モズクさんの映画レビュー・感想・評価

モズク

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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

ONE PIECEの映画はファンムービーだと思っているので、そういう視点で見ると中途半端な作品だったと思う。
そう感じた理由は、ウタがラノベ作品的格好良さを持ったキャラで、王道少年漫画であるONE P
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.6

絵はすっごい動くわけではないけど丁寧で綺麗。声は問題なし。ただ土屋太鳳感はすごい。歌はめっちゃ上手い。
絵も話も総じてレベルが高いが、突き抜けたものはない。
個人的には、脚本はもっと出し惜しみしなくて
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

とても頭の良い作品だと感じた。
他の方も書いている通り、1番の魅力は俳優陣の演技だと思う。
石原さとみは、憎めない悪女?にはピッタリの役者さんだなぁ。
それに加えて脚本や演出が丁寧で、メインのストーリ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

サブカル系カップルの恋を描いた作品で、小ネタの宝庫。知ってなくても面白いが、知ってると主人公2人に共感できるところも多いんじゃないかと。痒くなる可能性もあるけれど…
何が花束みたいなんだろう。と考えて
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

面白い。
すごく派手ではないが、つまらないシーンがほとんどない。最初から最後まで、しっかり楽しめる作品。
とにかく主人公のガイのキャラが良い。明るく前向きな少年マンガの主人公であり、でもやはり立ち位置
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

モンスターも幽霊も出てこないが、とても怖い映画。設定はとっぴもないものなのに、感じる恐怖は身近なもののように思える。とにかく、退屈はしない作品。
脚本がしっかりしていて、オチもしっかりついている。多分
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.7

タイムリープものはストーリーがよくできている作品が多く、今作もすごくよく出来ている。演出の緩急も秀逸でライトなだけじゃなく、主人公の絶望も感じ取れる。この短尺でこれは素晴らしい。
ただ、高評価を見てか
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

3.8

バトルシーンがもの凄いファン向け映画。自分は原作のファンなのでとても楽しめた。
ただ、クラス全員を活躍させるのは難しくなってきたと見えて、人気投票上位のキャラが出番をもらってる感じ。
それでいいので、
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.8

映像が凄い。音楽が良い。この2点だけで十分に観る価値があったと思う。
そして、こんな時期ではあるけれど、映画館で観た方が良い作品。
多分、映画館で観なかったら評価は落ちていたと個人的には思う。
その理
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

作品そのものより、満足感に点数をつけた。
エヴァらしい難解さもありつつ、ちゃんと観たいものを観せてくれた。感謝。
長く待たされたので、正直気持ちは離れていたし、公開日に仕事を早上げしても…なんて思いも
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

自分が観た映画の中では最高の一作。
人からおすすめの映画は何?と聞かれたら、まずこの作品を挙げる。
観終わった後に頑張ろうと思えるし、報われない中にも楽しみを見つけて生きていこうと思える。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

自分にとって、こんなにも劇中のシーンをつぶさに思い出すことのできる映画は他にない。画面から受けるインパクトの何と強烈なこと。映画館で観るとなお凄い。これぞジブリ。傑作です。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.1

テレビやDVDで何度も観ていたが、やはり映画館で観ると一味違う。これは、一つの幸せだなと感じた。
別に原作を全部映画化して欲しいとは思わないが、もう少し見たいような、そんな気もする。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

どれだけ広いセットを使ったのだろう。場面の転換を感じさせない編集はお見事。このワンカット映像のおかげで他の映画よりも臨場感がある。これは、映画館で観たかったなあ。
伝令を伝えるだけの単純なストーリーな
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シライサン(2020年製作の映画)

2.5

聞くと来ちゃう系都市伝説を題材にしたホラー映画。
色々な要素を含めているが、そのどれもが薄味かつ上手く機能していない。乙一は、構成力のない作家では無いはずなのに、何故こうなった…。
特に致命的なのは、
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.7

物足りない部分もあるが、丁寧な作りの青春恋愛ファンタジー。見て損はない佳作。梅雨時に非常に爽やかな気分になれた。
絵は特にクオリティか高いというわけではないけれど、好感が持てる絵柄。なによりちゃんと猫
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

ナチス時代のドイツを題材にした映画には名作が多いが、遜色ない傑作。
まあ、ストーリー自体は目新しいかというとそうではない。しかし、この時期をここまでコメディタッチで描いた作品は少なかったのではないかと
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.9

原作ありきの作品なので、観てないとお勧めできない。
原作を楽しめた人にはしっかり楽しめる工夫がされている。傑作だが絵のクォリティは決して高くなかった原作に比べると、かなりクォリティは上がっている。この
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

