに人間味あふれる表情をしてた。小津映画での演技よりこっちの方が遥かに魅力的。街中でのデートシーンでゲリラ撮影っぽいとこがあった。
面白い。でもサチがキュウゾウと共に、母親が寝ているであろう自宅へと火炎瓶を放つシーンで、我に返ったサチが画面の右から左へと後ずさるカットを4回繰り返すのはギャグなのか?と思ってしまった。4カット目には>>続きを読む
玄関先での切り返しと、ビル・マーレイの前後運動にキュン死に。無性に凧揚げがしたくなる。
おっさんのブロマンスものだとは。江野が渋谷のスクランブル交差点で爆破する直前、ザ・フーの「無法の世界」が聞こえるような気がするけど空耳?
殺人犯に間違われ、スパイにも追われる羽目になってしまった男が潔白を晴らすべく走り回るっていうヒッチコックによくある話。汽車が走り出すところの編集のエモさ。山岳地帯や河川での逃走シーンも完璧。手錠が外せ>>続きを読む
ダスターコートに身を包んだ三人の男達。一言も発することなく、ボロ小屋同然の駅舎で二時間遅れの汽車を待っている。聞こえるのは風の音、鳥の鳴き声、どこからか聞こえてくる風車の軋む音、そして所在なげな男達の>>続きを読む
帽子と握手のギャグ可愛すぎ。
背の低いキートンが大男に立ち向かい続けるラストのアクションは少し感動。