パニエさんさんの映画レビュー・感想・評価

パニエさん

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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.9

航空パニック×脱出サバイバル
終始緊迫した雰囲気がたまらなかった!!

ジェラルド・バトラー演じる機長の冷静かつ
責任感のある対応が見どころではあるけど
謎の犯罪者もスパイスとなっている

自分がもし
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

飛行機内で起きたバイオテロがテーマの
パニック・サスペンス

空港での犯人の怪しい動きや言動
テロの動機は生々しかったが
地上の判断や、反日っぽい描写がイマイチ腑に落ちなかった

ご都合主義な場面も散
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

老朽化したテレビ塔の頂上が舞台の
サバイバル・スリラー

まさに手に汗握るワンシチュエーションで
高所恐怖症も黙らせるほどの危険な映像が続くので、これは見る側にもエネルギーが必要!

ストーリーは伏線
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ソワレ(2020年製作の映画)

3.2

和歌山が舞台の若い男女の逃避行ムービー
ソワレは劇場用語で『夜公演』を意味するらしい

はじめはドキュメンタリーっぽい感じかと思いきや、人生を模索するような洒落た哀愁を漂わせたりと、どう見せたいのか個
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

子供たちの無垢さと残酷さが交錯する
ノルウェーの団地が舞台のサイキック・ホラー

本作は大友克洋の漫画『童夢』に
インスパイアされた作品らしいが未読

9歳の夏休みだというのにどこか不気味な雰囲気
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.6

社会階層や資本主義の縮図のような施設で
食べ物を巡る生き残りバトルが巻き起こる
ワンシチュエーションスリラー

スナック食べながら見ようと思った自分が
馬鹿でした
グロくて下品でこんな穴は嫌だ!!
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.4

巨大な陥没穴にマンションごと飲み込まれた人々のサバイバルパニックコメディ

序盤は穴に落っこちると思えないほどほのぼので、家族で念願だったマイホームを満喫するも
欠陥住宅のような兆候が出始めていって…
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コンクリート・ユートピア(2023年製作の映画)

3.9

大災害後のソウルが舞台のパニックスリラー

奇跡的に残った集合住宅の住人たちは
リーダーを選出して秩序を取り戻そうとするが
食料や物資が不足する極限状態の中で、人間のエゴや集団心理の闇が浮き彫りになっ
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トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.6

トンネル崩落事故に巻き込まれた男のサバイバル映画で、救出劇を通じて人間ドラマや社会問題を描いている

まず緊急電話の対応が腹立つなーと思ったら
出てくる記者もなかなかの非常識だったり
電話のバッテリー
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

1991年にモガディシュで勃発した内戦から生き延びるために、韓国と北朝鮮が協力して脱出を試みた実話を基にした話

実際の脱出は、貨物船で計画的に行ったらしいので、激しい戦闘シーンやスリリングなカーチェ
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クーデター(2015年製作の映画)

2.8

東南アジアでクーデターに遭遇した
アメリカ人家族のサバイバル劇

先にアジア系先住民を追い出したのはアメリカなので、侵略国家の血筋が標的にされても仕方がないというかなんというか…。

家族愛はわかるけ
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ジオストーム(2017年製作の映画)

4.0

地球温暖化や異常気象が深刻化した
近未来が舞台のSF災害映画

気象を制御していた人工衛星ネットワーク
「ダッチボーイ」が突然暴走し、開発者のジェイクと弟のマックスは原因を突き止めるべく動き出すが…。
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.7

突然の異動辞令によって
犯罪捜査から警察音楽隊となってしまうが
次第に改心していく鬼刑事の成瀬

思ってたよりヒューマンでよかった

経歴や肩書きに固執しすぎずに
幾つになっても新しいことにチャレンジ
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.8

SF要素とかどうでもよくなるほど
終盤の時代劇がアツい!!

気付いたら涙が出ていた

時代劇なんて小学生の頃に友達のおじいちゃんが見てた水戸黄門を横目に見るレベルだったのに…。

低予算でややB級感
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.7

新感覚のオフィスタイムループコメディ

新商品「味噌汁炭酸タブレット」が斬新すぎて
おやおや?と思ったけど
なぜか会社に寝泊まりするほどの激務で
ここで働いてる人達は至って真面目な様子
その部長はまさ
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

転売ヤーの末路

前半はサスペンス調で不穏
後半は思ってたより銃撃戦でビビった

ただドンパチやりたいだけなんじゃないかとも思ったけれど、現実世界で怒らせたら1番やばそうな人って、荒川良々みたいな表向
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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

3.2

実際の事件からインスパイアされた物語らしい
登場人物には絶望しかなくて、胸糞だった

格闘技にはあまり興味がないけど
合意のある暴力と理不尽な暴力の違いは何だろう?

