paraさんの映画レビュー・感想・評価

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グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

3.9

没落貴族の母娘のシュールなドキュメンタリー。
(ジャクリーン・ケネディの叔母と娘)
没落とは言え悲壮感皆無の、好きなようにというか奔放で常時大声で話し、歌う強烈なキャラクターの2人。
映像としてはやや
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セールスマン(1969年製作の映画)

3.8

これ本当にドキュメンタリー?な
メイズルス兄弟によるダイレクトシネマ。
聖書を売り歩くセールスマンの撮り方やカメラワークが非常に映画的で、俳優が演じているのではないか?と疑いたくなるほどのショットの力
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インテグリティ/煙幕(2019年製作の映画)

-

のむコレ

実際に起きた汚職事件を題材にした映画。
マネーロンダリングを暴こうとする熱血刑事演じるラウ・チンワン。

ラスト、へっ?


実際の事件がどこまでなのか気になります…

ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

5.0

Odessaスクリーンにて(音響の良いスクリーン推奨)
至福のひととき。

開始5秒で傑作だと確信したほど 、1960年代〜1980年代の音楽史としても秀逸なドキュメンタリー。
反ディスコ運動は初めて
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人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版(2022年製作の映画)

5.0

Odessaスクリーンにて

山野井夫妻に敬意を表して満点。

山に向かう情熱と山への想いを語る少年のような瞳の輝き。
技術と的確な判断力。そして人よりもさらに慎重な性格がこれまで命を落とさずに来れ
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

-

等価について語るダークファンタジー

中世を舞台に、試練と誘惑を乗り越えて辿り着く、さながら騎士道攻略ロールプレイングゲームといった趣きの作品。

デヴィッド・ロウリー監督ということで期待していまし
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.7

説明のないセリフと無音の間から想像する世界。
あえて観客を混乱させるエキストラ出演シーン。

嗅覚が呼び起こす過去が切なく、表情の些細な変化で語るうだつの上がらない侘しさ漂う香川照之が本当に素晴らしい
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母性(2022年製作の映画)

-

母と娘

幾多とあるその関係性を本の力とホラー感じるキャスト陣の演技で描き、引き込まれる世界観。


W杯でこの2日間殆ど寝ていない自分でも全く眠気を覚えない流れに満足していたところで、
折角構築して
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

戸籍ロンダリングの裏に隠された差別や偏見。
人は変わることができる、生き直すことが出来ると死刑制度廃止を訴えている中で、
変わることが出来ることと出来ないことについて突き付けられた感。

飲み屋の世間
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

注文の多い料理店。

ネタバレ出来ないですが、脚本巧いです。
レイフ・ファインズは求心力あるし、ニコラスは可愛い。


料理もブルゴーニュワインもとても美味しそうで、、、
特権階級でもないくせにドミニ
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

-

不思議な能力を持った少女が辿る家族の哀しい記憶。

山々に囲まれた美しく冷たい湖とボニー・タイラーの♪愛のかげりが印象に残る。

官能が前面に押し出されているためSFぽさは皆無ながらも、過去と現在を行
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.5

生と死

他人の夢というか、
他人の臨死体験を見ているかのような作品。
三途の川を渡る時はあんな感じなのかも知れぬ。

現実は無意味な時間の積み重ね。
浮遊感溢れる夢幻でもあり、
監督の故郷メキシコへ
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ナイトライド 時間は嗤う(2021年製作の映画)

3.9

時間は恵みなり。

94分 ワンショット
ほぼ車内での通話のみで進む緊迫感溢れるクライムスリラー。
タイムリミットが迫る中、事態打開のために思考フル回転させ電話を掛けまくり、危機を乗り越えることが
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

-

自然に善悪はない
これに尽きる。

差別や偏見という人間の持つ暗部に触れながらも、基本は愛憎のラブロマンスファンタジー。
ミステリー要素のラストは一本取られました!の技あり。

ザリガニ、、、ではなく
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.0

さすがキングレコード、な作品。

セットは少しちゃちい。
てっきりストーリーもB級かと思いきや、なかなかアバンギャルドで実験的で先鋭的かつ哲学的な作品。
水晶の中はケネス・アンガーの世界で好み。
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.9

母と子の強いというよりは重ためな結び付きと
再生と自己解放の希望の物語。
音楽と画角の変化による心象表現。

恵比寿ガーデンシネマ再開記念
グザヴィエ・ドラン監督特集

ドラン監督作品のソフトはすべて
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

ベトナム戦争でアメリカがベトナムに残した傷と負った傷。
戦争の狂気そして虚しさ。

戦争を始めたアメリカが唯一得たものは、、
反戦運動という国民の力で戦争を終わらせた民の力の大きさなんだろうか。
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.1

幸せとは何ぞや。

事あるごとに連呼される“changing the world”
平穏に見えるが実態の見えない、欲望渦巻く世界。
そして何故か女性は家に縛り付けられている…
何度も出てくる円舞が秩序
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

-

ティルダ様のファッションショーと一人芝居、
そしてダッシュ(🐶)を堪能するショートムービー。

ソウル・オブ・ワイン(2019年製作の映画)

