父ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

父ちゃん

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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.9

ようやく観れた。4年越し…。
この監督の作品で1番好き。青春色が全面に出ていて未来を感じられる作品。
MVが絶妙な雰囲気。当時をそんなに知らないけど懐かしさを感じる色彩や画作り、カット割、メイクなどは
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

完璧に理解するのは諦めていたが、それよりもはるかに難しく、逆にそういった感情を楽しめた。映像がすごいし、登場人物にも魅力があったし、音楽、音も凄かった。
ストーリーは、いろんなレビューを読んでからあと
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

ようやく観れた。
ビートルズがいない、誰も知らない世界はもっと異世界であったのではと思ったけど、さすがのダニー・ボイル。展開の秀逸さでカバーしているように感じた。
登場人物たちが魅力的だったのも良かっ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

ずっと前から観たくてようやく鑑賞。
もう至る所で泣いてた。
登場人物それぞれにスポットを当てて描いる所が良い。若干薄い部分はありつつも、映画としては素晴らしい作品。子供同士の繋がりとか、思春期の思惑は
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

ようやく観れた。演じる人が違うからそれぞれのジョーカーが出てきて当たり前。ホアキン・フェニックスは、本当にさすが。どの表情も凄すぎて引き込まれた。メイクしてもしなくても。この人が演じたからこそこの興奮>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

閉鎖感や劣等感。主人公の感情が表情から感じられた。なんとも言えない顔が終始この映画を引っ張っていた気がする。
作品のフレコミにあった言葉ほど衝撃を感じなかった。むしろ当たり前な行動?衝撃ではなく必然的
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

4.1

期待以上にすごく面白い作品だった。
皮肉、皮肉のオンパレードで、重いテーマなのにそう感じることなくあっという間に観終わった感じ。不謹慎にも笑えてきたりもした。役者それぞれの演技や風貌がみんな素晴らしく
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

4.1

音楽ものの映画は、今のところハズレなし。そんなに観てないけど。
今作も素晴らしかった。
両親がバンドやってた、父親はレコード店やっててまだまだ音楽やりたい、娘はその気はないけど才能のカタマリ。そんな親
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

なんかすごい。すごく良かった。
ジェイク・ギレンホール好きなのもあるかもだけど、すごい良かった。うまいこと途中まで騙された。
多くは語らず、ラストはある意味衝撃。多分元奥さんは… な感じ。
久々にサス
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

多分タイトルとかパッケージだけで判断してたら観ていなかった。こんな素晴らしい作品だなんて、知ることができてよかった。登場人物みんないい人。悪い人はいなかった。クレア・デインズは唯一感じ悪く見えたけど、>>続きを読む

リバースダイアリー(2017年製作の映画)

3.4

いろんなレビューをみて、やや期待値高めでみた。
想像を超えることとか、意外すぎる展開とかは置いといて、素直に楽しめた。
ただ、上から目線で申し訳ないがこの点数。役者さんたちは悪くない、特に妹とその相手
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.7

ただ、綺麗でまっすぐな2人の愛を描く作品。さらに、ティッシュの家族の、2人に対する愛がとてつもなく大きいものだった。絆以上のものを感じた。
出演者の方々全員素晴らしい、全く無駄のない存在感。
3人がち
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

久々、何年かぶりに鑑賞。
やっぱり良い。ライアン・ゴズリングの佇まい、なんとも言えない表情、楊枝。
ストーリー展開もすごく良い。
音楽もすごく良い。自分の好みがたくさん詰まってる。
キャリー・マリガ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

今のところ、今年で一番心を動かされた作品。
娘を殺害された母親だが、その2人の関係性もちゃんと描いていた点も素晴らしいと感じた。決して良好な関係ではなかったが、やはり母親として娘を愛する気持ちは変わら
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犬猿(2017年製作の映画)

3.4

ストーリーとしては、悪くはないんだけど、何が物足りない感じがしてしまった。細かい演出は素晴らしいのだけど、もっと力強い展開が欲しかった。

冒頭のツカミはなかなかない感じでよかった。からの窪田正孝さん
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FAKE(2016年製作の映画)

3.1

観る前と後で、結局モヤモヤは変わらなかった。というのが一番の感想。
タイトルのFAKEは、何に対してのことなのか。
マイクを入れ忘れ無音の場面があったが、あれすら「嘘(演出)」にも思えてきた。

所々
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.7

予告を観て気にはなっていたが、キネ旬で1位になったという事で鑑賞。
詩集が原作というのは初めて観たが、ヒロインのナレーションのような言葉だけだとイマイチ伝わりにくいのかな。【パターソン】みたいに文字と
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.8

