「絶滅すべきでしょうか」とても共感できた。思わず声に出して笑っちゃうようなコミカルさもあるのに、胸が締め付けられるような泣きシーンもある。松岡茉優の演技力が凄まじい。登場キャラクターもキャラが濃くて好>>続きを読む
恋愛という観点では、十和子の愛し方は正しいと思う。陣治の愛は、親的な愛と考えれば少し納得がいく。最後に鳥が数匹飛び立つシーン、それらは十和子の元から去った男たちではと推測。その後映し出されるの無数の鳥>>続きを読む
隠し撮りアングル、暗転、淡々と崩壊していく日常。女でないと母親にはなれないのに、母親になったら女として見られないのはナンセンス。かと言って、このように女であることに逃げるのは間違い。バランスを保つこと>>続きを読む
エロとフェティシズムと美。世界と分離された世界。息苦しさが何とも心地良い。
韓国映画は白く霞がかった印象が強い。今作も同様。暴力的シーンが甘い、シーン切り替えに違和感を覚える、こういう観点からシリアスなシーンで笑ってしまって、不向きな作品だった。
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ギリギリのラインだったら笑えないけど、閉鎖病棟の登場人物が典型的なイメージにデフォルメされていたから楽しめた。「life_is_happy@loop.com」どの世界が彼女たちにとって幸せなのか。日常>>続きを読む
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人間は燃えないゴミ。空気人形は燃えるゴミ。美しく人の心に残る死はどちらだったか。肉体にこそ価値があるのか、心にこそ価値があるのか、本当に空虚なのは誰か。前ボケの綺麗な世界、唆るアングル、好みの空気感。
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びっくりするのが苦手系なぼくは、1回思わず声を漏らしてしまった。びっくりはするけど、そこまでの怖さはなかった。爽やかな青春ホラー。異様に死者・失踪者が多い街、その多くは勿論ペニーワイズの所為だが、歪な>>続きを読む
挿入歌、展開、スピード感、とにかくぶっ飛んでる。観ている側を置いてけぼりにするくらいじゃなきゃ、この狂気は伝わらない。
主人公がサラと共に過ごす世界は暖かい色に包まれていて、ひとりで過ごす世界は冷たい色で構築されていた。心理と色彩の連動が印象的だった。
現実世界にどこにでもあるような問題が散りばめられている。とても痛いけど、目を背けられない。子供だって、大人だって、「きみはいい子」と大切な人に認められたい。自分を認めてあげたい。こういう映画を道徳の時>>続きを読む
色と光と音楽にやられた。完全敗北。「秒速5センチメートル」を思うと、更に胸が熱くなる。
これまたストーリーは…しかし、光の美しさが際立っていて、惹き込まれてしまうんだなあ。
ストーリーには心が反応しなかったけど、音楽と景色には反応して涙が溢れた。
お偉いさんたちの対応が妙にリアリティがある。有事の際はきっとこうぐだぐだするんだろうな。対して、現場のスペシャリストたちの対応は迅速で的確だ。日本の良いところと、悪いところが、はっきりと見える作品。特>>続きを読む
中途半端な描写だったら興醒めする内容だが、痛いほど暴力的に狂気を詰め込んでいるから最後まで目が離せない。園子温、恐ろしい。そして、素晴らしい。
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完璧な殺し屋、完成形であったレオンを、人間にしてしまったマチルダが嫌いだ。だから、映画自体は好きではない。なのに、レオンが撃ち抜かれたシーンが脳裏に鮮明に焼き付いている。映像の美しさとしてはとても好き>>続きを読む
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艶やかで、奇麗な作品。蜷川実花の色と沢尻エリカの組み合わせは化学反応を起こしていて、非常に美しい。人の心に残れば永遠のものとなる。りりこは永遠を勝ち取ったのではないか。
カンボジアに行ったとき、感じたこと。大きな力で根本的な何かを変えない限り、何も変えることができない。自分の無力さを痛感した。それ故に、とても感情移入してしまった。世界なんてものは、簡単には変わらない。>>続きを読む
泣かせにかかってるな、と思いつつもかなり序盤から涙腺崩壊。展開が読めるのにここまで泣けるのは、見事に戦略にハマっている証。
空気感が好き。窪塚洋介が光る作品。ただひたすら純粋で真っ直ぐ。目を背けたくなるくらいに。