スチールラグさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スチールラグ

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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

皆さん、高評価レビュー多い中、
どうレビュー書こうか迷っていました😅
そこで、思い付きました。
「人物像を男性から見た視線で書いてみてはどうか?」
もちろん、幸一郎目線ではなく、
その辺に打ち捨てられ
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月子(2017年製作の映画)

-

ゴールが見えなかった。
物語の歩みは遅く、不安になり、
途中で何度も観るのを止めようと思った。
でもこの物語の行き着く先を見届けたいと思った。

月子を演じる三浦透子さんが凄い。
表情だけでなく、指先
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ターコイズの空の下で(2019年製作の映画)

4.0

果てしなく広がる平原。
その真ん中で、タケシが、空と大地に向かって咆哮する。
青く、広く、美しい。
魂が解き放たれていくように感じる。

焚き火を囲む人たち。
唄い、奏で、踊る。
遠いところなのに、な
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

もっと、社会の矛盾を突いて来ると構えていた。
その不条理さを糾弾してくると覚悟していた。

でも、三上を囲む人たちは、誰も優しく温かい。
制約の中で、精一杯可能性を探すケースワーカー。
三上の懐に飛び
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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.5

静けさがしみてくる。
日常がしみじみしみてくる。

二人で囲む簡素な食卓。
叔父はテレビを、姪は本を読んでいる。
一言も言葉は交わさないけれど、
その親密さがじわじわ伝わってくる。

親密だからこそ、
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.5

明らかに、僕の守備範囲外の作品なので、
あらかじめ、予習していきました(エッヘン)

エリア・スレイマン監督
 →イスラエル国籍
 →パレスチナ人
 →キリスト教徒
 →イスラエル・ナザレ出身
 →僕
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

小説のような作品だなと思った。
モノローグに印象的なフレーズがたくさんあったから。

同時に、悲恋の物語ではないとも思った。
二人とも、きっと幸せだったと思うから。

「○○くん、今なにしてるの」
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おもいで写眞(2021年製作の映画)

4.0

ロケ地に見覚えあるなと思っていたら、
「真白の恋」でも出てきた富山県射水市。
情緒あふれる穏やかな町。

記憶は曖昧でぼんやりしている。
でも、おもいでは、鮮やかで、甘く、時に切ない。
それは、感触や
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Away(2019年製作の映画)

3.5

入場するときに、キレイなカードを頂いた。
"Mirror Lake"を少年がバイクで駆けるシーン。
青い空と白い雲が鏡のように湖面に映り込む。
試しにカードをひっくり返して見てみると、
天と地の境い目
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

絵画のように美しい映像。
印象的にはさみ込まれる音楽。
本作品に、見事に、ハマり・・・


・・・ませんでしたー😱😱😱!!!
(わーん、悔しいよー😭)

美しい二人の主人公を見ながら、
ガル・ガドット
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.0

フィギュアスケートか新体操を観ているようだった。
ガル・ガドットが華麗に舞う。
アクションなのに優美。

風を掴んで、空に浮かぶワンダーウーマンの立ち姿(?)に、
うっとりする。
高度とか風速とか野暮
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

-


久しぶりに映画館で爆笑😆
おもわず涙もホロリ😢

コメディー? ファンタジー? もしかしてミステリー!?
全くジャンル不明🌀
大傑作? それとも、その真逆!? 
優柔不断な僕にはどちらにも思えて判然
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

12月初旬
髪の毛がツンツンになるほど
短く散髪して
出勤した朝ののどかな会話

ある男の子
「どしたんすか?そんなに短くして」
「お正月を迎える準備」
「ゲラゲラ 門松みたいっすね」

ある女の子
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滑走路(2020年製作の映画)

4.0

時が経つ程に、心に響いて来る。
観ている間はあんなに苦しかったのに。

後悔の無い人生は無い。
でも、後悔する自分自身を認めることは難しい。
失敗の無い人生は無い。
でも、それを乗り越えて前を向くこと
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.5

最初のドラム一音で、佐々木に一発殴られた気がした。

もがけばもがくほど前へ進めない。
虚勢を張っているけど負けたくない。
こんなはずじゃなかったと思うけどそうはならない。

あいつは、人気者だったけ
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.5

僕の周りにも、3人のジジイがいる。
3人の清原果耶ちゃんならうれしいのだけど、
やっぱり3人のジジイ😞
しかも、よくしゃべるくせに、ネガティブ😱
僕が布団に入って寝ようとするとしゃべりだす。
今日のあ
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.0

「泣くジジイはいねぇがーーー❗❗❗」
「ハーーーイ❤️」

ずっと自分自身を見ているようで苦しかった。
でも、主人公の最後の一言にボロボロ泣けた。

「いつか限界が来る」
僕もそう言われたこともあるし
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ちゃぷちゃぷ。
柔らかな水の音から物語は始まる。

「海が守ってくれているみたいでしょ」
できることなら、守ってほしい。
彼らを、あの子達を。

佐都子が慈愛に満ちている。
家庭も愛にあふれている。
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星の子(2020年製作の映画)

3.5

二週間ぶりに映画を観たと思ったら、
思いっ切り、レビュー難しい作品でした(;´д`)
一ヶ月くらい寝かしたいところですが、
最近、サボっているので一生懸命書きます(>_<)!