ディス/コネクト(2012年製作の映画)

3.7

身近に起こりそうなSNSトラブルや闇を
異なる3つのストーリーで描いた作品

現実味を帯びたドキュメンタリー的な内容で
ネットはこの先も切っては切れないものなだけに、非常に考えさせられる

すべてが詰
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

圧倒的情報量と編集力

実際、身内が行方不明になっても
デジタルをこんなに使いこなせる気がしない

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.9

政府と国民についてのドキュメンタリー

「本来は当選者と有権者であるはずのパワーバランスが、いつからか支配する者とされる者になっている」と言っていたのには、大きく頷いた

約10年後の今、日本人の多く
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.7

やられたら倍にして返す!!
演者が地味に豪華なSF人間ドラマ

あまり派手さは無いが、ジェリコの持つ凶悪犯の顔と家族持ちCAIの他人の記憶のコントラストが切ない…。

彼が望むものはそう多くなく、きっ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.8

ちょっとグロいけどそれ以上のクオリティ
ストップモーションなのにセットにも細か過ぎる拘りがたくさん!!

とくにガスマスク付けてる3バカ兄弟が
フォルム含めて可愛くて個人的にはお気に入りのキャラだった
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.7

イギリスとアメリカ合作のSFスリラー

人工知能ロボットのエヴァと、CEOのネイサン
研究施設に招かれたプログラマーのケイレブ
閉鎖的空間で極秘プロジェクトのテストは淡々と進んでいくが…。

三者が織
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光の旅人 K-PAX(2001年製作の映画)

3.9

SFちっくなヒューマンドラマ
めちゃくちゃ良かったと言い難いけどよかった
哲学や心の探求が好きな人には刺さるかも

主人公のプロートは本当に異星人なのか?
それとも精神的な問題を抱えた人間なのか?
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

3.8

『スペース・ジャム』の続編らしいけど
前作知らなくても楽しめるスポーツコメディ

親子の関係性もみどころで
NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズが息子と現実世界に戻るために、ワーナー・ブラザー
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

『ジョン・ウィック』シリーズ第4作目

裏社会を牛耳る連合から自由を勝ち取るために
伝説の殺し屋が立ち上がる

ジョンの旧友シマヅとして真田広之が登場
日本の侍っぽさを取り入れてるのは好感が持てたけど
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.8

撮り方がドキュメンタリーのようで
まるで本物の試合を見てるみたいだった!!

死と隣り合わせの格闘技界
生半可な気持ちで始めるには危険すぎるけど
そういう部分もきちんと描かれている
東出演じる小川と千
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

3.6

1982年以降のローマの歴史的背景を舞台に
出会いと別れを繰り返す男女4人の物語
ときどきこちら側に話し掛けてくる

恋愛要素だけじゃなく繋がり続ける友情関係や
人生の紆余曲折が描かれていて
同じ俳優
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

10年ぶりの宮崎駿の長編作品
太平洋戦争中の日本が舞台のファンタジー

主人公の眞人は監督の少年時代なんじゃないかと思いながら見た
そんな少年時代を俯瞰したりガイドする青サギは、今現在の宮崎駿なのか?
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

衝動的なヤバい人かと思ったら違った
最後まで見てよかった

身近な人の突然の死って、心が壊れてしまいそうなほどの衝撃があるから"愛してない"とか言って防弾チョッキみたいに防御するんだろう

太陽の塔(2018年製作の映画)

4.0

圧倒的存在感だが詳しく知らなかったので視聴
大阪に住んでいた頃に、自転車を漕いで実物をこの目で見に行ったことがあるレベル

岡本太郎が『太陽の塔』に込めたメッセージ
というよりは、周囲が知る『岡本太郎
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モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

3.9

情熱的で破壊的な恋愛を描いたロマンス映画

主人公のトニーは怪我後のリハビリ中
10年間で変わりゆく愛と憎しみの人間関係を
内省しながら、人生を見つめ直していく…。

正直、結婚には向いていない旦那の
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【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

3.8

風の噂で聞いてた評価よりは良かった

ドラマ版では大胆にカットされていた
アクアとルビーの過去のシーンを
映画の冒頭でじっくりやるとは…!

その分、カミキヒカルの過去や動機があまり深掘りされておらず
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星の子(2020年製作の映画)

3.6

主人公ちひろの葛藤がうまく表現されていて
家族や世間との間で揺れ動きながらも
自我を見出していくのが見どころ

この作品では、宗教を否定や肯定するでもなく
あくまで中立的な視点で現実的に描かれている
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.9

ドラマチックな実話を基にした
1862年のロンドンが舞台のヒューマンドラマ

今でこそ当たり前の"天気予報"だけど
情熱的な気象学者と勇敢な気球操縦士によって
どのように基礎が築かれたのかがわかる
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