-

ロマネ・コンティやムルソーを中心としたブルゴーニュワインの造り手たちのドキュメンタリー。

ワインには明るくはないものの、一時期小布施や山形のワイナリーの会員になったり何度か収穫やワイン造り体験したこ
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

5.0

CHANGES

ドキュメンタリーというよりは、アバンギャルドでサイケでカウンターカルチャー的なアート作品。
常に変化し続けながらもコアな部分は決して変わるがことなく、俯瞰で自身を見続けた唯一無二な存
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ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.3

何処までがフィクションで何処からがノンフィクションなのかの境界線が見えない、ヒリヒリしたイランの情勢と潜伏先である国境近くのムラ社会のしきたり。
化かし合いのような建前社会に斬り込もうとする監督の姿…
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冬の旅(1985年製作の映画)

3.7

アニエス・ヴァルダが描く放浪する女性。
そこには自由ではなく救いのなさが渦巻いていた。

山崎まどかさんトーク付き
トークにて、放浪する男性の映画は多くまた魅力的に描かれる一方で、放浪する女性は脱落、
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

3.6

少年レオナルドと闘牛ヒタノの友情と、最後まで諦めずに闘う勇気の物語。

レオナルドのひたむきな想いに乗せて、メキシコの雄大な自然とメキシコシティの観光名所を巡る。
現実ではあり得ないお伽噺な展開ではあ
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リトル・パレスティナ(2021年製作の映画)

4.8

生まれた場所で変わる過酷で理不尽で不公平な人生について、端的に言い表わす能力を持ち得ていないこと、
トーク内容備忘録でもあるため長文。

1948年にパレスチナを逃れた人々がシリアのダマスカス近郊の
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

予告で観た乳児取り違えのサスペンス、劇伴の力も加わり流れ巧いなと思いきや…
まさかの帰結点。

スペインの暗い歴史。
人も歴史も嘘をつき続けることは出来ず、真実はいずれ日の下に顕になるということか。
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カマグロガ(2020年製作の映画)

4.5

バレンシア地方の都市型農業を営む家族の一年の農作業を追ったドキュメンタリー。

美しく、そして静かで強いメッセージ。
鑑賞後に、アントニオが農業をやりたい素人に畑を貸していて、たまたま監督が畑を借りた
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

クスッと笑え、深く考えず気軽に楽しめるライトなラブコメ。

エンドロールのジョージ・クルーニーが最高。(劇中通して顔芸も凄い)
余裕があってとても素敵。

ストーリー云々よりも、ジュリア・ロバーツと
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ノベンバー(2017年製作の映画)

4.0

色調を感じるモノクロームの映像美とゴシックな世界観にうっとりとし、いつまでも映画の世界に揺蕩っていたくなる。

人間の業や欲望を凌駕する神秘の森や湖。

人魚姫などの童話やお伽噺のような、悪魔に魂を売
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ソドムの市(1975年製作の映画)

3.6

パゾリーニ監督の遺作。
悍ましいことで有名過ぎて今まで敬遠していた作品。
サド侯爵の原作未読。

世間から隔離された館の中で過ごす、倒錯した異常性愛者たちと彼らの餌食となった少年少女たちの日々。

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デュラン・デュラン:ハリウッド・ハイ(2022年製作の映画)

4.0

丸の内ピカデリー1回限りのドルビーシネマ上映。
世界同時公開。

11/5 ロックの殿堂入りセレモニーにはアンディも参加するらしい。

政治的発言を避けてきた彼らが初めて世界の分断に対して取った行動に
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クロンダイク(2022年製作の映画)

3.9

鑑賞後に頭に浮かんだ単語は「heavy」
そして戦争は不毛。

実話に着想を得た作品。
2014年 ドネツク地方で起きた分離主義者によるマレーシア航空機撃墜事件を取り込みながら、親ロシア派とウクライナ
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フリーダム・オン・ファイヤー(2022年製作の映画)

4.1

2022.2.24 ロシアによるウクライナ侵攻をマリウポリ陥落までの期間、ウクライナ各地の惨状や人々のインタビュー映像で繋げたドキュメンタリー。

上映後、“ウクライナに栄光あれ“(ウクライナ語で)の
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パシフィクション(2022年製作の映画)

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仏領ポリネシア。
朝焼け夕焼けの美しい曙色と茜色。
空から見る海の碧さと、小型船でサーフィンするコバルトブルーの海が美しく、南国に旅した気分になる。

政治の駆け引き、権力抗争に加えて終末期を彷彿させ
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ザ・ビースト(2022年製作の映画)

3.9

フランス人夫婦が定年退職後、自由に生きたいとかつて訪れて気に入ったスペインガリシア地方の山村に居を構えるが、現地に住む粗野な一部の人々と折り合いがつかず、それはやがてよからぬ事態を招くことに……

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ダム(2022年製作の映画)

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スーダンのダム工事現場で働くある1人の男の物語。

スーダンの砂漠の景色は壮大で圧巻。
音の繋ぎ、映像の切り替わりが好みでしたが、
映画はドキュメンタリータッチでもあり、主人公の夢想込みのゆ抽象的な感
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