「あんたは、だまされ
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

4.5

小熊の丸く黒い眼。
"彼ら"は、じっとこっちを見ている。
こちらからは見えないけれど。
でも、感じることはできる。

自然の描写は穏やかだ。
なだらかな山並み。
静かな湖面。
かすかに鳴る風の音。
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.0

「怪僧ラスプーチン」である。
なんでも、ロシアの実在の人物らしい。

でも、そんなことはどうでも良くて、
問題は、この作品の予告編を見るたびに、
ジジイのカラダがリズムを刻み始めることである。
なんな
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

4.0

うれし泣き😭

不安なことがいろいろあったり
後悔がさまざまあったり
いろんなことに疲れちゃったり
思い出につらくなったり、
ときには、すくわれたり

でも、いちばんやっかいなのは
後ろ向きなじぶんじ
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ソワレ(2020年製作の映画)

4.5

夏の終わり、
美しく心揺さぶられる映画を観た。

夜明け前の海辺。
空の色と海の色が溶け合う。
果てしなく広がる大海原。
手前の砂浜に、小さな人影が二つ。

夏の陽射しの中を、二人は、
必死で、本当に
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15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これほど、激しい戦闘シーンを見たことが無い。

200mを超える長距離狙撃。
しかも、5人同時。
見事に成功。
しかし、二発目で狙撃位置がばれてしまう。
敵陣からの重機関銃の弾の嵐。
しかも、後方に展
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ノーラン、よー分からん💦

渾身のオヤジギャグのスベり具合に、
自らサブイボ出るほど寒いです・・・😢
ごめんなさ~い😭😭😭💦

でも、すっごい努力しました💦
途中退席すると分からなくなると伺ったので、
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.5

こんばんは、変態ジジイです😅

今まで、夏帆ちゃんが好きとか、多部ちゃんが好きとか、
言いたい放題、変態っぷりを発揮していましたが、
本当は、最近一番好きなのは、清原果耶ちゃん😆❗
朝の連ドラで気にな
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

4.0


「僕の好きな女の子」


えーっと💦
えーっと💦
一緒にご飯食べてるときに漫画やスマホを見ない人💕
あと、ワンピースが好きな女の子がいいなー❤️
それと、ポニーテール😆❗


って、ジジイの好みを訊
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テロルンとルンルン(2018年製作の映画)

4.0

まずい、と思った。
「vapor」で、物語は始まる。
ずるい、と思ったと言った方がよいかもしれない。
一年以上聴いてきたこの曲から始まったことに。

心を閉ざした少女はしゃべらない。
頑ななその少女は
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

こんな地味な、しかもほぼ会話劇のような映画を観て、
なんでボロボロ泣いているんだろうと思った。

高校生達が、自分達の物語を自分達のために作ったからだろうか。
「しょうがない」から始まり「ありがとう」
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.5

なんとなく良い映画だったなあという、あいまいな感想のまま、
「もののけ姫」をハシゴしたのが失敗でした。
あまりに真っ直ぐなアシタカの若者の姿に、
鬱屈した若者群像が全て吹っ飛びました😱
おそるべし、ア
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はちどり(2018年製作の映画)

3.5

全く共感できなかった。

少女の不安、不信、苛立ち、失望。
泣き叫び、地団駄を踏む。
ただ分かって欲しいと願った気持ち。
でも、大人は子どもの癇癪くらいにしか思っていない。

冒頭の、集合住宅のシーン
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河童の女(2020年製作の映画)

4.5

実は河童はあったかい。
いや、ホントは見たことないけれど😅
でも、実際に会って握手とかしたらあったかいのかも?
しかし、握手しようとしたら、水掻きが~~~😭😭😭💦

清流に掛かる小さな橋。
大人二人の
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ドンテンタウン(2019年製作の映画)

4.0

アロハシャツは着こなすのが意外と難しい。
丈の感じとか、テロテロの生地の感じとか。
笠松将の青いアロハシャツがめちゃくちゃ決まってる。
佐藤玲は黄色いアロハがめちゃ可愛い。

手紙ではなくカセットテー
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

-

「FIRST BLOOD」が好きだ。

ランボーが悲しみに満ちている。
ランボーが寂しさに満ちている。

トラウトマン大佐との無線のやりとりがやりきれない。
ラストシーンのランボーの慟哭が頭から離れな
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.5

最初のシーン、雨が降っていた。
緑灰色の風景に柔らかく降る雨。
不思議なことに、その雨がずっと降り続いているような気がした。
本当はちっとも降っていなかったのに。

二組の親子が出てくる。
年老いた父
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.0

「ありがとう、岩」

素人には、ボルダリングは地味に見える。
(愛好家のみなさん、ごめんなさい😭)

理由なんて無い。
勝ち負けなんてどうでもいい。
ただ頑張れる。
一生懸命になれる。
それってスゴイ
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