ピートロさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ピートロ

ピートロ

映画(909)
ドラマ(4)

本日休診(1952年製作の映画)

4.2

面倒見のいい医者が主人公。休診日にも関わらず殺到する患者たちとの群像劇です。きちがい、レイプ被害者、やくざ、コミュ症などなど実に多様な人間たちが登場します。みな貧乏で困窮しているものの、主人公の底抜け>>続きを読む

ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.9

とにかく全編に漲る意味不明なエネルギー量がすごいです。主人公の少年少女3人の暴れっぷりは完全にアクション映画。「徹底的な権力への不信感」「血まみれ汗まみれ泥まみれ」など、時代的な空気もありますが、長谷>>続きを読む

神田川淫乱戦争(1983年製作の映画)

3.5

想像力が広がる本当に素晴らしいタイトル。内容は川向かいのマンションで母親と近親相姦している受験ノイローゼの浪人生を、淫乱娘二人が救出に向かうという意味不明なソフトポルノなのですが、つまんないことはない>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

主人公が極悪非道の人非人なのに、不思議とほとんど不快感を感じませんでした。倫理面は置いといて、本作品中では法律的にギリギリオッケー(アウトですけど)なんですよね。それは狂ってるのは彼ではなく、社会の方>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.3

児童虐待・モンペ・独居老人などテーマは辛く、暗い気持ちになりますが、「正の連鎖」という希望の灯りも提示され、後味はそれほど悪くないです。主人公が彼女の家に行くシーンや、お婆さんの万引きシーンなど、一見>>続きを読む

子猫をお願い(2001年製作の映画)

3.9

韓国映画で高校時代からの仲良し女の子グループが題材の作品というと「サニー 永遠の仲間たち」がありますが、それよりもずっと詩的で洒落てます。演出も音楽も素晴らしい。衝撃的(?)なラストと若いペ・ドゥナだ>>続きを読む

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.3

安田顕は好きですが謳い文句であり本作の要である「カメレオン俳優」ぶりがあまり発揮されていなかったように感じました(でもそれは俳優が俳優を演じるというメタ的構造の問題かも)。オフビートなノリや、思わずク>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

4.2

冒頭で面白いからターンテーブルの上に落としちゃえみたいなノリを感じた時、「ああ、もうこの作品は大丈夫だな」と安心しました。窃盗仲間のルイスのキャラと特技がとてもよかったです。アイアンマンの飛行シーンの>>続きを読む

ジプシーのとき(1989年製作の映画)

4.0

観られるチャンスが少ない作品なので、観られるチャンスで観ました。微妙な超能力を持つジプシー青年の成り上がり物語です。ノリは「黒猫白猫」みたいな乱痴気騒ぎ。人でなしの叔父さんが車で家を吊り上げ脅迫するシ>>続きを読む

マン・オン・ワイヤー(2008年製作の映画)

3.5

『ザ・ウォーク』が本作を劇映画化したものだということなので、とりあえず観てみました。あの世界貿易センタービルのツインタワーで綱渡りをするドキュメンタリーです。運悪く寝不足で臨んでしまったので舟を漕いで>>続きを読む

フラッシュバックメモリーズ(2012年製作の映画)

3.7

交通事故により記憶障害になったディジュリドゥ奏者GOMAのドキュメンタリー。ほぼ演奏シーンだけで構成された思い切りのよさに脱帽。ユニークかつ効果的だったと好評な3Dで観てみたかったです。

ウォーリアー(2011年製作の映画)

3.7

細かいツッコミどころはおいといて、とりあえず試合に至るまでのドラマと人物描写が薄いような気がしました。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.9

100分もない短い時間に話が綺麗にまとまっているタイムトラベルSFです。たまたまですが、爆弾魔の名前が出た時点でなんとなく予想した犯行動機が当たっており、また本筋のオチもバーのシーンで気づいてしまった>>続きを読む

ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

3.7

観終わってからしばらくあとでじわじわきました。テレビシリーズでも「不要要素の大胆な割愛」は顕著でしたが、それをここまで加速させてしまうとは。前半のNYなんてほんとPVです。観客すら不在の非現実世界で彼>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.3

2016.01.01 DVD
美人四姉妹が綺麗な鎌倉の景色の中、キャッキャウフフするだけの映画なんて、そんなの単調だし、感動もないし、つまりは何十時間だって観続けられる、最高だってことですよ!

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

3.9

2016.01.01 DVD
あまり期待しないで観たせいもあり、とても楽しめました。あいかわらずストーリーは難解ですが、本筋自体は比較的シンプルでわかりやすいと思います。アクションの迫力も作画も素晴ら
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.8

2016.01.01 DVD
アニメではあまり見かけないような光と陰翳を効果的に使った印象的なシーンがいくつかありよかったです。ラストのアレは「かぐや姫の物語」のラストの月に浮かぶアレ(アレばっかりで
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