ネタバレ厳禁の作品。
怖さと優しさの同居した作品。例えラストを知っていたとしても楽しめる。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.9

そつなく美しい作品。TVシリーズがあるので、観ていた方が勿論良いが、ファンであること前提の作品というわけでは無いので、この作品からでも入れると思うし、ここからTVシリーズを観たくなる人もいるんじゃない>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

実にロックな作品。ギャーギャー喚くのではなく、静かに燃える闘志を感じる。大人な雰囲気の音楽物だと感じた。
歌のテンションに任せて、都合の良いドラマをハイテンポに見せる作品も好きだが、これはそういう作品
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.4

出来の良いラブストーリー。ただ、個人的にはイマイチ乗り切れなかった。惜しいなぁ。と感じてしまった作品。
ヒロインはすごい美人だし、読書会が秘密を守ってるというのも良い。設定的には孤島ミステリという風情
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長いお別れ(2019年製作の映画)

4.1

年齢もあるだろうか、こういう作品が胸にスッと入ってくるのは。感動した。
認知症の父親と家族の触れ合いの7年間の記録だが、描かれない部分も多い。それが、想像をかき立てる。こんなことがあったんだろうなぁと
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.8

心を掻き乱される作品だった。
主人公のここまで堕ちるか…!というクズっぷり。香取慎吾が良い味を出していて、絶妙。ジャニーズを辞めるってこういうことか。
大震災の津波で全てを失った土地で、1人の男が、ま
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アス(2019年製作の映画)

3.7

とても怖い。
こういう、化け物が相手ではないホラーを観ると、ホラーとアクションの違いは、行動の論理性だなとしみじみ感じる。
どちらもキャラが激しく動くのは共通だけれど、アクションは、キャラの行動に一貫
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

熱すぎる。赤ん坊のような作品。持てるエネルギーの全てを使って、わめいて、もがいて、生き抜く宮本にポカンとしてしまうところもあったが、観終わった後は、明日も頑張ろうと思えた。
新井英樹作品は映像の方が、
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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.9

難解な作品。
話は全然掴めなかったが、絵は抜群に良い。海の美しさ、海洋生物の雄大さを見事に表現している。まるで海の中にいるかのよう。これは、大画面で観たかった…。また、画面の端から端まで手描きで動くの
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.8

くだらないが面白い。とても楽しめた。
この作品の良いところは、ここ数年の流行である転生ものでありながら、どこか昭和のエロコメを感じさせる、底抜けにくだらない要素があるところ。
なので、初見の人には当然
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

感想が難しい作品。うまく言えないが、魅力はある。扱っている題材も含めて、カルト的作品。
描かれているのは、共感、同調なのかなぁ。人の弱みににじり寄る怖さを見た気がした。
画面はとても明るく、自然の色が
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

Netflixでは、コメディに分類されていたが、いやいや…ホラーだよこれは。名作、というより怪作ではないだろうか。
本物以上に本物の世界に暮らす男。名前はトゥルーマン。もう、この設定だけで頭が痛くなる
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

面白い。キャラは全然違うが、事件の性質も含めて、日本版セブンという印象。
バディ物、社会派ドラマ、サスペンス、サイコスリラー、バイオレンスなど色んなものが詰め込まれていてどれもこれもがやや薄味なところ
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

犬とかペットが題材の作品はズルイって…。問答無用で泣けてくる。ストーリー的には、綺麗な出来栄えながら、特にグッとくるものじゃなかったはずなのに…。
ハルストレム監督の光に溢れ、色彩豊かな画面も作品の雰
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.8

TVシリーズの続編でR15指定なので、とにかくハードルが高い。商売をする気があるのだろうか…と心配。
原作がショタロリエログロな作品なので、本来のテイストを出せば、R15になるのは仕方ない。その点では
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

アカデミー作品賞受賞は納得の面白さだった。
全体的にコメディタッチなのだが、薄氷の上にいるような不安が付き纏う。このバランスが絶妙で時間があっという間だった。
後半からラストにかけての展開の激しさと疾
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.8

設定に対して、すごく真面目に向き合った作品だと思った。
その設定は、子どもがスーパーヒーローのパワーを持ったら…。ということだったけれど、多分、日本だったら「いぬやしき」みたいな作品に仕上げる気がする
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.9

原作既読。
何故こうなる…。
蜷川監督の色彩は素晴らしく、画面作りは綺麗だったが、なんだろう。漂う舞台感。ただ、見辛さを感じた。
藤原竜也の強烈な個性を使いきれていない印象。最初のミュージカル的なテン
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