pancさんの映画レビュー・感想・評価

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

すごい良かった。アニメでジャズが鳴っていることに感動もした。しかし、原作を知らず初見でこの2時間を観たので最初から大が吹けていることにどうしても壁があった。それと

◯友達の素人をドラムに→脅威の成長
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.2

癒やしの映画だすごい好き。音楽素晴らしい。何度も観たい。

kapiwとapappo アイヌの姉妹の物語(2016年製作の映画)

4.3

子を持つ生活者としての姉妹の日常と、子供の頃から引き継いできた大切な唄の伝承者としての責任感や覚悟。その狭間で葛藤する姿も映し出され、それだけにラストのライブシーンがあまりにも美しくて涙あふれた。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

あらためてカウリスマキをちゃんと見てみよう第一弾。心のサントラは思い出野郎Aチーム。

良い。

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.9

そういえばたまたま先週武田泰淳の「ひかりごけ」を読んだんだった。

雪山という場所の清潔さや、直接的な表現が避けられていたこともあり、想像していたほどグロテスクな感覚はなく、亡くなった人の身体を生きる
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.5

なぜだろうあんなにクソまみれな場面続きだったのに心に残るのは強烈な清涼感。

真木蔵人の和尚は傷天の久のキャラクターが転生したようで大好きだった。

黄昏に燃えて(1987年製作の映画)

4.8

何十年も前に見た映画だけど辛いときに思い出す。かけがえのない人と寄り添って生きていられることの幸せと、その儚さ。

トム・ウェイツの仔犬のような瞳が印象的。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.7

吉田恵輔の映画は過剰に露悪的な時がある気がして、そんな時しんどすぎてムリとなる。それは取り返しがつかない結果が否応もなく見せつけられるときで、人間が本質的に嫌いなのかと思ってしまいそうになる。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

好きな映画にボクシング映画が多い自分だけど静かなカウンターをくらった。目を澄ませて。落ち着いて自分の足元を見られる人がかっこいい。

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.9

史上最強の出産シーンではないか?
全体的に強い。しびれた。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

無垢なさかなくんなのに甲斐性を問われる悲哀。のんだくれてるシーン可愛い。

聖地X(2021年製作の映画)

3.6

設定が独特。ホラーとしては怖すぎずコメディとしては面白すぎず…。中途半端なようで実は不思議な吸引力があって浸るとむちゃ気持ちがいい映画だった。

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

3.5

クセの強い隣人たちのエピソードに押されて本来強烈なはずの主人公の物語が薄く見えてしまうというジレンマ。一話完結のドラマをダイジェストした感じ。伊藤沙莉のハードボイルドドラマとして、一話完結フォーマット>>続きを読む

次元大介(2023年製作の映画)

3.8

宍戸錠とか小林旭とか赤木圭一郎の時代のガンアクションヒーローものみたくてこれはこれで郷愁をそそられ楽しめた。だが次元ではなかった。無茶ぶりな仕事をやりきった玉山鉄二をリスペクト。永瀬正敏とか真木よう子>>続きを読む

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.0

足立紳の脚本作品には、いつも父親としてハンパな自分を見つめさせられる。
映画のように派手なことはなくとも地味に追い込まれながら日々をなんとか生き抜いている小市民にとって、それは福音である。生きる痛みと
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

アクションすごすぎてびっくり。キャラクターもすばらしくてファンになった。まじ面白かった。続編見たい。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

自衛の名のもとに間違った方向に暴走する集団の危うさ。村を守る、国を守る、と主語が大きくなるほど判断基準が一本調子になる怖さ。

過ちを犯すのは悪人だからではく、どうしようもなく弱く、怯えていたからなの
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空に住む(2020年製作の映画)

3.8

なかなかピンと来ないシーンが続いてるような気がしつつ、多部未華子の演技は好きだったし、ペット葬儀屋のシーンではズシリと腹に落ちるものがあった。ここでの「死」の扱われ方をじっくり受け止めたい。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

長年ファンだったアーティストのセルフカバーアルバムみたいな。ファンには安心品質かつ嬉しいサービスがたっぷり。走行中の列車アクションから始まり、次から次へとこれでもかと出てくるクラシカルな定番冒険要素の>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.6

ジェットコースター的に何分かに一度の小さな山場を繰り返すうちに引き込まれてくみたいな演出パターンに素直にハマって面白く見れたしデカくて強い敵をどう倒すかは見もの。敵、豪快ストレートで笑った。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

面白かった。ゴアなシーンは苦手なので薄目にしてぼやかした。ラスト、怖かった。

はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

正々報道。素晴らしい。あまりに隙が多いやり取りに、気のいいおっちゃんに見えてしまうが、つまりは税金を巻き上げる犯罪者達なのである。怒りを持って見るべし。

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

4.7

少年期の、カッコいい同級生に対するあこがれとか、仲間内でお互いの存在や特性を許容し理解しあえる嬉しさとか心強さとか、弱虫な自分を隠したい気持ちとか、性に本格的に目覚める手前で何かわからんものにほんのり>>続きを読む

ガチ星(2018年製作の映画)

4.0

好きだったサンクチュアリの原点だそうで観た。

サンクチュアリの主人公は若さゆえの憎らしさと可愛らしさが魅力だったがこちらの主人公はアラフォーの子持ちなので身につまされるダメさに胸が詰まる場面が多い。
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.8

かくかくでこすりすぎ(笑)。
2世議員が不勉強(漢字読めない)だとか、炎上で票伸びちゃうとか、ヘイト発言が国旗アイコンの人に褒められて一部熱心に支持されるとか、ミサイルが都合よいときあるとか、投票率低
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つつんで、ひらいて(2019年製作の映画)

3.9

場所取らないし持ち歩けるし日頃は文庫本ばかり読んどりますがやはり単行本の方が没入感あるとあらためて。装丁の力は大きい。監督は「夜明け」の人。両作鈴木常吉さん参加してて勝手に信頼感感じる。デザインは「設>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

拷問シーンエグかった。こういう内容の映画に対して日本だとネトウヨ的な人たちがブーイングするけどアメリカだとどうなんだろ?

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