3.9

カナオの台詞「安田さんはなんで逃げないんすか?」。まだ橋口監督の全作品を観たわけではありませんが、監督はいつも「人のわかりあえなさ」というテーマから逃げていないと思いました。

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.3

このタイトルでこの設定、それだけでもう半分以上は成功したも同然なのですが、下手な小細工もなく正々堂々、臆面もなくこんなにまっすぐに作られたら、そりゃあずるいですよ。ずっと我慢してたのに、あのタイミング>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

2015.12.30 DVD
ずっと画面の横幅が狭いのですが、まあ、そこはあれですよ、当然、仕掛けがあるんだろうなとわかっていたって、オアシスの「Wonderwall」と同時にあれなんですもの、ずるい
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.4

2015.12.29 Blu-ray
失敗やピンチが多い若き日のボンドのやんちゃさが魅力的でした。冒頭のつかみのアクションはジャック・バウワーのそれを遥かに上回るデタラメっぷりw タイトルにもある通り
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.2

中高生の頃、金曜ロードショーなどで何回か観ていましたが、今回、あらためてDVDで観直しました。記憶と違っていたのは、ロッキーの奮起が比較的淡々としていたことと、エイドリアンがとてもキュートだったこと。>>続きを読む

サンドラの週末(2014年製作の映画)

4.0

2015.12.29 DVD
決して「いい話」にだけにもっていかない物語設定のバランス感が絶妙。サンドラが自らの復職のためボーナスを辞退してくれるようお願いする同僚たちは、内緒で副業していたり、臨時雇
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

ド派手でグロくて不謹慎でキャラもたってて印象的なシーンもばっちりとくれば、もう大好物ばかりで最高のはずなのですが、ものすごい刺さったかといえばそうではなかったのが不思議。好みの問題で片付けたくはなく、>>続きを読む

月世界旅行(1902年製作の映画)

4.0

作品自体は15分足らずですし、観るのはこれで3回目になるのですが、なんと今回はザムザ阿佐ヶ谷にて青葉市子の生演奏付きというなんとも豪華な上映会。演奏も素晴らしかったですが、月人を倒すとき「ばーん」とそ>>続きを読む

メリエスの素晴らしき映画魔術(2011年製作の映画)

3.6

『月世界旅行』を観る前の「煽り」に最適。メリエスの功績とフイルム復元苦労話のドキュメンタリー。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

2015.12.19 Blu-ray
脳内の感情を擬人化したCGアニメ。忘却の谷底(?)での空想の友達ビンボンの活躍に泣けました。彼の行為自体もそうですが、それが象徴する意味にもグッと来ます。あとこれ
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.9

懐かしい仕掛けが豊富なのでファンなら楽しめるかもしれませんが、シリーズ初見という方は確実に辛いでしょう。それにしても戦闘(戦闘機戦を除く)や潜入・脱出シーンに緊張感がなさすぎて、間が抜けていたのが残念>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.3

EP7公開直前復習。前半のタトゥイーンと後半のエンドアがボリューム的にもだいたい半分なのですが、この組み合わせがあまりよくないような気がするんですよね。壮大なサーガの締めくくりにしてはいささか軽いよう>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.6

EP7公開直前復習。漆黒の宇宙空間だけでなく、真っ白な氷の惑星ホス、薄暗い泥沼の惑星ダゴバ、惑星ベスピンの雲の中の空中都市など、絵変わりが楽しいですし、物語の視点も複数に分岐しているのでテンポよい本作>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.6

EP7公開直前復習。今さら何も言うことはないですが、1話だけの完結力なら本作がダントツですね(当然なんですけど)。

麦秋(1951年製作の映画)

4.2

家族から婚期を気にされるモダガ役の原節子が他作品では見られないほどキャピキャピしていて、思わずにんまりしてしまいます。最近、原節子の訃報を聞いたことと、まもなく小津監安二郎の命日であることから本作を観>>続きを読む

ゼンタイ(2013年製作の映画)

3.6

「草野球」「コンパニオン」「発泡酒」「レジ店員」「ゼンタイ」「主婦」のシチュエーション・コメディ(?)6本で構成された連作短編集。微妙な人間関係が醸し出すおかしみに溢れているものの、最後の「主婦」だけ>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

4.4

妻を失った男、骨折した弁護士、不倫する主婦の3組の「恋人たち」の物語が同時進行で語られます。辛く厳しい現実がテーマのはずなのにそれに相反する甘いタイトル、僕は「一番近い他人」として「恋人」を取り上げら>>続きを読む

放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

3.4

終始淡々としておりストーリー自体に起伏はなく吸引力はないですが、グルジア(ジョージア)の荒涼とした大地、鮮やかな色彩の調度品、軽快な音楽と祝祭の風景、そしてピロスマニの絵画を観るのならアリかも。

華氏451(1966年製作の映画)

3.7

2015.11.29 DVD
書物(文字)の所持及び閲覧が禁止された未来が舞台のSF。パソコンやネットがないとか、電話交換手がいるとか、そういう細かいことはいいじゃないですか、だって発表は1966年で
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