ここまで心にズシンと来る作品は久々。
イギリスの社会情勢を描いた作品ではあるが、フォーカスを狭めることで、よりその理不尽さが際立つ。
シングルマザーのケイティの缶詰めのシーン、ダニエルがスプレーのシー
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.7

久々のカウリスマキ作品。この空気感がすごく心地よかった。無表情な登場人物たちの奥に隠されている様々な感情がなんとも言えない。
テーマ自体は重いけど、ちゃんと伝えつつ、観ている側に重く感じさせない。けど
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

松岡茉優がやっぱり上手だと再確認できた作品だった。セリフ、歌い出すシーンが特に印象に残った。歌のところは、シーンごとに編集でつなぎ合わせたのだそう。感情と妄想を爆発的に表現するのには分かりやすい最適な>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.8

もう、すごいの一言。色彩が、前作よりも色強くなっていた。シュールさも展開もおもしろすぎる。なんだろうこの、心地よい時間は。
劇場は結構年配の方が多かったのか、普通に笑えるようなシーンも静かだった。みん
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.6

ホドロフスキーの作品、初めて鑑賞。「エンドレス・ポエトリー」を観るために、前作は観ておいた方が良いのかなと思って。
この監督、いろんな意味で“ものすごい”がたくさんある人だ。色彩豊かな画面、シュールさ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

観終わったあと、しばらく役所広司の声や表情が頭から離れなかった。シーンごとに変わる顔が焼きついて離れない。
後半の、これまでの供述を覆すシーンの演技につい泣いてしまった。
ここまで考えさせられるストー
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.3

前情報無く、たまたま観たけど、つい引き込まれてしまった。
予告とか見返すと《衝撃の事実》みたいにあおっているけど、この作品の本質はそこじゃないように感じた。そこに行くまでの過程とか、葛藤が、環境全てが
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50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.5

爽快。全編通して観られた『青空』の様な作品だった。青春って、おじさんになってからでも素敵って思えるっていいなぁって感じた。序盤、女の子の誕生日パーティに乗り込んだあとの、2人のグータッチ(?)に鳥肌が>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.7

なんて事のない日常が、実はこの上ない幸せなのかもしれない…と、考えさせられる様な映画。アダム・ドライバーがハマってて素晴らしかったと感じた。
1日の始まりは2人で眠るベッドを俯瞰で撮った構図からとか、
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

素直に楽しめた。
伊藤英明が渋い感じになっていて、落ち着いた演技がリアルに思えた。
韓国版より好きな、分かりやすい展開が良かった。

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

ばかうけばかうけって騒がれてるけど、そんな事を忘れさせるほどの、中身の濃い内容。ジャンルとしては「SF」になっているけど、その中でもまた新しいジャンルだと感じた。宇宙人との人間ドラマの様な。
観ている
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

最近観る作品はどれも子役が素晴らしいと思える。なぜあんな表情ができるの?と感じたけど、あながち演技だけじゃない部分もあるのかもしれない。ああいう状況がリアルにあるのでは、と感じてしまった。
もちろん青
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.3

とても優しく、力のある作品だった。
子供時代の描写に心を強く掴まれた気持ちで、痛かった。でもこれも現実。
大人になった主人公のデヴ・パテルがとても良かった。セリフなどだけでなく表情がすごく良かった。子
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.2

重めな内容を、ポップに描いた作品。何が正解かは分からないが、一応(?)のハッピーエンド?
イーサン・ホークがもっとダメ男でもよかった気が。
出番はそんなに多くはないけど、長女役の女の子がよかった。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.8

終始登場人物たちの顔のヨリが多くて、全編通して圧迫感があった。それは悪い意味ではなく、本来家族達がお互いを見るときそのサイズで見ているということと捉えられた。家族にしか分からない独特の圧迫感を映像を通>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

本編開始早々、イラストのタッチと主人公すずの声にやられてしまった。ガッツリ心を掴まれて、あとはもう観て、感じて、考えるだけだった。一言では言い表せない感覚がでしたが、この作品を観れて本当に良かったと思>>続きを読む

誰のせいでもない(2015年製作の映画)

4.0

2Dでの鑑賞。
観終わってからいろいろ振り返ると、ジワジワいろんな感想が出てきて、結果自分の好きな作品って思えるようになった。
主人公は、事故という重荷を背負っているように見えて、実はちょっと他人事の
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パージ(2013年製作の映画)

2.7

何にも考えず観れる作品。
意外と楽しめたが、もっと絶望感が欲しかったような。悪役の人のぶっ飛びが中途半端だったのも…
しかしイーサン・ホーク老けたな…。ケビン・ベーコンみたい

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.2

主人公や家族、彼を取り巻く人物にこうも感情移入できてしまうとは…
時間としては2時間40分だけど、一緒に12年間過ごして来た感覚になれた。
メイソンをはじめとする登場人物たちの成長を近くて見守ったとい
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